NHKラジオ英会話で効率的に独学した結果、プロの翻訳家・通訳者になった!英検1級に合格した!TOEIC900点を超えたという人が世の中には結構いる。自分自身も、NHKラジオ英会話を活用したことで、かなりの英会話力アップになったという実感がある。NHKラジオ英会話は1925年に放送開始し、約100年間も歴史があって英会話効果は最強クラスであるにも関わらず、世の中ではめちゃめちゃ過小評価されている。NHKラジオ英会話を活用しないのはもったいないと思う。正直、効果的な勉強法で取り組めば長期語学留学にいったり、何百万円も英会話スクールに払うより遥かに力がつく。問題はその力がつく「NHKラジオ英会話の勉強法」が紹介されていないことにあるんだ。でも喜んでくれ。この動画でNHKラジオ英会話を使った最強の勉強法、その逆にやっても効果がでない注意点まで完全解説版としてお届けする。あなたはこの動画を見ることでNHKラジオ英会話を最も効果的に活用する勉強法が分かる。それだけでなく、やってはいけない力のつかない勉強法や、今の自分の英語力にどの番組表が向いているか?まで全部分かるのでぜひ最後まで見ていってくれ。
この動画では次の内容でお届けする。
NHKラジオ英会話をおすすめする3つの理由
NHKラジオ英会話の最強の勉強法
10年やっても伸びない!やってはいけない間違った勉強法
2023年4月新番組表のレベル別解説
NHKラジオ英会話の音声ダウンロード方法
では順番に解説しよう。
目次
NHKラジオ英会話をおすすめする3つの理由
まずはNHKラジオ英会話をおすすめする理由を3つに絞って解説しよう。「そんなもんイラン。とりま勉強法だけ教えろ3秒以内で」と感じた人もいるかもしれないけど待ってほしい。ここを理解しないと、せっかく始めても他に良さげな書籍やスクールのプログラムを見たら、あなたは途中でNHKラジオ英会話を投げ出してそちらに浮気するだろう。やってはやめ、やってはやめを繰り返しても英語は伸びないよな?だから最初にNHKラジオ英会話はどういう点で語学留学とか、英会話スクールより優れているのか?について理解をした上で勉強をしてほしいんだ。結論おすすめしたい理由は3つある。では、順番に解説していこう。
1.コスパ最強!低コストで高品質なプログラム
まず1つ目は、コスパ最強ということ。1ヶ月ワンコインと低コストなのに高品質なプログラムとなっている。100円ショップで売られている靴下と、ナイキやアディダスの靴下とでは耐久性が全然違うのが普通。だけど、NHKラジオ英会話については「安かろう悪かろう」というビジネス法則をブッ壊してくれる。出演する英語講師はその辺に転がってる英語がちょっと得意なアルバイトレベルではなく、大学の言語学研究者とか、海外で活躍する英語のトップビジネスマンとか、同時通訳経験者など英語のプロ中のプロが講師を務めている。世の中には山のように英語教材がある。英会話スクールで買わされるテキストや、TOEICや英検対策のもの、はたまた、書店に置いてある英会話フレーズ集みたいな書籍など神テキストからウンコレベルまで色々ある。だけど、NHKラジオ英会話ほどの品質の高さのもので、英語音声や丁寧な解説付きで1ヶ月電子版459円(書籍版550円)というのは、間違いなくこの世に1つたりともないと断言する。民間企業と違って、NHKが営利団体じゃないからこそ実現する低コストの無双っぷりだろう。たとえると利益度外視で、近所の子供相手に趣味でおばあちゃんが経営するお好み焼き屋と同じだ。こういうお好み焼き屋さんは利益度外視で、おばあちゃんは永久に年金で資金を補充されるから破産不可能という感じ。結論、低コストなのに高品質、これがNHKラジオ英会話の最大の特徴といえる。
2.独学で場所を選ばず、自分のペースで勉強できる
英会話スクールやオンライン英会話レッスンを受講したり、語学留学に行くとなると、教師の空き時間に合わせて参加しなくちゃいけないよな?けど、NHKラジオ英会話なら、独学で取り組める。必要なのはNHKラジオ英会話のテキストと音声をダウンロードしておくこと、これだけでいい。独学で場所を選ばず、空き時間に取り組めるから忙しい会社員とか、子育て中の主婦でも空き時間を見つけて英会話の練習ができるだろう。
3.内容が面白く、勉強を継続しやすい
