会社員・キャリア

「社内ニートは社畜より辛い」という主張がわかりみしかない

「こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
■Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

2chに「ワイ、ガチの社内ニート」という大変興味深いスレッドが立ち上がりました。最初は笑いながら見ていたのですが、途中から「ああ、そうそう。辛いよなあ社内ニート」とものすごく共感してしまったものです。

私も昔、キャリアとキャリアの隙間期間に社内ニートをした経験があり、このスレ主と同じような気持ちになったので、その辛さは本当によく分かるのです。

 

中小手取り25万のスレ主の憂鬱

中小企業のSEをやっているという、スレ主によると一日中社内でYouTubeをみて、電話を1本取って終わってしまったとあります。社内には自分一人しかおらず、とにかくヒマを持て余してそれが辛いというのです。スレッドの中には、有名な次のコピペも出ており、「エアプ」「嘘乙」「うらやま」という周囲の声こそが、社内ニートの未体験だからこそ出てくる言葉だと言えます。

8:28 登庁
8:30 ロッカーの鍵を開け、届いた書類の整理等、毎日のルーチンをこなす
8:45 ルーチン終了。お茶を飲んで一息
8:58 相方登庁。仲は悪く無いが、目で挨拶する程度。基本会話は無し。
9:00 席に着く。仕事はなく、意味も無くExcelを立ち上げてみる。
9:30 Excelを立ち上げたまま30分経過。相方は目を開けたまま気絶。
10:00 トイレに立つ。帰りにロッカーを開けたり閉めたりして5分くらい時間を潰す。
10:30 住民から問い合わせの電話。2、3分説明して終わる。相方は気絶中。
11:00 眠くなってきたので、WEB版のニュースを見たりしてちょっと指を動かす。
8:28 登庁
8:30 ロッカーの鍵を開け、届いた書類の整理等、毎日のルーチンをこなす
8:45 ルーチン終了。お茶を飲んで一息
8:58 相方登庁。仲は悪く無いが、目で挨拶する程度。基本会話は無し。
9:00 席に着く。仕事はなく、意味も無くExcelを立ち上げてみる。
9:30 Excelを立ち上げたまま30分経過。相方は目を開けたまま気絶。
10:00 トイレに立つ。帰りにロッカーを開けたり閉めたりして5分くらい時間を潰す。
10:30 住民から問い合わせの電話。2、3分説明して終わる。相方は気絶中。
11:00 眠くなってきたので、WEB版のニュースを見たりしてちょっと指を動かす。
12:00 昼。業者の弁当を自席で食う。その後はぼんやりうたた寝。
13:00 午後のお勤め開始。とりあえずExcelを眺める。
13:30 眠くなってきたので、Googleの地図を開き、適当に全国旅行する。
14:00 問い合わせ電話が二本ほど入る。無駄に丁寧に応えてあげる
14:30 課長に呼ばれる。忙しいところ悪いがと言われつつ、簡単な事務仕事を頼まれる。
14:45 事務仕事終わる。再度仕事が無くなる。
15:00 トイレでピッチャーの真似をしたりして時間を潰す。
16:00 机の引き出しを少し片付けてみる。
16:30 問い合わせ電話。相方が取る。終わってから今日初めて口開いたかもと相方がポツリと呟く。無言で頷いてやる
17:20 ロッカーの鍵を締める
17:30 退庁

引用元:ワイ、ガチの社内ニート 今日もYouTube見て1日が終わりそう

社内ニートをするスレ主をうらやむ声もあるようですが、経験をしたことのある私はまったくそう思えません。たとえ周囲に人がいてもいなくても、会社で働く会社員という立場で、帰りたくても帰れない状況は本当に辛いものなのです。

 

私の社内ニートの一日

私が社内ニートをした時は、スレ主と違い周囲にたくさんの社員がいて、フロアを動き回っている職場でした。入社した時からとにかくやることがありませんでした。書類の整理、マニュアルの確認、ソフトウェアの操作練習、あらゆる生産的な行動を試みましたが、月に22日、一日8時間もあればあっという間にやることが枯渇してしまいます。電話もまったくかかってこず、朝いってもやることはゼロ。上司に「よろしければお手伝いさせていただくことはありますか?」と何度聞いても、「うーん、特にないからマニュアルを読んでおいて」としか言われません。その内、尋ねると振る仕事がまったくない上司が明らかに困った顔をするので、聞くのをやめました。そうなると、本当にやることがありません。土日を終え、月曜日の出社時間が近づいてくると、「今週はどうやって時間を過ごそうか」ということを想像すると本当に憂鬱になってしまいます。

1週間通勤しても、やることが本当に何にもないのです。その間にかかってきた電話は1分で終了する確認だけ。仕事は他の先輩社員と上司がすべて終わらせてしまい、入社早々「だめだ、ここにいると精神がおかしくなりそうだ」と感じて転職活動を始めてしまったほどです。結局、暇すぎる社内ニートに耐えられず転職をしてしまいました。会社は知らない人がいない大企業で、改革の仕事ができると聞いて飛び込んだのですが、配属されたのは東京の本社ではなく、北関東のオフィスだったのでこのような社内ニート状態になってしまったようです。そこで耐えて、異動のタイミングを待てばよかったのかもしれませんが、どうしても時間がもったいなく感じて退職することにしました。

 

やったことがない人にはわからない辛さがある

社内ニートはやったことがない人には、決してわからない辛さがあります。

「資格の勉強をしてみては?」
「遊べばいい」

といっても、周囲を人が往来するオフィスで、堂々と勉強や遊ぶのは極めて困難なことです。できることと言えば、トイレでスマホをいじるか、脳内で生産的な何かを考えるくらいです。朝会社にいって8時間椅子に座って、とにかく時間がすぎるのを待つだけ。疲れてもいないのに、休憩時間がやってくると「休む必要がないのに、何をやっているんだろうか?」という空漠たる気持ちになります。

「座っているだけでお金がもらえる」という人は、道路に穴を掘ってすぐに埋めてまた穴を掘る、という無意味な仕事を与えると、人は狂い出してしまうという話を知らない人です。人は意味のない時間を強制されると、そのストレスたるや尋常では無いのです。私は終盤には地下1階から、3階をひたすら意味なく歩いてウォーキングをして時間を過ごしていましたが、それで咎められることはありませんでした。

社内ニートには、やったことのない人には決してわからない辛さがあります。今となっては、ヒマということが懐かしくなりますが、戻りたいとは思えません。

 

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黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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