今回は野口悠紀雄さんが書いた「実力大競争時代の「超」勉強法」を取り上げながら、世界で通用する人材になれ!国際競争力をつけろという話をしていく。最初に結論をいう。昨今、あちこちで日本は負けた、オワコンだ、貧しくなったとあれこれ言われているよな?その主張の根拠としては政治が悪いとか、税金が高いとかいろいろ言われてるけど、最大の理由は日本人の人材としての質が低下したからだ。その理由はなに?それこそが日本人の勉強不足にあると力強く断言する。つまり、周囲の日本人が勉強しないのをいいことにあなたも勉強をしなければ確実に負け続け、ドンドン貧しくなる下りエスカレーターに乗ったままの恐ろしい人生が待ち受けているという怖い話をする。うわ、やめて。そんな怖い話なんて絶対に聞きたくない。ふざけんじゃねえぞオイ、お前!いつも通りポジティブな話しろや!そう感じた人も多いと思う。
大丈夫、今回めちゃめちゃいい話をしていくよ。この話を知っておけばあなたは今後の世界的な大競争社会に巻き込まれる人生で、具体的に何を勉強すれば勝つことができるかハッキリ分かる。今英語を頑張っている人もますます本気で頑張ろうと腕まくりをして頑張れる話をする。大丈夫、ちゃんと前向きになる話はする。でもその話をするためにも、一度厳しい現実を両目をカッと見開いて理解して貰う必要があるんだ。だから黙ってとりあえず最後まで話をきけよ。黒坂の話がデタラメでゴミカスだと思ったら容赦なく低評価押して立ち去ってくれればいい。でも、そうはならない。あなたはきっと、よし頑張るぞと前向きな気持ちでこの動画を見終えるよ。なぜならたくさんの統計データや論理的根拠を出していくから。多分、ぐうの音も出ずに自分の置かれている状況を正確に把握でき、そして同時に勉強を頑張れば明るい人生を切り開いていけることが腹落ちして理解できるはず。大丈夫、よくある悲観論で萎えさせて終わりはしない。ピンチはチャンス、ここから巻き返していこう。さて、今回の動画は次の内容でお届けする。
1章 日本人の国際競争力が落ちた理由
2章 個人が国際競争力をつける勉強法
ではいく。
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目次
1章 日本人の国際競争力が落ちた理由
さて、まず第1章では日本人の質が低下したという目をそらしたくなる現実を理解しておこう。でもさっきいったとおり、自分はただダメ出しをして終わる無益な動画にするつもりはない。じゃあどうすればいいか?具体的な改善案もちゃんと提案する。それにな、聞いて。ぶっちゃけ、あなたにとっては他の人の事情とか社会の仕組みとかそんなことはどうでもいいんだよ。大事なのは日本全体がどうかというマクロの話じゃない。それを何とかするのは政治家の仕事だ。大事なのは自分、そうだよな?社会や他人は変えられない。でもあなた自身は変えられる。そう、個人レベルでしっかり努力をして人生をあげていこう。さて、結論、人材の質の低下が起きた理由は次のとおりだ。
理由1.人口の違い
理由2.日本人は勤勉でなくなった
ではいく。
理由1.人口の違い
日本人の国際競争力が落ちた理由1つ目は人口の問題。日本という国全体で見た場合の平均値でいえば、2024年時点で世界で最もIQが高い。フィンランドの研究Most Intelligent Countries in the World in 2024でそのデータが公開されている。でも飛び抜けて優秀な人はあくまで上位層。天才的に優秀な人は教育や訓練だけでは作れない。正直、天才的に賢い人、優秀な人は生まれつきという要素が大きい。そうなると、統計的に人口の母数全体が多いほど、優秀な人材の絶対数は多くなる。つまり、日本より人口の多い国は優秀な人材の可能性が高くなるということ。たとえば中国。2023年の国連の調査によると中国人は現在約14億人。これだけの母数がいると、平均値のIQや教育環境が日本より下でも、生まれつき天才的に優秀な人は日本人より数は何倍も多くなる。その優秀な中国人の一部が日本に来る。日本企業が熱いコールを送っているのは、まさしくこういう人たちだ。
