「単語も文法も、それなりに勉強してきた。リスニングも、ある程度聞き取れる。それなのに…英語が一言も出てこない」とか、「英会話はできなくはないけど、一言絞り出すのに脳内での英作文にすごく時間がかかる」あなたは英語の勉強していてこういう経験はありませんか?
実はこの症状に効く薬があります。それが英語のハノンです。
リーディングやリスニングなどのインプットができるのに、英会話が出来ない最大の理由は知識に加えて、反射的なトレーニングがプラスアルファで必要だということです。英語のハノンを使うこことで正しい英語を瞬間的にパッと口から反射的に出てくるようになります。
しかし、英語のハノンシリーズには初級編、中級編、上級編、フレーズ編に加えて、2025年4月には新たにロジック編まで発売されています。これだけあると、「自分はどれから始めればいいの?」と迷ってしまう人も多いです。
そこでこの動画では英語のハノンシリーズの解説とともに、どうやれば伸びるか?逆に間違って使うと伸び悩むか?ということについてお話しますのでペラペラ英会話ができるようになりたい人はぜひ最後まで見ていってください。
目次
1章 英語のハノンってどんなテキスト?
まず、英語のハノンを知らないよって人も多いと思うので簡単に解説します。
一言でいうと、ピアノのハノンの英語版です。ピアノをやったことがある人なら、誰でも知っているのがハノンですね。ピアノはいきなり好みの曲に手を出して練習するより、最初に練習本にあたるハノンで訓練することで、指の動かし方や鍵盤の位置をマスターできます。
自分は大人になってからヤマハ音楽教室でピアノレッスンを受けていたけど、その時にハノンを使ったことで、最初は氷のようにガチガチに動かなかった左右の指を、比較的早い段階でスイスイ自由に動かせるようになりました。
そして英語のハノンは大量反復をすることで、「頭の中では分かっているけど、英語として口から出せない」という症状を治療できます。スポーツにたとえると毎日必死に素振り練習やバッティング練習をするようなもので、ボールが飛んできたらあれこれ考える間もなく、体が勝手に反応してボールを遠くに打ち返すためのバットを振れるようになるみたいなイメージですね。相手がジャンプで飛び込んで来たら考える前に昇龍拳で撃ち落とすという感じ。
まとめると、英語のハノンはピアノのハノンの英語版であり、計算ドリル、漢字ドリルのように大量反復をする過程で英語を話すための訓練をしましょうという本です。
ではここからは英語のハノンはどういう流れで英会話力を鍛えていくのか?について解説します。この本は、連続ドリルと段階ドリルという2段階にわけて学ぶことで、英会話力を鍛えるようになっています。
・英語音声を2回リピートする。
【音声】Jackie is often in the library.と聞いたら同じ内容を繰り返します。【あなた】Jackie is often in the library.そうししたらまた同じ音声が流れます。【音声】Jackie is often in the library.そしてまたあなたは今聞いた内容を繰り返します。【あなた】Jackie is often in the library.
