起業・会社経営

仕事は「もらう」から「断る」に変わっていく

こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

起業当初はとにかく仕事を頂く事に東奔西走していましたが、最近はブログやメディアに寄稿した記事経由で、向こうから仕事が舞い込むようになりました。「仕事を取りに行く」から、「仕事をもらう」に代わり、最近は「仕事をお断りする」になっています。

おそらく、これは起業や副業で仕事をしている、誰もが通る道でしょう。

 

最初は仕事を選べないよね

起業や副業の駆け出しの頃はとにかく「お金がない」ものです。

仕事を頂けるクライアントには足を向けては眠れない、という感覚でどんな内容の仕事でも「もらえないよりマシ」という感覚ですから、やらせてもらえることはなんでも!というフリーランスや起業家は、多いのではないでしょうか。

かくいう私も同じ状況でした。立ち上げたばかりのフルーツギフトショップ・肥後庵の売上を上げるためには、とにかく自分の名前を売ることと、肥後庵の名称の露出を増やすために、大手メディアに記事を片っ端から寄稿していました。OKをくれるのは10社の内、せいぜい1社です。OKをくれた会社から言われることは、なんでもやっていました。

結果的にメディア露出で売上は上がったのですが、そのプロセスにおいて本音ではお断りしたくても、「次から仕事が来なくなるのでは?」という不安で断れないこともありました。また、それだけでなく「せっかくこちらを信用して仕事を振ってくれているのだから」という感覚で、相手に気を使ってお断り出来ないという場面もありました。

「駆け出しの頃はなかなか仕事は選べないよね…」という感じでしょうか。

 

「仕事を選ぶ」のは悪いことではない

しかし最近では考え方はかなり変わりました。気が進まずに仕事を受けても、お互いにいい結果に終わることがなかったからです。

私は自分のショップと自分の名前を売るため、大手メディアで記事を書いていました。しかし、「黒坂が書く理由・必然性のない記事」を気乗りせずに書いても、あまりアクセスが伸びませんでした。私が普段書かせてもらっている内容は、

・農業やフルーツビジネス
・経済や投資
・英語
・人生論

といったものですが、それ以外の分野を頼まれて書いても、いまいち文章に迫力が宿らなかったのだと思います。もちろん、手を抜いているつもりはありませんが、頼まれて書いた分野についての深い知識がなかったり、人にはない経験をしていなかったので、読者としてもいまいちぐっと来るものがなかったと推測します。

ライター・ジャーナリストとしても、「これが書きたいんだ!」という熱い想いを持って書いた記事はやっぱりアクセスが多いですし、何より「面白かった!」「ためになった!」と感想や相談を寄せられるものです。

自分がやりたいことと、クライアントが求めるものを一致させるのは、何より相手のためでもあるのです。お小遣い稼ぎに、やりたくもない事を作業としてやっても、そこには魂は宿らず、ありきたりで面白くない出来栄えになるのです。

そういう意味で「仕事を選ぶ、時にはお断りをする」というのは自分のためというだけでなく、何より、クライアントやエンドユーザーのためなのです。

 

仕事は上手に断ろう

昔は、「仕事は断ったらそこで永遠に関係は終わる」と思っていました。

しかし、そんな事はありません。実際、私は仕事を断ったクライアントさんとも今でも、別の仕事でお世話になっていたりします。それは仕事を上手に断ったからだと考えています。

「すいません、単価が見合わないので見送ります」

正直、これが本音であってもズバリと伝えてしまうと、もう二度と仕事をすることはなくなってしまいます。ですので、私は

「今回依頼して頂き、本当にありがとうございます。申し訳ありません。この仕事は自分の対応可能な分野ではございませんので、御社のお力になるのは難しいかもしれません。

私は○○という分野でこうした実績を出してきましたので、少々方向性が異なる分野であればきっと貢献できるかと存じます。ぜひご検討のほどよろしくお願いします。」

という言い方をしています。これは「No, But話法」と勝手に呼んでいますが、「これは無理だけど、こっちなら出来ます」という逆提案です。それにより、「では、こっちの仕事をお願いします」となったことは何度もありました。

起業家やフリーランスは、いずれ仕事をお断りするフェーズに入ります。その時にこの話を思い出して頂き、参考にして頂けると幸いです。

■無料で不定期配信している「黒坂岳央の公式メールマガジン」。ためになる情報や、読者限定企画、イベントのご案内、非公開動画や音声も配信します。

黒坂 岳央

高級フルーツギフトショップ経営、雑誌・テレビのビジネスジャーナリスト、作家、講演家、投資家と幅広く活動。 元・高卒ニート&フリーターだが、米国大学留学を経て外資系勤務後に起業。 メルマガも書いてます→https://takeokurosaka.com/mailmagazine/

Related Articles

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


Back to top button
Close