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未来から現在を見ることで夢を叶える「未来志向」とは?

こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
ダイレクト出版の発行する「達成する人の法則(著者:原田隆史)」の本読みました。サブタイトルに「仕事と思うな、人生と思え」とあるように、35年間ずっと人を見て、相手のパフォーマンスを上げることを仕事にしてきた専門家の熱い想いが伝わってきます。

今回はこの本を読み、特に心に残ったところをお話ししていきたいと思います。

コーチングは相手の適性を教えてはいけない

相手を指導する、「コーチング」では「相手の適性(得意なこと)を教えてはいけない、といいます。この一文を読んだ時、私は「むしろ相手の適性を見抜き、それを伸ばすことこそがコーチの仕事なのでは?」と最初は思いましたが、読み進めていく内にそれは誤りであることが分かりました。

著者の原田氏は学校の教師であり、陸上競技の専門家として子供の運動を指導してきました。長年指導をしてきた経験から、「どの子供が、どんな適性があるのか?」を9割見抜けるといいます。最初の頃、生徒に適性を教えていたそうです。

「君はハードルが向いている」
「砲丸投げをやった方がいい」
「長距離をやりなさい」

という具合に。子供達に適性のある分野を示すことで、本人も意欲がわき、実際に活躍することで子供も保護者も喜んでいたそうです。教師から「君はこの分野の才能がある」とお墨付きをもらっているわけですから、子供も頑張って成果を出し、コーチも子供も、そして保護者もみんながハッピーになれるので、「コーチとは適性を見抜いて、本人に伝えるべきである」と思っていたそうです。

ところが、本書によればこれが良くないというのです。どんな領域でも、成長する過程で必ずプラトー(成長の停滞期)に陥ります。これはどんな領域でも、どんな人でも、必ずぶち当たる「成長の壁」です。もちろん、私もこれまで起業、勉強などあらゆる分野で壁にぶつかってきましたので、そのことはよく分かります。おそらく、あなたもこれまでの人生で経験がなかったでしょうか?、最初はぐんぐん成長の手応えがあったのに、途中から壁にぶつかったように、いくら頑張っても成長が感じられなくなったという瞬間が。これを心理学用語でプラトーというのです。

本人の適性を教える、この事がプラトーにぶつかった時、そのまま壁を乗り越えられず、挫折につながってしまうと言うのです。なぜだか分かりますか?その理由は「人にせいにしてしまうから」です。

「先生がハードルがいいって言うからそうしたのに、なぜ伸びないのですか?」
「砲丸投げをやれと言ったからやったのに成果が出ない…どうしてくれるんですか?」

と言うように、お墨付きを与えてもらったことを喜んでいたところが、壁にぶつかった途端に急に手のひら返しになるというわけです。壁にぶつかった時、それを乗り越えるのは本人の問題です。しかし、適性を示したことで、本人がその壁を乗り越えるのはコーチの責任であると考えてしまい、挫折してしまうというのです。良かれと思って、適性を示すことが、逆に人に夢を壊してしまう可能性すらあると著者の原田氏は言います。

「コーチングの真髄とは、適性を自分自身で気付かせること」という言葉には納得させられます。このセリフは、特に教育熱心な両親には「グサッ」とくるのではないでしょうか?我が子がどんな分野に才能があるのか?それを早期に発見し、伝えることで才能を伸ばして人生の可能性を広げる手助けをしたい、親であれば誰しもそのように考えがちです。しかし、そうしてしまうことで、子供は「自分の人生のレールを親に敷かれた感」から抜け出せなくなってしまいます。両親の子育てについても、適性は本人が自ら見出すように導いてやる必要があるというのです。

コンプレックス、嫌な経験が価値にある

そしてもう一つ心に残ったお話があります。それは著者の原田氏が母との話し合いの場面です。原田氏は学校の勉強が苦手で、授業で当てられたらショックで倒れてしまうくらいの子供だったそうです。質問に答えられず、嫌な思いをしてしまったそうです。それなのに、母親からは「学校の先生になるのはどうか?」と言われたそうです。そして原田氏は実際に学校の先生になってしまいました。なぜ、自分ほど学校が苦手な人間が、先生になることを勧めたのか?そう母親に詰問したところ、「苦手だから。嫌な経験をしたからこそ、やることに意義がある。」と答えたそうです。これはどういうことでしょうか?コンプレックスを持っている、嫌な経験をしたということは、それだけ人の辛い気持ちがわかるということです。

