今回は英語学習の先延ばし癖を一発で破壊! 今やる人になる40の習慣について解説する。今回取り上げる参考図書はこちら。ドドン。知らない人は誰もいないほど有名にな林先生の「いつやるか?今でしょ」のエッセンスがこの本には詰まってる。今でしょという言葉は2009年に発して、2013年に流行語大賞に輝き、今やそこから10年以上時が過ぎた。だけど、今の時代でもまったく古臭くなることはなく、むしろ変化の早い現代だからこそこれまで以上に「いつやるの?今でしょ!」の重要性が高まったと思う。
今回は「英語の勉強をやらないといけないと頭では分かってるけど、つい後回しにしてなかなかすぐ動けない」とお悩みの人に「いまでしょ」の精神を骨髄移植する動画になってる。最後まで見ることでしっかりDNAまで届いて、この動画で先延ばし癖を完全に治療できる。その結果、英語の勉強をするやる人に変身できる。
といってもね、でもね、分かる。「せやかて黒坂さん、いまでしょって言われたらたしかに一瞬は脳が沸騰するけど、3秒後にはかき氷みたいに冷たくなってますねん。今回の話も視聴した直後だけ熱いホッカイロみたいな精神論なんでしょ?行動力も生まれつきの才能なんやー!」ってそうやって疑いの気持ちを持つ人がいるのはよく分かる。でも違う。この本、失礼ながら自分もちょっと精神論かなと思って開いた。でも違う。実はこれはコテコテの技術書だった。ウソだろマジかよ。
確かに人間の気持ちは移りやすく、今やらなければ!と言う熱い思いは3分間ですぐに覚める。その一方で思った事は直ちに実行に移して成功を収める人がいるのも事実。一体、両者の何が違うのか?これこそが「技術の差」なんだ。技術である以上、補助輪を外した自転車を乗るのと同じで、身につけたら誰でもできるという話だよな?確かに。これまで先送りにしない技術を持っていなかった。ここまで話を聞いたあなたはどうする?その技術ほしいよね?いつ?今でしょ?ということで動画を見ていこう。
本書でいろんな提案がある中で、これは視聴者の英語学習者に使える!と感じるポイントだけをピックアップする。ではいこう。
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目次
1.デスクを英語の戦闘モードにする
「その人の頭の中身を知りたければデスクを見なさい」という言葉がある。これはね、すごく分かる。正直、デスクの上ってその人の頭の中のすべてが現れる。きちんと整理整頓されていて、ムダなものがない。必要なものを必要な分だけ、必要な時に取り出して仕事や勉強ができる人は、頭の中もスッキリ整理されているシゴデキだよね。
その反対に机の上がぐちゃぐちゃ、勉強の本の上に仕事のファイルが積み上げられていて、なぜかその横にビームライフルを撃つνガンダムのプラモと謎の萌えキャラのフィギュアが並べられてる。3日前に食べて空っぽになったコンビニ弁当の箱が積み上げられてなんかちょっとカレーの匂いとか漂っていて、油断すると今にも雪崩が発生しそうなデスクの人、多分仕事できない人だよね?
林先生いわく、デスクを戦闘体制に変えろという。え?ちょっと待って。どういうことですか?日本刀や火炎放射器を机に忍ばせていつでもゾンビと戦う状態にしろってことですか? いえいえ、やめてください。警察に捕まってしまいますw 具体的にいうと緊急性の高いタスク、現在対応中のタスクはあえて机の上に出しっぱなしにしろってこと。え?机の中に片付けなくていいの?違う、あえて見える化しておくの。ほほう。そしてたとえばデスクの右側は緊急性の高いゾーンにしておくとか、赤色と黄色の付箋を使って緊急性の高い仕事には赤い付箋を貼るみたいに、視覚的に見てすぐわかるようにしておけという。緊急の赤い付箋を貼っているのが目に入れば、いつやるの?今でしょモードになるって話。確かに確かに。これは使えるよね? 今まで今言った逆やってなかった?緊急性の高いものを机にしまって見える化してなかったから、「うわー、これすぐやらないとやばいやつだったー」みたいなのあったよね?
