今回は発音改善や英会話効果も高い「シャドウイング」の独学勉強法 完全解説ロードマップというテーマで解説をする。昨今、ご存知の通り、アイシャドウブームで空前の英語シャドウイングブームも巻き起こって質問も多いですよと。自分は過去にアメリカの大学留学や外資系企業で働いてきた。今でも外国人ビジネスマンとZOOMで英語でのコミュニケーションを取ることがある。ネイティブのアメリカ英語と比較してダメ出しをすることに生きがいを感じている脳内ドーパミンゴリラと発音警察から見ると、黒坂の英語はまだまだかもしれないし、もちろん自分より上には上がいくらでもいるのは知ってる。それでも英語の発音が問題で、相手にこちらの話が伝わらないということはこれまでなかったし、英語圏の人からはWow your English pronunciation sounds really good.発音が上手いとかあなたの英語は聞き取りやすいと何度も言われてきた。黒坂はこれまで発音記号の勉強や発音の訓練などはしたことがない。じゃあどうやってとりあえず留学や仕事で困ることがない程度の英語の発音を手に入れたのか？というと、それがシャドウイング。正直、怪しげな教材とか英会話実践訓練をやみくもに手を出すよりも、テキストもお金も一切不要。この動画で紹介する勉強法で部屋で一人、独学でシャドウイング練習をするだけでOK。そして世間では「シャドウイングは効果がないからやめろ」といった反対意見もあるのは知っている。だけど、こうした否定派の意見をよく聞いてみると、単にシャドウイングの「やり方」に問題があって伸びないやり方をしてしまっているだけ。やっぱりシャドウイング自体になんにも罪はないと思う。
そこでこの動画では第1章であなたがシャドウイングをすると具体的にどんなメリットがあるのか？これを3つ解説する。第2章では多くの初心者がやりがちな伸びない間違った方法やシャドウイング否定派への反論を解説。そしてこの動画の本題中の本題、第3章で具体的にどうすれば発音や英会話に効果的なシャドウイングができるのか？その独学勉強法を解説する。ではいく。
目次
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「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、
「英語多読」だ。
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1章 シャドウイング訓練3つのメリット
1章ではシャドウイング訓練3つのメリットについて解説をしよう。結論次の3つがある。
効果1.発音やリスニングが上達する
効果2.英単語、英熟語、英語フレーズの暗記
効果3.英会話が上達する
ではいく。
効果1.発音やリスニングが上達する
シャドウイングによる効果1つ目は発音やリスニングが上達する。
シャドウイングではカタカナ英語ではなく、聞こえたままを真似して発音をする。たとえばこちら。What do you want? この英文を発音する時は、ワット ドゥー ユー ワント? ではなく、ワルユーワンッ？ 聞こえたまんまを発音をするようにする。それから今度はこちら。interview。これはインタビュー ではなく、イナビューになる。ネイティブが発音したものを、聞こえたまま真似をして少しずつオリジナルに似せていく。イメージ、歌手の歌い方を真似していく過程で徐々に歌がうまくなるのと似てる。なるほど、わかりやすい。聞こえたままの英語を真似するので、当然、カタカナ英語ではない自然な英語の発音になる。
シャドウイングは発音が上達するだけでなく、リスニングにも効果がある。リスニングで音が聞き取れない、とか早くてついていけないというのは、マッチングアプリの写真詐欺のように自分がイメージする音とまったく違った姿で届くから。え？あんた誰ですか？もしかして眼の前のこの魔人ブウみたいな空気デブオヤジはあのマチアプ上でイケメン王子様なの？そう、このくらい原型を止めないから聞き取りができない。たとえばこちらYou shouldn’t let him get away with it.というフレーズは、ユー シュドゥント レット ヒム ゲット アウェイ ウィズ イットと来ると思って待ち構えるとYou shouldn’t let him get away with it.とサラサラ流れていって早くてわからないとなる。let himはレット ヒムではなく、レリムで、get away with itはゲット アウェイ ウィズ イットではなくget awayがゲラウェイ with itがウィジットにくっつく。普段からシャドウイングをしてネイティブの音に慣れておけば、リスニングをする時にも想定した通りに流れてきた英語を受け止めて理解ができるということなんだ。