「勉強ができず、先生に当てられて心臓がドキドキしてしまう。」

「人前でコミュニケーションが取れない。」
そうした人の悩みが心底わかるからこそ、先生をやることが良いのだと言うのです。弱い子供たち、困っている子どもたちを助ける力があるのだという意外な指摘です。

このお話はものすごくよく分かります。人には誰しも、思い出したくないような経験や、嫌な気持ちになった経験、コンプレックスを持っています。でも、嫌な経験をしたからもうやりたくない、というのが普通の発送です。私も、昔は英語にものすごくコンプレックスがあり、自信がなかったです。しかし、そうしたコンプレックスを持っていることが、自分がビジネスをする上でものすごくプラスに働くのです。ビジネスとは、困っている人の問題を解決することが目的です。しかし、困っている人の気持ちがわからないことには、声をかけても相手にしてもらえません。例えば勉強ができない子供に、「東大卒で海外MBAを取った人間」が近づいてきて、「勉強なんて簡単だ。やれば誰だって人生が切り開かれる」と言われても全然腑に落ちないと思います。「そりゃあ、あなたは東大に入れる頭脳を持っているから出来るんだろうよ。君に俺の気持ちなんかわかるもんか」と感じるはずです。

私は英語学習の本を出版することになりましたが、それは出版社が私の英語学習の記事を読んだことがきっかけとなりました。その記事の中で、私は昔、自分がいかに勉強ができなかったかを赤裸々に書きました。英会話スクールに何度いっても左折してしまい、夢も希望もなく、自堕落な生活を送っていました。そんな中、ようやく掴んだ一筋の光明、それが英文読解を通じた英語学習法だったのです。私も英語を勉強したくても何回も挫折し、自分自身が心底嫌いになっていた時期がありました。だからこそ、執筆した本には英語学習に悩んでいる人の気持ちを動かす言葉が書けたと思っています。かつて、自分が悩んだり、コンプレックスを持っていた経験がある人ほど、その分野で人を救う事が出来る、つまりはビジネスが出来るのだということです。改めて本書を通じて、その事を言われたことで、「自分が昔、困ったことや、嫌な経験は困っている人を救うビジネスになる」ということが腑に落ちたものです。

未来から現状を見る

それから最後に心に残ったのは「未来志向」という考え方です。

多くの場合、「過去から現在、現在から未来」を見て、生き方を決めていくのが普通です。なぜかというとそのような考え方をすることで、想像通りの未来を迎える事が出来たからです。昔は、周囲を見ることで「生き方のモデル」というのがありました。「30歳前に結婚をして、子供を2人作り、マイホームとマイカーを買う」といったモデルです。そして、そのモデルに従って生きていくことが、幸せな人生であるという世の中でした。

しかし、現在はそうした他人のモデルに乗っかって生きる時代ではありません。原田氏によると、「まず理想的な未来を先に決め、その未来を実現するために現在やるべきことを考え、そして過去に流れていく」という未来志向を提唱しています。まずは自分が掲げる「こんな未来を迎えたい」という理想を作るのが先で、それが決まれば現状との埋めるべきギャップも決まるというわけです。この理想的な未来の呼び方は人によって様々です。「ミッション」とか「ビジョン」などと呼ばれます。ユニクロの柳井さんは「志」といい、ワタミの渡邉美樹さんは「夢」と言っています。いずれにせよ、理想的な未来を指しているのです。まずは理想ありき、という考え方をすることで自分の求める人生に近づいていく、という主張は納得のいく話に感じます。

本書には DVD もついているのですが、特にこれを見なくても本書を読むだけで原田氏の言いたいことのほとんど書いています。興味がある方はご一読されてはいかがでしょうか?今なら送料550円だけで手に入れることが出来ます。

達成する人の法則(著者:原田隆史) ※クリックで別ページにジャンプします。

 

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黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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