今の話を英語学習に落とし込むと、きりがいいところまでやってから寝る、じゃなくてあえて切りよく終わる。そして翌朝、前日の夜に勉強したテキストを開きっぱなしにしておくとすぐ続きに取り掛かることができる。「今朝は何からやろうかな」このようにイチイチ判断、決断が入らないので、デスクに向かうと1秒後に戦闘モードになるので今すぐやれるってこと。机を見ると即戦闘モードになれる。
2.成功法則より失敗法則から学べ
世の中、一流や社会的成功者と言われている人は華々しい成功ばかりが取り上げられている。「人生も勉強もこうやったら成功できる」と言われがち。再現性のある成功する方法には、たくさんの人が群がってる。でもね、見落としがちな事実がそこにある。それは成功には必ず失敗がつきものということ。つまり、我々一般ピーポーと比べて、成功者ほど失敗回数はケタ違いに多いという事実がある。確かに成功する型、テンプレはあるにはあるけど、1つの成功を作るために100の失敗は当然ついてくるけどそこは覚悟できてまっか?という話なんだ。
今画面に出している図を見てほしい。世の中の成功と失敗はこのような構図になっていて、ほとんどの人が失敗してもうダメポとやる気がなくなる理由は「もしもうまくやれば失敗でははなく、成功した道を選べたはず」という幻想によるもの。でも、実際には挑戦する上では成功と失敗の2つの道があるのではなく、遠くの成功に向けて障害物競争のような失敗というハードルがいくつも用意されていて、諦めずに最後まで続けられるかという話こそが真実。成功したい、失敗したくないという考えは間違い。成功したいなら、その途中にある失敗は必ず何度も乗り越えるというのが正しい考え方。だから試行錯誤の段階にある失敗は厳密には全然失敗じゃないってこと。
加えて、僕私がうまくいった秘密の成功法則、みたいな話も往々にして美化され、脚色され、彼らが用意した商品サービスを販売するための撒き餌に使われていて、その本人はできたけど一般の人には再現性がないことも多い。我々が学び、参考にするべきは輝かしい成功事例ばかりじゃなくて、むしろ再現性の高い失敗から学べという話なんだ。何か新しい挑戦をする際に情報収集を一生懸命やるけど、行動を一切しない人はたくさんの成功法則を見すぎてどれが正しいかわからず、その疑問を解消するためにさらに新しい成功法則を追い求めて、ますます混乱状態。結局、答えにたどり着けずに挫折というパターン。迷いがあるので今でしょができない。
じゃあここから具体例を話していこう。たとえば歴史書や偉人伝などの伝記を読むと、どうしても成功事例が多い。歴史の天才、偉人は自分とはかけ離れた存在で参考になる部分もあれば逆に真似をしたらダメなものもある。たとえば自分が歴史上の偉人で一番好きな人物、発明王エジソン。「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」 とか「発明のためには、優れた想像力とがらくたの山が必要だ」といった成功するためにはイチイチ失敗にめげず、正しい努力を膨大な量積み重ねれることが大事、という名言を残した。こうした名言からは非常に多くの学びと再現性に溢れている一方で、参考にしたらダメな名言もある。
たとえば「高い集中力を作るには部屋から時計を捨てろ」と彼はいってる。時間を意識しないことで集中しろって話なんだ。だけどこのアドバイスは凡人に再現性はない。エジソンは大天才であり、彼は研究所に寝泊まりして持ち時間すべてを研究に投資できたモンスターなので、時計を捨てて時間を気にせず目の前の研究に高い集中力で没頭できた。でも、我々のような一般人は時間を意識して限られた時間を終わりから逆算することで、高い集中力を生み出す方が断然再現性もあるよね?逆に忙しい現代人から時計を奪ったら「今何時?」って逆に集中力がなくなる。なので、成功者のいう話は全部がデタラメで参考にならないとは言わないけど、再現性のある話、ない話も混じっているので気を付けて選別する作業が必要ということ。
