「ムダな努力をムダで終わらせない」思考法

こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
「ムダに終わる」ということを嫌う人はたくさんいますよね。あなたも例外なくその一人だと思います。参加者の90%以上が「満足した。いい話だった」と二重丸をつけるようなセミナーを開いても、実際にセミナーで教わった事を実践、行動できるのはわずか10%以下です。それは、「話は確かに良かったけど、自分にはムリかもしれない。ムダに終わるかもしれない」という、ムダに終わることを恐れて行動できないわけです。
やってみないとムダかどうかは分からない
「世の中にムダなことはない」といいますが、私はこの言葉はウソだと思っています。どんなにいい話を聞き、どれだけためになる経験をしたとしても、行動しなければ未体験とまったく同じであり、経験に費やしたお金や時間は完全にムダになってしまうからです。
私はフルーツギフトや、英語ビジネス、ジャーナリスト、アフィリエイトなど色々な収益源を作り、それぞれ日々たくさん挑戦をしています。特にビジネスは多くの挑戦のすべてが成功するわけではなく、想定通りにはいかないことが多いのです。しかし、それは多くのムダをしているわけではなく、大量行動の中から有効な手段を一つずつ検証する作業だと思っています。
ビジネスは仕掛ける側が「これはいい商品・サービスだ」、と思っていても肝心のお客様がそう思わない事はたくさんあります。文字通り「やってみないと分からない」、という世界です。やってみてうまくいかなければ、また次の新しいことをやる。これを繰り返し、支持されるものだけを残していけば、それは素晴らしいビジネスになります。フルーツギフトの肥後庵やその他のビジネスも同じやり方で取り組み、今の所生き残って来られました。
ムダかどうかはその人次第
究極的にはムダに終わらせるかどうかは、完全のその人の思考・行動次第だと思っています。
同じ施策をして、「これはダメだったか。じゃあこっちはどうか?」と失敗を経験に変えて、ゴールに近づいていくのか?それとも「ムダになってしまった!アホらしい、もうやめよう」と失敗のまま放置して嫌な思い出を作ってしまうのか?前者は「失敗→検証結果・データ・経験」という価値あるものに変える行為ですが、後者は「失敗」のままでしかありません。
経験や知識をゴミにするのか、資産にするのかはまさにその人次第なのです。
ムダに終わらせないために私がやっている施策
人間は「失敗を忘れ、自分を正当化する」というやっかいな特性を持っています。ですので、何もしなければ挑戦もしないし、挑戦をしても「自分は間違っていない」と反省しないのです。
私がやっているのは、挑戦した事のフィードバックです。これは必ずやるようにしています。例えば投資、「いける」と思ってエントリーしたのに、その後値下がりした場合は速やかに損切りを行います。問題は「次に活かす」ことです。
「RSIとボリンジャーバンドを見て割安と判断、ゴールデンクロス形成への期待感からエントリーしたがその後下落。なぜ予想が外れたのか?どうすれば次は同じことにならないか?損切りするならもっと早くできないか?」ということを記録に取ります。そして、その失敗した記録を見て、次は同じことをしないようにするわけです。そうすれば、損切りすることになってもそれは「価値ある授業料」に早変わりです。これを積み重ねることで、より合理的により正しい判断の元に投資をしてパフォーマンスを向上させることができるわけです。
投資は目の前で乱高下すると絶対に感情的になります。後で振り返ってみると、「なんであんなバカな事をしたのか!?」と自分を責めたくなるのですが、何も施策を打たなければ必ず次も感情に揺さぶられてしまうんですよね。
ですので、見える形で失敗を記録し、何が悪かったのか?どうすれば次回は同じ失敗をしないで済むのか?というセルフフィードバックが極めて重要なのです。
セルフフィードバックは何にでも使える
私は自分ひとりだけで見る日記をもう15年くらいつけています。それを見ると、自分がやってきたこと、その時考えていたこと、結果などを振り返ることができるわけです。
もちろん、思い出したくもないような痛烈な痛い思いや、恥ずかしい体験を山ほどしてきています。でもあえてその失敗と向き合うことで、二度と同じことをしないようにしています。
意図せず、相手の誤解を招いてしまった言動。
マイルールを破って嫌な思いをしたこと。
損切りが遅れてズルズルと損失を拡大させてしまったこと。
取引先とうまくコミュニケーションが取れなかったこと。
たくさんあります。大事なのは失敗から学ぶことだと思っています。ムダをムダのまま絶対に終わらせないためには、セルフフィードバックが重要なのです。
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