効果2.英単語、英熟語、英語フレーズの暗記
シャドウイングによる効果2つ目は英単語、英熟語、英語フレーズの暗記につながる。
リーディングで英単語や英熟語を覚えるのは目、視覚を使って暗記をする。リスニングで覚える場合は耳、聴覚を使って暗記をする。ライティングで覚える場合は手、触覚を使って暗記をする。スピーキングで覚える場合は口を使って音を出して暗記をする。このようにそれぞれ視覚や聴覚を使って理解をするんだ。シャドウイングをすると、目でテキストを読んで、耳から英語音声を聞いて、口から音を出すことになる。これによって複数の感覚を使うからより深い暗記ができるんだ。うわあ、納得しかない。確かに確かに。これは日本語で歌を覚える事を考えてもらうとわかりやすい。歌詞カードを読むだけでは歌は覚えられないし、歌を聞くだけでもやっぱり覚えづらいけど、歌詞を読んでメロディーを聞きながら歌うのが、一番早く内容を暗記できるし、一度暗記した内容も抜けにくい。そうだよね。目だけ、耳だけで覚えるのではなく、目と耳と口を使って覚えればそう簡単に忘れない。
効果3.英会話が上達する
シャドウイングによる効果3つ目は英会話が上達する。
英会話は一言一句、即興で脳内英作文をしているように見えて実はそうではない。単語や熟語ではなく、もっと大きな単位、塊同士をくっつけて一つのフレーズとしてアウトプットをしている。
A: Hey, there’s a new Japanese restaurant downtown. Do you wanna go?（ねえ、ダウンタウンに新しい日本食レストランがあるんだ。行きたい？）
B: Sure! I’ve been wanting to try it!（もちろん！ずっと試してみたかったんだ！）
このようなやり取りの場合は、Do you wanna go?は行かない？とお誘いする時のお決まりのフレーズ。えーっとwantの後はto+動詞の原形になるから…とか1つ1つを分解して考えない。Do you wanna go?を丸ごと頭に入れておく。また、行くよと応じる時はYESとかOKよりも、Sureもちろんといった方が前向きでノリノリな姿勢を示すことができる。その後のI’ve been wanting to doでずっとそうしたいと思ってた、というフレーズで、以前からいきたいと思っていた気持ちを表現できる。これも毎回作文するというより、フレーズごと頭に入れておくとさっと取り出すことができる。内容を一部だけアレンジしてI’ve been waiting.とwantingとwaitingに変えることで、待ってたという言い方に変えられる。
シャドウイングはネイティブに通用する英語や、フォーマル正確な英語を題材にすることで練習する過程で自然に英会話力を高めることができる。
ここまでの話で、シャドウイングの3つのメリットが理解してもらえたと思う。単に発音を整えるだけでなく、リスニング力アップ、英会話力アップ、さらに英単語や英熟語の暗記もできる。最高だな。じゃあそこまでメリットがわかったら次へ行こう。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
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2章 やってもムダになる効果のないシャドウイング
2章ではやってもムダになる効果のないシャドウイングに付いて解説していこう。シャドウイング自体は英語力を高めてくれる効果的な訓練だけど、やり方を間違えるとまったく伸びなくなるリスクを抱えているので、ここで紹介するものについては緑と赤のコードを切る爆弾処理班になったつもりでしっかりと気をつけてほしい。
NG1.内容理解の伴わないままやる
やってもムダになる効果のないシャドウイング1つ目は、「自分がシャドウイングしている英文の意味がわかっていない状態」でやること。単語の意味がわからない。英文全体で何をいってるかわからない。その状態で音だけ真似をしても無意味。たとえるとお経を棒読みしてる状態に近い。自分が過去動画で繰り返しいってきた通り、勉強は内容理解ができることを反復することで初めて頭に定着して血肉化する。なので大前提としては、自分がシャドウイングしている内容をちゃんと分かる状態で練習をすることが重要。シャドウイングを勧める人の中には「テキストを使うな。耳だけでシャドウイングしろ」と主張する人もいるけど自分はこれには反対。まずテキストを読む。そして英語を読んで内容理解が伴う状態を作った上でシャドウイングをしろといいたい。じっくり時間をかけて読んでも分からないものを、もっと速い速度でリスニングしながら発音しても内容がわからない。わからないことを反復しても無意味だ。ナポレオンが吾輩でも不可能と言いきるくらい無意味。