著者いわく、特にやばいのが近年の中国人の若者の全体的なレベルアップだという。かつての中国では文化大革命の影響で教育が遅れていたため、人材の質の面で日本人のライバルにならなかった。ところが2000年代に入って、中国人留学生たちのレベルが激変した。昨今、日本企業が必死に採用を進めているのも、その世代の中国人ビジネスマンが中心だという。彼らは中国の急速な経済成長をする過程を見ながら育ってきたので、強い向上心とハングリー精神、未来への希望を持っており猛烈に勉強している。それを示す著者のエピソードがある。野口悠紀雄先生がスタンフォード大学で客員教授を務めた時、中国人からの女子留学生が尋ねてきた。「大学を出たら投資銀行に就職したいので推薦状書いて欲しい」と頼まれたので、言われた通り推薦状を書いて渡した。すると後日、彼女から「少し内容を修正しても良いか?」と聞かれた。もちろんと答えた。数日後、彼女が書き直した推薦状を見て野口悠紀雄先生は腰を抜かした。他の人ができないことで自分はどんな付加価値のあることができるか?を巧みに書いてある。新聞社のアルバイトをした経験を通じて得た有意義な経験についても書いてあり、大変具体的で説得力がある。しかも過剰な自己宣伝になっておらず、あくまで冷静かつわかりやすい推薦状になっていた。野口悠紀雄先生はこう思った。「これほどハイレベルな推薦状をこれまで見たことがない」と。そしてこうも思った。もしも自分が採用担当者だったら、面接するまでもなくこの推薦状だけで絶対に採用する。それどころか、これほど優秀な人材を他に取られないように自らオファーを出しに出かけるといっている。日本人がこれからこんな優秀な人材と勝負をしなければいけないと考えると背筋がゾッとするというんだ。
理由2.日本人は勤勉でなくなった
日本人の国際競争力が落ちた理由2つ目は日本人は勤勉でなくなったから。おいお前ふざけんな!オレはこんなにも頑張っているぞ!と脊髄反射的にムカッと来る前に冷静に事実ベースで考えよう。信頼できる統計データが有る。祝日祭日の数を考える。Wikipedia List of countries by number of public holidaysによると、OECD先進諸国では日本の祝祭日数は16日で堂々の1位。なんとなく休みが多そうでパーリーピーポーでシャンパンビシャビシャにかけあってるイメージのアメリカはわずか6日。バカンスとかのんびり過ごすイメージのある欧州はスウェーデン12日、フランス11日、ドイツ10日。日本の祝日16日というのは先進諸国で突出して多い。
Visualizing Annual Working Hours in OECD Countriesによると、2021年時点の平均年間労働時間ランキングで、日本は1,607時間で27位。韓国は1,910時間で5位、アメリカは1,791時間で12位、OECD先進諸国平均が1,716時間なので先進諸国の平均より少ない。ただ、この数字は統計の取り方の手法で変動するので、あくまで引用元の条件を考慮する必要はあると付け加えておきたい。
それから勉強時間はもっとやばい。パーソル総合研究所が2022年に18ヵ国・地域を対象に行ったグローバル就業実態・成長意識調査がある。これを見るとヤバさが浮き彫りになる。勤務先で過ごす以外の時間で自己啓発やスキルアップにあてる割合を世界と比較してみよう。読書、研修やセミナー参加、資格の勉強、通信教育、語学学習、そのすべてで世界平均に大きく遅れを取っている。
いやいや、それは日本の過酷な労働環境のせいだ。お金も時間もないからだっていう人もいると思うけどそれは違う。日本より所得の少ないフィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナム、インドはほぼ全ての項目で世界平均を大きく上回っており、勤務先以外での自己研鑽に意欲的であると分かる。日本人より収入が低くても、労働時間が長くてもやる人はやる。
さらに衝撃的なのは次のデータだ。
特に何も行っていない、と答えた割合は世界平均が18.0%、日本はなんと!ぶっちぎりトップの52.6%。やばすぎる! 2位じゃダメなんですか?はい、悪い方の1位を取ってしまった。社会人の半分以上はノー勉ガチ勢だった。最近の若者はケシカラン!と上から目線でため息を付いていた社会人こそ最も勉強をしていなかったというのがデータで示されてしまった。アメリカやヨーロッパなどの先進諸国はもちろん、中国、韓国、台湾、香港、そして東南アジアそのすべてと比べて日本人は頭一つ抜きん出て勉強をしていない。