・英語の単語、フレーズの音声が流れるのが聞こえたら、自分の言葉で内容を変化させる。
【音声】Jackie and Shellyと指示が聞こえたら【あなた】Jackie and Shelly are often in the library.と変化させます。今のわかりましたか?主語が複数形になったので、isからareへと変化させましたね?そして今度はalwaysと指示が出ます。【音声】alwaysそうしたら【あなた】Jackie and Shelly are always in the library.このようにoftenをalwaysに変化させます。疑問文や否定文にするように指示が出たら、また自分の言葉で内容を変化させます。 【音声】questionと聞こえたら【あなた】Is Jackie often in the library?とします。はい、では次は【音声】negativeと聞こえました。否定形にします。【あなた】Jackie is not often in the library.こういうイメージです。
日本語訳はついていますが、指示や音声は英語で流れるので英語オンリーで英会話の練習ができます。ひたすら同じ英会話フレーズを真似して練習するのではなく、指示通りに瞬発的に自分で英語を口から出す練習にもなるので血肉化するまでやり込むことで、実際の英会話でも反射的に英語を出す状態を作ることができるというわけですね。
2章 英語のハノン・レベル別解説
では1章からテキストごとの特徴を解説していきます!数が多いのでサクサク解説していきましょう。
1. 初級編
「英語ハノン 初級編」は3つの特徴があります。
特徴の1つ目は、「英音法」の習得です。
たとえば、“get it out”が“ゲリラッ”って聞こえたことありませんか?こうした音のつながりや省略を、英語では「英音法(えいおんほう)」と言います。英語ハノン初級編では、こうした音の変化を聞き取って、真似して、自然に口に出せるようにするトレーニングがたっぷり入っています。この英音法を学ぶことで、英語の音声変化のルールが分かって、リスニングも発音も上達します。さらに初級編は中級編や上級編と違って、音声のスピードはゆっくりめに設定されていて、初心者に優しく作られています。
特徴の2つ目は、「基本文法の徹底練習」です。
初級編では、be動詞、一般動詞、三単現のsなど、中学英語で習った基礎文法を、瞬時に使いこなせるように訓練します。繰り返すことで反射的に口から出せるようになります。中級編では接続詞や比較級、倒置などもっと複雑な文法が出てきますが、初級編はとにかく「中学英語をスラスラ話せるようになる」ことに全振りしてます。さらに、初級編では“He is a student.” “He isn’t a student.” “Is he a student?” のように、肯定・否定・疑問の3パターンをセットで何度も繰り返す訓練をします。
特徴の3つ目は、英語の瞬発力を鍛えるです。
この初級編の最大のテーマは、中級・上級のような“ロジカルに英語を話す訓練”ではなく、「反射的に正しい英語を出す回路を作ること」にあります。訓練をすることで英語の語順を、イチイチ意識せずとも反射的に出せるようになります。
2.中級編
中級編では、頭の中にある考えや情報を、論理的に筋道立てて英語で表現する“思考と言葉をつなぐ力”を育てる一冊となっています。
中級編の特徴の1つ目は、「接続表現を使った訓練」です。
英語で、because「理由は〜だから」とかeven though「〜だけど」という英文って、意外と難しいですよね。中級編では接続詞を使って、自分の意見や理由を英語でしっかり伝える力を鍛えます。このスキルは、英会話の中で自分の主張を説得力ある形で伝える上で非常に重要です。 特に、試験のスピーキングやビジネス英語の場面では不可欠なスキルになります。
中級編の特徴の2つ目は、「高度な英文法の訓練」です。
中級編では、比較級、仮定法、倒置、関係詞など複雑な文法を“話すために使う”訓練をします。特に、文法を使って文のニュアンスや意味の変化をつける感覚は、中級編でしっかり学ぶべきポイントです。
中級編の特徴の3つ目は、「論理を口に出すための反復トレーニング」です。
初級編が“反射的に語順を口に出す回路”を作る野球の素振り訓練だったのに対し、中級編では「ロジカルな英会話練習」が中心です。
たとえば、「I didn’t go out because it was raining.」や「Even though I was tired, I kept studying.」など、状況と理由、逆接の流れなどをスムーズに口に出す訓練が行われます。中級編は、英語を「単語の羅列」から「考えを伝える言語」へと変えていくステップです。
3.上級編
初級編で英会話の反射神経を身につけ、中級編でロジカル英会話力を養ってきた学習者が、いよいよ“準備なしで自由に話す”ための即興スピーキング力を完成させるステージ、それが上級編です。英会話で“言いたいことが詰まって出てこない”から卒業できる一冊です。
特徴の1つ目は、「話しながら考える訓練」です。
上級編では、与えられたテーマや質問に対して、制限時間内に即座に英語で返答する形式のトレーニングが中心となります。 「考えてから話す」ではなく、「話しながら考える」スタイルへのシフトです。
例題も日常会話から抽象的な話題まで幅広く、たとえば「あなたの価値観に影響を与えた出来事は?」「この状況でどう行動する?」といったテーマが出題されます。これらに5秒以内に英語でネイティブに話し始めるなど、リアルなシーンを想像しながら訓練をすることで自分が英会話をやっているという実感が湧きやすくなります。“台本ありの英会話”から、“その場で発する言葉”へと進化します。
特徴の2つ目は、「ビジネス英会話」です。
上級編では、身につけた語彙や文法を実際のビジネス現場などで対応できるレベルで使いこなす訓練をします。単語を知っている、文法を理解している、では不十分でシーンに応じて適切な語彙や構文を瞬時に選ぶ判断力と即応力を鍛えます。「うわあ、あの時こうしていれば…!」って後悔、誰しもありますよね?これを英語ではどのように言えばいいのでしょうか?
