大手メディアで記事を書くと、他メディアから取材してもらえる

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
1年前まで、私はこの個人ブログでせっせと記事を更新していました。アクセス数は少なく、コメントも反響も何もありませんでした。それがアゴラ、マネープラス、ZUU onlineといったネットメディアで記事を書くようになり、一気にアクセスが増えて今では記事を書くと反響が来るようになったので以前に比べて記事を書くのが楽しくなってきました。
そしてこうした大手メディアで記事を書いていると、当初はまったく考えていなかった人たちからの反応があることに気付きました。それは他の大手メディアです。ネットで記事を書いて自分のビジネスやブランディングをしたいと思っている人はたくさんいると思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
メディアは他のメディアを見ている
私はフルーツギフトショップと、ジャーナリストの仕事をしています。ジャーナリストの仕事の一環として、企業や有名人に取材をさせてもらい記事を書いています。記事を書いているジャーナリストですから、メディアの仕事をしているわけですが、ネタ探しや情報の裏取りは他のメディアをチェックします。例えばフルーツの生産量が落ちている記事を書く上では、私一人が「フルーツは生産量が落ちていて問題だ」といっても説得力はありません。でも、農林水産省の調査結果を引用すると、発言を信用してもらえます。引用元は政府の他、新聞社の発表する記事やビジネス誌などの場合もあり、他のメディアの調査結果の力を借りるわけです。また、データの正当性を見るだけでなく、「今何が話題になっているのか?」ということについても、他のメディアの情報をチェックします。私の場合は、フルーツの記事を書くことが多いので、日本農業新聞のサイトへ行き、興味深い記事やアクセス数の多い記事を見つけて、内容を引用して自分の意見や体験談を織り交ぜながら記事を書いています。
これと同じようにどのメディアも同じだと思います。過去にアゴラでカーリング女子の「韓国のいちごおいしい」発言の裏事情という記事を書いた時は反響がとても大きく、いいねは2000以上ついて1ヶ月の間に4社の雑誌社、1社のテレビ局から取材を受けることになりました。この記事を書いて反響顔大きかったことで、他のメディア記者の目に触れて取材を頂いたわけです。つまり、大手メディアといっても、他のメディアの反響や動向をチェックしているということです。
メディアは他のメディアを見ています。この事実を理解しておくだけでもネットで記事を書いてマーケティングをする上で価値があると思います。
写真はFM東京の取材を受ける筆者。
どこで書くか?それが問題だ
同じ人が同じ記事を書いても、影響力に大きな違いがあります。これはとても大切なことですが、これまで意識したことはあるでしょうか?
私はこのブログで一生懸命記事を書いていましたが、ほとんど反響がないといいました。一年前は結構辛いものです。アクセス数は少しずつ伸びていたのですが、誰もからもコメントも何もないので「本当に誰かが見ているのだろうか?このアクセス数は私にやる気を出させるために、誰かがウソのデータを見せているのだろうか?」と意味のわからない妄想に囚われた瞬間もあったほどです。
ですが、過去に書いた記事をアゴラを始め、他のメディア向けに発信すると大きな反響があったのです。つまり、個人ブログで書いても大きな反響がないのは、それは書いている「場所」に問題があるといえるわけです。韓国いちごの問題をこのブログで書いてそこそこアクセスは増えましたが、アゴラで書くと他のメディアから取材依頼が殺到する。同じ人が同じことを書いているのにまったく反響が違うというのは、書いている場所の影響力の違いです。そこには書いている記事の品質とか、書いている人の信用力以上にメディアそのものの影響力の違いがあるのです。
他のメディアへPRするために大手メディアで記事を書く
私が記事を書くのは色々な理由があります。原稿料がもらえるから、自己ブランディングになるから、純粋に楽しいからと様々です。しかし、その一つに「他のメディアへPR出来るから」という理由があります。
先ほどいった通り、大手メディアで記事を書くと他のメディアが取り上げてくれたり、取材依頼をくれたりします。その中には大きな影響力を持つものもあり、例えばテレビ出演につながると視聴者から問い合わせや注文が入ります。実際、マネープラスで書いた記事がきっかけで、テレビ東京のモーニングサテライトに出演することになりました。そしてその出演がきっかけで別のメディアに取り上げられる、という具合に連鎖反応が起こります。
これを読んでいるあなたが、ブログやビジネスをする上でアクセス数を集め、影響力を持ちたいと思うならしこしこと個人ブログを更新し続けるだけでは足りないと思います。なぜなら、個人ブログは大手メディアに比べて影響力が小さく、また認知度やブランド力を築くには時間がかかってしまうからです。それなら大手メディアで記事を書くルートを作り、大手メディアでたくさん記事を更新するようにしたほうが圧倒的に速いですし、何より大きな反響が得られます。そして他のメディアの目に留まると、連鎖的に拡散されることになります。
大手メディアで記事を書く、という発想を持たれることをおすすめします。