「英語力は100点ではなく、80点を目指せ」をあなたに納得させる

「こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
■Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

先日、次のようなことをTwitterでつぶやきました。

 

完璧な発音で、完璧な聞き取り!

英語に関して分からないことは何一つない!

超英語マスター!

 

そんな英語の世界の全知全能の神を目指して、

日々猛烈に勉強している人も少なくないでしょう。

しかし、私はあなたのためを思って

他の英語教育者が語らない話をしたいと思います。

それは、次のようなものです。

 

「英語で100点なんて取る必要はないぞw 英語は80点で十分。80点取れたらさっさと他のスキルを磨いたほうがコスパ良いぞw」

 

「何言ってるんだお! 出来る方が良いに決まってるお! 目指すなら120点目指して頑張るべきだお!」

 

「やる夫にしてはずいぶんまっとうなコメントだぜw でも本当に80点ってのは少々心もとない気がするんだけどなw」

 

「いやいいんだよ、80点で。これからその理由を語っていくからな」

 

「英語は80点でいい」を誤解するな

日本人は完璧主義者の方がとても多い傾向が見られます。

しかし、これからの時代は超一流の完璧な人物を目指していいのは、

トップ企業、トップアスリートレベルの人達だけです。

私やあなたのような天才ではない凡人は、

80点を目指して英語を勉強するべきなのです。

 

「オイオイ! これまで勉強法をたくさん紹介してきたやつがそんなことを言っていていいのかお?」

 

「ああ、いいんだぜ。自分がこれまで紹介してきた勉強法は80点を取るためのものだw」

 

そもそも、完璧は努力だけで目指せるものなんでしょうか?

例えば英単語を完璧にするのは不可能ですよね?

私は12,000-15,000語ほど語彙力があるのですが、

アメリカの平均語彙数は3万~4万だそうです。

でも、私は英語を使う上で語彙力が足りず、大きな支障を感じたことはありません。

 

これは誤解のないようにしてもらいたいのですが、

英語学習も分野によっては100点を目指すべきです。

たとえば英文法は100点の理解を目指すべきです。

なぜなら、英文法は理解するべき概念であり、

また英語を支えるメインの柱だからです。

 

これがグラグラしていたら、どんな英文、英会話も理解ができず、

また正しい英語を話したり、書いたりすることは不可能です。

もちろん、重箱の隅をつつくような知識までは不要でしょう。

それは100点の欄外にある「オタク知識」みたいなものなので、

そういうところまでやる必要はまったくないのです。

 

「足がないジオングを知っていればおk! 足のついてるパーフェクト・ジオングを知らなくてもガンダムは楽しめるんだぜ?」

 

例えるならば、自動車の運転。

 

なぜ自動車が走るのかを100%理解できなくても、

縦列駐車を完璧にこなすことができなくても、

ドリフト走行ができなくても、

十分支障なくドライブを楽しめますよね。

しかし、道路の交通ルールは100%の理解が必須です。

 

「ゴルァ! ウソを言ってんじゃねーよ! 走りに妥協は許さねーぞ! チキンレース、ドリフトを極めてこそスピードの向こう側に行けるんだろうがぁ! ゾクにとっては走りは命だ! 120点目指してやるしかねーんだよ!」

 

「話をややこしくしないでw 一般の人はチキンレースのスキルとかいらないんでw」

 

ですので、一口に

 

「英語は80点でいい! 英文法もテキトーでおk ww」

 

とは思わないようにしてください。

アメリカ人並みに英単語を暗記している必要はありませんが、

英文法はちゃんと知識として網羅しておく必要があります。

 

0点→80点より、80点→100点の方が圧倒的に難しい

私が100点なんていらん、80点でいいと主張するのは理由があります。

これは英語に限らず、どんなものでもそうですが

 

0点→80点

80点→100点

 

は、達成するために必要な労力や時間、コストがまったく違うからです。

100点はいわゆるアスリートの世界であり、

普通の人が目指すにはコスパが悪すぎるのです。

 

