投資

仮想通貨の真のバブルはこれから始まる

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
世の中は「もう仮想通貨は終わりだ」という悲観的な声で溢れています。仮想通貨のバブルは崩壊したものであり、二度と昨年末のような暴騰はやってこないと。本質的な価値などはなく、単なる無価値なデジタルデータに過ぎなかったのだ。そのような意見をいくらでも見つけることができます。

しかし、私はそんなことはないはずだと強く感じていました。
「本当に無価値はモノに世界中の人があれほどに狂喜乱舞するだろうか?」
「GoogleやYahooが参入を発表するだろうか?」
そのような疑問を持ちながら、でもズルズルと滑り落ちていくビットコイン、アルトコインのチャートを眺めていました。その疑問が完全に氷解しましたので、今回はそのお話したいと思います。

 

ビットコインとNASDAQのチャートは酷似している

「仮想通貨のバブルは崩壊した」、多くの人がいっていることです。年末に出川さんが仮想通貨のTVCMに出て、一般の人も口座を開設してビットコインを始めとした仮想通貨を買いあさり、一時1BTC=230万円という価格をつけました。その後、コインチェックのネム流出事件をはじめ、様々な取引所の不手際や事件が相次いで価格は大暴落、現在は1BTC=70万円にまで落ち込んでいます。多くの人はこの状態を「もうバブルは崩壊した」といっているわけです。

本当に仮想通貨のバブルは崩壊したのか?それは神のみぞ知るでしょうか?ここからは私のイチ意見ですが、私はまったくそんなことはないと心から信じています。歴史は繰り返す、といいますが同様に相場も同じことを繰り返すのです。

下記のグラフをご覧ください。

こちらはアメリカ・NASDAQのチャートです。米国の電子株式市場であり、一時は鋭く尖ったような膨らみを見せましたが、その後急落しています。しかし、その後どのようになったかというと…

このような結果です。インターネットのビジネスは手に触れられない幻想などではなく、もはや世界中の人達にとって無くてはならないものになりました。最初の落ち込みはバブルの崩壊というより、短期的に加熱しすぎた相場が一時的に冷静さを取り戻したという感じでしょうか。

ビットコインのチャートもこの形に非常に酷似しています。

一旦、ものすごく急上昇してその後は一気に半減しています。この後はITバブルの時と同様、その後真のバブルが訪れる可能性があります。ITバブルと同じく、相場も繰り返すとなぜ言えるのでしょうか?

 

鍵はETFの上場

ゴールド(金)もかつて、NASDAQやビットコインと同様に急上昇した歴史があります。その鍵はETF承認です。

ETFとは“Exchange Traded Funds”の略で、「上場投資信託」と呼ばれています。ETFが開始されると、保険会社や投資銀行など機関投資家の投資資金が流入するきっかけになります。ETF開始するやいなやゴールドは価格を暴投させた歴史があります。

グラフを見ていただくと分かる通り、一旦落ち込んだゴールドの価格は一気に300%になり、まさに真のバブルが到来したと言えます。ETFがきっかけでなぜこのような暴騰を見せるのか?それは彼らの動かしている途方もない規模のマネーです。機関投資家によるマネーは約8000兆円です。これは個人投資家のマネーとは比べ物にならない規模です。これがごく一部だけでも仮想通貨に流れたらどうなるでしょうか?ビットコインは円やドルと異なり、2100万ビットコインしか発行できません。つまり、はじめから発行上限が決まっているのです。供給量に限界があるものに、途方もないマネーが流入したら当然金額が上昇しますよね?それが機関投資家の参入により、価格が暴騰すると考える根拠です。

ゴールドもビットコイン同様、埋蔵量ははじめから限界が決まっています。そしてこれから控えているETF…同じ歴史をたどると考えることが自然な発想だと思うわけです。

 

これからは仮想通貨なしで生活が成り立たない時代が来る

その昔、インターネットが登場した頃はネット通販やネットバンキングに対して、人々は懐疑的でした。

「手に触れられないものにお金の送金を任せるなんて」
「買い物をインターネット上でするなんて危険では?」

といった時代がありました。しかし、今インターネットなしの生活は成り立たなくなりました。ビジネスでも、私生活でも私達の豊かな生活はインターネット・テクノロジーが行き届いており、もはやインターネットなしで生きていくことは考えられなくなりました。

これ同じことが仮想通貨でも確実に起こると予想しています。仮想通貨を支える基幹システム、ブロックチェーン技術を使えばこれまで実現不可能だった様々なことが可能になります。野菜やフルーツの産地情報をブロックチェーンに書き込むことにより、産地偽装は不可能になり消費者は安心して食材を食べることができます。YouTubeに自分が作った動画を勝手にコピーされ、「これは自分が作ったのだ」と第3者に不当に所有権を主張される恐れもなくなります。その他、スマートコントラクトを始め、ここでは到底書ききれないほど様々なことが実現可能になり、いつしか人々はその技術を前提としたライフスタイルを送り、仮想通貨やそこからの派生技術なしの生活は考えられなくなるでしょう。その未来がいつ到来するのか?きっと人々の期待よりかなり早い段階だと私は考えています。そして、それが到来するか?しないのか?ということではなく、到来は確実であり、それがいつ到来するのか?というタイミングの問題でしかないとも。

仮想通貨はバブルが崩壊したわけでも、もう終わってしまったわけでもありません。始まってすらいないし、真のバブルとはまさにこれからだと思うわけです。多くの人は「もう仮想通貨なんてコリゴリだ」「あんなものに投資をするなんてばかげている」そのように冷ややかな目を送っている時にこそ、可能性を信じて突撃できる人が本当の逆ばり投資家なのかもしれませんね。もちろん、私もその一人です。年末のようにTVCMがバンバン放送されているときに周囲と一緒に熱くなって資金を投じるのではなく、あのタイミングで売り、今の終わったと言われているタイミングで買う、それができる人は多くないでしょう。だからこそ、私はあえて行ってみようと思います。

 

 

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黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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