その一方で失敗からは非常に高い再現性がある。失敗を学ぶということは、これまで見えなかった落とし穴がくっきり浮かび上がることで、それをひょいひょいと避けて通ることで「確実に」失敗を避けることができる。しかも失敗はどの成功者も似たような話をしていて、パターンの数が限られている。だからあらかじめ抑えるべき失敗の型を一通り学べばすぐに走り出せる、つまり?そう、迷いが晴れて今でしょになるってこと。じゃあ歴史から学べる失敗の法則の圧倒的第1位は何か?結論、それは「情報不足」。これに尽きる。
実際に歴史に学んでみよう。わずか数時間で決着がついた「1600年の関ヶ原の戦い」、徳川家康の勝利を決めた最大の理由は情報戦だった。逆に言えば、相手側は情報の重要性を見誤って敗れたと言える。家康がやったことは何か?各大名の動向を常に把握し、スパイを駆使して敵の動きを探り、彼らの心情や意図をつかみ、的確に対応した。特に、裏切りの可能性がある大名を巧みに操り、石田三成が率いる西軍の士気を崩す情報操作を行った。決戦当日、小早川秀秋(こばやかわ ひであき)が寝返った後、西軍の他の部隊は動揺して戦場は大混乱に陥った。その結果、わずか数時間で西軍は崩壊して、家康が勝利を収めた。これが関ヶ原の戦いは家康の情報線の勝利と言われている理由。
同じ話が第二次世界大戦でも言える。アメリカは日本の軍事通信を効果的に傍受し、暗号を解読することで、日本の戦略を先んじて知ることができた。その典型例がミッドウェー海戦。アメリカは日本が次にミッドウェー諸島を攻撃する計画があったことを事前に把握していたので、奇襲を計画していた日本海軍を逆に待ち伏せして大打撃を与えた。この戦いは太平洋戦争のターニングポイントで、日本海軍の攻勢が大きく鈍った重要な戦いとなった。確かに日米の経済力や軍事力、国力や技術力の差も大きかったけど、一つには戦争における情報の重要性を見誤ったということも敗因として考えられる。
これらの話を聞いてわかることは、情報不足で勝負するとほぼ確実に負けるということ。そしてまんま英語学習でもあてはまる。英語を始める人についていえば、何も情報がないというより、ウソの情報を正しいと思い込んで、そのせいで正しい情報を素通りしてしまっていることが敗北の原因となっていることが非常に多い。英語は誰がやっても時間がかかる長期戦の科目であり、魔法や裏技は存在しない。でも、その真逆の主張がたくさん目に入るから、英語は速習できると勘違いしてスタートする。
その他、学習メソッドのいいとこ取りも典型的な失敗パターンになる。たとえば、英語のリーディングは多読で、リスニングは聞き流しで、英会話は語学留学で伸ばす、みたいに複数の流派を浮気しまくることでそれぞれのメソッドの優先順位や重要ポイントが崩れて、結局どれも手に入らないみたいな人が非常に多い。
最初に戦略を間違え英語を速習する、色んなメソッドを同時並行でやるということをすると、その後の努力の質や量といった戦術をどれだけ頑張って工夫を凝らしてももはやその過ちを取り戻すことができない。繰り返す、戦略のミスを戦術で取り返すことはできない。こうした悲劇は無数の先人が失敗して、昭和、平成、令和と時代は変わってもずっと同じパターンの失敗の歴史を繰り返してる。じゃあ、あなたは過去の先人の失敗の歴史から学んで悲劇を回避すればいいじゃない?そうしたら成功できるじゃない?こういう話になるわけよ。
ちなみに英語の勉強をする以前に抑えておくべき重要ポイントについては、こちらの過去動画で解説しているのでこれから英語の勉強を始めたい人とか、最近やり始めたけどいきなり躓いてしまったので軌道修正が必要だという人は必ず見ておいてほしい。
3.英語学習のスクリーンタイムで集中力を作る
iPhoneにはスクリーンタイムというアプリがある。何にどのくらい時間を使ったか?ということが分かるあれだ。実は英語学習のスクリーンタイムを作れば、失われた集中力を作ることができるって話。
世の中には「自分には集中力がありません」という人がいる。うんうん、分かる分かる。自分もそう。ちょっと英語の勉強を始めたら、次の瞬間にスマホのLine通知が来てすぐそっちをみてしまう。そんな視聴者の声が届いている。でも、本当の意味で集中力が0の人間はいない。だって考えてみて。上司からフルパワーで怒られて詰められて、どうすればこの場を切り抜けられるか?ってめちゃめちゃ考えてる時に「そういえば、地球温暖化はどうやって止められるのだろうか?」って別のこと考える人いる? むちゃくちゃおもしろい映画のクライマックスシーン見ているときや、恋人とデート中に「タコとイカは似てるけど、一体、何が違うのか?」って考えてる人いる?いないんだよ。
