今回は【40代50代初心者向け】継続する技術 英語の勉強を100%絶対確実に継続する方法というテーマで解説をします。
この動画を見ることで、なぜあなたが英語の勉強を継続出来ないか?という理由が正確にわかります。それだけでなく、どうすれば1年、2年と毎日英語の勉強を継続して、英語力を着実に伸ばしていくかもしっかり理解してすぐ行動に移せますので、ぜひ最後まで見てください。
さて、最初に結論をいいます。あなたの英語学習を成功させる方法はたった一つ、ズバリ勉強を毎日継続する「技術」、これを身に着けてください。多少記憶力が悪かろうと、要領が悪くて人より時間がかかろうと、とにかく継続さえすれば着実に、確実にあなたの英語力は伸びていきます。英語力が伸びている時に挫折する人なんて世の中に一人たりともいません。つまり、英語力を身につけることができる人とそうでない人の差は、「勉強を継続する技術があるかないか」もうこの一言に完全に集約されているということなんですよね。
「いやいや黒坂さん。せやかて、継続せいやといいますけど、自分も色んな人がいう継続のコツをたくさん見て試してみましたけど、三日坊主対策が三日坊主で終わってしまうワテはどないしたらええですのん?」そういった坊主たちの嘆きの声が聞こえております。大丈夫大丈夫、本当にこの動画1つだけであなたの続けられないお悩みをバシッと解決しましょう。
今回の参考図書はこちら。戸田 大介(とだ だいすけ)さんが書かれた「継続する技術」。そしてこれまでの動画でお話してきたのは「僕私はこうやって成功しました。お前たちのようなゴミカスでもできる技術を渡すので即日で真似をしろや」こういうよくありがちな上から目線の話と違います。
この著者は2023年時点で561万人が使う習慣化のスマホアプリをリリースして、実際に継続に苦労するユーザーの生データを取り上げて解説しています。膨大なスマホアプリデータの数字ですから、そりゃあもう説得力が違います。
習慣化アプリを使う膨大な数のユーザーの統計データを分析することで、何をすれば継続を挫折し、逆にどうすれば継続率が上がるのか?このデータを使って本書で具体的に効果の高いものにギュッと圧縮してお届けしてくれるんですよ。やばくないですか?
だから、「いやあこれで継続できるっていうけどさ、そりゃあ著者の人が優秀だっただけじゃないの?」とは1ミリも思わないわけですよ。繰り返しですが、561万人もの継続に挑戦するユーザーの生データが本書のデータソースですから。黒坂も本書を読んでいて「確かに確かに」と思わずブツブツいいながら一気読みしてしまいました。
1章では英語の勉強の継続の難易度はあなたの想像より遥かに高いこと。2章では勉強を継続する3つの原則について。3章では具体的にどうすればいいか?この流れで解説をします。技術の話だけを知りたい方は2章から見てもらうとわかりますが、1章の「勉強や筋トレなど、どんな分野でも継続することは凄まじく難しい。それは知的エリートや社会的成功者も例外じゃないよ」という話も理解しておく価値は高いです。つまり、全部話を聞いてくれ。
では早速話を始めていきましょう。
*下記はAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
>>>継続する技術 200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった 著:戸田 大介さん
目次
1章 データが示す!想像を絶する英語を継続する難しさ
さて、1章の話を始めましょう。
さていきなり核心に迫る重要な話をします。それは「事実として英語の勉強の継続はものすごく難しい」ということです。「は?何を今更眠たいこといっとんねん。んなこと分かってるよ。だからこうして時間を使ってお前の話を聞いているんだろうが」と思ったかもしれません。
でも違います。あなたは間違いなく、まだまだ継続の難しさを舐めプして英語の勉強をスタートしています。簡単ではないとは理解している、しかしどれほど難しいかはイマイチピンと来ていない。そうですよね? あなたは英語の勉強のやり方を見聞きした瞬間に継続ができるかどうかを考慮せず、勢いで始めませんでしたか? 筋トレを始めようと駅チカのジムを契約して1ヶ月持ちましたか?
…ん?おや?浮かない顔をしていますねえ、どうしたんですか?
…うん、無理だったんだよね。続かなかったんだよね。
勢いで始めてしまうのは敵の強さをよく見ないで突撃してしまったんだよね。
はい、だからこそ、あえてここでもう一度いいましょう。継続はものすごく難しいです。それは頭脳明晰な知的エリートや社会的に優秀とされている人にとっても、です。
この数字を見てください。93.9%。これがなにかわかりますか?