昨今働き方改革で、日本の高度経済成長期と比べると残業時間、労働時間、祝日、有給消化は劇的に改善した。平均年間労働時間は1980年は2,121時間、2022年は1,903時間で10%も減少した。じゃあ自由時間が増えた分いろいろとできるね、ということになるけどその時間を使って勉強をしているのかというとまったくしてない。日本人、自由時間が増えたら遊んでもうてますやん。「生活が苦しいからWワークしてるんだよ」って反論ありそうだけど、もう一度いう。日本の一人当たりの経済力が遥かに小さい新興国の人たちの方が圧倒的に勉強しています。それでもあなたは日本人は勤勉なのに社会が悪い、政治が悪いから国際競争に負けたというだろうか?確かに税金が高い、政治の戦略がミスった、為替レートがとかマクロの理由はある。これらがまったく影響していないなんて自分はいわない。けどこうしたデータを見る限り、問題の根本的な一番の理由は誰がどう見たって日本人は勤勉でなくなったからとしか考えられない。統計の取り方が悪いとか色々反論があるかもしれないけど、そんな数字ではなく試しに次に電車にのった時に周囲を見渡してみればいい。大半はスマホでSNSか動画、ゲームしてるだけ。カフェにいってみろ。何してる?勉強や読書してるのは少数派、それ以上になんか胡散臭い詐欺師が謎の勧誘をしているよな?こうした状況証拠のサンプル数がそのまま日本の国民全体で大体当てはまると言ってもいいと思う。カレーを作ってスプーンの先っちょ舐めて味見したらカレー全体の出来栄えは判断できる。電車やカフェの過ごし方を見れば、日本人は勤勉でないことの状況証拠が出ていると思う。
まあある意味で、この動画を見ているあなたは平均値から外れた異常者なんだよ。明らかに普通じゃない。こんな長くてクソ真面目な動画は普通の人はみない、いやみれない。普通の人は長い話は聞く意欲も脳体力もなく、空き時間は勉強より娯楽を優先するのが普通。たとえこの動画に向上心があって意識の高いコメントがついたとしても、それは日本人全体の国民の勤勉さを示していない。この話を聞いて危機感を覚えた人は救いがあるけど、本当に救いが必要な人はそももそもこんな長尺の動画は見ない。だからもしもあなたがこの動画を見ておいおいこのままじゃヤベえなと思ったら、別にこの動画を見せるまでのことはしなくてもいいから、どうかあなたの近くの人に勉強の必要性だけでも強く訴えてほしいんだ。
結果.日本企業は外国人採用比率を高めている
ここまでの話で日本人の質が低下したということを伝えた。ここから実際に人材の低下でかつてない変化が起きていることを話していこう。まず事実として日本企業は重役の採用に日本人ではなく、外国人採用比率を高めている。外国人労働者、と聞くと工場勤務とか単純労働を連想する人も多いと思うけどそうじゃない。年収1000万、2000万を超える企業の重役、幹部候補生としてのポジションで外国人を採用している。日本のシャープのCEOは台湾出身、武田薬品工業のCEOはフランス出身、創業者は日本人でも現在は外国人が最高経営責任者を務めている。日本ではこれはとても珍しいことだけど、アメリカでは全然珍しいことじゃない。アメリカのトップ企業のCEOは外国人ばかり。Adobe、IBM、Microsoft、Google、スターバックスのCEOはインド系、NVIDIAのCEOは台湾出身。
アメリカでは大学、大学院の魅力で世界中から優秀な学生を集め、移民の力で数々のイノベーションを起こしている。多くの日本人が抱く「移民」についてのイメージはチープな単純労働の担い手というものだが、それは違う。アメリカに来る優秀な移民は画期的な技術、特許、ノーベル賞をもたらし、より具体的にいうなら半導体やAI、量子コンピューターの進歩を促進する存在である。それを具現化した話が、アメリカの10億ドル規模のスタートアップ企業の半分近くは移民の起業によるというデータだ。それがアメリカトップ企業のCEOや役員が外国人比率の高さに現れている。
