どんなにお金があっても買えないものとは何か?

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
世の中にあるほとんどの問題はお金で解決する、これが現実です。
私は生まれつき大金持ちの家に生まれたわけでもなく、類まれなる頭脳や才能を持っていたわけではありません。大学は23歳で入学し、その前は1年ニート、4年フリーター派遣をしていました。そんな私でも生活に困ることがない程度の収入を得ることができるようになっています。昔は「お金の話をするやつは汚いやつだ!お金が全てじゃない!!」みたいな話を繰り返し聞かされていたせいで誤った考え方をしていた時期がありましたが、事業と投資で生活をするようになって世の中の問題の多くはお金で解決できることを理解したつもりです。
しかし、どんなにお金を積んでも買えないものがあります。それは「筋肉」です。フザケているのではなく、大真面目にいっています。
「愛はお金で買えない」は本当か?
よく「愛はお金で買えない」という言葉を言う人がいます。これって本当何でしょうか?いきなり答えをいってしまうと私は「20%はYES、80%はNO」というなんとも曖昧な回答をしてしまいます。どういう意味か分かりますか?
愛はお金で買える、は2割正しくて8割違っているということです。私の周囲にいる人たちは幸せな結婚をした家庭か、仕事に生きている独身者のどちらかが多いです。結婚をして幸せな家庭を築いている彼らを見ると、夫婦お互いに相手への愛情をたっぷり持っていて一見お金など関係ないように思えます。しかし、その実彼らは概してお金に困っていないのです。私の周囲の事例だけをいっているので全部がそうだ、なんて極論をいうつもりはありませんが、周囲を見ると実際そうなのです。経済的には比較的恵まれています。で、彼らはお金についてかなりきちんとした感覚を持っています。夫婦の相性は性格や趣味、志向など色々な要素がありますが、中でも「経済感覚」というのは超重要です。
私は社会人駆け出しの頃はとにかくお金がありませんでした。実家も裕福ではなく、給料も高いわけでもなく、とにかくお金の出費を気にしながら生きていました。初めて奥さんに出会った頃、彼女は24歳、大人しい外見に惹かれて仲良くなったのですが、彼女はとても裕福な家庭の社長令嬢で最初の頃はお金の事で彼女のことが好きになれませんでした。私は当時、お金の話をするのも聞くのも嫌いで、「お金の話をするのは心の汚い人たち」という間違った考えをしていましたが、彼女がとにかくお金の話を良くするのです。「将来的に起業したらファーストクラスで海外旅行にいこう」とか「起業しよう、投資をしよう」というわけです。何度か「もうお金の話はしないでくれ。うんざりだ」とひどいことをいってしまったこともあります。ですが今では私の方が当時の彼女以上にお金の話を堂々とするようになりました。これは私が起業し、投資をして稼ぐ経験を積んだことで意識が変わったわけですが、普通そこまで劇的な環境変化をすることはあまりありません。お金の感覚が合わないことで口論になり、別れてしまった自分の両親を見ていると人間関係の問題は性格うんぬんももちろんあるものの、お金の問題もかなりの部分があると思っています。
そう考えるとお金に余裕があり、経済感覚も著しく違ったものでないなら、経済的な問題が0になります。それによって夫婦喧嘩がなくなったり、お金の力でお互いに望むような人生を歩めるなら「愛はお金で買える部分もある」といえると思うのです。「買えるか?買えないか?」という極論をつけるのは単なるディベートの世界、実際にはグレーゾーンだと思いますね、私は。
物質、サービス、時間もお金で買える
その他、物質やサービス、時間さえも私はお金で買えると思っています。
今私はDELLのPCを使っていますが、これはお金を払って購入したものです。使っていてスピードが遅くてイライラしたので、SSDを買って換装しました。お陰で今は快適にスイスイと動いてくれます。物質はお金を出せば買えるのです。また、私は1-2年に一度、熱海に温泉旅行へ行きます。普段は食べるもの以外にあまりお金を使わない私ですが、旅行の時はスパッと使います。せっかくならお部屋はオーシャンビューで、料理もおいしい海鮮のコースで一番いいグレードのものを頼むことが多いです。そして宿泊するホテルもホスピタリティがある、快適に気持ちよく過ごせる宿を取ります。毎回、いく度にいい思い出になります。サービスもお金で買えるわけです。そして時間、時間も買うことが出来ます。私の会社には従業員がいます。お客様対応や事務処理、荷造りやお掃除をしてくれます。これを全部自分でやるとなると時間がいくらあっても足りません。私は事務処理が出来なくはないのですが、その仕事を他の人に任せて自分はマーケティングなどをやります。事務処理に8時間かかるところを、お給料を払って人を雇うことで自分の手を空けることが出来ます。これも時間を買っているという事になります。
筋肉だけはお金を出しても買うことができない
でもどんなにお金を出しても絶対に買うことが出来ないものがあります。それは「筋肉」です。
筋肉は蓄積です。毎日毎日体を鍛えてようやく手に入るもので、お金を積んで即日購入することが絶対にできないものです。顔は整形できますし、体毛も脱毛で取り払うことができます。しかし、筋肉だけは無理です。見た目だけモリモリにすることは怪しげな薬の力を使えばできるのかもしれません。しかし、本質的に美しく、たくましい筋肉をつけるとなると努力して体を鍛え、それを継続しなければいけません。
良質なタンパク質はお金で手に入ります。筋トレグッズもお金で買えます。しかし、実際に筋トレをするのは自分自身、いくら有能なトレーナーがそばにいてもそれだけで筋肉を買うことにはなりません。お金持ちで高級マンションに住み、美女を連れ、豪華な食事を楽しんでいる人も筋肉だけは買えないのです。そして体は全ての資本です。体が貧弱だったり、病弱だとお金を稼いだり、趣味を楽しむことは出来ません。
現代人はどんどん歩かなくなっているといいます。この先、長い目で見てどんどん筋肉は落ちていくのではないでしょうか?私はそれに焦り、田舎に住んで移動は車になりがちですが頑張って歩いています。筋肉だけは自己責任、頑張っただけついて怠けると消えます。
筋肉だけはお金を出しても決して買うことが出来ないのです。