3つ目のメリットは、プログラムの内容が面白く、勉強を継続しやすいということなんだ。NHKラジオ英会話は独学できるのがメリットとは伝えたけど、人によっては「でも独学だと継続できる自信がない…」という不安を持っている人もいるだろう。気持ちは分かる。だけど安心してくれ。NHKラジオ英会話は継続しやすいプログラムになっているんだ。
NHKラジオ英会話はレベル分けをされていて、基本的にどのレベルでも物語調で進行していく。おまけにハイレベルの講師陣による解説がついているから、4月に始まって3月に完結する一年がかりのストーリーを楽しみながら勉強に取り組めるんだ。そして番組構成は1回あたり15分間で英文は大体1分間くらいになっている。長すぎて中だるみなく、わかりやすい解説で毎回内容をしっかり理解しながら満足して進めるので「途中でわからなくなって挫折」「飽きてしまって挫折」ということが起こりにくいようになっているんだ。
ここまでの話でNHKラジオ英会話をおすすめしたい理由を理解できたと思う。いよいよ次の章からは、こうしたNHKラジオのメリットを最大限活かした勉強法について解説をしていく。第2章がこの動画で一番重要になるので、ここからの話はこれまで以上に最後まで集中して聞いてくれ。
NHKラジオ英会話の最強の勉強法
さてこの章では、いよいよNHKラジオ英会話を使った最強の勉強法について解説をする。レベル別の番組にわかれているけど、基本的にどの番組でもこの勉強法が通用するのでぜひ参考にしてくれ。まずはNHKラジオ英会話テキストの構成を見て確認しておこう。
NHKラジオ英会話の構成
NHKラジオ英会話のテキストは次のような構成になっている。
番組プログラムによって若干、構成は違っているけど「見開きで英会話、日本語訳。次ページで解説や英会話練習」という構成は同じで、ずーっとこのスタイルで続いている。この「ずっと変わらないスタイル」ってのは手抜きというわけではなく、もうこれ以上に改善の手を入れようがないくらい完成されているということなんだ。
繰り返しだけど、これだけの高品質の英会話訓練ができる素材で、これだけ安いものは世の中に一つもない。絶対にやってほしいと思う。
最強の勉強法5ステップ
さて、それではここからはNHKラジオ英会話を使ってどうやって勉強するか?について5つのステップで解説していこう。「ええっ?黒坂さん。NHKラジオ英会話って講師が番組の中でやり方を詳しくリードしてくれるんじゃないですか?」いやいや、違うんだ。番組の進行に乗っかってやってはいけない。それじゃ伸びない。今から紹介するやり方で必ずやってくれ。理由は次の章で話す。では最初に全ステップを見せよう。これを見てくれ。
1.テキストを開かず、英語音声を何度も聞く
2.耳から聞こえてきた英会話をシャドウイングする
3.限界まで聞いたら英語スクリプトをチェック、聞き取れなかった部分をチェック
4.日本語訳を確認して内容を理解
5.テキストの英文を見ながらスムーズに言えるまでシャドウイング
この5つのステップを順番に進めることで、NHKラジオ英会話の番組の持つポテンシャルを120%最大限引き出す勉強になる。1つずつ深掘りして解説しよう。
1.テキストを開かず、英語音声を何度も聞く
まずは完全に自分の耳だけを頼りに、英会話を聞き取ってくれ。分からないからといってすぐに諦めてテキストを見てはいけない。「ダメだ。もうこれ以上やっても、まったく聞き取れる気がしない…」と限界を感じるまで聞き取りをしよう。同じ英会話のやり取りを10回、いや20回くらいは聞くことになるだろう。ちなみにNHK英会話番組はテレビでもある。だけど、テレビ番組ではダメだ。テレビだとどうしても視覚に頼ってしまうことになるからな。だけど、ラジオ英会話なら100%耳だけが頼りで、全神経を集中させてリスニングをすることになる。漫然と5時間ヒヤリングをするより、15分本気でリスニングする方が絶対に伸びる。本来、リスニングの勉強というのはこのくらい負荷をかけてもいいと思えるくらいだ。
テキストもみない、映像も頼らない。ひたすら耳だけで英語の聞き取りに集中する。まずはこれが第1ステップだ。
2.耳から聞こえてきた英会話をシャドウイングする