分かりやすいたとえ話をします。

私はガソリンを頻繁に補給するのが面倒くさすぎるので、

基本的に燃費の良いプリウスに乗っています。

 

「もちろん、最近良く聞かれる”プリウスミサイル”とかしてないからなw 安全運転だよw」

 

で、私が運転している車にはエコスコアが表示されるようになっています。

▲停車中に写真撮ってみたよ! うはw 94点ゲッツw

 

毎回、90点近くをコンスタントに取るように運転をしていて、

そうするとエコドライブが実現できるわけです。

 

90点を取るのは難しくありません。

 

曲がりくねった山道ではなく、

普通の町中を走るだけなら急発進・急加速・急ブレーキをしない限り、

だいたい90点くらいは軽くいきます。

 

が、100点を取るとなると、至難の業です。

 

つーか、一度も取ったことがありませんw(最高97点)。

どうやったら取れるのか?そもそも、取れるようになっているのかもよく分かりませんw

100点といわず、97点以上はものすごく難しいです。

 

まず空調は完全にオフ!

 

ノロノロ運転で、後方から煽られまくるのをフルシカトして、

下り坂をゆっくりと走る、みたいな特殊な走り方をしない限りは、

なかなかでないスコアです。

 

「オイ! テメージャマなんだよ! 制限速度を10kmも下回って走ってんじゃねーゾ! ドカねーとバス停持ってあばれんぞ?」

 

「うおおお! ケンカなら買うぜー! この火炎放射が目に入らねーのかよ! ゾクなんて負けねー!」

 

 

「あのw 車の話をしてるんで揉め事はよそでやってくれw」

 

車の運転だけでなく、

資格試験の勉強などでも完璧を目指すとものすごい努力が必要です。

参考書の小さい字で書かれた注意書き一つでも見逃すと、

テストでそれが出題された時に、100点を取ることはできなくなります。

でも、出題範囲をしっかりと勉強すれば、

たいていの試験では8割をやすやすと取ることが出来るのです。

 

0点を80点にするのは難しくありません。

ですが、80点を100点にするのは並々ならぬ努力が必要で、

大抵の場合はコスパが悪く、

つぎ込んだだけの労力や時間を回収することはできません。

 

80点の英語、100点の英語

「まあ色々聞いて話は分かるけど、80点ってさすがに低すぎじゃないのかお?」

 

と、やる夫と同じことを思われた方もいるでしょうね。

まあその気持ちはよくわかります。

しかし、100点でないと言っても80点はあるわけですから

問題なく運用し使える英語力であることは間違いありません。

 

私が東京で働いていた外資系企業では、

色々な日本人のバイリンガルがいました。

 

私のように純日本人で日本で英語力を高めた人。

物心ついた時から海外に住んでいた帰国子女。

両親どちらかが英語圏のハーフ。

通訳学校を出て、アメリカに20年住んでいた人。

 

バックグラウンドは様々で、

中にはアメリカ人とまったく遜色ない英語を話す日本人もいました。

 

でも、会社から評価されるのは英語力ではありません。

相手に間違いなく伝わり、相手のことを間違いなく理解できる…。

 

つまり、必要な英語が使えれば

ガッツリと評価されるわけです。

 

英文法のものすごくマニアックな用語を知っていたり、

レアな単語をたくさん覚えていたり、

発音が鬼ほど上手ってことで評価されるわけではないのです。

 

英文法も、英単語も、発音も訓練をすれば

誰でもかなりのレベルにたどり着くことができます。

 

0点を80点にするのは割と短期間で、そして誰でも到達できます。

しかし、80点を100点にするのはものすごく時間がかかる上に、才能も絡んできます。

そして、90点、100点と高得点を取らなくても

ツールとして使いこなすことができれば問題はないわけです。

 

80点の英語、と聞くと中途半端でダメダメなものではありません。

 

読む:英字新聞やWebサイトを英文で読み、専門分野の本を読む。

書く:ビジネスコミュニケーションができるレベル。

聞く:YouTube動画や、ネイティブスピーカーの言うことを聞き直さなくても理解できる。

話す:自分の伝えたいことを伝える。

 

