生き方・人生論

「人生もっと楽しもう!」という人ほど人生を楽しんでいない

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
私は時々、ネットのお悩み相談掲示板を見ることがあります。そこには様々な人生の悩みを相談する声で溢れており、示唆に富んだ回答を読むことでハッとさせられることが少なくありません。

分かりやすく、答えが明確な悩みについてはあまり興味を惹かれることがありませんが、例えば「このような境遇に置かれた自分はどのように生きることで、人生を充実させることができるのか?」という哲学ともいえるような質問への回答は一つ一つ丁寧に読んで大きな気づきを得ることがあります。悩みを相談する人は実に様々、多種多様な悩みへの励ましをする回答者の中には「人生もっと楽しまなきゃ!人生は最高なんだ!」「人生は一度きり、楽しまないと損ですよ!」というノリのものを散見します。

そうした回答を読んだ時に私が感じること、それは「そうした回答者こそ、人生を楽しめているんだろうか?」というものです。回答者の中には無理をして人生を楽しんでいるフリをしていると感じてしまうことがあるのです。

 

あまりにも当たり前過ぎるものは見えない

「あまりにも当たり前すぎるものは見えなくなる」という特性を人は持っています。例えば酸素、酸素は水よりも人間関係よりも何よりも重要なもので、なくなったら誰も生きられなくなります。ですがこの酸素の存在を日常的に自覚し、そして感謝できている人はどれだけいるでしょうか?「ああ、酸素さんありがとう。この部屋の酸素がクリーンなおかげでこんなに頭が冴えている!」なんていい出す人を見たことがありません。もちろん、私もそんなことを思ったことがありません。水もそうですね。「日本の水はクリーンで安いから洗濯物も洗い物も出来て清潔に保てる!」といっている人を見たことがあるでしょうか?でもオーストラリアのようにシャワーは5分以内で済ませることが求められるような、水不足の国へ行くと「水が潤沢でクリーンなありがたさ」が嫌というほど分かると思います。人は不足するまで、あまりにも当たり前過ぎるものは見えないのです。

 

人生楽しまなきゃ!という人が見ている世界

「人生は楽しい!幸せに満ちている!!」「人生は一度きりなんだから楽しまなきゃ!」ということをしょっちゅういっている人は、実はそう思わないと辛いと思うような生活を送っているのではないか?と思うんですよね。だって幸せに満ちていたらわざわざそんなことをいう必要はないからです。

私は人から見てお気楽で悩み知らずに思われることが多いのですが、もちろん生きていて辛いと思う瞬間がたくさんあります。仕事でも投資でもプライベートでも家族関係でも同じです。しかし、できるだけ物事を見る時は不幸の塊や悩みの元になっている対象に目を向けるのではなく、できるだけいいものだけを見ることを心がけています。世の中は幸せそのもので出来ている、なんていいません。でも、不幸や悩みの数と同じかそれ以上に幸せのタネもたくさん落ちていると思うんですよ。あちこち散らばって落ちているいいものと悪いもの、あなたはどちらに目を向けますか?ということだと思うんですよね。私は感謝の気持ちを感じられ、幸せ探しが得意になった方が自分の人生が豊かに、楽しく、幸せになれることを理解したので、年を取るとともに幸せのタネを見つけるセンサーが敏感になりました。

ですので、最近は「人生を楽しみましょう!」といったり無理に考えなくなりました。どこへいっても、どんな生活をしてもいいもの、悪いものは世の中に転がっていてその両方を手に取る瞬間というのはあるのです。そのことをわかりきっているからこそ、無理にポジティブになるのではなく、人生は酸いも甘いもあってこそよ!と自然体で受け入れる道を取るようになりました。以前はもっと息苦しさを感じる事が多かったです。「自分は恵まれている部分もあるのに、不満なんて持ってはいけない」「こんな悪いことがあったけど、頑張ってポジティブに考えなきゃ!」と。でも悪い部分もありのまま受け止めるようにするとスッと楽になりましたね。「人生は時計の振り子。いいことも悪いことも繰り返しているのだから、あまり1つ1つの事に囚われずにいこう」と思うようになって気が楽になりました。

 

無理にポジティブになる必要はない

私は何でもかんでも無理やりポジティブに持っていく必要はないと思います。本来は我慢せずに抗議するべき状況を「普段この人からお世話になっているから怒ってはいけない。感謝を忘れてはいけない」という考えは一見すると、争いを避けられてとても良いものに思えまが、実際はそうではありません。積もり積もればやっぱり不幸のタネが芽を出し、どんどん育ってやがては自分の心を苦しめる元凶になると思っています。実際、昔の私はこんな感じの思考でしたね。嫌なことがあっても無理やり「これは必要なことなんだ。これで怒りを感じるような自分は矮小でダメなんだ」と。でも今は変わりました。無理にけんか腰で挑む必要はありませんが、言うべきことはきっちり伝える。コミュニケーションの過程でわかりやすく、誤解がないように伝える努力を精一杯します。しかし、それで相手から理解が得られなかったらスパッと諦めて次に進みます。場合によってはそれで相手とは違う道を歩む判断になることもあります。でもそれでいいと思っています。無理にポジティブに持っていこうとしても自分の心に嘘はつけませんから、我慢をして耐えることは長い目で見て人生の幸福度を高めてくれる結果になるとは思えないのです。

無理やり「人生を楽しもう!」なんて思う必要はありません。あくまで自然体でいく、不必要な我慢をせずに楽に生きていく、その道を模索するのが人生の生き方なのかなと思うようになりました。

 

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黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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