ビジネス

アパホテルの「コロナプラン」は宿泊ではなく、オンラインセミナー会場に最適

黒坂岳央(くろさか たけを)だ。
■Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

先日、5月23日~24日にかけてアパホテルに宿泊した。別に旅行を楽しもうというわけじゃない。オンラインセミナーを実施するためだ。当初は大阪の会場を借りて、参加者の前で講演をする予定だった。だが、コロナショックがいよいよ問題になってしまい、あえなく断念。リアルセミナーはオンラインセミナーへと切り替えざるを得なくなった。無念…。

「オンラインセミナーなど、自宅でやればいいのでは?」と思われるかもしれない。けど、うちには小さな子どもが二人いる。大事な料金を支払って申し込みをしてくださった参加者が「後ろで主催者の子供の声が聞こえる」などと不快な思いをさせるわけにはいかない。やむなく、会場を借りて実施する必要に迫られた。貸し会議室を検討するも、目に止まったのはアパホテルの「コロナに負けるなプラン」だ。結果としてこれがすごくいい体験になったので記録に残しておこうと思う。

 

 

20時間2,500円の超コスパ高な個室会議室

「コロナ禍で宿泊客が少ないから、これを機に国内旅行を楽しもう!」などと発言すると、今はたちどころに批判の的になってしまうような状況だ。実際、5月のゴールデンウィークに沖縄旅行に参加する人がいると、あちこちのメディアのニュースで取り上げられた。

だけど、アパホテルの「コロナに負けるなプラン」は外出自粛の今、旅行を楽しもうというために使うのではなくビジネス用途に勧めたい。チェックインは15時、チェックアウトは翌日11時まで。快適な空調、静かな個室、インターネット接続も快適、そんな環境が20時間2,500円で使用できる。正直、近場の貸し会議室を3時間借りて、慌ただしく準備、撤収作業に追われることを考えれば、コスパはとてつもなく高いだろう。

筆者は1回3時間のオンラインセミナーを3本こなした。最後まで何も問題が起きることはなく、スムーズにビジネスを終えることができた。

アパホテルのこの特別プランはビジネス用途にこそ勧めたい。

 

アパホテルにとって有効な広告宣伝

同社が打ち出した「コロナに負けるなプラン」は将来のシェア拡大を見据えた有効な広告宣伝になると感じた。

筆者はそれまで、講演に登壇するために出張する際、宿泊するビジネスホテルは「東横イン」を利用してきた。今回、筆者ははじめてアパホテルを利用したのだが、今後はアパホテルも選択肢に入れたいと感じた。

東横インと比べて、アパホテルは朝食のグレードが高く、ホテルによっては大浴場もついている(筆者が利用したホテルにもついていた)。料金は平均的に東横インより割高になる傾向が見られるも、「せっかくだから少しいいビジネスホテルへ」という気分の時にはアパホテルは「アリ」だ。しかし、今回のプランがなければアパホテルが選択肢に入ることはなかっただろう。そういう意味で、アパホテルのプランは「有料のお試しサンプル」のような位置づけと感じる。

アパホテルは「コロナに負けるなプラン」で1泊2,500円という破格でサービス提供をするだけでなく、新型コロナの軽症者の受け入れを表明し、医療崩壊防止に貢献するために極めてスピーディーな対応を見せた。同社nブランドイメージ向上は言うまでもなく、筆者のように「ビジネス用途で使える」と合理的な選択肢として新規顧客開拓にもつなげている。

コロナ禍でホテル業界は壊滅的な打撃を受けた。だが、この苦境下で同社が見せたビジネス手腕には舌を巻く思いだ。正直、この破格なプランではアパホテルは大きな収益を上げることはないだろう。だが、空室状態で続けるより、コロナ禍が晴れた時にリスタートのダッシュを決められる準備を整える方が建設的な選択肢になるだろう。

この件で筆者はアパホテルのファンになった。部屋も快適で、スタッフの対応にも満足だ。また利用したいと思う。

黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

Related Articles

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Back to top button
Close