といってもおじさんが出すクイズほどうざいものはないのでさっさと答えを言いますと、これはランニングを始めて、30日間以内に挫折した人の割合です。
おいうそだろ?マジなのかよ?さすがに高すぎん?今、そう感じたあなた、その感覚、正しいです。まさかの数字ですよね?一年どころか、ランニングを30日間の継続が出来たのはたったの6%、これが現実です。
これ、黒坂が極端な数字を持ってきて煽っているように聞こえるでしょ?違う違う。何万件もの膨大でごまかしようがないアプリデータなので、これこそが「リアルな数字」です。
たかがランニングくらい続けられるよ!そう舐めプして始めて成功した人はたったの6%、これは英検1級の合格率よりさらに低い。そしてこの数字、サラリーマンが給与所得で年収1000万円以上を稼ぐ人のと同じくらいの割合です。そう聞くとどれだけ難易度が高いかわかりますよね?繰り返しますがたった30日継続できた人はわずか6%ですよ?
そしてここからが実に興味深い! データ分析をすると30日以内の挫折がどのタイミングで起きているか?がよく分かるんですが、それが面白い。たった1日で挫折する人が約半数、1週間で80%と大多数が脱落します。ほとんどの人が初期の段階、つまりは三日坊主で挫折していた事がわかります。まるで坊主のバーゲンセール状態。いやあ継続って難しいな!
ちなみに今言ったランニングだけじゃないですよ。筋トレ83.9%、勉強87.7%、ジム通いの94.9%。三日坊主、という言葉はどこかナマケモノ、根性無しのダメダメ人間だけの話、みたいに聞いていませんか?違いますよ。限られた人の話ではなく、世の中の圧倒的大多数、ほとんどの人に当てはまります。この中には高学歴エリートも高キャリアのハイスペ人材も含まれています。
習慣化は誰にとってもこれほど難しいのに、いざ開始する時はやる気任せに「まあワテもさすがに3日は持つだろう」と思ってしまいます。だから、継続の難しさや対策を考えずに始めるから予定調和的に挫折します。
でも、こう考えることはないですか?「学生の頃は自分だって毎日、部活や勉強が継続出来ていたさ。それなのに社会人になった途端、わずか数分間のストレッチや勉強すら続けられない。これはきっと、老化現象なんだ。元々自分には継続する力があったのに、年を取って失われたに違いない」と。
そう考える気持ちはよくわかります。でもハッキリ断言します。それは違う、と。「でもでも、黒坂さん、事実として僕私は学生時代はコツコツ続けるのが得意で朝顔の水やりだってサボらなかったのに、社会人になって急にだよ」といいたい人もいるかもしれせん。
では一体、何が違うのか?
結論、学生時代、あなたには外圧と強制力があったからです。はあ、なるほど。確かに。
部活に入ると、怖い先輩とか顧問の先生っていなかった?いたいた、うちの先生は竹刀を持って振り回してたわ。そういう人もいると思います。今日は校庭3周!竹刀をバシコーンと地面に叩きつけてそう言われたら、やる気があってもなくても走らざるを得なかったよね?
それから学校では日中に授業があるし、放課後は自習室や図書館で勉強する生徒があちこちにいたりで、周囲が勉強する中、自分だけサボるのって逆に難しくない?わかるわかる。
それが大人になるとこの外圧や強制力がなくなる。
あなたがジョギングをサボっても、勉強をしない日があっても誰にも何も文句を言われません。周囲に勉強を頑張る人の姿もみません。大人は「今日はダルいから英語の勉強したくない」と感じた瞬間に本を開くのを簡単に諦めてしまいます。
そう、実は学生時代がうまくいっていたのではなく、強制力がなくなれば、世の中の90%以上の人はできないのが普通ということです。
よく考えてみて。でもあなたは大人になってもしっかり継続できているものがあるんですよ。
「え?うそーん、私を買いかぶらないでよ、クロちゃん。私は筋金入りのナマケモノよ」
そういいたい人も考えてみて。あなたは毎日、会社にはいっているよね?家事育児はやっているよね?ほら、継続できているじゃない。確かに。
「いや僕私は定年退職後も通勤電車に乗って、オフィス前で引き返してますねん」
そういう涙止まらない、悲しき性の持ち主もいるかもしれない。でもやめて。もういいんだよ。退職したなら会社にいかなくてもいい。
ここまでの話を整理しよう。つまり、どんな人でも外圧や強制力さえあれば何年、何十年でも継続は可能。みんな本当は継続するポテンシャルはある。だけれども、この外圧や強制力がないからこそ、英語の勉強も筋トレも続けられないとこういう話です。
分かった。でもここで冷静に考えてみよう。世の中には、強制力がなくても継続できる人もいる。トップ6%の人ですね。じゃあ続く人と続かない人、何が違うのか。それこそが強制力なしに継続する技術であり、あなたの英語学習に何より必要だとこういう話だよね。そこまで分かったら次の章へいこう。
2章 英語の勉強を継続する3つの原則とは?