ということは、ここで1つの結論が導き出せることにお気づきだろうか？そう、シャドウイングは初心者の段階では無理にやる必要はない。初心者はリーディングやリスニングすらおぼつかないから、その段階で無理にやっても力はつかない。初心者がシャドウイングをやる意義があるとすれば、それは英単語や英熟語の暗記度アップをするため、記憶を定着させるためにやるということで考えてもらいたい。やってみて難しいと感じたら、まだ時期尚早だと思う。
NG2.聞こえたままをしない
やってもムダになる効果のないシャドウイング2つ目は、聞こえたままの英語を発音せず、カタカナ英語で練習してしまうこと。シャドウイング最大の肝は、聞こえたままを発音すること。人によっては書かれているテキスト通りに音読しようと集中しすぎるあまりに、肝心の聞こえたネイティブ発音の真似をすることが置き去りになってしまうケースも有る。たとえばDid you get up early?（あなたは早く起きましたか？）という場合は、一言一句テキストに書いてあるとおりに発音をしたものを似せようとしてはいけない。そうではなく、聞こえた音のまま真似する。そうするとDidとYouはディジューとくっつくし、getとupはゲラップになる。
NG3.できているつもりになる
やってもムダになる効果のないシャドウイング3つ目は、できているつもりになる。これがまさしくシャドウイング否定派から弱点として指摘されるポイントで、「自分では発音できているつもりになる」というのがある。シャドウイングをする時に真似をすることに一生懸命になって、「ハッハッハ、ずっと俺のターン！」って思ってても、実際には全然できていないという状態だ。でも問題ない。第3章で解説するステップの中で、このできているつもりを改善するいい方法がある。だからシャドウイングを実践する上ではできているつもりにならないように注意が必要だ。
今回紹介した3つのやってはいけないことに気をつけつつ、いよいよ次の3章で具体的な独学勉強法のステップを解説していく。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、
「英語多読」だ。
「英語で人生を変えたい人」限定で動画講座を受講してくれ。
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「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、
「英語多読」だ。
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3章 シャドウイングの独学勉強法4ステップ
3章 シャドウイングの独学勉強法4ステップに付いて解説する。正直、ここからの話がこの動画で一番重要な話をしていくので、これまで以上に集中して聞いてくれ。ではいこう。
準備.シャドウイングに適した素材を用意する
まずはシャドウイングに適した素材を準備しよう。素材の質が良くなければいいシャドウイングもできない。おすすめは、速読英単語シリーズや英検の文で覚える単熟語シリーズなど、長文の英語が収録されたテキストや、NHKラジオ英会話がいい。速単や文単は長文英語をシャドウイングすることで、収録されている英単語や英熟語、そして英語長文をそのまま頭に入れることができるメリットがある。ただ、内容があくまで文語になってしまうのでそれをそのまま英会話では使いづらい。そこで英検準1級合格、もしくはTOEIC800点くらい取れた上級者はNHKラジオ英会話を素材にすることをおすすめしたい。
中でもビジネス英会話の番組は内容の質も高いし、会話調になっていて即日仕事や留学先で使えるお宝フレーズが山ほど収録されてる。会話パートは1分程度で終わるので、毎日繰り返し訓練をして頭に入れてしまうにはちょうどいい分量になってる。また、NHKラジオ番組ではないけど、最新のビジネストレンドとか生のアメリカのトレンドを学べる杉田敏の現代ビジネス英語という番組は非常にハイレベルで学びの多い番組なのでこちらを題材に使えば英語力だけでなく、ビジネスマンとしてふさわしい知的教養も学べる。参考までにNHKラジオ英会話や杉田敏の現代ビジネス英語については過去動画で解説しているのでぜひこちらもあわせて見ておいてくれ。