要するに、何もしなくても鬼の集中力が宿る時は、努力しなくても集中力は無限に湧き上がってくるわけ。問題は英語学習という、人工的に集中力を作らないといけない時にバシッとインスタントラーメンみたいに素早く高い集中力を作れるかどうかが大事なのよ。なるほど分かる。そして人工的に集中力を作る方法は実は技術で作り出せる。じゃあその気になる方法を聞いていこう。
まず、ファーストステップは「自分は生まれつき集中力がない」という思い込みを捨てろってこと。集中力は本来、技術の問題だからこれから学んで身につければいい。このように発想を切り替えるところからスタートしよう。我々は強い思い込み、印象をまるで万有引力の法則のような事実かのように解釈する重い病に侵されている。まずはここを変えよう。大丈夫、この動画を見ているあなたにも間違いなく集中力は作れる。これから作っていこう。
じゃあ次に具体的にどうすればいいかをお伝えする。1つ目、生活のリズムを固定化する。寝る時間、食事の時間、勉強の時間、こうした日頃のルーティンをできるだけガチガチに固定化する。集中力がない人。ほとんどがルーティンが砂利道みたいにガタガタ状態。ある時は夜中3時までネトフリ見てたり、またある時は疲労困憊して夕方寝て起きたら夜中、こういう感じはダメ。とにかく固定した時間をずらさない。それがたとえ土日祝日、年末年始でも一緒。一度決めた理想のルーティンを接着剤で固定化する。
そうするとどうなる?ルーティンを固定化して習慣化すると、自動化する。確かに。その時間が来ると体が自然に動く。12時になると腹がグーとなって昼ご飯を食べる。習慣化しているから、英語の勉強をする時に心理的な抵抗がない。さあやるぞという決意もいらない。自然に体が動いて勉強ができる。満員電車で単語帳を開く習慣ができれば、やる気に関係なく電車に乗って気がつけば本を開いて降りる駅まで集中する状態になる。
2つ目、集中した時間を記録する。まさにこれが英語のスクリーンタイムだ。たとえば昼の13時から英文法スタート、集中力が切れて他のことをやりだした時に時計を見る。そうしたら集中力が持続する時間が把握できる。うわ、頑張るぞと決意したのにたったの15分!すくねえ。あまりに集中できずに愕然とする。でも気にしなくてもいい。とにかく時間を記録する。するとどうなる? 翌日勉強する時は昨日集中できた15分という基準ができる。そう、誰しも考えることが次は15分の壁を超えて17分、いや20分集中して記録を更新しようと頑張る。20分できれば、次は25分、そして30分。コツコツ記録を取ると、徐々に記録が伸びていく自分の成長に嬉しくなり、そこからさらに創意工夫が生まれる。これまで安物の椅子を使っていたけど、いい椅子に買い直して疲れづらくしよう。とか、スマホは機内モードにして別の部屋に置いてみよう。とか少しでも集中力の記録更新をするために工夫をするようになる。つまり、スクリーンタイムという記録が高くて長い集中力を作ってくれる。
これ逆も然り。黒坂はスマホのスクリーンタイムで、自分で思っていた以上に使用時間が長かったことに愕然として危機感を覚えた。このスマホを使っていた時間を他の有意義な活動に使うことができれば、もっともっと人生を良くすることができる。そう感じて、意識的にスマホを遠ざけるようになって、スマホをチラ見見する代わりに、本や雑誌を読んだりネットで記事を書く時間を増やしてできるだけ意味のある時間を過ごすように心がけてる。
4.努力の基準値をバグらせる
林先生が東大に合格した生徒にアンケートを取ると「そこまで勉強量は多くなかったのに、意外にも合格できた」と言う回答が多く出るという。でもランクが落ちる大学の合格者に同じ質問を聞くと「かなり勉強した。大変努力をした」と言う回答が非常に多く出ると言う特徴があるという。でも冷静に考えると、どう考えてもFラン大より東大に入る方が勉強の量も難易度も大変なことは明らかなのに、こんな回答になるのか?