さて、1章ではあなたの想像を絶するレベルに継続が難しいということを話しましたね。それではこの2章からは努力を継続する3つの原則に付いて解説をしましょう。
「え?たった3つ?もっとこう、80の法則、みたいにたくさんないの?」
思わずそのように感じた人、ノンノンです。3つだけでいい。ただし、この3つだけは何があっても絶対に死守してください。
世の中でよく言われる継続のコツって山ほどありますよね?
努力した後のご褒美が大事だとか、周りに宣言するのがポイントだとか、目標に集中しろとか、やれSNSで報告しろとか、本当にもう数え切れないほどいろいろあります。
もちろん、こうした技術は間違いではありません。でも、大きな問題があります。それは、数が多いと実践出来ないということです。当たり前ですね。
人は学んだ情報の大半を忘れてしまいます。精神科医の樺沢さんによると、人は1週間で97%のことを忘れるそうです。もちろん、この数字は人や状況によって変わりますが、人間は学んだことの大部分を忘れる、と言って差し支えありません。
そうそう、確かにそうだよね。現代人は忙しいです。時間がないから、知っても実行に移せるものは限られています。実行を伴わない知識はすぐ忘れますし、やらないなら知っても無意味。つまり、習慣化のコツをたくさん取り入れても、ほとんど意味がないとこういう話です。
たくさん知っても実行に移せなければ意味がない事実を踏まえて、著者は習慣化のアプリ開発をする上で多くの情報を整理しました。そして、数多くある習慣化のコツの中で、内容が似通っているもの、重要度や優先度が高いものを絞った結果、大きな原則として3つ集約できることが分かったとこういう話です。
ではいよいよ、カスピスの濃厚な原液を通り越して、粉を喉の奥に突っ込むような話をします。
見せてもらおうか。561万人の膨大なデータの中で継続をする技術で最重要の原則とやらを。
ででーん、それが次の3つです。
原則1: すごく目標を下げる
原則2: 動けるときに思い出す
原則3: 例外を設けない
え?これだけ?うん、これだけ。うーん、なんだか地味だな、と思ったかもしれません。しかし、これが本質の本質です。
この3つの原則の破壊力を数字でお見せしましょう。実際にアプリを使ったデータを集計してみると、筋トレや勉強など30日間の継続成功率が、この原則をしっかり守った人は最低でも8.23倍も高いです。
どういうこと?8倍って界王拳じゃないんだから、よく理解できない。そう思った人、大丈夫解説します。
成功率が8倍に高まるとはこういうことです。ここにある男がいます。彼は1月は筋トレ、2月は読書、と毎月新たな目標に挑戦しました。しかし、この3つの原則を守らなかったので、挑戦をことごとく挫折。1年間で12個のチャレンジで継続できたのはたった1つだけでした。そして実際、90%以上の人の継続率はこのくらいのもので、リアルな数字だとアプリデータを分析した著者はいいます。
ところが、彼がこの3つの原則の重要性をしっかり意識して、徹底的に実践しました。すると先程いったとおり、継続成功率が8.23倍にアップしました。結果、1年間で12個のチャレンジで8個の目標を最後までやり遂げるようになった、とこういう話です。なるほど。
さすがに100%とはいかないまでも、やりたいことをしっかり継続できる確率が文字通り8倍になったというわけですね。我々地球人も実は界王拳を使えるという驚愕の話でした。
こんな感じで本書はとにかく、この話は客観的なデータをもとに進められるので非常に参考になります。では次の章で具体的に1つずつこの原則を解説していきます。
3章 英語を確実に継続する3つの原則
ではいよいよ1つずつ原則を解説していきます。ここからの話がこの動画で一番大事な話のオンパレードになるのでお見逃しのないよう聞いて下さい。
原則1.すごく目標を下げる
英語の勉強を絶対に継続するための原則の1つ目は、すごく目標を下げるです。
著者が継続アプリのデータ分析をした結果、様々な数字の中から継続を決定づける最重要な要素が浮かび上がりました。それは「目標の達成にかかる時間」です。え?どういうこと?ものすごく簡単にいいます。「すぐ達成できる目標は続きやすい」、キタコレですね。