何回もリスニングを繰り返したらすぐに答え(英文スクリプト)を見たくなるところだよな。だけど、グッと堪えてその次はシャドウイングをやってみてくれ。リスニングだけやっていると、だんだん集中力が途切れてくるはず。だけど、ここでシャドウイングを入れると、ボンヤリ聞き流しできないのでさらに負荷をかけられる。聞いたことがない英単語も、耳から聞こえたそのままの通りに発音をするようにしてくれ。「もうこれ以上聞いても、理解度はアップしない」って限界まで自分の口でシャドウイングすることで、英語を声に出すことに挑戦してみよう。その際、1回、2回だけじゃダメだ。スムーズに会話についていけるまで練習するんだ。ここまで追い込めば、上出来だ。次へ行こう。
3.限界まで聞いたら英語スクリプトをチェック、聞き取れなかった部分をチェック
シャドウイングが終わったら、ここでようやく英語スクリプトを見て答え合わせをしてくれ。あなたの耳が聞き取った英文をチェックするんだ。おそらく、愕然とするほど聞き取れていないことが判明するはず。
・aとtheの聞き取りミス
・ofと言っているのに聞き落とし
・whereとwhenどちらを言っているか分からない
こういった聞き落としや、聞き間違いがバンバン明らかになるだろう。そこを間違った箇所をメモしておくんだ。この作業は何の意味があるのか?それは自分が苦手で聞き取りづらい英単語の音を把握することができる。メモをしておくことで聞き取りづらい音は毎回聞き落としたり、聞き間違いをしていることに気づける。今後は自分の弱点の音を意識すれば、最初は聞き取れなかった部分も徐々に聞き取れるようになっていく。多くの英語学習者は漫然とリスニングをしているだけなので、自分の弱点の音を正確に把握できていない。弱点を明確にして意識してリスニングやシャドウイングをすることで、確実にあなたの英会話力はアップする。「ええっ!?会話の練習をするつもりなのに、なんかリスニングばっかりしてない??」と思うかもしれない。だけどそれは違う。英会話というのは一方通行ではなく、あなたはスピーキングをして、相手のリスニングを聞き取るキャッチボールなんだ。あなたは練習をしてスピーキングはうまくなったとする。でも相手の話す内容を聞き取れなければ、その時点で英会話はgame overになる。それに正確に聞き取れるリスニング力がつけば、今度はそれをスピーキングすることで完璧な会話になるんだ。つまり、リスニング力をアップさせれば、スピーキング力もアップする。じゃ、次へいこう。
4.日本語訳を確認して内容を理解
そしてステップ3が終わったら、ステップ4で日本語の答え合わせをしてくれ。ここではじめて「なるほどこういうやり取りだったのか!」と正しく英会話の内容を把握できる。「英会話を聞く→分からない→すぐ答え見る」あなたはこれまでこういうやり方で英会話の勉強をしていたと思うけど、こんな勉強法だと、あまりに負荷が小さすぎる。あなたは自分が聞き取りにくい苦手な音を把握しているだろうか?分からない英単語を聞き流してないだろうか?もしもギクリとしたら今のあなたの勉強法は間違っているので必ず改善してくれ。今回紹介したこの勉強法で取り組めば、あなたはこれまで経験したことがない強さの負荷がかかることになるはずだ。そして負荷をかけた後にちゃんと答え合わせをするから、内容を理解した上で先に進める。負荷がかかるから、全神経を集中させて英会話練習をすることになり、結果としてあなたは英会話力アップになるんだ。大丈夫、これで間違いなく伸びていくことになる。
5.テキストの英文を見ながらスムーズに言えるまでシャドウイング
答え合わせが終わったら、今度はテキストの英文を見ながらでいいのでシャドウイングをしていこう。こうすることで、これまであなたが間違って理解していた知識を、正しく上書き修正していくんだ。正しいシャドウイングをし直すことで、リスニングの聞こえ方も違ってくるし、音の捉え方を修正できる。さらに、英会話を集中してシャドウイングすることになるから、脳内に奥底まで英会話フレーズをまるごとブチ込むことで、実際のスピーキングでそれをそのまま取り出すだけでいいんだ。
この5ステップを番組の度にやれば、ドンドンリスニング力とスピーキング力がアップしていく。正直、かなり負荷が高い勉強法だけど、ダラダラ漫然とオンライン英会話を何年もやったり、語学留学に何年も行くのと比べて圧倒的に力がつくのは間違いないと力強く断言しておく。冒頭に話した通り、NHKラジオ英会話の独学を中心とした勉強で、プロの通訳者・翻訳家になった人や英検1級合格、TOEIC900点オーバーを実現した人は世の中にたくさんいる。
10年やっても伸びない!やってはいけない間違った勉強法
