起業・会社経営

わらしべ長者戦略で、起業もリスクを取らずにうまくいく

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
前回の記事では私の赤裸々な過去とともに、わらしべ長者戦略で夢だった外資系企業で英語と会計スキルを活かした仕事についた話をしました。周囲は東大卒や、海外の有名大学のMBA取得者ばかりで、私のように底辺工業高校からわらしべ長者戦略で来たものは皆無でした。

これは自慢をしているのではなく、本当に誰にでもできることで、ぜひ夢をつかむために参考にしてもらいたいと私が思っている考え方です。そしてそのわらしべ長者人生戦略は、学業や会社員の世界だけでなく、起業でも通用する考え方だと思っています。

 

起業はマラソン、実績が次の実績を呼び込む

起業はマラソンのようなものだとつくづく思います。そして成功とは一夜で人生が変わるようなものではなく積み上げるものだとも。一部の天才は別にして、私やあなたのような一般人が起業したビジネスで食べていこうと思うなら一つ、そしてまた一つずつ積み上げて行くことでしかゴールにたどり着く方法はありません。

初めてネットショップをオープンした時、私は「まあ一年くらいは全く売れないつもりでじっくりやろう」と思っていました。フタを開けてみたら意外とバシバシ売れていくので期待していない分とっても嬉しかったことを覚えています。しかし、ある程度は売れるのですがドカン!と爆売れはしません。まあ最初の一年目は認知度はゼロなので気にしませんでした。

翌年になり、ブログなどで情報発信を開始。最初は0PV、2PVとかで笑えるくらい誰からも見られません(笑)。一年間はコメントもアクセスもないと分かっていましたので全然気にせずに書き続けました。そうしている内に女性誌から「掲載させて下さい」とお声がかかりました。「お!ついにメディア掲載か!?」と驚きと嬉しさに包まれましたね!その掲載を見たネットのグルメニュースサイトが「うちも掲載させて下さい!」といってくれ、その後はFMラジオに出演のお声がかかったり、テレビ番組の「おしゃれイズム」さんで紹介いただきました。

サイトを作ったばかりの時は見た目も今とはかなり違ったサイトで、メディア掲載実績もなく、取り扱い商品も少なかったです。そのままではテレビ番組で紹介は不可能でしたね。ひとつ、またひとつという具合に積み上げていった実績やメディア掲載がその次の実績の呼び水となっていくのを感じました。繰り返しですが起業はマラソンです。一晩で大金持ちにはなれません。一つ一つの積み上げを重ねることで、次の実績を呼び込むわけです。

 

ライター業も実績の積み重ね

私はネットショップのブログを書いている頃はほとんどPV数がありませんでした。コメントもメッセージもいいねも何もありません。毎日書いていても壁に向かって独り言をいっているような感覚です。誰も見ないのに記事を書き続けるというのはなかなか辛い作業です。ブログは3ヶ月続く人は1割もいないというデータがありますが、諦めてしまう人の気持ちはよくわかります。

しかし、ブログがその真価を発揮するのは書き始めて何年か経過してからです。ブログは蓄積型のメディア、1記事、そしてまた1記事書いていくとどんどん記事が溜まってきます。PV数も本当にすこーーーーしずつ増えていきます。転機が訪れたのはライターのお仕事をしませんか?という公募を見た時です。テーマは投資。投資なら知識・経験があるのでなんとかなりそうだと思いました。公募を見た瞬間に応募、翌日には応募者多数で締め切りとなっていたので今考えるとあの時応募しなかったら今のライター業はありまえんでしたね。

記事を書くとちゃんとお金がもらえます。編集長がついて最初はかなりダメ出しを頂きました(笑)。原稿を提出する時は5回も6回も読み直して震える手で送信!訂正されるたびに改善を重ねていきました。ある日、自分の書いた投資記事にNews Picksで堀江貴文さんとビットフライヤーCEOの加納社長からコメントがつきました。ビジネス会の大御所二人からのコメントです。もう嬉しくて嬉しくて天にも昇る心地というのはこのことかと思いました。

その後、アゴラ言論プラットフォームさんに自分の書いたブログ記事が掲載されるようになり、それがYahooニュースさん、グノシーさんに転載されました。その実績を持って他の大手メディアのライター業にも応募をするとこれまでのライター業の実績を認められて正式な執筆陣として契約をすることになりました。これで晴れてプロのライターの仲間入りです。

ライター業もいきなりYahooニュースさんに転載されるような記事は絶対に書けなかったでしょう。小さな小さな、それでも着実に前へ進む実績を積み重ね、PRすることで次の仕事を取ってくる…さながらわらしべ長者のようだと感じましたね。今はYahooニュースに度々取り上げられるようになりましたが、最初は誰も見ていないのに記事を書き続けるというところからのスタートです。ライター業も積み重ねが全てだということです。

私は今も色んな事に挑戦しています。中にはやっている割にはそれほど成果が得られていないものもあります。しかし、それはずっと先にある実績を掴み取るために、小さな実績をコツコツと積み重ねているので気にしません。ほら、イチローさんもいっていたじゃないですか?

「とんでもないところへ行くには小さいことの積み重ねしかない」

って。

黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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