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ペラペラに薄っぺらい人と、深い人を分ける「言葉の差」とは?

こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

本質的に同じ意味合いの話をしていても、薄っぺらく感じる人と、とてつもない深みを感じさせる人に分かれます。

「多くの人は何を話しているか?ではなく、誰が話しているか?で話の質を判断する」

という言葉があります。

東大生「世の中は勉強じゃないよ」
中卒ニート「世の中は勉強じゃないよ」

確かにまったく説得力は異なりますね。でも、私はその人の言葉の深みは、その人の職業や社会的地位ではないと思っています。薄っぺらい人と、深い人を分ける「差」について、私が思うところをお話します。

 

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言葉の重さ、軽さは「その対象を見ている場所」に差が出る

私は相手と話をしていて、その人の人生論や、歩んできた深みにものすごく差が出ると思うものがあります。「見ている視点」の違いです。

唐突ですが質問をさせてください。あなたは「自動運転車」について、どのような意見を持っているでしょうか?

「飲酒運転から開放される」
「運転免許証を取る必要がなくなる」
「居眠り運転のリスクが減る」
「渋滞がなくなる」

大体こんな答えが返ってくるでしょう。で、私も同じようなことを考えていました。さて、こうした回答に「深み」が宿るかどうかを考えてみましょう。私は答えはNOだと思います。なぜならこのような意見は誰でも思いつくレベルのものであり、極めて表層的だからです。思いつきで話した言葉には何も乗っていません。その人の人生観や、見ている視点の大きさ。そうしたものがない言葉は、まったく重みのない鳥の羽のようなものなのです。

しかし、自動運転車について私の概念を覆した男がいました。その男を紹介します。

あのTEDの動画です。グーグルのCEO(現:アルファベットのCEO)ラリー・ペイジ氏が自動運転車について、次のようにいっています(日本語訳もつけます)

Yeah, and also saving space and making life better. Los Angeles is half parking lots and roads, half of the area, and most cities are not far behind, actually. It’s just crazy that that’s what we use our space for.
(ええ それに空間を上手に利用し、暮らしを豊かにするんです。ロサンジェルスはその半分が駐車場や道路です。面積の半分がです。他の都市の多くも そう変わりません。クレイジーです。それが私達の空間の使い方なんです。)

つまり、ラリー・ペイジ氏は自動運転車のソフトウェア開発は、人間が運転するために駐車場や道路がムダに使われている事を指摘し、そのムダを削減するためのものだと言っています。自動運転車が開発されれば、人間はもっとスペースを有効に活用できます。それにより、人々はより豊かな生活が送れると言っているのです。彼の言葉を一言に集約すると、

「ムダなスペースを削減され、社会を豊かになる」

でしょうか。見ている視点のスケールがケタ違いに大きい。この言葉は、全世界における効率化を俯瞰する視点に裏打ちされています。たった一行の言葉の裏には、とてつもない重さと説得力に溢れた根拠が詰まっています。

言葉の重みとは、こうした視点の壮大さや発言根拠の質と量によるものなのです。ラリー・ペイジ氏の発言は、普通の人間とは別次元の言葉の重みだと私は感じます。

 

贅肉を削ぎ落とした言葉には美しさが宿る

薄っぺらい人はとにかく言葉にムダが多いです。一言で済む話を、あーだこーだと聞く相手の理解を考えずに、ひたすら話し続けます。散々、いろんな話をした結果、「結局言いたいことはこの一言だったのか…」という人はどうしても薄っぺらく感じてしまいます。もちろん、プライベートでのバカ話や、日常会話はそれでも楽しいから問題はありませんが、ことビジネスについていえば余計な贅肉がたっぷりついた話を延々と続ける人からは、エレガントさは感じません。

知的な人は徹底的に贅肉を削ぎ落とした後の、いうなれば芸術的な言葉の美しさがあります。私はそうした人を、Twitterでお見かけます。あなたもご存知の通り、Twitterは140文字の制限があります。この制限下で発信できる情報は極めて限定的です。しかし、この文字数制限が言葉にムダをつけさせないのです。私は常々、「制約は人をクリエイティブにする」と思っています。制限があるから、本質に迫らざるを得ない。そしてその徹底した本質には言葉の魂と深さ、そして美しさが宿るのです。

こちらもTEDです。イーロン・マスク氏が未来について語る話ですが、その中でマスク氏は次のように言っています。
Physics is really figuring out how to discover new things that are counterintuitive, like quantum mechanics.
(物理というのは量子力学のような、直感に反する新しいものを見つける方法なんです)

私はこの一言を聞いた瞬間、とてつもない鳥肌が立ち、初めて聞いたのは2013年だったのですが未だにこのフレーズは頭に残っています。

詳しくはぜひ動画のすべてを見てもらいたいのですが、不可能を可能にするようなアグレッシブな挑戦を彼が続けられる理由、それは「物理的に可能だったらGO」というマインドです。多くの人は「あ、これは難しいぞ」と直感的に、本能的に感じて諦めます。しかし、彼は量子力学にアプローチする感覚で、ビジネスチャンスを掴みにいくスタイルです。この彼の思想が現れる一言です。あまりにも重い、いえ重すぎる一言ではないでしょうか。彼が生きてきた壮大な人生観が、この一言にすべて乗っかっています。重みを感じないはずがないのです。

以上が私が思う、言葉がペラッペラに薄い人と、別次元に重い人の違いの差です。

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黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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