【2024年4月最新/初心者向け】独学で英語ペラペラ！「NHKラジオ英会話」効率的な最強の勉強法・完全解説【テキスト/レベル/番組表】
【2024年4月最新】独学でペラペラビジネス英会話！杉田敏さんの「NHKラジオ英会話」番組の効率的な最強の勉強法・完全解説【テキスト/レベル/英検1級/TOEIC900点】
ステップ1.テキストを音読練習
ステップ1.テキストを音読練習だ。いきなり英語音声を流すのではなく、まずはテキストに書かれている内容を自分で音読をしてみよう。この時点で単語の正しい発音がわかっていなかったり、つっかえつっかえしか読めなかったりするなら、とてもネイティブの読み上げにはついていけない。ストレスマッハで、家康がホトトギス殺すくらいムカツキゲージMAXになる。だから事前に自分でスムーズに読めるまで音読で準備体操をしておく。慣れてくればこのプロセスをすっ飛ばしてもいいけど、あくまでシャドウイングの初心者はテキストの音読をしてからシャドウイングをするといいだろう。
ステップ2.テキストを見ながらシャドウイング
ステップ2.テキストを見ながら発音練習。いよいよ英語の音声を流しながらシャドウイング開始。といっても、いきなり耳だけを頼りにシャドウイングをするのはハードルが高すぎるので、まずは手元のテキストを見ながら練習をしよう。正直、最初はほとんどの人が置いてけぼり状態からのもうダメポうつだしのう状態になると思う。でもいい。最初からデキる人なんて誰もいない。焦らず少しずつできるようになっていこう。A: Hey, there’s a new Japanese restaurant downtown. Do you wanna go?というフレーズなら、最初のA: Hey, there’s a まででもいい。何度か練習する内にA: Hey, there’s a newに進化し、そしてA: Hey, there’s a new Japaneseと少しずつ伸びていくイメージを持とう。そのうち、フレーズのひとかたまりをスラスラっと言えるようになっていく。
ステップ3.テキストを見ながらオーバーラッピング
ステップ3.テキストを見ながらオーバーラッピングだ。ここでオーバーラッピングとシャドウイングの違いについて解説をしよう。こちらの図をみてもらうと分かる通り、シャドウイングは少しズラすけど、オーバーラッピングは英語音声とあなたの発音をピッタリ重ね合わせるやり方だ。オーバーラッピングを取り入れることでどんなメリットがあるのか？結論、リズムや発音、早さに違いがあるとその分だけ元の音声との違いが分かるんだ。オーバーラッピングをすることで、元の音声との違いを素早く認識できるので、そのズレを改善することで徐々にオリジナルの音声へ近づけることができる。これをすることでシャドウイングの持つ「できているつもりになる」という弱点を補うことができるんだ。
ステップ5.テキストを見ずにシャドウイング
ステップ5.テキストを見ずにシャドウイング。最終的な理想形はテキストを一切見ずにシャドウイングだ。耳だけを頼りに聞こえてくる英文を少し遅れて発音する。これは相当にキツイ。なんせ目で英文の原稿を見ることができないから、ものすごく集中してリスニングをしながらさらにそれをシャドウイングするので、内容によっては日本語でやるのも難しいくらいだ。でもこれができると「テキストの持ち運びなしでいつでもどこでもシャドウイング練習」ができてしまう。同時に高い集中力を総動員したリスニングでもあるのでかなり高い効果が期待できる。
今回は以上だ。解説した通り、シャドウイングは非常に優れた英語上達法で間違いない。当然、負荷もかかるしオーバーラッピングしないとできているつもりに陥る可能性もある。だけど毎日コツコツ練習を続けるだけで見違えるほど英語の発音や英会話力も上達する。自分はアメリカ留学中や外資系で働く時にとっさに英語で意見を言う時にシャドウイングで訓練していた時のフレーズがパッと出てきた瞬間が何度もあって、シャドウイング効果の高さは肌感覚で実感してる。一通り基礎の勉強やインプットを終えた人はぜひ、シャドウイングに挑戦をしてさらに英会話力を伸ばすようにしてみてくれ。
名前は黒坂岳央（くろさかたけを）だ。
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