だから筋トレでも英語でもやる前に「今日のノルマは5分間」とすごく簡単な目標を決めておきます。そうすると取り掛かりのハードルが下がるので「今日は残業が長引いて疲れているけど、まあ5分だけなら」と簡単に行動できます。
「せやかて、黒坂さん!低い目標じゃ成果が出ないでしょ」と思ったかもしれません。でもそんなことはないんですよ。ここからの話がめちゃめちゃおもしろい。
まず、「1日5分やれ」というと、ほとんどの人は「それじゃ低すぎる!やっぱり英語の勉強は2時間、3時間くらいはやらないと無意味」とかいい出します。
現実問題、確かに5分と2時間ではパフォーマンスは違うでしょうね。「ほらやっぱり!英語を1日5分ってさすがに舐めプしすぎやて」と思った人も多いハズ。
でもね、そんな風にフッと笑ってバカにした人に聞きたい。でも三日坊主で終わるなら意味なくないですか?と。確かに。
「2時間やろうと思って机に向かったらよう。なんかしんどくて本を開けないんだよ。そうしたら手元のスマホをチラッと見てそれでアウツ。2時間英語の代わりに2時間YouTubeでかわいい猫ちゃんに癒やされまくって気がつけば就寝タイム。いつもこうだよ」
そうなっていませんでしたか?なってた!でも一日たった5分でも12日やれば合計で60分、一時間に達します。じゃあどうすればいいか?
ここで継続することがなぜむちゃくちゃ難しいか?その理由を考えてみましょうよ。答えは2つあります。
1つ目、「継続の成功体験がないから」来ました。確かに。学生時代は部活や学校から強制されて勉強や運動は出来てたけど、よく考えたら我が人生で、外圧無しで何かを継続できたことが一つもない。そうだそうだ。たしかに。一度も成功したことがないことを、いきなり英語学習というアポロ13号レベルのミッションとしてできるわけがない、こうだよね。
でもどんなしょうもないことでもいいから、自分の意志だけで外圧なしに継続できた経験があれば、「自分はこれが出来た。DNAにも継続遺伝子があるはず。同じように英語の勉強もできるはずだ」と考えられます。
「せやかて黒坂さん。そんな成功体験ないんですけどどないしたらええですのん?」
はいはい、大丈夫。その答えは今から作ればいいじゃないですか。たとえば筋トレ、毎日1時間が始められないなら先程いった通り5分間だけやってください。そうすれば、5分が10分、10分が20分と少しずつ時間が伸びていきます。それを何十日、何百日も積み重ねれば、気がつけばすっかり習慣化して毎日1時間なんて余裕という日がやってきます。
そして継続が難しい理由2つ目は、目標が低いと伸びないと勘違いしているから。ほとんどの人は1日たった5分じゃ大したことができない、と思うかもしれません。でもそんなことはない。たった5分でも12日すれば60分、1時間に達します。しかもその5分間は集中して勉強するわけですから、質が高い5分間です。しかも今言った話は「絶対に5分間しかやってはいけない」わけではないです。
例えば、5分間筋トレをすると決めたら、実際に5分間やった時、もう少しやろうかなと思うことは多いはず。やる前は面倒に感じても、人間は一度始めるとテンションが上がってきます。
心理学用語で「作業興奮」といって、人間はいやいやでも行動すると、段々やる気が出てきます。だから、この5分間の役割は「5分間分しか成長できない」ではなく、「5分後にせっかくなので、もう少しやってみる」というモチベーションを作ることにこそあります。なるほど。その発想はなかったですね。
そして著者がデータ分析をした結果、1日5分でも97%以上の人が成長を実感出来たと回答しています。
逆に全くやらないと、目標が達成できなかった敗北感がすごまじく、心が傷つくのが嫌になってもうやりたいと思えなくなってしまいます。
原則2: 動けるときに思い出す
英語の勉強を絶対に継続するための原則の2つ目は、動けるときに思い出す。どういうことー?解説していきます。
同じ行動でも、重くて腰が重くなる苦しいタイミングと、すぐに動ける楽なタイミングがあります。わかるー。ソファに寝転んでポテチかじってダラダラ時って鼻かんでティッシュを丸めてゴミ箱に捨てて外れても拾い直すやる気すら出ないもん、そういう人もいるはず。そう、人間には努力しづらい時間帯があります。