日本は現在、国としては移民を積極的に受け入れていない。国や国民の意見は移民を嫌がる。でも営利を追求する民間企業は違う。経済産業省のデータによると、2020年時点のIT人材の人手不足は全国で20万人であることが明らかになっている。厚生労働省のデータによると、日本で働く外国人ITエンジニアは過去10年間で約3倍になった。日本語があまり得意でなくても、人手不足だし競争に勝つためには外国人を雇わざるを得ない。そして彼らはスキルも向上心も高いので問題ない。企業は自社の利益を最大化する。優秀な人材なら国籍は関係ない。日本企業なのだから日本人を救え!という主張はもう通らない。世界中で優秀な人材を国籍関係なく奪い合いになっている。言い方を変えると、もう日本人だからといって問答無用で日本企業に優遇して採用される時代ではなくなっているということだ。むしろ、企業の経営幹部は外国人を求める企業が増えた。一般社員も同じだ。メルカリのエンジニアリング部門では2022年時点で約50%が外国人。2020年12月末時点、楽天の従業員の5人に1人が外国人。パナソニック、ユニクロは新規採用者の8割が外国人と話題を呼んだ。なぜこんなことが起きているのか?それはシンプルに日本人の人材の質が負けているからだ。日本人の質が高ければわざわざ高コストと言語の壁を乗り越えてまで外国人を採用しようとは思わない。
ここまでの話を聞いてわかってもらえたと思う。2011年、名目GDPが日本を抜いたのは確実で、日本は42年間にわたり保ってきた世界第2位の経済大国の地位を中国に譲った。これ自体はおかしなことではない。人口が10倍以上いるから、40年以上2位だったことが不自然だった。問題は人材一人あたりの質でも負けていることにある。こんな話をすると怒られることがある。お前は中国人ばかり持ち上げて反日なんじゃないかと。でもここでハッキリと明らかにしておく。逆だよ逆。自分は世界で最も愛している国は日本と日本人。日本の大事な富や優秀な人材が海外に流出するのは悔しいんだよ。確かに一部の政策はゴミかもしれない。自分たちの懐ばかり考えるやつもいる。でもそんなやつらを許してる自分たちのせいでもある。政治は国民のレベルを反映する鏡だ。国民のレベルが上がれば確実に政治のレベルももっともっとあがる。まずできることは政治経済を勉強して、投票にいくという具体的な行動をしよう。そうすれば政治家も票を意識するから、国民の意見を無視できなくなる。野良猫みらいに好き放題に野放しになってるのは舐められてるからだ。これは黒坂個人的な話だけど、自分はできることならここから輝く国ジパングを取り戻したい。世界の富を日本に集めたい。自分はなるべく日本製の商品を買って日本にお金を落とすように心がけているし、納税は日本にしたいし、できるだけ日本のGDPに貢献したい。そこらへんに転がってる。海外脱出だー!日本オワコン論を唱えてアクセスを稼ごうとする頭パッパラパーの売国奴もどきで日本全体のムードを盛り下げるゴキブリどもの100万倍日本愛が強いと自分でも思ってる。うざいゴキブリは火炎放射器とロケットランチャーで燃やして、明るい展望を描きたい。でもそれをするためには自分ひとりの力じゃ足りない。日本人全員が目覚める必要がある。元気玉だ。オラに元気を分けてくれー!そのためには寝ぼけている人をガツンと目を覚まさせるために、優しくねえ起きてーって優しくゆさゆさ肩を揺すって起こすのではなく、唐辛子成分たっぷりの催涙スプレーをかけて「あんぎゃー。目がー目がー」って無理やり目を覚まさせる強硬手段に出る必要がある。甘っちょろいことばっかりいっても人は真に覚醒しない。それに本当にこの国がオワコンですでに手遅れ状態ならこんな話をしない。大丈夫、いける。まだまだ日本はこれから。日本オワコンとかガチャガチャうるせえよ、勝手に終わらせるな。終わってんのはテメエ一人だけなんだよ。盛り下げんな。電気消した部屋の隅っこで体操座りしてろ。この国はまだ終わってない。日本の最大の資産は日本人そのものだ。本来持ってるポテンシャルなら日本は世界一だ。頭の良さは世界1位、戦後の20数年で焼け野原から世界トップ2位を取った実績がある。世界中に大和魂の底力を見せてやろうぜ。じゃあそこまでわかったところで次へいこう。
