「日本語→英語」にする練習を初心者がやっても時間のムダって理由を語る

「こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
■Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

先日、次のようなことをTwitterでつぶやきました。

私が提唱する学習法では、

・英語単語と熟語

・英文法

・英語多読(精読・多読)

・英会話

 

って順番でやろーぜと言っています。

 

時々、ご質問を頂くのが

 

「英語を読む読解の重要性は分かった。

日本語から英語に翻訳することはやらなくても良いの?」

 

というものです。

 

これまで3-4回は色んな方から受けたこのご質問、

今回は記事化してお役立て頂ければと思っています!

 

「日本語→英語」ってのはアウトプットにあたる作業なんですよね。

でも、インプットなきアウトプットはクソほど効果がありませんので、

初心者のうちはやらないほうが良いぜって話をします。

 

インプットが9割、アウトプットは最後の最後

私がこれまで一貫して、あなたにお伝えしている事があります。

それは

 

「インプット9割、アウトプットは最後の最後でおk」

 

って主張です。

これは世の中の多くが

 

「英会話を訓練すれば英語なんてできらぁ!」

「実践するやでー!使い倒すやでー!」

 

と言っている流れと真逆を行く主張ですよね?

 

私は英語に限らず、昨今の

「詰め込み型教育への軽視」

「暗記の重要性の意識欠如」

がすごく気にらないと思っているんですよね。

 

「本当にウソばっかり教えやがるぜ! 激おこぷんぷん丸!!」

 

詰め込みなくして創造なんてありえない

世の中の風潮として、

 

「きついことはやらなくていいんだよー♪」

「もうお勉強なんていらないよw」

 

みたいなのがあるじゃないですか?何でもかんでも、

 

実践して体験すれば身につく!

とにかく楽しければそれでおk!

実力はその結果ついてくるー!

 

そんなお花畑を鼻歌交じりでスキップするような主張があって、

一部の英語学習者も、楽したいものだからそんな業者の甘言についつい耳を貸しているんですよね。

 

でもそんな楽しげで、楽に身につけるってイメージを出すのは

何かを売りたいって理由が背景にあることを忘れてはいけません。

ここであえて、あなたの英語学習のためを思ってキビシーことを言います。

 

勉強を舐めないでください!

学習とは「知識の暗記と基礎の理解」

で成り立っているのです!

 

江戸時代に鎖国していた頃、日本は世界から隔絶された文化を謳歌していました。

が、江戸時代の学力は世界トップクラス

だったという事実があります。

 

庶民は「読み・書き・そろばん」をガッツリ学んでいたことで数学力は世界トップ。

幕末の時期の識字率はやはり世界ぶっちぎりのトップで7-9割と推定されます。

同じ時代の、産業革命の起きたイギリスの識字率は1割程度ですからね。

 

「うおー! 江戸時代の人たちマジパネェおw」

 

「平均的な知性の高さは突出していたよね、江戸時代。寺子屋での詰め込み教育は完全に成功してたな」

 

江戸を訪れた外国人の重鎮が、宿泊した宿の召使いが休憩時間に読書を楽しんでいた

様子を見て

 

「やべーよ、日本人イかれてる。召使いレベルが読書楽しめるとか頭良すぎワロエナイ」

 

って感じたと言われています。

 

その後、アメリカやヨーロッパは日本型の詰め込み型学習を見直して、

「日本に倣え!」という中、日本は

 

「詰め込みは良くないお! みんなでスキップルンルンだお♪ ゆとりが大事だおw とにかく楽しくいくおw」

 

ってドンドン世界の流れと逆境した教育方針を打ち出しています。

 

「知識と基礎の積み上げを軽視する、昨今の教育はマジでクソ化していると言わざるをえねーよ。今こそ歴史に学び、きっちりお勉強をする重要性を見直すべきときだろ…JK」

 

「JKとかw このオッサン本当に女子高生好きなんだおw」

 

「いや、常識的に考えての略だと思うぞw 文脈的にw」

 

アウトプットは確かに楽しいでしょう。

英会話だって、目の青いカッケー金髪が

目の前にいたらテンションブチ上がるに決まっています。

 

私も留学中、イタリア人のお姉さまの透き通る白い肌に

心奪われそうになったからよく分かるw

 

ですが、アウトプットというものは、

インプットしたものを使い倒して、

血肉にしようぜって発想が元々にあるじゃないですか?