「If she had left earlier, she wouldn’t have missed the train.」
(彼女がもっと早く出発していたら、電車に乗り遅れることはなかっただろうに。)
上級編では、このように「仮定法過去完了を使って過去の後悔を英語で語る」などの力が身につけます。ビジネスの現場では「譲歩構文」「強調構文」「仮定法過去完了」といった高度な英会話もこなせる力が求められます。
特徴の3つ目は、「意見発信訓練」です。
上級編の練習は、本番のスピーキング試験や実際の会議のようなテンポで構成されています。たとえば、
“That’s an interesting perspective. Could you elaborate on that?”
(それは興味深い視点ですね。もう少し詳しく説明していただけますか?)
のように「その場で賛成・反論を述べる」「前の話題を受けて意見を展開する」といった、キャッチボール型のスピーキング訓練が中心です。この即興会話形式に慣れることで、英検の二次試験などのスピーキング試験はもちろん、会議やプレゼン、ビジネスまで、あらゆる場面に対応する実践的なスピーキング力が鍛えられます。
上級編は、「学んだ英語」を「話す英語」に変える最後の仕上げの段階です。
4.フレーズ編
「英語ハノン フレーズ編」は、“実際の会話で、すぐに使える表現”をチャンク(かたまり)単位で身につけるためのテキストです。特に「英語の“引き出し”を増やしたい人」「文法はわかるけど、何をどう言えばいいか分からない人」におすすめです。
この「フレーズ編」は、これまでの「初級・中級・上級」のような文法ベースのドリルとは異なり、対話形式での練習を中心としています。日常会話で頻出するフレーズを、「覚える」のではなく、「即座に口から出せる」ことを目指してトレーニングしていきます。
特徴の1つ目は、「会話の流れを作るリアルな定型表現の習得」です。
フレーズ編では、「By the way」「I mean」「That being said」など、英語の会話で頻出するつなぎ言葉を多数取り上げています。また、「Sounds good!」「Let me think…」「What do you mean by that?」といった相手の英語に自然に反応するためのフレーズ、質問表現も重点的に練習します。これらの表現は、学校では教わらなかったが、実際のネイティブとの英会話でよく使われる“生きた英語”です。習得することで英語の会話が一気に自然になります。
特徴の2つ目は、「口語表現の強化」です。
文法的には正しいけれど、ネイティブからすると少し堅苦しい…そんな表現を、より自然でこなれた英語に置き換えるトレーニングも重視しています。たとえば、会議などでやんわり反対意見を伝えるとき、「I don’t agree.」よりも「I’m not so sure about that.」の方が自然です。こうした表現の置き換えを通じて、英語の“伝わりやすさ”と“こなれ感”を高めます。
特徴の3つ目は、「フレーズ単位での口頭自動化トレーニング」です。
この教材の中心にあるのは、「瞬時に返せるかどうか」です。たとえば、相手からの“What’s up?” に対して、即座に “Not much. You?”といった反応や、「Got it.」「True.」のような主語のない短い返答を自然に言えるようなイメージです。これまでの初級~上級にはなかった、リアルでカジュアル英会話も含めてトレーニングできる構成です。
「英語の引き出しを反射的に開けられるようになり、相手の言葉にもテンポよく返せる」——それがフレーズ編のゴールです。
5.ロジック編
「英語ハノン ロジック編」、2025年4月に新発売の本書の特徴はこれまでのテキストと少し違います。
文法や発音、語彙力がどれだけあっても、相手からの「なぜ?」に対して即座にロジックで応じる力がなければ英語ネイティブと会話が噛み合わないことがあります。ある程度、瞬間的な英会話をこなせるようになった学習者が、さらなるレベルアップのために取り組むべきは“英語のロジック習慣”です。