東大合格をして「そんなに勉強しなかった」と答えた学生に「君はどのくらい勉強をしたか?」と聞いてみると、「平日は6時間、休日は8時間ぐらいしかしなかった」と答えた。でも、これって普通に考えれば相当勉強したといっていい。しかも学生で授業中の時間はカウントしてないので、学外で主体的に勉強したのがこのくらいということ。でも当の本人はすごく勉強したと言う感覚がない。これはある意味で、2時間正座した足くらいに感覚が麻痺してる状態。東大に合格するような学生は、周囲も勉強をたくさんするハイレベルの仲間に囲まれて切磋琢磨して勉強してるから、「平日6時間の勉強で頑張ったとはいえない」という精神構造にショッカーの改造手術を施された状態。言い方を変えれば努力の基準値がインフレしたってこと。
自分より頑張ってる人はたくさんいる。あの人は平日8時間、そしてこの人は9時間やってる。でも自分はたったの6時間。まだまだやれるはず。こういう「自分はまだまだ」と言う感覚が、努力の基準値をインフレさせる。そしてまだまだ自分の努力が足りない!という素敵な勘違いは「ぼやぼやしてるとライバルに差をつけられる。じゃあいつ頑張るか?いまでしょ?」になるって話。
5.プロの勉強家になれ
世の中に最悪なビジネスマンがいるとすれば、それはプロ意識のないビジネスマンのことで間違いない。
よく仕事をする上で「自分はこんなに頑張ってるのに報われない」「一生懸命やったけど給料が上がらない」「仕事楽しくない」こういう話はすごく多い。でも林先生は厳しい言葉を残す。「仕事を頑張るとか一生懸命やるって当たり前すぎるでしょ」と。逆にお金をもらって義務が発生する、プロとして真剣にやるべき仕事で手を抜いてる人が異常。SNSではいかに楽で手を抜いて仕事をサボってるか?みたいな謎の自慢を見るけど、ああいうのは完全に頭の狂った異常者、その人を信じて大事なお金を払ってる会社やお客さんが「いえーいワイお金もらってるけど、ガッツリサボってまーす」みたいな投稿を見てどう感じるか?という想像力をかけた脳みそ3歳児のお子様でしかない。仕事を頑張るなんて当たり前。結果が出ないのは努力が足りないか、努力の方向性がミスってる。つまりどちらのパターンでも100%自己責任、それでブーブー文句いうのは恥以外の何物でもない。
冷静に考えたら分かる話だけど、たとえばあなたがパン屋で働いているとする。パン屋で働く仕事が楽しい、楽しくない。頑張った、頑張ってない。面白い、面白くない。これすべてお客さんにはしぬほどどうでもいい。唯一にして最重要ポイントはたった一つ、それはお客さんがお金を出して買ったパンがおいしいか、おいしくないか?それだけだ。「一生懸命やったんでパンが歪んで食べづらくても許してください」「楽しんでないから多少味が悪くても我慢してください」そういうパン屋があったらあなたは理解してお金を出してパンを買う?まあ、頑張って作ったパンだしな、思わないよね?こいつ脳みそイってるから関わったらダメだ、他のパン屋にいこう、こうなるよね。
そもそも、仕事は本来自分のためにやるもの。黒坂はYouTube発信、ビジネス記事執筆の仕事を毎日頭を悩ませて、工夫して改善を繰り返して、一生懸命問題努力してるし、自分にできるベストを尽くしているという感覚がある。よく稼ぐ系の詐欺師がいう「僕はこんなに楽して稼いでます! 今はプールサイドで美女と水をかけあってくるくるストローでパイナップルジュース飲んでます。キャハハうふふ」みたいなことはいえない。自分は余裕なんてない。毎日必死。もうYouTubeのネタどうやっても出せません!もうダメポと感じて逃げるように駆け込んだ図書館や書店を歩き回ると、いきなり神ってるアイデアが降臨して慌ててメモして動画作る日々を過ごしてる。だからといって「最近、なかなかいい動画を作れません。 でも僕は頑張っていますので皆さんのお力を貸してください。次の動画ではアンパンマンのマーチを歌いますから、その動画を10回連続で視聴してどうか再生回数のかさ増しを手伝ってください」なんて恥ずかしくて言えない。だって仕事なんだから頑張るのなんて当たり前じゃないの?しかも努力の結果、良い動画、いい記事を提供できれば最終的に自分の評価が高くなり、お金もついてくる。仕事の努力は100%すべて自分のためにやっているんだから、いやいややるならお金を払うお客さんや雇用者に失礼。嫌なら今すぐその仕事をやめたほうがいいと思う。