 

その英会話の素材になるインプットがなければ、

空っぽの頭から何かを取り出そうって話なわけで無理ゲーなんですよね。

↓(過去記事にまとめておる。もう見たよって人はスルーしてくれw)

英語ができない人が足りないのはアウトプットではなく、インプットっていい加減理解してくれ

2019年6月9日

 

「詰め込みなくして、創造はありえない」

 

クリエイティビティとは、膨大な知識や基礎理解のインプットから生まれることを忘れないでください。

ですので、まずはガッツリと勉強することは重要です。

英語もまずはとにかく、インプットをガッツリ9割やりましょう!

 

英会話は、英作文は本当に一番最後だぜ

英会話と英作文はそれぞれ、

英語を話すための「スピーキング」、

そして英語を書くための「ライティング」

という、「アウトプットの修行」をすることになります。

 

アウトプットの練習は、

 

「うおー!! 今、自分は英語をモーレツに使っているお! ペラペーラはもうすぐだお!」

 

と、英語を使う醍醐味をダイレクトに味わえます。

 

そのため、ついつい学習初期の頃から手がけたくなってしまいますが、

こうしたアウトプットの修行は、最後の最後にする必要があります。

なぜなら、インプットがガッツリできていないと、

取り組んだだけの効果もないからです。

 

例えば次を見てください。

 

「よっしゃーw ハーバード帰りの実力を見せてやるお!」

「おw ついに実力を見せてくれんのかw 期待してるぜw」

 

「自己紹介をするお! やる夫だお! 趣味はカーチャンとスーパーで買物へ行くことだお! これを英語にするお!」

 

Let me introduce myself! I’m Yaruo! Shopping at a supermarket with my mother is my hobby!

 

「うおっ! 一応英語になってるw …ってそれだけだよw」

 

「ダメだ。まるで成長していない…。」

 

「ハーバード帰りのプライドがズタズタだお…」

 

OK, let me introduce myself! My name is T! I majored in real estate at University of Pennsylvania. I began my real estate career at my father’s company and I later renamed its name. I rose to public prominence after concluding a number of successful real estate deals in Manhattan and New York City, and my company now owns and develops lodging and golf courses around the world. Now I am the President of the United States.

 

「やる夫め、ハーバード帰りの自己紹介クラスだと、このくらいはサラリと言えないとダメだぞw」

 

「オワタ…。ハーバード帰りのオイラなのに…」

 

…何が言いたいかというと、上記のT氏の自己紹介レベルをかますには

そもそもT氏の自己紹介文を

すんなり読める必要があります。

それには英単語や熟語、英文法ができないとお話になりませんよね?w

 

「あれ? public prominenceってどういう意味だお?」

 

となっている状態では、T氏のような自己紹介はできません。

人間は常に「passive vocabulary>>>active vocabulary」なので、

知らないことは話せないし、書けないのです。

 

つまり、饒舌に語り、雄弁に書ける人は

すごいインプットの力があるということでもあるのです。

良い話を語り、書ける人というのは

それ以上に読む、聞くインプットの力に

優れているという事ができます。

 

英文を正しく理解し、作文をするための英文法力も必要です。

さらには英作文より、英会話の方が圧倒的に難しいという事実があります。

 

「時間をかけて、辞書を引きながらT氏の自己紹介くらいならオレもかけそうw」

 

って思った人造人間19号なあなたも、

スラスラよどみなくこれを口から出すのは無理ゲーだと思うんですよね。

 

もう分かりますね?

 

(難易度) 英会話>>>英作文>聞く>>>読む

 

という図式が成り立つのに、

英会話スクールは一番難しい英会話を、

なんの基礎力もないのに、最初にやらせようとしているわけです。

 

「口や手から取り出すアウトプットは、頭に入ってないと取り出せねーよw」

 

繰り返しですが英作文も英単語、英熟語、英文法ができないと書けません。

頭の中にガッツリと知識がないと英会話はおろか、

英作文も手も足も出ないっつー話になるわけです。

 

これでインプットの重要性がご理解いただけたと思います。

 

英語初心者は「日本語→英語」の練習はもうやめよう

「日本語を見て、英語に変換する」英作文をする場合、

英語学習初心者と、英語が使えるバイリンガルとでは

思考プロセスが大きく異なります。

 

初心者の段階でこれをやっても、

時間がかかるだけで実力はつきません。

 

ですので、まずは初心者を抜け出すところまでは、

しっかりインプットを磨く必要があります。

 

それを納得頂くための事例をご紹介しましょう!