2章 個人が国際競争力をつける勉強法
1章ではさんざん、お前ら勉強しろとつばを飛ばして叫びちらしてきた。先ほどは勢いあまってついドラゴン桜の桜木先生の地縛霊が我が肉体に憑依したことをお詫びしたい。さて、第2章では個人が国際競争力をつける勉強法について解説する。勉強しろと言っても具体的に何をすればいいかが分からない人も多いと思う。結論、次の3つを学んでもらいたい。
1.国語と英語
2.専門スキル
3.ビジネス
では1つずつ解説していく。
1.国語と英語
個人が国際競争力をつける勉強法1つ目は国語と英語だ。
国語といっても漢字を覚えたり、古文を暗証したりするのではなく、読解力をつけるということ。過去動画、読解力を鍛えるコツでも話をしたけど、日本人の4人に1人が書いてあることをそのまま理解できないし、上手に書いたり話したりできない。また、英語をはじめすべての勉強で共通に必要になる最重要スキルが読解力。読解力がないと問題文を誤読する。解説を理解できない。勉強法を教わってもその通りに実践できない。つまり、穴が空いたバケツ状態でどれだけ頑張ってもまったく前進しない。正直、英語力の伸び悩みの原因は読解力不足がでかい原因だと思ってる。何より恐ろしいのは読解力がない人ほど、自分の読解力不足を認識できない。
でも大丈夫。読解力は生まれつきの能力ではなく、訓練でいつからでもしっかり鍛えていける。詳細は過去動画を見てもらえば、具体的にどうすればいいかが分かる。
そして英語。2024年の日本はインフレと円安トレンドのさなかにいる。アメリカは米中経済戦争の渦中にあって中国外しのサプライチェーンの再構築ということで、日本に台湾のTSMCの半導体工場誘致などを進めてる。これらのことを総合的に考えると、今後は商品、サービスを外国人に売ってドルを稼ぐ力をつけることが生存戦略になると思ってる。実際、日本に来る外国人インバウンド客には飛ぶように高付加価値商品が売れまくっていたり、売上の海外比率が高い企業の利益や株価はとてつもなく伸びている。個人レベルでもたとえば英語ができるエンジニアが海外でドルを稼ぐ事例も取り上げられている。海外にビジネスで勝負して利益をあげていくには英語力が絶対的に必要になる。こういう話をすると必ずといっていいほど、おっくれてるー!今どき生成AIがあるからもう英語の勉強なんてしなくてよくなるよみたいなめんどっちいニワカ勢が大量に湧いてくるのでそれについては過去動画、英語独学を支援する最強ツール ChatGPT 超勉強法の中でAIが進化しても英語の勉強の必要性がなくならない根拠を論理的に全解説してる。
そして勉強しようとなった時にまっさきに出てくるのがお手軽勉強法だ。野口悠紀雄先生は本書の中でおてがる勉強法を大変強く批判している。最短最速とかたった1分の勉強でペラペラ英語、みたいな話だ。これらは有益どころかダイオキシンも裸足で逃げ出すレベルの有害物質でしかない。世界が必死に勉強する中。日本では勉強しなくなった。飛びつくのはお手軽勉強法ばかり。日本の勉強はどれだけ努力を避けて、最小の労力で最大の結果を得られるか?というテクニック主義ばかり求めるようになった。お手軽勉強法を謳うサムネイルによだれ撒き散らしながら無限タップで突撃してる場合じゃない。覚悟を決めろよ。お手軽でできることに価値なんてないんだよ。たった2週間だけ頑張ったけど、1人前の給料ください。こんなやつがいたらまごうことなきハイパー乞食認定されるだけ。スキルの価値は他の人がお手軽にできないことをあなたができることにこそ、真の価値が宿る。仮にたった300語でペラペラ英会話、みたいなのを取得して最低限のスピーキングができたとして、相手の会話をリスニングできるのか?「君ぃ、失礼じゃないか。僕ちゃんと英会話する時は300語以内で話したまえ」いやそんな面倒なやつ、1ミリも需要ないでしょ。海外留学なり、国際的なビジネスの場では話すより聞いたり、読む方が圧倒的に出番が多い。お手軽勉強法ではまったく太刀打ちできない。「ふっふっふ、語彙力300語か、ゴミめ。」そんなんじゃフリーザさまに笑われるぞ。
2.専門スキル