このように必要な情報を理解・発信でき、

コミュニケーションが成立するレベルを80点と定義しています。

でも、80点ですから誰もが惚れ惚れするような美しい発音や、

シェイクスピア作品の言い回しを引用する教養は

英語学習者の段階では不要なのです。

 

8割主義でいこう

英語に限らず、世の中のあらゆる分野は8割主義でいいと考えます。

 

あなたはいつも使っているPCで、

文章を書いたりExcelでグラフを作ったりして仕事をしていると思います。

でも、そのPCでiPhone用の複雑なアプリや、

ビットコインのマイニングなどできなくても

ビジネスマンとして生きていけますよね?

ExcelやWordの全機能を使いこなせなくても、

オフィスソフトのベテランとして、会社で仕事が出来るじゃないですか?

そういう話です。

 

もちろん、法務や税務といった専門分野であれば、

8割より上を目指していくべきでしょう。

 

しかし、専門分野外の事はしょせんはツールですから、

ツールは8割使えればそれでよくて、やりすぎはお金と時間のムダでしかないということなのです。

 

超一流!より0.8流を3つ持つ!

私は超一流を目指すより、

0.8流のスキルを3つ持つことの方が、

価値が高いと考えています。

 

超一流は苦しい世界です。

オリンピックを見ればそれが分かります。

一切のミスが許されない、完璧なプレイが求められ、

常にライバルに突き上げられる世界です。

今は世界一でも、若い次の世代が現れると自分の立場が脅かされるのです。

 

英語の超一流も楽な世界ではありません。

翻訳の世界では、海外小説などを翻訳すると必ず他の翻訳家からツッコミを受けます。

 

「ここはこうしないとおかしいのではないか?」

「この国の文化を考慮すると、

こう翻訳しないと誤読では?」

 

…ぶっちゃけ、ものすごく大変じゃないですか?

 

「ちゃんと出版社がおkしたのに、ツッコミが入るのかお!」

 

「まあ仕方がないな。解釈の分かれる分野は、そういう世界なんだよ」

 

また、通訳も国際会議の場で同時通訳者をやるなら、絶対にミスは許されません。

翻訳をミスって意図しない契約が結ばれると、責任問題にまで発展してしまいます。

 

「すいません、今の聞き取れませんでした…」

 

これを何度も繰り返すと、会議の進行が止まってしまいますよね?

 

でも0.8流は楽な世界です。

ツールとして申し分なく使えるなら、

それ以上極める必要はありません。

そして0.8流になったら、後は他の分野を0.8流に引き上げることをしてもらいたいのです。

 

0.8流のスキルを3つ持てば、

あなたは希少価値の高い人物に

なることが出来るのです。

 

私は会社員時代に、「英語・会計・IT」のスキルを引っさげて転職活動をしましたが、

この時に「0.8流のスキル」を複数持つことの重要性を理解できました。

 

会計は私より知識や経験が上の人はゴマンといます。

英語も0.9流くらいかもしれませんが、

さすがにハーフのような発音はできません。

ITで高度なプログラミングはさっぱりです。

 

しかし、ビジネスマンとして会社で務める上で

0.8流の扱いを受けるスキルはありましたから、

希少価値の高さを買われて、

応募倍率数十倍の面接を突破したことは何度もありました。

 

英語は所詮ツール。

8割できたら、次はさっさとそのツールを使い倒して、

「専門分野×英語」

として経験を積んでマネタイズしてもらいたいのです。

そうなれば、「英語を学ぶ」→「英語で学ぶ」というフェーズになりますから、

もう英語を勉強するという段階から卒業することになります。

 

道具を磨きすぎて時間をムダにするのはもうやめにしましょう。

8割完成を目指して、最短最速で英語力を身に着け

次はそれを活用する段階へと手をかけましょう!

 

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参加しなかった人は損をするって言っていいくらいのデキじゃねーかな?