特徴の1つ目は、「説明責任力を鍛える」です。
ロジック編では、単なる「英会話のテンプレ」を覚えるのではなく、“なぜその発言をするのか?”という主張の根拠や責任を意識する訓練を行います。たとえば、“UFOs are real.(UFOは実在する)” に “Why do you think so?”と返されたり、”Traveling to Kyoto was amazing!(京都への旅は素晴らしかった)”に”How?”ネイティブに何度も “Why?” を返されて戸惑った経験ってありますよね?これは、英語で主張するとその根拠が求められるという、ロジック重視の言語文化が背景にあります。本書では、「言わなくても伝わるでしょ」という日本人の感覚から切り離して、徹底的にロジカル英会話をトレーニングします。
特徴の2つ目:「I think病」からの脱却
日本人の英語の特徴として、主張の前に「I think」を多用する傾向があります。これは、日本語では意見を断定的に言うのが避けられる文化があり、「私はこう思うけど…」と責任の回避としてI thinkを使う癖があるためです。しかし英語では、自分の意見を“I think”で装飾する必要はありません。むしろ、それが自信のなさや曖昧さとして受け取られることさえあります。ロジック編では、”The data shows…” “Studies suggest…” など自分の意見や主張をサポートする話し方のトレーニングも行います。
特徴の3つ目:「論理の型」を自動化するスピーキング訓練
「努力なしで成功はムリ!」って、よく言われますよね。でもそのまんま英語でいっても真意は伝わりません。“Success requires effort. Because without effort, talent alone isn’t enough.”のように“主張→理由→例”の型を、反射的に言える必要があります。本書を通じてロジカルな話し方の「型」を何度も音読・反復することで、日本語的な感覚を経由せず、英語の思考回路でそのまま話す感覚を養っていきます。
英語で自分の意見を主張し、相手の意見に理路整然と応じられるようになりたいなら、このロジック編は最適の一冊です。ネイティブからのWhyとHow攻めに耐えうる本物のスピーキング力を手に入れましょう。
結局、どれ買えばいい?
「おい、お前の解説を聞いたら5冊どれも魅力的に見えて余計に迷ったぞ」とクレームをつけたくてウズウズしている人もいると思うので、あなたの代わりに黒坂が結論を出そう。ズバリ、初級編からスタートしてください。「いやいや、自分はTOEIC800点以上ありますしお寿司」といいたい気持ちはすごくわかりますが、いいから黙ってまずは初級編から始めてくれとお伝えします。なぜそう思ったのか?根拠をお話していきましょう。
まず、英語のインプットとアウトプットって学習者が考えている以上に力に差があります。試しに英語のハノンシリーズのAmazonレビュー、Xの投稿を見てみてください。たとえTOEIC900点オーバーの英語上級者でも、初級編の全ページをスラスラとはいかないことがわかります。著者の横山先生はXでこのように述べられています。
ハノンは初級が一番大事です。出だしが簡単なので、あなどられがちですが、TOEIC900くらいの方でも(990点でも)、Unit 4あたりで怪しくなり始め、Unit 6で苦戦(下手したらギブアップ)するはずです。ネイティブから見たら、TOEIC満点でも小学4年生くらいのレベルです。どうか、できれば初級から。
https://x.com/strong_logic/status/1590716775788077057
と。まず初級からやってみて、全ユニット楽々コンプできたらそのタイミングで次に行けばいいです。
3章 効果が出ない!やってはいけない勉強法
それでは3章からは効果が出ない!やってはいけない勉強法について解説していきます。
1.英語の基礎力がない状態でやる
効果が出ない勉強法の1つ目は、英語の基礎力がない状態でやる。