さて2章では最強の勉強法を解説した。あなたも今、話を聞いて猛烈にNHKラジオ英会話で訓練したくなっているはずなんだ。けど!ここで注意点がある。NHKラジオ英会話は素晴らしいけど、やり方をミスるとカスほど伸びない。第3章では初心者がやりがちな、NHKラジオ英会話の間違った勉強法について解説していく。これを知らないでやっても10年やっても全く伸びないのでホーンと鼻ホジホジしながら適当に聞かず、真剣に聞いてほしい。ミスったら伸びない。結論を最初にいうこの3つだ。では順番に解説しよう。
1.負荷をかけずに受け身で勉強
1つ目は「プログラムの番組通り普通に受講する」というものなんだ。「はぁ!?プログラムの内容通りにやって何が悪いんだよバカかよ」と思われるかもしれないけど、これは本当に注意をして欲しい。番組の流れは「英会話を聞く→日本語訳を確認→講師の解説を聞く→練習コーナーでスピーキングしてみる」というものなんだ。この通り進めてもカスほど伸びない。なぜならまったく負荷がかかっていないから、注意力散漫でボーっと聞いてもいつの間にか終わってしまうから。集中せずにやっても英語の正しい音を理解できず、リスニングもスピーキングも反復回数が1回で終わってしまうので頭に内容が全く残らない。「今日も頑張ったな!」と心は満足しても英語力は1ミリも伸びてないという状態が出来上がる。やめろ金と時間のムダだ。筋トレを想像すると分かるけど、筋トレは重いダンベルを持ち上げて負荷をかけるからこそ筋肉が成長するわけで赤い羽根募金でもらった羽を持ち上げても負荷がないから筋肉は成長しない。それと同じだ。NHKラジオ英会話は負荷をかけて取り組んでくれ。
2.分からない箇所を放置して反復
次は分からない箇所を放置して練習しても効果は出ないという話をしよう。これはNHKラジオ英会話に限った話じゃないけど、英語の勉強をする上で「意味が分からない箇所を放置」は厳禁だ。分からない箇所はやっていく内に自然に分かる、という意見もあるけどほとんどの場合、ちょっと分からない箇所が集まると全然分からない分野に成長してしまうだけだ。不明な単語、分からない英熟語、このあたりは面倒でも必ず辞書を使って調べてくれ。まあ、NHKラジオは大抵の場合は講師が番組の中で丁寧に解説をしてくれるんだけどな。
3.基礎力がない状態でやる
そして基礎力がろくにない状態でやるのもやめてくれ。英会話は英語4技能の総合技なんだ。英語のスクリプトを読んだり、聞いて理解するには英単語、英熟語、英文法、英語フレーズの理解など基礎力が絶対的に必要になる。基礎がない状態で応用をやっても伸びない。これはこれまでの動画で100万回以上いってきてるけど、アウトプットはインプットした内容を口や手から出す行為だ。インプットがなければ出すものがないので、アウトプットは不可能。NHKラジオ英会話に飛びつく前にまずは基礎力を持ってからにしてくれ。
4.実力より難しい番組で勉強
それからあなたの実際の英語力より難しい番組を選んで勉強、これは絶対にやめてくれ。特に40-50代の中高年やり直し英語学習者は年齢的な焦りから、背伸びして難しい番組を選んでしまいがちなんだ。けどこれが挫折への一本道。背伸びをすると内容が分からない。内容が分からないものを放置して取り組んでも記憶に残らない。記憶に残らないから英語が伸びない。時間とお金をかけても英語が伸びなければ、アホらしくなって放り出す。これが日本人英語学習者の90%以上が経験済の挫折の黄金パターンだ。だから選ぶべき番組はあなたの実際の実力よりワンランク下をおすすめする。「スクリプトを見れば楽勝だけど、音だけで理解は少し難しいかも」このくらいのレベルを選んでくれ。
2023年4月新番組表のレベル別解説
さて、次は2023年4月からの新番組表をレベル別に解説していく。NHKラジオ英会話は毎年4月にストーリー形式で始まり、3月で一旦完結する。もちろん、5月とか7月など途中で始めてもスタートしやすいけど、物語の途中からになるのでできれば新番組の開始タイミングがいいよな?まずはこれを見てくれ。難易度の優しい順番に上から並べてる。紙版の価格しか載せてないのは、電子版は金額が変動することがあるから。その時の価格は都度、確認してくれ。
それではそれぞれの番組の詳細を解説するので、自分にあった番組を選んでくれ。
レベル分類は英語CEFR基準を採用し、下記URLを参考に作成。https://www.nhk.or.jp/gogaku/homestudy2022/assets/images/2022_cefr.pdf