英語の勉強も同じ。自らの意思で勉強を始めたのに、「英語つまらない。面白くない。楽しくやる方法教えて」みたいに言う人もいる。ハッキリいってやる。甘えんなバカタレ、嫌なら今すぐやめろ、勉強は贅沢品なんだ。 厳しいね。でも正論じゃない?そういう起きたまま寝言をいう人は今、勉強することを許されていることに感謝を忘れてる。ギャーギャー騒げば周囲が優しく甘えさせてくれると勘違いしてる。
さすがにアマチュア、とてもプロの勉強家の思考ではない。途上国は家が貧しく、10歳になる前からその日を生きるために朝から夜まで工場で単純作業をやるしかなく、勉強したくても働かなきゃいけない子どもたちがたくさんいる。日本には奨学金があり、無料で使える図書館があり、ネット回線のインフラも整っていてその気になれば何でも学べる。英語の勉強を理解して応援してくれる家族がいる。これだけ世界最高のお膳立てされた環境にいさせてもらっているのに、謎に被害者意識MAXで勉強をやらされ感でしんどい、だるい、つまらないというならもういいわかった。じゃあ、どうぞ楽しくて自分が面白いと感じることだけをやればいい。そしてその代償として、永遠に成果が出ない世界を生きてくれ。
でもね、カイジを見た人なら何言うかわかるでしょ?違うんだよ。明日からじゃない。今日だけ頑張るんだよ。今日頑張ったものにのみ、明日が来るんだよ。だから今でしょ精神で、今だけ頑張ろう。今日一日だけ頑張ろう。そしてそれを明日になっても同じことをする。そうすれば明日は今日より少し成長した自分がいる。この小さな成長を繰り返すことでしか成功はありえないんだ。あなたはプロの勉強家だ。もっとプライドを持って頑張ってくれ。
6.人は2度しぬ
人は二度4ぬ、一つは生命活動が停止した時。そしてもう1つは自分の人生を諦めた時だ。
昨今、勝ち組、負け組みたいに単純な二元論で物事しか物事を考えられない、前世がアメーバみたいな単細胞生物が増えている。だけど最高にやばくて絶対に回避するべきは負け組に入ることじゃない。なぜなら負け組に入っても、諦めなければ下剋上のチャンスは誰にでもあるから。逆に勝ち組になったからといって、現状に慢心して挑戦をやめたら時代の変化に取り残されて淘汰されることだってある。つまり、勝ち組、負け組というのは今現在はそうだという一時的な状態に過ぎないということ。そんなものより、決定的な敗北で何があっても絶対に避けないとダメなものがある。それは腐るということ。
ハッキリいう。腐ったらもうマジで人生終わり。よく石橋を叩いて渡ると言う言葉があって、そのダメバージョンとして「石橋を叩きすぎて橋が崩れる」みたいな表現がある。でも腐ったらどうなるかというと、もはや石橋を叩くことさえしなくなる。たった1回しか生きられない人生を、完全に諦めて何も挑戦せず、うまくいっている他人への嫉妬心で足を引っ張る老害な生き方はとても辛い。社会からは邪魔者扱い、誰からも求められず、誰からも愛されない。生きていても辛いだけ。だから何があっても絶対に心が腐ってはいけない。じゃあ、どうすれば腐らずに済むか?結論、2つある。1つ目は今を生きる。そしてもう1つは挑戦をすること。世の中には熱い、元気な人がいる。そういう人に共通してるのは「今、新しい挑戦に生きている」ということ。常に新しい挑戦をし続けている。そして常に過去ではなく、今を生きている。
英語の勉強を今でしょせず、先送りにする人は未来と過去に生きている。過去うまくいかなかったから今回もうまくいかないのでは?今というルールのゲームに過去という反則技を持ち込む。頑張ってもうまくいかず努力がムダになったらどうしよう?今というリング上に未来という凶器を持ち込む。やめてクレメンス。人間は今にしか生きられない。そして今に集中することで先送りなんて日和った選択肢は本来、そもそも存在しないということに気づく。
そして人間は挑戦を続ける限り、若く輝き続けることができる。受講生とコミュニケーションを取っていてよく言われることに「英語の勉強を始めたらダラダラした生活にハリが出て、時間をムダにしなくなった」とか「将来、娘と海外旅行で英語を使いこなす夢ができて、水揚げされた車海老みたいに毎日ピチピチ跳ね回って勉強を頑張れるようになった」と嬉しい声をもらえる。素晴らしい。最高じゃないか。そして学習者の実年齢がたとえ何歳でも、10代のようなフレッシュでひたむきな姿勢を見せてくれる。そう、生きる目標ができると人は若返ることができる。