勉強の10日間の継続率データを分析したところ、寝る前に勉強する人は21.6%しかいないのに対し、通勤・通学中に本を開いて勉強する場合は33.6%もいます。
考えてみればそうだよね。寝る前はダラダラモードに入っている一方で、通勤・通学中は制服やスーツに身を包んで戦闘モードになっている。しかも外出先でひと目もあるから、高い意欲のまま勉強に向き合えるとこういう話なんだよね。
それを考えると通勤通学ってまったくのムダではないわけですよ。よくインフルエンサーが言いません?「会社から特に住んでいる人は通勤時間を人生の無駄にしているよ!」という意見。でもこれは的外れ、通勤・通学の時間を省いたはいいけど、その時間を丸ごと家で勉強や仕事など生産的な活動に全部使える人は非常に少ないです。
ですから、通勤・通学中の時間を勉強に当てるというのは非常に合理的で理にかなっており、ほとんどの人に再現性が高いとデータからもわかりますね。
以上の話を踏まえると、あなたがやるべきことは勉強に集中しやすいタイミングを見極めて、その時間帯に勉強するということです。さらに加えて、別のルーチンワークに勉強をくっつけると習慣化しやすい事がわかっています。
先祖代々ナマケモノの血筋で、油断するとドラクエのスライムのようにグチャグチャになってすぐダラダラする人でも、ご飯の準備や片付け、シャワーを浴びることや、出かけるときに身だしなみを整えるなど、真剣モードになるタイミングってありますよね?その真剣モードに英語の勉強もくっつけるわけよ。
朝起きて布団を片付けたらそのまま勉強する。通勤電車に乗ったらテキスト開く。職場の休憩時間になったら、問題を解く。真剣モードのタイミングにする他のルーチンワークと英語の勉強を同時にやっチャイナという話よ。
その逆になるべく避けるべきタイミングもあります。例えば帰宅直後、疲れて動けませんね。寝る直前、頭がぼんやりしていますね。食後、胃の消化中で頭がぼんやりするよね。
もう一つコツがあります。リマインダーを使え、です。
リマインダーというのは、何かを思い出させる通知のことですね。黒坂の場合は仕事のオンラインの打ち合わせや通話の時は、スマホのアラームを設定して忘れないようにしています。そしてこのリマインダーを英語の勉強習慣にもむちゃくちゃ活用できます。その効果は凄まじいの一言で、習慣化アプリで通知をオンにした人は習慣の継続率が4.47倍も高かったというデータがあります。
リマインダーは地味に見えて、実はものすごい力があります。ちなみにスマホを使わなくてもできる。
例えば筋トレを習慣化したい人は、シャワーの前にダンベルを起きます。そうすると、シャワーを浴びる前に必ずダンベルを見るので、筋トレをしようという行動に繋がります。英語の勉強で言えば、朝起きてトイレの前にテキストを置いておけば、強力なリマインダーになりますね。
原則3: 例外を設けない
英語の勉強を絶対に継続するための原則の3つ目は、例外を設けない。
実はこの動画で最重要な要素がこれです。期間を開けると挫折率は大きく跳ね上がります。そしてそれはあなたの想像より遥かに大きい。
さて、どのくらい時間が経つと心が離れていってしまうのでしょうか?1週間?1ヵ月?いやいや、たった1日です。
うそだろ?本当です。データがあります。
例えば、毎日英語を勉強しようと決めた人が1日でもやらない日を作ると、69.1%の人はそれを世界に二度と英語をしなくなります。2日連続でサボると83.8%。1度休むと、永遠に理由をつけてサボり続けます。たった1回のサボりによって、まるで理性のダムが崩壊したかのように怠けたい気持ちが溢れ出してしまい、2度目、3度目はもっと簡単にサボるようになります。4日目にはもう英語なんてどうでもよくなっているあなたがそこにいます。やばい、わかりすぎる。そういうことです。
あなたは天気予報の降水確率で90%と言われたらどうしますか?ほぼ全員が外出の際に傘を持っていきますよね?なぜなら90%という確率はほぼ確実に雨が降るからです。仮に雨が降らなかったら「あれ?おかしいな?」と思うくらいの確率です。