個人が国際競争力をつける勉強法2つ目は専門スキル。会計でも法務でもプログラミングでもなんでもいい。あなたの付加価値を高めてくれ、粗利を稼ぐスキルを身に着けよう。たとえば黒坂の場合は英語を教えるというスキル。英語がネイティブレベルに得意とか、親が外国人でみたいな人は世の中にたくさんいる。自分は23歳から独学で身につけたので、ネイティブレベルではないし自分より英語が上手い人はたくさんいる。でも英語を指導する力はスキルとして持っていると思う。英語学習者のお悩みや問題に対して、具体的にどうすればいいかバシッと結論を出せる。後は自分の武器は他にはフルーツビジネス。法人で会社経営をしていて、昨年はふるさと納税で熊本県の全事業者の中で売上ランキング1位を取ったので、日本農業新聞に取材を受けたり、吉本興業のお笑い芸人の地上波番組に出演してフルーツビジネスについて専門家として解説をした。過去には農林水産省の講演依頼を受けて、今後の日本のフルーツ生産の展望について登壇したりと仕事が来る。
【日本農業新聞&Yahoo!ニュース掲載】
2023年10月に熊本県のふるさと納税で全事業者中「売上1位」になった反響を受けて、日本農業新聞社に取材頂き新聞記事とYahoo!ニュースに掲載されました。いつもありがとうございます。https://t.co/aMUjMjfnuZ pic.twitter.com/JwR9x2vZz4
— 黒坂 岳央@本業:主夫|趣味:仕事とゲーム (@takeokurosaka) November 22, 2023
その反面、会社員の頃はまったく適正がない米国会計の分野でいくつか会社で働いていたけど、パッとした成果を出せずに終わってしまった。だからどのスキルを武器として選び、どう戦うかはめちゃめちゃ重要なんだ。それによって結果は全然違ってくる。
大丈夫、この動画を見ているあなたにも、そしてどんな人にも自分の強みを活かせるスキルが必ずある。そう、あなたにも間違いなく有利な戦場があるんだよ。そのスキルを勉強して専門性を高めて、付加価値をつければ収入アップ、地位向上につなげることができる。でもまずやってみないと何があなたに向いているかは判断ができない。よくやる気が出ないという人がいるけど、ほとんどの場合は動機づけを間違えているか、環境整備を間違えている。勉強をしないといけない、という意識はあっても動機づけが間違えていたらやらないといけないのにやれない日が続くということで焦りだけが強くなる。社会を良くしたいとか、みんなを幸せにしたいという抽象的で利他的な考えが素晴らしいという意見がある。確かにそれは素晴らしいとは思うけど、それって自分自身の人生がすでに満たされた成功者の思考。この動画を見ている人のほとんどはこれからまさに成功を目指したいと現在進行系で頑張りたい人だと思うので、そんな人は他人なんて見ず、とにかくまずは自分のために頑張れといいたい。お金がほしい。精神的な余裕がほしい。いいじゃないか。そのために勉強をする。これが一番いい。高度経済成長の日本が頑張れたのは、欧米に追いつけ追い越せというハングリー精神があったから。自分自身の向上心こそが最高の動機づけだ。立派な人なんて目指さなくてもいい。まずは自分自身が豊かになり、自分の愛する家族を幸せになる力をつけることだけを考えろよ。
3.ビジネススキル
個人が国際競争力をつける勉強法3つ目はビジネススキルだ。ビジネススキル、っていってもなんとなく漠然としているし人によっては上司をヨイショして「部長!そのネクタイとても素敵ですね」とか大げさに褒めたり、「はーい注目。今から月曜日の朝の不機嫌な社長のモノマネやりまーす」みたいに飲み会で一発芸をかますとか考えるけどそれは違う。「君ぃ、金曜日の一発芸が素晴らしかったよ。社長も大変ごきげんだった。君を本部長に任命する」とかないから。じゃあ、ビジネススキルとは何か?一言でいうとソリューション、つまり問題解決能力のことなんだ。