7.この世で最もムダな時間
世の中には数多くの時間の無駄がある。
せっかくの休日に丸一日、何もしないでごろごろ寝ている。なんとなくテレビを見ながらダラダラ過ごす。でも考え方によってはこうした行動は100%完全なムダとは言い切れない。もしかしたら精神を安定させ、疲れを取るための急速とも考えることができる。実際、もう何もできないほど疲れているならむしろ積極的に休んだ方がいいと思う。
それに対して、誰がどう解釈しようとも究極のムダ時間があると林先生はいう。それは愚痴不満を言う事。キタコレ。うん、間違いないね。自分も愚痴不満言う人はエネルギーを吸い取られるので関わらないようにしてる。誤解のないようにいっておくと、お悩み相談と愚痴不満は全然違う。「自分でこうやったけどうまくいかない。改善を試みるけどなかなか成功しない。アドバイスがほしい」これはお悩み相談で、黒坂の持ってる知識、技術を総動員してなんとか学習者の問題解決をするために頑張りたいと思う。でもそうじゃなくて愚痴不満は絶対NG。まず、愚痴不満で終わらせてる人は問題の解決を望んでない。自分の力で変えようがない。いってもどうしようもないことをグチグチ文句を言い続ける。
そして居酒屋で飲み会をしてるグループで愚痴不満を言う人はかなり多い。会社に対する不満、取引先への悪口、上司の愚痴、その場にいない同僚に対しての中傷。それが解決に向かう話だったら何も問題はない。でも愚痴不満を言う人はそもそも解決できると考えてない。さらにそうやって愚痴不満を言う姿は美しくない。黙っていれば美しい顔をしている人でも、愚痴不満をいう瞬間はきれいな顔が醜く歪んで見える。その一方で愚痴不満の聞こえてこないグループもある。そういうグループは、現状の問題の解決法や新しい仕事について話をしている。
勘違いしないでほしいのは不満を一言も言うなとは思ってない。世の中のヒット作品の多くは、ユーザーの不満を改善されて世の中に現れてる。例えば4色ボールペン、わざわざ色違いで4本のペンを持つのは面倒だという不満が生み出したよい商品だ。自分がいいたいのは不満があるなら、それを改善する意識を忘れないということ。
自慢ではないけど、自分は結婚して10年以上経つけど夫婦喧嘩ない。そしてこれは自分の浅い思い込みではなく、妻の本音を正確に理解できている明確な確信を持っていうけど、妻側も黒坂に不満を持ってないと断言できる。なぜなら、お互いに問題があったらその場で徹底的に話し合って、完全解決してきたから。たとえばお互い仕事が忙しくてちょっとこの部分の家事のキャパが厳しい、どうしようと相談した結果、足りない部分を家事代行サービスに頼んだり、宅食で料理の穴をカバーするようにして解決した。不満を感じたら未解決のまま翌日に持ち越さない。必ずその場で徹底的にディスカッションして、100%完全解決してきた。これを繰り返してきたから今まで夫婦喧嘩がないと思ってる。
ちなみに自分は愚痴不満ばかり言う人をみると「自分はその問題を認識していながら、解決の糸口を見つけることができず、そもそも解決不可能と諦めていて、でも不満が溜まっているので聞く相手に迷惑だけど構わずに感情的にぶちまけるしょぼい胆力しかないクソザコですよー」という自己紹介だと思ってる。頭のいい人、優秀な人、社会的地位の高い人ほど愚痴不満を言う人を嫌う。愚痴不満を好む人は総じてレベルが高くない場合が多いので、付き合う人間関係のレベルを上げるためにも愚痴不満はやめましょう。
8.絶対に関わってはいけない人
世の中いろんな人がいて、色んなYouTuberが「こんな人とは関わってはいけない」と意見発信してる。そして林先生が考える「こんな人とは関わってはいけない」という意見がある。こちらも聞いていこう。