英語のハノンは英会話訓練というアウトプットなので、すでに英単語や英熟語を覚えていて、英文法を一通り終えた人がやるべきテキストです。よく聞くような「英会話を先にやって慣れましょう。その過程で自然に単語や英文法が分かるようになる」みたいなコンセプトではないので、まず英語を勉強して実践訓練としてハノンをやるようにしましょう。
2.反復回数が少ない
効果が出ない勉強法の2つ目は、反復回数が少ない。
ピアノのハノンが「テクニックを磨く教本」という位置づけで、技術はつくが弾いていても全く面白くないのと同じく、英語のハノンも地味で単調な反復が前提です。なので、「開始後、魔法のようにスルスル伸びる一冊」でもないですし、「楽しく英会話をやれるテキスト」でもありません。そのため、強い目的意識がない休日の昼下がりに青山でスコーンかじる英会話パーリーピーポー勢には全く向いていません。本書に限らず、英会話訓練は膨大な反復が前提ですが、強い上昇志向がないとその反復が簡単ではないからです。
ハノンの使い所は、英検の二次試験などの資格試験で英会話の瞬発力をつけたいとか、現在は英語で仕事をしているが英会話に入れず、悔しい思いをしている、みたいにどんな努力でもするから英会話力を伸ばしたい!という強い目的意識を持っている人向けです。
3.機械的なシャドウイング
効果が出ない勉強法の3つ目は、機械的なシャドウイング。
英語のハノンはお手本を無視して勝手に音読したり、本を見ながらやったり、ドリルの指示を無視して聞こえた音声をシャドウイングするだけでは伸びません。英語のハノンの真骨頂は、ドリルの指示を受けて自力で英会話を出す訓練にあります。
4.ハノン一本で訓練している
効果が出ない勉強法の4つ目は、ハノン一本で訓練している。
ハノンは野球で言う「素振り練習」の本です。毎日一人で素振り練習をするだけで、野球の試合では活躍できないのと同じように、ハノンの訓練をしながら実際の英会話経験を積んだり、他の英会話テキストを併用して会話や表現のバリエーションを豊かにする努力が必要になります。参考までに併用するのに最も適した教材がNHKラジオ英会話です。概要欄にリンクを貼っていますので、こちらもあわせて見てください。
4章 英語のハノンVS瞬間英作文
それでは最後に英語のハノンと瞬間英作文の違いについて解説します。2冊とも英会話力を鍛えるという目的は同じですが、向いている人、学習スタイルは全くと言っていいほど違います。ハノンは日本語から英語の変換練習がなく、英語を聞いて英語の指示通り英語を話す英語オンリーのトレーニングです。その一方で瞬間英作文は「私は学生です」のような簡単な日本語文→ポーズ→即座に英訳することで「英作文回路」を鍛える通訳志向です。
ハノンは日本語を一切介さない環境でネイティブと英会話ができるようになりますが、瞬間英作文は英語が分からない日本人の友だちや同僚の通訳者役を買って出ることができます。そして難易度も違います。それぞれ難易度別にシリーズ化されていますが、ざっくりした傾向で言えば英語のハノンの方が難易度が高めで、より初心者向けなのは瞬間英作文です。同時に併用する必要はあまりなく、学習者の英語力や英語を使う場面に応じてトレーニング方法を選ぶといいと思います。
今回は以上です。「英語のハノン」シリーズの全体像と、それぞれのテキストの特徴や効果、向いている人、そしてやってはいけない勉強法まで徹底的に解説してきました。
結論、「英語が話せるようになるには、まずは英語学習、その上で反射的に使える“英語筋肉”を鍛えるトレーニングが不可欠」ということです。英語のハノンに興味が湧いた人はぜひ初級編から始めてみてください。
瞬間的な英会話ができるようになるトレーニングはシンプルです。でも、地味で根気のいる反復練習が待っています。それを乗り越えた先に、「あれ?英語が口からドンドン出てくる!」というスクールでよく見る嘘くさいブレイクスルーが本当に起きます。
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