知らんけどw

気になるならちらっと見てみればいいよw

4 件のコメント

  • 80点の英語力とは、具体的にどのくらいをイメージしていらっしゃいますか。ちなみに私は英検1級を目指していて、その合格が80点の英語力と認識しています。100点は通訳・翻訳家レベルと考えていて。1級は、難しいけど超一流じゃないと。なので今、1級合格に向けて邁進中です。TOEIC900持っていますが、それは世間が思っているほどの実力を裏打ちしたものではないと思っています。ただのスコアゲーム。私は過去に国際交流や学術まわりの事務職を何年かやったのですが、やはり準1級だと心もとない。1級レベルまで上げ、だけど、通訳とかはできませんよ、というスタンスでいきたいと思っています。

    • まゆちゃん さま

      コメントありがとうございます!
      うお! ガチ度の高いコメントを本当に嬉しく思います!
      下記に私の持っている80点のイメージをお伝えします。

      >80点の英語力

      80点の定義とは、学習者の目指すゴールで決まると思っています。

      ・外資系・グローバル企業で活用したい
      →専門分野を英語で運用できるレベル。時々、分からない単語や英作文があっても、調べながら都度対応可能。

      ・就職で役立てたい。
      →TOEIC850-900点をマーク。純ジャパの新卒就職では、英語使用経験をPRできるケースは難しいのでスコア勝負。

      ・副業で月数万円稼ぎたい。
      →英語翻訳のエントリーレベル。何度受験しても、TOEIC800点後半が取れる程度。

      でしょうか。

      80点は完璧ではなく、それ以降も都度アップデートは必要です。
      しかし、8割型はできていますから、
      後は実務経験を経て上達していけるラインというイメージでしょうか。

      まゆちゃんさまのように、国際交流や学術まわりをやるとなると8割では、
      スムーズに運用は難しく、準1級では足りないと私も感じます。
      繰り返しですが「英語学習者」としては8割できればお勉強は終わりにして、
      後は座学より、実戦経験を積むフェーズに立つことが最短で上達する道かなと個人的には考えています。

      もしもわかりにくい点などありましたら、またお気軽にコメントくださいませ!
      ありがとうございます!

      黒坂

      • 黒坂さま
        挨拶もせず、トートツな質問にすぐにご回答くださってありがとうございます。たいへん失礼いたしました。ご回答、とても役に立ちました。
        私の場合、20年以上前に準1級を取って(歳がバレちゃう)、「もうお勉強はこれで終わり、あとは実践」と思い、座学をやめて国際交流の実践業務に挑んだのですが、、、かつかつこなしたものの、十分ではありませんでした。当時は、準1級でも田舎ではめずらしくて、英語全然出来ない人から見たら通訳とかもできると思われていたのです。今思い返すとひやひやです。それから15年ぐらい英語に全く関わっていなかったのですが、去年、思い立って約四半世紀ぶりに英語テストというものに立ち向かおうという気になりました。超久しぶりの筆記試験はスタミナ切れでしんどかったです。TOEIC900はすぐ出たけど、英検ではまさかの準1級不合格だったりと、ブランクを感じましたが、こないだ6月の1級受験ではバンド -1だったので、ここまできたら受かりたいです。1級合格して、テスト勉強から解放されたい!  受かったらまたコメントさせていただきます。重ねて、ありがとうございます。これからも黒坂さまの活動を応援しています。

        • まゆちゃん さま

          いえいえ、大丈夫ですよw
          むしろ丁寧にアツいコメントをくださって感動しております!

          >勉強から実践へ

          素晴らしいお考えですね。
          座学をいつまでもやるのは時間がもったいないので、
          早く実践に飛び込む方が早く成長しますね。

          >TOEIC900と英検準1級

          そうなのですか!?TOEIC900点出て、英検準1級不合格ってあるんですね。
          勉強になります。
          準1級に英単語力をつければ、英検1級は受かりますので、
          対策をされればまゆちゃんさんは合格できると思いますよ!

          また吉報をお待ちしておりますね。
          よろしくお願いいたします。

          黒坂

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