実は林先生、意外にも「嫌だな、苦手だな」と思う人は無理に避けなくてもいいという。え?でも一緒にいて不快な人って離れたいですやんと思うかもしれない。確かにそうなんだけど、苦手と思う人も適度な仕事の緊張感もあるし、耳に痛い話も正論に感じることも少なくないと。人間も食べ物も、なるべく偏食をしない方が成長に必要だと言う。確かにねわかる。でも、そんな寛大に考える林先生でも絶対に関わってはいけない人がいるという。そういう人がいたら秒で逃げろと。一体どんな人?結論、それは「志が低い人間」というんだ。うわー、わかるわかる。志が低い人間と一緒にいても得られるものは何もない。それだけではなく、志の低さは恐ろしいことにあなたにも確実に伝染する。だから絶対に関わっていけない。
志という字をよく見ると「武士」の「士」という字が入ってる。つまり、志がある人間とは武士道、目標や目的に向かって強い意志を持って努力をする人間ということ。その逆に志が低い人間はそうした意識がゼロってことなんだ。
じゃあ今の話を英語学習に落とし込んで考えてみよう。「今実は英語やっててさ。昔からずっと英語が話せる憧れがあったからちょっぴり遅いと思うんだけど、来年には英検も取りたいんだよね」「はー?英語? ハッハッハw やめとけやめとけ。どうせさ、あれだろ?今インバウンドが盛り上がってるからその波に乗りたいって始めたんでしょ?」否定から入る。「自分のまわりで君のような年齢でスタートして成功した人なんて見たことないけど」ネガティブ思考。「英語なんてやるより、これからは中国語でしょ?」無理解、無神経な言葉ー。「俺達の年齢はさ、いかに逃げ切るかだろ?この会社もいつまで持つかわからないけど、なんとか定年まで耐えてくれたら御の字だよな」後ろ向きな発想。「え?まだそんな入門書使ってるの? ハハッそれ中学生ようじゃんw いつまでそのレベルなの? おれさすがにもう少しできるわー」上から目線。
夢も希望も目標もない。それだけでなく徹底的に頑張る人を否定、ネガティブ、無理解、無神経。一体、何が楽しいの?と言いたくなる。そんな人からは距離をおこう。「いやこの人もさ。根は悪くないから」いやいや、考えてみてよ。そもそも根が悪い人って世の中にそんなにいないから。気を抜けば財布くすねる友達とかいる?根は悪くない、なんて当たり前すぎ。根が悪いのは論外。問題は本人に悪気がないことにこそある。きれいな花を咲かせるために植えた隣で雑草が生えたらあなたはどうする?「いやこの雑草もさ。必死に生きてるんだよ。決して悪気はないんだ。 別に花を咲かせるのをじゃましたくて生えてるわけじゃないんだよな。だから花が枯れても仕方がないんだ」あなたはそうやって雑草の成長を許す?いやそれだと枯れるよね、しっかりと花が。じゃあどうすればいい?答えは簡単、雑草のない花壇に移るしかないんだよ。
志が低いのは治療不可能。こちらから何を伝えても何を言っても変わらない。そういう相手とわかり合う必要はない。一緒にいて英語のやる気を吸い取られる相手は無理に論戦を望まず、静かにそっとその場を離れるだけでいい。
今回は以上だ。林先生はかなりストイックな方で本書でも結構厳し目の意見が多いと感じた。でも全然いいと思う。「無理しないで。ありのままの自分でいいんだよ」みたいなふわふわパンケーキで脳内お花畑でスキップするクソの役にも立たない意見より、厳しくも現実的で解決につながる提案の方が価値が高いと判断して、この動画では結構厳し目にお届けした。「今でしょ」というセリフは今すぐ動けということであり、逆に言うと「大事なことをいつまでも先送りにするようなバカを卒業しろ」ということだと思ってる。あなたが思うほど人生は長くない。何もしないで過ごせば、10年、20年はあっという間に過ぎていき、気がつけば自分がお年寄りになっている日がやってくる。そしてあなたが「いつかかなえたい」と思っている夢も正直、大したことはない。英語をペラペラ話すとか、英語を使って仕事をするなんて夢は、叶えた瞬間花束が贈呈されてシャンパンかけられてカーテンが降りてきてエンディング、なんてことはない。あくまで始まりに過ぎない。英語を使えるようになってからが、真のスタート。その英語をどう使ってあなたの人生を輝かせるか?ここからが本番。だからいつまでも後生大事にせず、さっさと行動して英語を手に入れてくれ。そしてその英語を使って人生を輝かせるという仕事を、あなたの残りの人生を丸ごと使って実現させてくれ。もうグズグズ先送りにする時間はない。今すぐ動け。いつやるか?今でしょ?ほなまた。
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