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これからはますます「アンラーン」の重要性が増していく

こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
「物事は知れば知るほど良い」と考えている人は少なくありません。私も昔はそう考えていました。物理的なものと違い、知識や情報はかさばる心配はありませんから、持ちすぎて身動きが取れなくなってしまうことはありません。

しかし、実は知識や情報も捨てなければいけない時が必ずやってくるのです。なぜかというと、「使えなくなってしまった常識、情報、知識」があるために、新しい常識や考え方が入らなくなってしまうからです。

物事を学ぶのは英語で「Learn(ラーン)」といいます。その逆の意味に「Unlearn(アンラーン)」という言葉があります。今回はUnlearnの重要性についてお話をしたいと思います。

 

昭和の常識を平成に持ち込まない方が良い

時代によって有効な生存戦略は異なってきます。昭和はその時に良しとされた生き方がありましたし、平成も同じです。問題は過去の生存戦略が通用しなくなっているのに、現在にそれを持ち込んでしまうことなのです。

例えば残業についての考え方一つとってもそうです。昭和は経済が右肩上がりで、とにかく猛烈に働くことが会社と自分の成長発展につながるタイミングがありました。社会も個人も分かりやすいロールモデルがあり、やること、目指すべきゴールが明確だったので、後はとにかくがむしゃらにやるだけで努力と成果が正比例していたのです。そんな時代の生存戦略とは、「他人より一歩先んじる」ではないでしょうか。つまるところ、それはむちゃくちゃ働くということです。残業は美徳、とされていたのも昭和の生存戦略にマッチしていたからなのです。

ところが、平成最後の30年という年にその概念は通用しません。なぜなら仕事の質も大きく変化したからです。労働集約的な働き方が通用しないビジネスに身をおいている人は特にそうでしょう。人力で伝票をガンガン処理していた時代と異なり、現在の事務処理における正義とは「効率化」です。隣で朝から夜まで一生懸命、休まずに伝票処理をしている人より、効率化ツールを開発し、ボタンを押すだけで5分で同じ結果を出せる人の方が評価されるわけです。そうなるとがむしゃらに時間をかけてなんとかするのではなく、脳に汗をかいて効率化出来る人が今の時代の生存戦略の勝者となるわけです。それなのに「残業をせずに帰るのはやる気がない」と昭和のワークスタイルを持ち出すのはおかしなわけです。頭脳労働者は仕事が終わったら早く帰って、効率化につながる勉強や知識・情報の仕入れに奔走するべきなのです。

がむしゃらに働いてきた人は、古い概念をアンラーンする必要があります。

 

過去の成功体験に殺される人たち

私はネットマーケティングをやっている立場ですが、時々過去の成功体験が足かせになっている人たちを見かけます。

具体的に名前を出すと批判になってしまうので、明言を避けます。かつてものすごく有効だったとあるマーケティング手法がありました。その方法を使って荒稼ぎをして、そのやり方を色んな人が稼げる情報商材として売りまくっていたのです。

ですが、ある時を境にその有効な手法はいきなり通用しなくなりました。否、それをやるとペナルティを受けてしまい、Googleの検索結果に表示されなくなったり、厳しく罰せられたりしてしまう事になったのです。が、未だにその手法に手を染めている業者や、「稼げるノウハウ」として販売している情報商材屋を見かけるのです。「それ、もうとっくに通用しないよ」と言いたくなってしまうのですが、過去に荒稼ぎ出来た成功体験から抜け出せず、未だに後生大事に抱えているのです。

例えば新しいサービスが登場した直後などは、ある種無法地帯みたいになっている時があって法整備や規制が追いついていないために、ネットビジネスには裏技的な手法が存在するタイミングがあります。ですが、当然そのような状態はいつまでも続きませんから、いつかは使えなくなります。そのときにこそ、アンラーンしなければ過去の成功体験に殺されてしまうというわけです。

 

アンラーンする具体的な方法とは?

「古い常識や習慣はさっさと捨ててしまいなさい」と言われて、捨てられる人はなかなかいません。アンラーンを阻害するのは、「今更、別のことを学ぶなんて面倒くさい」という心理や、「自分はこれまでこのやり方でやってきたんだ」というプライドだったりします。

そんなハードルを超えてアンラーンする方法は次のようなものです。

 

1.現実を直視する

現実を見て、満足しているならそもそもアンラーンする必要はないかもしれません。ですが、「このままではいけない」「他にもいい方法があるのかもしれない」と疑念が湧いてきたなら、まずは現実を見ることです。うまくいっていない、思うように成果が出せていないと感じたときこそ、アンラーンするときです。

 

2.ホンモノを見る

ホンモノを見ることで、開眼することはよくあります。

例えば私は「投資といえば株式投資か不動産投資」という強い思い込みがありました。これ以外の手法はリスクが大きく、手を出すべきではないと考えていたのです。ところが、今は運用資産の多くを仮想通貨に移してトレードをしています。そのきっかけとなったのは、仮想通貨の可能性を熱く説き、数十億円に増やす人たちを目の当たりにしたからです。直接、彼らから話をじっくりと聞き、自分でも納得の行くまで調べた時、私の中での投資手法に「仮想通貨」が追加されました。現在は低迷を続けている仮想通貨ですが、そんな時だからこそ乗り出すべきだと考えて、今は仮想通貨に挑戦をしています。少し前までは考えられなかったことですが、ホンモノを見たことで「投資=株・不動産」という思い込みをアンラーンしたわけです。

これからの時代、次々と情報や知識や常識は陳腐化していきます。いつまでも過去の常識を大事に抱えて、時代にマッチしない生存戦略を押し付けてしまうと「痛い人」になってしまいます。情報や常識こそ、アンラーンという断捨離が必要なのです。

 

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黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

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