Google時代の情報整理術という本の第2章に「ずっと昔、確かに知識は力だった時代があった」と書いてある。なんと本質をついた言葉だろうか。これはつまり、現代はそうではなくなった。知識はただ持っているだけでは意味がなくなったんだよ。仕事ができる人、のイメージしなさいと言われると多くの人は本をたくさん読んで知識を知っているとか、人脈づくりがうまくて顔が広いみたいな想像をしがちだけどそうじゃない。なぜなら知識はいまどき検索すればプロ中のプロがカナブンにも分かるレベルにわかりやすく解説してくれているし、なんならAIでいくらでも引き出せる。会社員の人脈は転職するか起業するとゼロにリセットされる。おまけに国際競争力をつけろというテーマにそぐわない。それでは問題解決能力とはなにか?その1つは相手の立場で考えるということ。ぶっちゃけ、90%以上のビジネスマンはクレクレ君ばかり。採用面接では「御社のためにー、御社御社貴社貴社弊社ー」こんなぼやっと抽象的なことばかりいう。人生、機関車トーマスかよ。結局は通勤しやすいとか給与がいいとか自分本位のニーズを満たしてくれる相手を探してるだけ。フリーランスも同じ。自分はフリーランスに仕事を外注する立場で、仕事のオファーとか来るけど90%どころか99%は仕事くれ金くれ、いってくるのはそれだけ。そんな人に仕事を頼みたいとは思わない。ビジネスでクレクレ君マインドは命取り。だって、仕事の本質ってお金と問題解決の交換作業だから。トイレが詰まりました、修理します。ありがとう。じゃあ5000円払います。これだよね?パンをください。はい、メロンパン上げます。120円払います。これだよね?修理したトイレが度々詰まったり、買ったメロンパンにザリガニが混入してたらみんな烈火のごとくブチ切れるのに、会社から受け取る給与以上の粗利を自分が出せているかを意識している人、どのくらいいる手を上げて?…うん、いないんだよね。相手には結果を求めるけど、自分が会社に対して結果を出しているかはまったく意識してなかったんだよね。でも会社は慈善事業じゃないから、支払う給与以上にパフォーマンスの高い人材にオファーをする。年収200万円レベルのスキルで年収600万円の待遇を希望してもかなわない。年収600万の報酬を希望するなら、それに見合う収入レベルのスキルを努力して身につけるのが先だよな。だから相手が求める問題を解決する能力を身に着けよう。本当は1万円以下の価値しかないものを押し売りで3万円で売りつけてくるセールスマンみたいなことはやめよう。気持ちよく、自信を持って対価を受け取るためには相手はどんな問題を抱えていて、自分は相場より低コストか高パフォーマンスで解決できることをPRしよう。その力さえあれば、将来がどんな時代になっても必ず生き残ることができる。
今回は以上だ。最後に一つ、この10年間で日本人の勉強にまつわる最も大きな環境変化は一生勉強しなければ生き残ることはできなくなったということなんだ。これまでの日本の社会では、有名大学に入ること自体が勉強の目的でありゴールだった。実際に勉強して一流大学に入ったら人生は一生勝ち組。学校を出て一流企業へいけば、その後は会社から降ってくる仕事だけをこなせばとりあえず一生安泰に過ごせる。昔はそれでも許された。なぜなら、日本経済全体が順調に成長して人口も増えていたし若い労働力も多かった。そして日本の雇用市場日本人だけで独占していた。でもその時代は終わった。一流の学歴を獲得しても勉強をやめたら世界中の優秀な人材に後ろから抜き去られてしまう。これまでの勉強は学歴という人生のパスポートを得るためのものだった。今後は真に実力をつけるための勉強が必要になった。いい年になって未だに学歴にコンプレックスやプライドを持っている人がいるけど完全にうらしまたろうの時代錯誤と言わざるを得ない。令和キッズに竹馬とかけまりで一緒に遊ぼうと提案するくらいズレてる。もう学歴だけで一生安泰な時代ではない。アフター大卒からが真のスタートラインだ。時代は変わったし、世界も変わった。日本人だけがずっとこの数十年間眠り続けていた。だがここで自分の目にセルフ催涙スプレーをかけて目を覚まそう。「プッシャー、あんぎゃー。目がー目がー」。このくらいやろう。大丈夫、今ならまだ間に合う。夢と希望に溢れた。未来を楽しみにするような日本を取り戻すのにまだ時間が残されている。今いったことを夢物語とか妄想で終わらせず、現実にするための唯一の方法。それこそが国際競争力をつける勉強を続けることなんだ。ほなまた。
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