習慣化の「三日坊主での挫折率は90%」です。これは個人的な意見ではなく、膨大なデータに導かれた統計的事実です。あなたは10%に入れる自信がありますか?ないなら、何があっても、絶対にやらない日を作ってはいけません。成長の実感ばかりを追い求めるより、とにかく5分でもいいから絶対にやらない日を作らない、ここにこだわりましょう。
しかし、そうは言っても例外的な日があるよね。急な残業とか飲み会もあって出来ない日もあるよ。そう言い返したい人もいるでしょう。しかし、それは例外として考えてはいけません。
だって考えてみてよ。急な残業や飲み会って月に1回あるかないか?でしょ。月に1回という頻度はあまりに高いので、例外ではなく通常運用として対応しなければいけないと著者はいいます。
よく考えてみてください。毎日ではないにしろ、毎月1回、2回もそれを境に、二度と行動しなくなるリスクが訪れているということですよね。これを簡単に許してはいけません。繰り返しですが、月1回の出来事は例外ではありません。
習慣化の途中でどうしても「今日は難しい」という日がやって来ます。そんな時は「今日は忙しいし疲れたから明日やろう」ではなく、どんなに少なくてもいいから、1分でもいいから1単語でもいいから勉強しましょう。そのたった1つの行動があなたの継続をつなぎとめてくれる命綱になります。
実はここで継続率を高めるブースト機能をもたせることができます。やり方は非常に簡単、あなたの手帳やカレンダーに継続した数字を書いていきましょう。人間が完全に習慣化するのにかかる日数は、60日から90日と言われています。そこで、ゴールを90日連続継続に狙いを定めて、カレンダーや手帳に実践した日数を書いていきます。
英語の勉強をした日に、1、2と日付の下に数字を書いていきます。それが90日になったら成功です。
結論
まとめに入りましょう。ほとんどの人は、目標設定に対して非常に厳しいです。人生で外圧なしに継続できた経験が一度もないのに、初日から何時間も勉強をしないとダメだと考えます。20年引きこもりニートが社会復帰でいきなりエベレストの山頂でゴミ拾いの仕事を始めるレベルの話なので、そりゃあ挫折しますよね?
その一方で、例外の捉え方についてはサトウキビより甘すぎる判断をやりがちです。なので、ほとんどの人が継続に失敗するのは高すぎる目標設定と、甘すぎる例外の考え方の両方で自ら挫折の原因を作っているということです。「今日は忙しいから一日くらいいいか」と思って1日サボって挫折し、「毎日3時間勉強する」と決めるから重すぎて行動できず挫折します。なので、英語の勉強の習慣化には目標設定と例外の捉え方のバランスが大切です。
さて、今回は以上です。自慢ではないですが、黒坂は継続することについてはかなり自信があります。メディア会社に非常に高い頻度でビジネス記事を書いて投稿する活動を今年で8年継続、日記は20年、YouTube投稿は今年で6年目、筋トレも去年から一年以上継続できています。振り返ってみれば、この動画で紹介したことを知らず知らずの内に出来ていたんじゃないかと思います。しょぼくても小さく始めて継続、どんなに忙しくても1日5分でもやる、そして起床後のスッキリした頭の内に負荷の高い仕事をする、という感じですね。
継続は技術であって才能ではないです。黒坂のプロフィール動画を見てください。あんなに何一つ続けられず、何も成し遂げず、自己肯定感も地に落ちた人間でしたが、技術と知識の力で継続が得意になりました。もう一度いいます。継続は技術です。技術はやって慣れれば誰でも出来ます。そう、あなたにも。この動画を見終えたら今すぐ始めましょう。そして終わりを決めず、良い習慣をずっと継続できるようにしていきましょう。参考になったら幸いです。
*下記はAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
>>>継続する技術 200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった 著:戸田 大介さん
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