オピニオン

田舎に住んで驚いたビジネス文化5つの違い

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
どっぷりと熊本県に腰を据えて生活をするようになって、ようやく少しずつ慣れてきました。最初の頃は年配の人の方言や言葉の違いが全然分からず、四苦八苦していた頃が懐かしくなるくらい熊本弁も耳に馴染んでいます。

長い間東京で働いてきて、その後熊本県へ移住した私は日常生活もそうですが、何より仕事への取り組み方や考え方が「都会と田舎では随分違うな」と感じることがたくさんあります。

 

FAXが現役選手

東京では社員2万人くらいの会社に勤めていたこともあって、取引先の会社も大手ばかりでした。大手企業とのやり取りはほとんどがEメールです。会社員をやっていた頃は、同じ会社の従業員同士で何年もEメールのやり取りをしているのに、一度も顔を見たことがないということは普通でした。また、今でもメディアの仕事で東京のビジネスマンとのやり取りは100%Eメールです。

田舎に来て取引先は中小零細企業や個人事業主がほとんど、という状況になりました。私は東京の感覚のまま、相手とのやり取りをEメールで行おうとするのですがそもそもEメールを持っていないという相手が多くて驚かされまれます。その代わりに文書はFAXで、というのがスタンダード。商品資材の発注もFAXで、Eメールでやりたいと伝えたところ「一週間に1-2回しかみない」と返ってきました。田舎では未だにFAXは健在です。私も熊本に来て初めてまともにFAXを使えるようになりました(笑)。

 

飛び込み営業マンが存在する

電話やメール営業は仕事をする上では絶対に避けられません。会社には毎日何回も営業電話がかかってきますし、メールは言わずもがなです。

しかし、田舎は対面の飛び込み営業がものすごく多いのです。「こんにちはー!」と元気の良い挨拶とともに、手には自社商品を持っています。取引先も新商品が出ると必ず来社して直接対面で商品を見せてくれます。

東京では対面での飛び込み営業をほとんど経験したことがなかったので、フェイス・トゥ・フェイスになる営業には最初面食らったものです。考えてみれば東京の会社はエントランスでセキュリティがあったりして、たどり着けなかったことが多かっただけかもしれませんが。

 

やたらと野菜や手作りの食べ物を受け取る

従業員は地元熊本県の人ですから、実家で農家を営んでいる人が少なくありません。会社に来ない休日は、お茶摘みに駆り出されているという話を初めて聞いた時はとてもびっくりしました。また、取引先の方も同様です。

そしてそんな従業員や取引先から、やたらと野菜や手作りの食べ物を受け取る機会があるのです。おばあちゃんが作ったおはぎや、実家で取れた野菜などが多く「食べ物や食材はスーパーで買うもの」という意識を持っていた私は「そうか、食材は家で作れるんだ」と思わされたものです。

 

残業する人はほとんど見かけない

朝の東京の通勤ラッシュはお腹いっぱい経験してきました。朝はいうまでもなく、帰りもなかなかハードで20時や21時を超えても電車にはたくさんの人が帰宅するために電車に揺られています。残業がない人も多いはずなのに、夜遅くても電車が混雑しているのが東京です。私も昔はずいぶん長い時間残業をして働いていたものです。

しかし、熊本は18時になるとものすごく道路が混雑するのに、19時にはかなり空いています。20時などはガラガラ、21時は車はほとんど走っていません。個人の体験した肌感覚に過ぎませんが、おそらく残業はほとんどないのではないでしょうか。あってもせいぜい15分とか30分くらい。肥後庵は毎日がノー残業デーですが、周囲の会社も同じような状況のようです。

 

飲み会のハードルが高い

私は東京で随分飲み会に参加してきました。年末となるとそれはもうかなりのもので、会社全体、部門別、チーム別、個別と同じ会社でも何回も飲み会に行き、ワイワイ騒いでは飲み過ぎで翌日頭痛に見舞われて後悔するというパターンを繰り返してきました。

それが熊本に来ると飲み会はほぼありません。東京では少し仲良くなると「今度飲みに行きましょう」というのがお決まりですが(実際に行くかはまた別の話)、熊本ではそれがないのです。いや、なくはないのですがいってもお酒は飲まずに食事だけで終わり、という人を何人も見かけました。その理由は車移動があるからです。お酒を飲んで車は運転できませんから、運転代行を頼むことになるのですがその費用は安い飲み会会費以上にかかってしまいます。飲み会の会費が5000円でも、トータルでは1万円必要という場合も少なくないので、東京のように気軽で頻度の高い飲み会はありません。

私は熊本に移住して最初は面食らったことや、驚かされることの連続で最初は海外に留学しているような感覚に陥ったものです。いや、アメリカのシカゴに留学した時の方が文化の違いは小さく思ったほどです。東京や大阪、シカゴといった都市圏で住んでいてもものすごく大きな違いがあるというわけではないのですが、都会と田舎だと仕事に関する取り組み方や考え方は自分が想像もつかないほどの違いがあるということが分かりました。せっかくこれまでとは違う文化圏に住んでいるのですから、これからも精一杯楽しんでやろうと思います。

 

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黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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