オピニオン

「蚊を絶滅させても生態系に影響はない」でもやっぱり絶滅させるべきではないと思う

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
いつも果物、ギフト、心遣いなどについてお話をしているわけですが、今回は「蚊」について話をしてみたいと思います。なぜ唐突に蚊の話をしようと思ったかというと、時期柄毎日よく刺されているからです(笑)。

「あーもううっとうしいな!!蚊なんていなくなってしまえ!!」

と感情的に思いながらガリガリかきむしりつつも、

「うーん、でも蚊がいなくなるとやっぱりダメかも…」

とムヒを塗り塗りしながら、冷静に考えることがあったので、書いてみようと思いました。

 

人類の最大の脅威は「蚊」

蚊が好きな人はこの世の中にいないのではないでしょうか?あなたも今年の夏、どれだけ彼らにその腕や足に穴を開けられましたか?

「もう絶滅させてほしいっ!生態系に影響なんか出ないでしょ!」

そのように思っているのはあなただけではなく、そして全世界の人がそう思っていることでしょう。夏はただでさえ寝苦しいのに、耳元で

「プ~ンwww」

と来られると…ね?車の渋滞や、ネットがつながないことの不快指数はすさまじいものがありますが、その上を行くことは間違いありません。多分、私たちがあの蚊のプーンの音(モスキート音といいます)が不快に感じるのは人類そのものが彼らを脅威に感じていることに間違いありません。

そんな私の考えをビル・ゲイツさんがブログ「gatesnotes」に「The Deadliest Animal in the World」とあり、世界でもっとも人を殺している動物ランキングでも蚊はぶっちぎりトップです。

順位 動物 人数 割合
1 725,000 55.3%
2 人間 475,000 36.2%
3 50,000 3.8%
4 犬(狂犬病) 25,000 1.9%
5 ツェツェバエ(眠り病) 10,000 0.8%
6 サシガメ(シャーガス病) 10,000 0.8%
7 淡水かたつむり 10,000 0.8%
8 回虫 2,500 0.2%
9 さなだむし 2,000 0.2%
10 ワニ 1,000 0.1%
11 カバ 500 0.038%
12 ぞう 100 0.008%
13 ライオン 100 0.008%
14 オオカミ 10 0.001%
15 サメ 10 0.001%

…これはすごいですよね?人間にとって最強の敵は蚊ということですよ!

「ヲイヲイ、でも蚊が全滅したら補足する動物が消えてしまうのでは!?」

と思ってしまうところですが、たとえ蚊がいなくなってしまっても他の虫で埋め合わせが行われるために、問題は起きないと見ている専門家もいます。

「んじゃ今すぐやっちゃおうぜ?」

というのはまだはやい。というのもこれは科学的根拠とかなしで個人的な意見だけでいってしまうのですが、私はやっぱり蚊も世の中に必要なんじゃないかと思います。ウイルス進化説という話をご存知ですか?ウイルスが人体に入ることで人間の遺伝子に影響を与え、長い目で見ると進化を促すというものです。ウイルスを媒介する蚊のおかげで、人類にいい影響を与えた可能性があると思っています。そこら辺がどうなるのか?それはもう誰にも分からないんですよね。

何がいいたいかというとこの世界は複雑系で出来ていて、色んなモノが思わぬ相互作用を起こしているということです。

 

この先、いつか蚊が必要になる世界がやってくる

 

ちょっと古いニュースですが、大量の血液を吸った蚊の化石が発見!というものがありました。

元生化学者で、引退後は米スミソニアン協会国立自然史博物館(Smithsonian Institution National Museum of Natural History)でボランティアをしているデール・グリーンウォルト(Dale Greenwalt)氏率いる研究チームが最新の器具を使って蚊の腹部を調べたところ、膨らんだ腹部から紛れもない鉄分の痕跡が検出された。同氏は、「非常にめずらしい化石だ。この種の化石は世界中で他にない」と話す。
引用元:AFP BBニュース「腹部が血液でふくらんだ4600万年前の蚊の化石を発見」

このニュースを見た時、映画・ジュラシックパークで蚊が吸った血液から恐竜を復元するという話を思い出しました。今現在ではそのようなことは出来ません。ですが、この先科学の発展があれば実現可能になるかもしれませんし、2017年の今私たちの血液を吸った蚊が1000年後に発見され、何かの発見につながるかもしれませんね。時空を超えて古生物が現代世界に復元できるとなると、人類に大きな影響を及ぼすでしょう。

でも果たしてそんなことが可能なのか?それは誰にも分かりません。しかし、自然淘汰の結果が今の世界の全てであり、人間の乱獲による絶滅を除いて本質的に必要とされないものは全部消えてしまったことを考えると、蚊は選ばれてこの世の中にいるといえるのではないでしょうか。今現在は蚊の必要性が理解されていないだけで、この先は変わるかもしれません。

私は生命とは、自らが生きる道を模索するものと考えています。人類が人為的にその道を閉ざしていまっていい理由はどこにもありません。ちょっとお固い話になりましたが、私は蚊を鬱陶しいと思いつつも、今後も仲悪く共栄していく道を望んでいます。

黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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