オレだ。
先日、「これめっちゃ秀逸やんけ」と思えるツイートが流れてきた。
井村氏 「8つの しない」
出来そうで中々 出来ない pic.twitter.com/ldTStUT9wX
— たけぞう (@noatake1127) August 30, 2021
元ネタは投資の話だけど、これはそのまんま英語学習にも置き換えることができるんだ。
オレからこの記事で伝えたい結論を受け取ってくれ。
↓
英語学習にも存在する「7つの”しない”」。
1.焦らない
2.派手にやらない
3.やめない
4.鵜呑みにしない
5.比べない、競わない
6.ダラダラしない
7.なんとなく勉強しない英語学習は余計なことをしないと徹底するだけで、挫折を回避できる。
— 黒坂 岳央@英語多読講師・経営者・作家 (@takeokurosaka) September 3, 2021
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
この記事でオレが話したい内容は、
・具体的になぜ、この7つをやってはいけないのか?
・余計なことをしないだけで、本当に挫折しないのか?
こうしたことをすべて語っていく。
といった話もガンガンしていく。
この記事はネットでテキトーにググって出てきた情報を寄せ集めたのではなく、
オレ自身が現役英語ユーザーとして体験談やデータを交えた一次情報なので割と有益だと思うよ。
目次
1.焦らない ~急ぎすぎるから挫折する~
まずはこれ。
世の中の9割の英語学習者が急ぎすぎ、
焦りすぎて勝手に自爆しているんだ。
いや、英語学習に限った話じゃない。
投資でも起業でもなんでもそうだけど、
みんな一日で大成功しようと考えすぎなんだよな。
<過去記事>急ぎすぎたために、失敗した人たちを取り上げた。見ておいて。
↓
プロ野球選手のイチローさん。
世界一の投資家・ウォーレン・バフェットさん。
日本トップの経営者・孫正義さん。
大きな偉業をなした彼らに共通していること。
それは「長期的にじっくり粘り強く挑戦する」というものなんだ。
ウォーレン・バフェットさんは
「急いでお金持ちになるのは難しいが、ゆっくりなるのは簡単」
と言っている。
「急いで英語ペラペラになるのは難しいが、ゆっくりなるのは誰でもできる」
オレからはあなたにこの言葉を授けたい。じっくりやろう。人生は長い。
2.派手にやらない ~よい英語学習は地味~
人生逆転的な発想の持ち主ほど、英語学習を派手にやろうとしたがるんだ。
その筆頭が、遠い異国の地へ語学留学するというものだろう。
残念なことに、それをやって英語力をつけた人をオレは見たことがない。
でもそう思う気持ち自体はわかる。
これまでとはかけ離れた、ナメック星というエキサイティングな環境に
自分を放り込むことで超サイヤ人に覚醒する、みたいな妄想を抱きがちだ。
そういう人に対してオレの提唱する、英語多読を教えると、
「ええっ!? なんか地味っすねw」
みたいに面食らうことになるだろう。
けどな、大きな成功のほとんどは地味な努力の積み重ねなんだ。
プロ野球選手のイチローさんも、他の選手が休んでいる間に
一人で素振りの練習をするという地味な努力の積み重ねで大活躍をしている。
オレは今、英単語を2万語以上は暗記しているけど、
頭にケッタイな装置をつけられて、バチッと電気を流す
みたいなオカルトめいた修行なんてしていない。
毎日、英語を仕事で使う中で知らない言葉はコツコツ調べて
実際に使う中でたくさんの英単語を覚えてきたんだ。
<参考>英単語を覚えるノウハウも過去に語った。
↓
覚えておいてくれ。
良い英語学習ほど、地味な努力でできていると。
3.やめない ~継続すれば必ず勝てる~
英語学習で最も重要なのは「やめない」ということ。
「アホかw んなこと分かってるわw」
と脊髄反射的に反論したくなる人が湧いたと思うけど、これマジな話。
「やめなければ成功できる」これはみんな分かっているつもりになっているだけで、
マジで真意を理解できている人は実際にはツチノコレベルに珍しい。
英語学習初心者ほど、「英語は勝ち負けの勝負」だと思いこんでいるんだけど、
実際には「英語は生き残れば全員勝てる勝負」なんだ。
だから成功する速度ばかりに気を取られるのではなく、
とにかく試合から退場しないよう、継続することにフォーカスしてほしい。
<参考>継続することの重要性を語った。