 

<英語学習初心者>

「明日、カーチャンと映画を見に行きますw」

 

例えば、この日本語を英語に訳すにあたり、

英語学習初心者は次のように考えます。

 

「まずは日本語を1ずつ英語に変えるお! これが最初のステップだお!」

 

「ぇえーー!! そこからスタートするのかい?」

 

するとこんな感じになりました!

 

明日(tomorrow)、カーチャン(my mother)、と(with)、映画(movie theater)、見に行く(watch)

 

「次はこのバラバラの英単語のピースを組み立てるお!」

tomorrow, my mother, with, movie theater, watch

 

「順番をどうすればいいお? tomorrowは最初かお?最後かお? えーっと、SVのSがない気がするお?」

 

みたいに頭の中が日本語と英語がごちゃごちゃになるんですよね。

 

「まあいいおw 伝われば勝ちだおw 多分これで分かるおw」

Watch movie theater, I with my mother tomorrow.

 

「あれ?何がまずかったのかお?」

 

このやり方では、いかにも

日本人が日本語から英語にしましたーって

感じになってしまい、

自然な英語を作ることはできません。

 

そして時間がかかる割にあまり実力がつかないので、

初心者の段階で英作文に時間を使うべきではない、というのが私の意見です。

 

大丈夫、焦らずともインプットをして正しい、自然な英文を大量に頭にインプットできれば、

後はそれを手や口から取り出す練習をするだけで、

英作文や英会話ができるようになりますから、安心してください!

 

<バイリンガル>

では続いて、英語上級者の人が英訳をする時の思考プロセスを見ていきましょう。

ちなみに私が外資系企業で翻訳の仕事をやっていた時は、次のような感じでした。

 

まず、フツーに日本語を聞いたり読んだりしますよね?

 

「明日、カーチャンと映画を見に行きますw」

 

そうしたら、次のような映像を頭に浮かべることができますよね?

 

 

「カーチャンサザエさんなのかよw」

 

「うるせーなw いい素材がなかったんだよw」

 

この脳内の映像イメージを英語にします。

I’m going to the movie theater with my mother tomorrow.

 

はい、カッチリと正しい英文ができました!

 

つまり、日本語は日本語脳で処理をして、

英語は英語脳だけで処理をするというものです。

 

日本語と英語を行ったり来たりすると、

ものすごく時間がかかってしまうのに対して、

英語を取り扱う時は、英語脳だけを使って処理をする、というのが目指すべきゴールです。

 

「日本語のピースを英語に変えて、それを組み替えて英語にする」

ってのじゃなくて、「日本語を見聞きしたら、そのイメージをそのまま英語にする」

という感じでしょうか。

 

 

一語一語を日本語→英語にするやり方だと、

ものすごく時間がかかります。

実力を付けて最後は、

「日本語は日本語脳で処理、英語は英語脳で処理」

っつー、回路を脳にぶっ立てるというイメージを持ってください。

 

英語脳の存在を感じた体験談

私は英語の音声が聞こえてきたら、

英語脳で聞いて情報処理をしている感覚です。

それをものすごく実感したのは、

シカゴでの留学を終えて関西国際空港に降り立った時です。

 

これはウソ偽りない私が体感した話なのですが、

関空に到着した私は「周囲の日本人の会話」を

気がつけば、「英語として」聞き取ろうとしている自分に気づいたんですよね。

脳が英語に最適化されすぎていて、「日本語が英語の空耳になってしまう」

という現象を体験しました。

 

「What time is it now?」

「掘った芋いじるな」

 

と、英語力ゼロの人には聞こえるといいますよね?

いわゆる空耳ってやつなのですが、それの逆バージョンが起きました。

 

ネイティブスピーカーは

 

「ご覧のスポンサーの提供でお送りします」

 

ってアニメの途中で流れる音声を

 

「Grand sponsor Tokyo day OH Christmas」

 

みたいに聞こえるみたいですねw

 

彼らは音声のすべてを英語脳で聞こうとするので、

このようなキテレツな空耳になってしまうわけです。

それと同じことが関西国際空港に降りた私にも起こったのです。

この時、「ああ、脳の言語野に英語の領域が作られるんだな」

という感覚を実感しました。

 

長くなってしまいましたが、

結論的には「日本語→英語」にする英作文もアウトプットにあたるので

インプットをしっかりした後の方が良いって話でした!

 

引き続き、頑張っていこうぜい!

 

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