1.小学生の基礎英語
【レベル】A0:ごく簡単な表現を聞き取れ、基本的な語句で自分の気持ちを伝えられる。
小学生を対象とした英語初心者向けの番組だ。2021年度に小学生の英語の教科書が変わって、小学校でも3-4年生で英語活動、5-6年生で教科として英語が始まった。この番組はそんな新しい学習指導要領にも合わせた内容となっている。英語に楽しく触れることをテーマに作られ、テキストではマンガを使ったフレーズ学習ができるようになっている。中学校英語のように文法を理解していくというより、シチュエーションに合わせた英文をフレーズを塊で覚えていくように構成されている番組だ。具体的には
It will be sunny tomorrow.
(明日は晴れになるでしょう)
といったフレーズを練習するイメージだ。
2.中学生の基礎英語 レベル1
【レベル】A1:日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる。
英語を学ぶのがはじめての方でも学べる講座で、英会話フレーズの丸暗記だけでなく日常会話でよく使われる文法や表現を勉強できる。自分で英語を声に出す練習や、番組パートナーとの会話練習を通して、4技能を総合的に高めるように設計されている。最初は続けられるか心配でしたが、ストーリーが面白くて毎日続きを聞くのが楽しく、頑張れているという声も見られる。具体的には目の前で氷で作られたお城を見て、
It’s breathtaking!(素晴らしい)
Incredible work!(素晴らしいね)
といったやり取りをフレーズ練習するイメージ。
3.中学生の基礎英語 レベル2
【レベル】A1:日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる。
【レベル】A2:日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる。
この番組では中学英語の基礎固めをしながら、理解力・表現力を伸ばすように作られている。読んだり聞いたりしたことを「自分のことば」にして英語で説明できるようになることを目指す講座となっていて、中学文法の重要項目を学べるようになっている。具体的には
This is the score that will decide Kota’s fate.
(これは幸多の運命を決める得点です)。
「…する○○」(先行詞+【関係代名詞that +(助動詞)+動詞】
こんな感じで、なかなか学校の英語のお勉強チックな雰囲気が漂う番組だ。
4.中高生の基礎英語 in English
【レベル】A2:日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる。
ダイアログも解説も、すべて英語で放送されるオールイングリッシュの番組だ。英語を英語のまま理解しながら、自分の意見を英語で言えるように作られている。だが、難しい単語や表現はより易しく言い換えて説明しているので、オールイングリッシュでも無理なく学べると紹介されているんだ。
内容を見ると結構難易度は高めの設定。英会話ダイアログもそうだけど、解説まで英語になるので意気込んで初めてもイミフな状態が続くと嫌になって投げる人は出そうな感じがする。推奨英語力は英検2級以上、TOEIC600点以上くらい。
5.英会話タイムトライアル
【レベル】A2:日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる。
制限時間内に日本語を英語で表現する特訓で、会話の瞬発力を鍛えられる。「世界横断の旅」がテーマとなっており、アメリカのシリコンバレーや、オーストラリアなどを舞台に、英語の質問に英語で返答する模擬会話を訓練できる。たくさんスピーキングができる講座であるだけでなく、異文化の勉強までできるのでかなり有益な内容だと思う。
6.エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
【レベル】A2:日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる。
【レベル】B1:社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に説明できる
