ビジネス

1円も使わず、確実に相手の信用を得る方法とは?

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
ビジネスをしている人なら骨身にしてみて感じている事、それは「世の中は信用が一番大事である」ということではないでしょうか。「いやいやお金でしょ!」と反論がありそうですが、確かにそれは間違いではありません。うなるほどお金を持っているなら、別に信用なんてなくても楽に生きていけます。しかし、問題はそのうなるほどお金を得なければいけないということです。生まれつき親がお金持ちだったとか、日本一足が速いなど才能を持っているなら別ですが、多くの人はそうではありません。そうなるとやはり信用が必要なわけです。

今回は信用の重要性を今一度お話するとともに、誰でも確実に相手からその信用を得られる方法をお伝えします。

 

信用がお金を生み出す

日本は資本主義社会です。資本主義とは信用経済のことです。この経済界では信用が力であり、お金は信用に対して支払われます。

日本では国産車が多くのシェアを占めており、海外メーカーの車は高級ブランド以外はほとんど走っていません。その理由は輸入制限をかけているわけではなく、単純に売れないからです。車は大事な自分の命を背負って走るもの。安全性などの疑いが残るよく分からない車は、たとえどれだけ安くても欲しいという人はいないのです。じゃあ国産車を買っている人はメーカーのパンフレットの仕様書を最初から最後まできっちり見るか?というとそんな事はありません。「燃費◯km!セーフティーシステム!!」とデカデカと書いてあれば「ああ、この車は燃費が良くて安全なんだ。見た目もかっこいいし、試乗して乗り心地が良かったからこれにしよう」みたいな買い方がされてしまうわけです。数百万円もする車もほとんどが信用の力で購入されているわけです。ブランドは信用そのものです。高級バッグの品質を疑って、あれこれしっかり調べてから買う人はあまりいません。なぜなら高級ブランドと言っている以上、それだけ高品質さは保証されていると思うからです。消費者は信用に対してお金を払っているようなものなのです。

ものだけではなく、人も同じです。人は信用できる人からしかものを買いません。「営業マンは自分を売れ」といいますが、本当にその通り。筆者の知っている人に中古マンションを月に50室売る人がいます。月に2室売るとやり手と認定される世界ですから、50室というのは異常です。なぜかというと、その人の評判を聞きつけてお客さんの方から「あなたから買いたい」と指名買いされるからです。こうなると営業活動が不要なくらいです。待っていても向こうから買いたいと言ってくるのですから。これが信用の力です。ハッキリいって信用さえあればいくらでもお金は生み出せるのです。

 

相手の信用を得る方法は「時間の提供」

世の中にはいろんな価値観の人がいます。だから多くの人はこう思っています。「人の価値観はそれぞれ。相手に合ったものを提供しないといけないから、万人に通用する信用を得る方法なんてない」と。

確かに価値観は本当に千差万別、エクセルで作った履歴書を送って「こいつは常識がない。普通、履歴書は手書きであるべきだ」と思う人がいる半面で、「かなり体裁きれいに作っているので、オフィススキルはあるな」とプラスに捉える人がいますからね(私は後者です)。しかし、人はどこまでいっても同じ人間、ほぼ100%共通している人間心理もあります。それを理解すればいいのです。

私からの答えはたった1つ、それは「相手にムダな時間を使わせない」ということです。「はぁ?」と思ったでしょうか。でもこれを徹底するだけで驚くほど信用を得られます。それは相手が年収1億円を超える社長であっても、不動産をいくつも持っている投資家でも、そしてベストセラー作家などの有名人などでもです。例外はありません。いえ、むしろ彼らのような社会的地位の高い人ほどさらに喜ばれるのは間違いありません。

時間とは命の切れ端です。これからの一時間、それは私にとって残りの人生から一時間を切り取った命のカケラ。時間の貴重さとは万人にとって等しく価値ある大切なものです。しかし、自分の時間はケチケチして、「電車が5分遅延?許せん!!」と切れている人も、他人の時間を奪うことには平気だったりします。自分は待たされるのが絶対に嫌だと思っているのに、自分が待ち合わせ場所で立って待つのが嫌という理由だけで、ギリギリに家を出て相手を待たせてしまう人も少なくありません。これは「自分の時間>相手の時間」という認識の現れですよね?

そう、相手から信用を得たければこの逆をするだけです。つまり、自分の時間を使って、相手の時間を節約してあげるのです。例えばメールの返信。私は基本的にメールの問い合わせは早く返すようにしています。特にメディア関係者からの問い合わせはメールを見た瞬間に返信します。なぜかというとメディア関係者はものすごく急いでいて、返事が遅いと「恐れ入ります。回答はいつ頃になりそうでしょうか?」と相手に手間をかけさせることにもなるのを知っているからです。そしてメールを書く時は相手が聞きたいと思っていることを想定し、できるだけ1回のメールで聞きたいことを全部網羅する努力をしています。そうすると相手から「じゃあこの件はどうなりますか?」「この部分をもう少し詳しく教えて」というムダなやり取りをする手間や時間を削減出来るからです。もちろんこちら側には手間がかかりますが、その分相手が楽を出来るので「この人は自分に配慮してくれる」と喜ばれ、それだけで1円も使わない信用醸成になります。事実、「黒坂さんはレスポンスが早いので今回もお願いします」と2回目の依頼に繋がったことは何度もありました。

ビジネスだけに限った話じゃありません。待ち合わせ時間の10分前に確実に来てくれている相手をどう感じるでしょうか?「自分を待たせないように配慮してくれるいい人」って思いますよね?その逆に待たせる人は?「こちらのことを考えてくれない自己中な人」って思いますよね。「自分を大事にしてくれる人=信用される人」という公式が成り立つわけです。相手より先に待ち合わせ場所に立っているというのは、相手を待たせないように自分の時間を差し出しているのでそれだけで信用されます。

誰だって自分の時間をムダに使いたいとは思わないものです。お金は後で稼ぐことが出来ても、たとえ外注代行を使っても時間を増やすことには限界があります。自分の時間を使って相手の時間を節約する、これほど喜ばれることはありませんし、それだけでこの経済界の価値の根幹となっている信用を得られるのです。

お金をかけなくても信用を得る事は出来ます。仕事が早い人が信用されるのは、自分の時間を節約してくれるからです。メールの返事が早い人の印象が良いのも同じです。ぜひ、自分の時間を使って相手の時間を節約して見てください。それだけで1円も使わずに信用を獲得することが出来ますから。

 

 

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黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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