「実年齢とのギャップ=痛い人」…でも別に痛くてもいいじゃない!?

前回お話をさせて頂いた4つの年齢について、引き続きお話をさせて頂きます。
年齢ほど他人と自分の認識が大きく違うものはありません。
「私は若いと言われる!」
「気持ちだけはまだまだ!」
といったように多くの人は
「自分は実年齢より若い」
と思っていて、これは男女関係なく半数以上の人がそのように考えています。あなたももしかしたらそのように思っていませんか?でも他人から見ると
「若いといっているけど年齢相応に見えるけど…」
「格好は若いけど頑張って若作りしているように思える」
といった具合に自分で考えるほど若くは見られないものです。
実年齢との認識ギャップ=痛い人
この話をするとおしかりを受けるかもしれませんが、それを覚悟でハッキリといいます(笑)。実年齢と自分で考えている年齢のギャップが大きいほど
「痛い人」
という認定をされてしまいます。
「自分は若い!まだまだイケてる!」
と思って張り切って
久しぶりに運動をして転んでしまう。
昔得意だったゲームを引っ張り出してプレーをしても昔ほど上手くできない。
若い服装で出歩いて若作りと笑われてしまう。
どれも自分で意識している年齢と実態との間に距離、つまりギャップが大きいために痛い人になってしまっているわけです。まだまだ若いつもりでいていませんか?そう思いたいのはあなたの感覚であって、周囲は同じことを思っていません。
痛い人、を回避するには社会的な年齢イメージにアップデート
世界には70億人以上の人が生きています。人間を2分するならば
「自分と自分以外」
しか存在しません。例えば私、黒坂岳央からすると世の中には
「黒坂岳央とそれ以外の70億以上の人」
の2種類しかいないと考えています。これは意識を持っている世の中すべての人が同じ感覚を持っていて、もちろんあなたもその一人です。
さて、年齢の話に戻ります。年齢の認識ギャップが大きい痛い人にならないためには、
「自分以外の人間が認識している年齢イメージ」
を理解することが重要です!あなたの実年齢は何歳ですか?25歳?35歳?もしかして50歳??その年齢のイメージを膨らませてください。
「25歳か、まだまだ若いよね。なんといっても20代だし」
「35歳。家庭をもってますます仕事を頑張っている年代かな!」
そんなイメージがあります。ですが、今想像した年齢イメージに歪みがあります。それは
「あなたの実年齢前後3年くらい」
の部分です。例えば世間の多くは40歳を
「アラフォー。初老とされ、無茶ができない年齢。子供もそろそろ大きくなってきて、仕事は管理職」
といったイメージを持っているでしょう。でもあなたが40歳前後であればあまりそう思わなかったのではないのではないですか?
「いやいや、今の時代は40歳なんてまだまだひよっこで若造だ」
という具合に本来の40歳イメージの認識をつかんで、若い方向へグイグイ歪めませんでしたか?これですよこれ。これをやると痛い人になってしまいます。そうしたいのをグッとこらえて、自分以外の人が持っている40歳イメージの認識を理解し、その年齢イメージにアップデートすることです。40歳にもなったらゲームばかりしていると
「いつまでそんな子供じみたことをやってるんだ!」
と思う人が出てきます。そういう人は
「40歳は大人の余裕を漂わせてほしい」
と思っているので、その年齢イメージからハズレた人を見て苦笑してしまうわけです。あ、ちなみに私はまだ40歳じゃありませんが、30過ぎてPS Vitaを買ってウキウキしながら電源を入れているので全然人のことは言えませんが(笑)。
自然体でいられるなら痛い人でもいいじゃない!?
散々、上記で
「周囲が持っている年齢イメージから外れると痛い人になるぞ」
と脅してきたのに最後にどんでん返しをしちゃいます。私は自然体でいることの方が、痛い人にならないよりも大事だと思っています。痛い人でもいいじゃないですか?自分が楽でいられて、周囲に迷惑がかからないのであれば全然痛い人でも。
はい、認めます。ハッキリいって私は痛い人です。昔からハマると周囲が呆れてしまうほどのめり込んでしまいます。高校生の時はゲームのタイムアタックコンテストで良い成績を取ろうとプレステを一日18時間くらいプレーしていました。結果的に優勝して記念にゲームオリジナルデザインの革ジャンをゲットしましたが、後一日休んだら出席日数が足りずに退学になるところでした(笑)。今でもその傾向は変わらず、夢中になって文章を書き始めると気がついたら部屋が真っ暗、ということも時々あります。うちの奥さんは寛大な人でそんな私を笑って許してくれています。本当に感謝です。
でも私はそんな痛い人でも別にいいと思っています。自分の年齢を考えると要領よく、そつなく、余裕を漂わせてこなしてしまうのが良いのでしょうがバカみたいにハマって周囲が見えなくなるのでも。
人生は一度切り。私も気がついたら黒坂岳央として生を受けていました。やり直したくても出来ません。だったらこの一度切りの人生を思うがままに、好き勝手に生きたいと思います。次の休日は年甲斐もなく、中学生がやるみたいにひまわり畑を走り回る体験をしに南阿蘇へ行こうと思っています。