大量の英文を読んだり聞いたりしながら、物語を味わう力を養える番組。ちょっと笑えて泣けるショートストーリーや、日本各地のローカル情報から世界の名作まで、幅広いラインナップを学習できる。
英会話を勉強できるのと同時に、この番組ではリーディングにかなり重点を置いてる。辞書無しで読めるようになるべく簡単な表現を使って、多読と英会話訓練ができる番組だ。
7.ラジオ英会話
【レベル】B1:社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に説明できる
ネイティブスピーカーの使う活きた英語を学べるのがコンセプト。「クッション言葉を使って丁寧さを表現し、相手の気持ちに配慮」といった日本人があまり知らない英会話のコミュ力も高められる番組となっている。
レベルは結構高めの設定で、日常生活だけでなくビジネス英会話にまで役に立つ内容となっている。個人的にはビジネス英会話の番組に手を出す前にこれをやるといいと思う。
8.ビジネス英会話
【レベル】B1:社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に説明できる
【レベル】C1:広範で複雑な話題を理解して、目的に合った適切な言葉を使い、論理的な主張や議論を組み立てることができる
全番組の中で最も難易度は高いが、質も素晴らしい。英会話、英文メール、インタビューと様々な英語ビジネスコミュニケーションを学べるようになっており、英検準1級合格以上、TOEIC800点以上ホルダーの英語学習上級者から、外資系やグローバル企業に勤務する英語ユーザーまで幅広く指示される神講座。自分自身も旧名・実践ビジネス英話という番組で杉田先生に学ばせてもらっていた。
2023年4月の新番組は8つあるけど、結論としてラジオ英会話もしくはビジネス英会話を使って訓練をしてくれ。この2番組が難しいと感じる内は、正直あなたにまだ英会話訓練は早すぎると思う。まずは基礎力とインプットをしっかりした上で、NHKラジオ英会話に手を出してガンガン英会話訓練を独学でやろう。そうすることでやればやるほどあなたの英語力はバク伸び待ったなしだ。
NHKラジオ英会話の音声ダウンロード方法
最後にNHKラジオ英会話の音声を有料・無料でダウンロードする方法を解説する。元々の音源は無料でストリーミング再生できるけど、一定期間がすぎると過去のアーカイブ放送は有料でしか買えなくなる。手元にダウンロード保存しておけば、後で繰り返し視聴できるのでぜひやってくれ。ただし、今回紹介するダウンロード操作はあくまで自分の勉強をするためだけのもので、不特定多数の人がダウンロードできる状態にすることは著作権侵害になるから注意してくれ。後は操作方法の問い合わせは受付できないので自分で頼む。
有料の方法はCDを買うか、NHK音声ダウンロードチケットで購入してくれ。無料の方法はラジリンガル、NHK.hta、語学ドロイド、らじれこ、らくらじなどがある。実際の操作方法や機能についてはボリュームがデカくなるので、悪いけど自分で調べて。
今回は以上だ。NHKラジオ英会話は効率的で成果の出るやり方で取り組めば、本当にしっかり力がつく非常に優れたプログラムなのは間違いない。ぶっちゃけ、市販テキストの「中学英語で話せる日常会話30パターン」みたいな本なんて要らない。他人が考えたわずかな英会話フレーズのパターンを丸暗記しても、31パターン目のシチュエーションに出くわした瞬間に撃沈するし、少しでも変化球が来たら秒で一言も出なくなる会話練習なんて意味がない。それよりもNHKラジオ英会話を使って自分の言いたいことを瞬間的に脳内で英作文して、パッと口から正しい英語センテンスを取り出す訓練をした方が圧倒的に役に立つし、あなたがやりたいペラペラ英会話はこっちのはずだ。ぜひ次の休みの日でも書店にでかけてNHKラジオ英会話を手にとって検討してみてくれ。参考になったら幸い。
とても参考になりました。随分前に英会話2から始め、英会話3、タイムトライアル、ラジオ英会話とステップアップしたのですが、伸び悩み挫折してしまいました。その時のテキストや音声も残っていますが、早速本屋に行って新しいテキストを購入したと思います。てまは失礼します!
仲村太さん、コメントありがとうございます。
おおー!記事がお役に立てたら嬉しいです。うまくいくよう応援しております!