↓
4.鵜呑みにしない ~自分の頭で考える~
世の中、力のある人に群がるのが大好きな人が多い。
目の前の相手が東大卒とか、お金を稼いでいるビジネスマンと知るやいなや、
いきなり自分を過剰に謙遜しまくって、相手の靴を舐める真似をはじめてしまう。
あげくの果てには、重要な人生決定を相手の意見に委ねてしまい、
うまくいかないと「騙された!」と騒ぎ立てるんだ。
見ず知らずの他人の意見を鵜呑みにして、
大事な人生を任せるなんてバカになるな。
過去にこんな恐ろしい話を聞いた。これを見てくれ。
↓
オレがYouTube動画で、「多読をする上で不明な単語はちゃんと調べろ」という主張に対して、
この方は貴重な過去の体験談をシェアしてくれたんだ。アザス。
オレの言いたいことが分かってもらえたと思う。
「辞書を使うな」という人は明確な根拠を何も示さず、
「決まりだから」と思考停止レベル99で言っているだけなんだ。
おそらく、信用できる誰かの言葉を鵜呑みにして脳みそが真空状態なんだろう。
だが、このコメント主の方は自分の頭でそれがおかしいと気づけた。
あなたも相手の主張を鵜呑みにせず、自分の頭でもちゃんと考える人になってほしいんだ。
言っておくが、オレの話も無批判に受け入れないでくれ。
オレはできるだけ正しい意見を発信することには努力しているつもりだけど、
オレだって人間なんで間違えることはあるし、
必ずしもオレの意見に従うことが、あなたの人生を最大限ハッピーする保証なんてないんだ。
だからオレの意見だって参考程度に留めて、あくまで最後は自分の頭で考えてほしいんだ。
5.比べない、競わない ~人は人、自分は自分~
日本人は病的に他者比較に苦しんでいる。
「自分は平均年収より上か?下か?」
「他の学習者より進んでいるか?遅れているか?」
こういうことを考えすぎて一喜一憂し、
時には敗北感から大事な英語学習の挑戦を放り出してしまう。
やめろ。他の人が自分より上か下かの比較なんて、本当にくだらない。
あなたが死ぬ直前になって「誰かに勝った、負けた」ということを思い出すだろうか?
そんな事はありえない。
つまり、他者比較なんてどうでもいいことなのに、思い悩んでいるということなんだ。
自分の人生の主役は自分だけ。
他者と自分を比較することは自分を不幸にするだけでしかない。
オレも他人と比べることは完全の卒業した。
他者を分析して、マーケットのニーズを理解することに価値はあるが、
それが勝敗を追求するようになったら終わり。
6.ダラダラしない ~いつまでも勉強するのはムダ~
「語学の勉強に終わりはありません!」
日本人なら、「こんにちは」の次に多く聞いてきたセリフだと思う。
ぶっちゃけ、これは「行けたら行くわ」と同じくらい真に受けてはいけないセリフなんだ。
ほとんどの人にとって、英語の勉強というのは
「自己投資」「仕事のツール」という位置付けだろう。
日本人英語学習者の中には、ゴールを決めずにいつまでもダラダラ永遠に勉強し続ける人が
大量発生しているんだけど、今すぐこれはやめるべきだ。
「英語で仕事をしたい」と考える人なら、勉強するのは
英語で仕事ができる会社に入社するまででおkだ。
後は仕事をして給料をもらいながら、英語を使い倒せば勝手に伸びる。
<参考>英語学習は「終わり」を決めてくれ。
↓
https://youtu.be/WQiiN34TitE
7.なんとなく勉強しない ~英語学習は戦略が命~
英語の勉強というのは、ビジネスと同じなんだ。
ビジネスは戦略が命で、すべての行動や発言には意味がある。
英語の勉強に成功する人は、ビジネス的な取り組みをしているんだ。
どの順番で勉強するのか?優先順位は?
何をどのくらいのレベルまでやるか?
どのテキストを使い、どんなメソッドで勉強するか?
このへんを厳密に考えて、ビジネスを成功させるノリで
英語の勉強も取り組んでくれ。
間違っても、休日の朝起きて小鳥のさえずりが気持ちいいからという理由で、
「よし今日は清々しい気分だから、いっちょ英会話でもやるか」
みたいにやるな。時間と金のムダでしかない。
やるならキッチリ、戦略的に取り組んでくれ。
以上だ。あなたが英語学習を成功させるなら、
今回紹介した「7つのしない」を徹底してくれ。
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