生き方・人生論

やることがなくて苦しむ中年が人生を楽しむ方法

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
今から2年ほど前に「53歳独身だけどやる事なくて辛い」という記事が大きな反響を呼びました。内容は「仕事はあるけれども、世帯を持っている周囲と話が合わないし、結婚もしていない。死ぬまでまだまだ時間があることに絶望」というものです。そんな彼に対して「趣味を見つければ?」「結婚したとしてもうまくいくとは限らない」といった声がかけられていました。

私はこの記事と寄せられたコメントを読み、こうした方がどうすれば救われる人生になるのか?について考えてみました。

 

20代後半でやることがなくなった私

私は高校を卒業し、5年間ニートとフリーターを経て大学に進学しました。卒業時はすでに27歳、しかもそのタイミングでよりによってリーマンショックが発生したので就活にものすごく苦労しました。ただでさえ現役生から5年加齢しているので、50社エントリーして1社返事が来るかどうか?という具合です。10万円を持って東京へやってきて、毎日3社面接をして某外資系企業に奇跡的に滑り込みました。周囲から見たら「よかったね!これで生活も仕事も安泰だ」みたいに思われるかもしれません。しかし、私は人生の虚しさと心のそこから味わっていました。

それまでは必死でした。23歳で大学に入った時から「将来、英語を使って外資系企業でグローバルに働きたい」「会計という専門分野で活躍したい」と夢があり、起きている間はずっと勉強。電車の中はもちろん、駅から大学のキャンパスに通う徒歩の時間も本を読んでいて「お前は二宮金次郎像か!」と友人に笑われました。アメリカの大学にいってからは毎日2-3時まで勉強をして、翌朝も7時に起きて寒いシカゴの街を歩きながらやっぱり勉強をしていました。念願かなって、憧れの外資系企業での勤務。ですが、そのタイミングで私は生きる目標を見失ってしまいました。夜寝る時は目を閉じると、先行きの見えない不安に襲われて全然眠れません。

「自分はこの先何をしたらいいんだろう?」
「仕事は頑張りたい。だけれどもそれだけでこの先の人生を塗りつぶしたくない」
「これまで燃えるような情熱で突き進んできたのに、次は何をすればいいんだろう?」

そんなことばかりを考えていました。同僚はMBAを取りに行ったり、週末はボランティアや趣味に興じていました。私もPS3を買ってゲームをしたり、小旅行に行ったりしましたがどうしても面白くありません。常に「この先どう生きたらいいんだ?」「一生に一度しかない人生、この若い時間をムダにしている気がする」という考えに悩まされ、一人で部屋にいると発狂して奇声を上げ、一時は精神科を予約する寸前のところまでいきました。いつの間にか仕事でもボーっとすることが増えてしまい、あの時は完全にノイローゼ気味でした。

今も、そしてこれからも意欲を持ってやりたいことがない、というのは地獄の苦しみです。それは今の自分に足りないものがあって、必死にそれを追いかける状況よりはるかに苦しく、絶望的なものです。

 

意欲を取り戻すには「人生の棚卸し」が必要

上述した53歳の方へ「趣味を見つけろ」とか「結婚に向けて活動を」というコメントがたくさんありました。私はコメントを読んでいて「彼の気持ちがまったく分かっていないな!」と少し怒りを覚えてしまいました。

やることがないと悩んでいる人の苦しみはとても大きいものです。「新しい趣味」とか「婚活」というのはそれまでの自分になかった「0→1」にする作業であり、それには大きなエネルギーが必要です。彼に必要なのは「失われた意欲」を最初に取り戻すことであり、途方もないエネルギーを必要とする活動ではないと考えます。どうすれば意欲を取り戻すことができるか?それは自分の人生を棚卸しをすることです。

で、注意が必要です。人生を棚卸しをしましょう!というと多くの人は頭の中で3分くらいあれこれ考えて「こんな感じ」ということを話して終わりにしてしまいます。甘いです。人生の棚卸しはそんなインスタントに終わらせていいものじゃありません。私が人生の棚卸しをした時は丸3日間くらい時間をかけました。そして超重要なのが「書き出す」ということです。頭の中だけで想像するだけではまったく意味がありません。手を動かします。紙に書くか、PCでExcelなどにまとめるわけです。これをしなければ失われた意欲を取り戻すことは出来ません。

もちろん、この作業にも意欲が必要です。ですが何より関心の高い自分の人生を見つめ直す作業ですから、新しい趣味を見つけるよりはやってみようと思えるはずですしそういったワークを探すのもいいでしょう。私は人生の棚卸しをする時に

「どういった時に自分は幸せを感じるのだろう?」
「時間を忘れて夢中になったことはなんだろう?」
「人よりも優れた能力を発揮できることってなに?」

そうしたことを徹底的に考えました。幸い、自分はずっと日記をつけているので、その記録を確認しながら自分自身と向かうことをしました。人間の性格、特性は年を取っても驚くほど変わることがありません。私は子供や青春時代から好きなことや得意なことは全く変わらず、今も楽しめることに驚きました。そして今は昔行った棚卸しで見つけた「自分の性格や楽しめるツボ、得意なこと」を活用して生活をしています。おかげでとても幸せで意欲的な時間を過ごすことができるようになりました。

 

好きなことで創作活動を

棚卸しをすることで、自分がやりたかったことや、幸せを感じることを見つけて、それを実現するための手段を考えればいいのです。私の場合であれば文章を読んだり書いたりすることが大好きだったので、今はこうして好き勝手にブログに文章を書いています。もうそれだけでかなり毎日のハリになっています。また、人に喜んでもらうことが好きという性格は、今のギフトビジネスにもいい具合に活用できていると感じています。

重要なのは「好きなことで創作活動をする」ということです。受け身じゃありません。能動的に、活動的に行動するということです。ネットで文章を書いたり、絵を描いたり、音楽をすることで「い
いね!」がついたりコメントが寄せられます。そうしたフィードバックは次の作品への創作意欲にもつながり、そして生きがいになるのではないでしょうか?

53歳の方がやるべきはまず、自身の人生を棚卸しをして好きなことや楽しいと思えることで創作活動につなげるのはいかがでしょうか?

 

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黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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