【ホリエモン流英語多動力】AI翻訳時代も変わらない英語力の価値

こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
英語の多動力: 世界でビジネスするホリエモンの英語術を読みました。一年の3分の1を海外でビジネスをしているホリエモンさんが主張する「英語も多動力」というお話は体験談に基づくもので大変迫力があります。

特に面白いと思った話を取り上げさせてもらいたいと思います。

 

「英語力は時価総額を上げるためのタグ」である

昔から言われていたことの一つに、「英語屋さんになるな」というものがあります。私は大学の時にこれをよく言われてきました。「単なる英語屋さんに価値はない。英語はツール、専門分野を持て」と。

さて、家電の新三種の神器は

ロボット掃除機
全自動洗濯乾燥機
食器洗浄機

と言われています。これと同じものがビジネスの世界にもあることをご存知でしょうか?ちなみに私が就活をした頃のビジネススキル3種の神器

IT
英語
会計

というものでした。これらのスキルは、「どんな企業で働く上でもビジネスマンが身に付けておくべき必須スキル」という点で共通しています。ITは小さな会社から大企業までオフィスワークならその使用率は100%でしょう。また、会計は「仕訳を切れるようになれ」というのではなく、お金の流れや利益率、決算書などビジネスの数字に強くなるために必須です。そして英語。昨今のインバウンド需要は目覚ましいものがあり、2017年は東京都の2倍の人口もの外国人が日本に押し寄せています(約2800万人)。この波に乗って彼らにビジネスを提供する事ができればビジネスチャンスになるわけです。

実際、私はこの3種の神器を身に付けて就活をした時にその威力を実感しました。リーマンショック直後に就活をして地獄のような思いをしましたが、英語力があったおかげで過去の職歴はニートとフリーター派遣しかありませんでしたが、丸の内ビルの中に入っている外資系企業に正社員として入社することができたのです。その後の転職市場でも存分にその力を発揮するのを感じました。英語のおかげで人生が救われたのです。

さて、ホリエモンはこうしたビジネススキルやその人の強み、特徴を「タグ」と表現し、そして「英語力を活かして時価総額をあげろ!」と説いています。

 

1つの分野を磨くより、タグを増やして時価総額を上げろ

「1つの分野に1万時間コミットして専門家になりなさい」という言葉があります。とても耳馴染みの言葉で、誰もが納得する主張ではないでしょうか?しかし、ホリエモンは厚切りジェイソンさんや椎木里佳さんを例に取り上げ、そうした職人的なプロを目指す生き方とは違った見解を持っているといいます。ホリエモンが取り上げた二人には次のようなタグがあります。

厚切りジェイソンさんのタグ
・在日外国人
・IT企業役員
・お笑いタレント

椎木里佳さんのタグ
・起業
・女子高生
・社長二世

それぞれ3つずつ、エッジの効いたタグがあります。そして注目するべきは「1つのタグの取得に1万時間もかけていない」という点です。1つの分野を磨き上げて専門家になるのは大変な努力と、激しい専門家同士の競争が待っています。しかし、エッジの効いたタグを2つ、3つと複数にするだけで、とてつもない希少性を発揮することが出来るのです。厚切りジェイソンさんの例で言えば、在日外国人というタグはたくさんの人が持っています。また、お笑いタレントというタグも特段珍しいものではありません。仮に、3つのタグがそれぞれ10%の割合でいるとすると、これを掛け算で考えます。つまり、10%×10%×10%=0.1%という極めて希少性の高い人物になることが出来るわけです。英語を極める「英語屋さん」は「1分野に1万時間コミット」という職人的なスキルですが、英語の専門家になるのではなく、複数あるタグの一つとして育てる発想を持ちなさいということです。

ホリエモンは本書の中で、「英語力」というタグの取得をしたことで、大きなチャンスを掴んだ人物へのインタビューも行っています。それは元グーグル日本法人名誉会長、村上憲郎さんです。彼は2002年にグーグルから声がかかった時、外資系企業日本法人の社長をしていました。候補者は200名ほどいたのですが、最終的に彼がグーグルに迎え入れられたのは「英語」というタグがあったからというのです。

村上憲郎さんのタグ
・IT
・マネジメント力
・英語力

村上さん曰く、「ここから”英語力”のタグを外すと20万人くらいの強豪がいる」ということですから、まさに英語力があったことで時価総額を高めて、グーグル日本法人の名誉会長までの階段を駆け上がったというのです。

 

AI時代の到来後も英語力の価値はなくならない

AI時代の到来を戦々恐々をしている人はとても多いと思います。特に外国語の分野においては、AIの翻訳能力の発展には目を見張るものがあります。ディープラーニングによるニューラル機械翻訳は、機械的に直訳するのではなく、文章全体をスクリーニングして自然な翻訳結果を得られるため、人に優しく理解しやすい文章になります。つまり、ニューラル機械翻訳の翻訳機を持ち歩くことは、専属の通訳者を好きな時に取り出せるというのと同義になるわけです。それを聞くと、「今後は英語力の重要性はなくなるのでは?」と多くの人が危機感を抱くのは、無理からぬことかもしれませんね。

しかし、ホリエモンは「AIがどれだけ進化しても、直接英語が使える方が圧倒的に優位」と言い切ります。その根拠は「日本語と英語の文構造の違い」といいます。端的に言えば、「コンピュータがいかに進化しても、タイムラグをなくすことはできない」ということなのです。

(日本語)私は毎日英語を勉強します。
(英語)I study English every day.

日本語の文末にある「勉強します」というテキスト(または音声)をコンピュータが認識するまでは、「study」という英語に翻訳された動詞を導き出せない。

つまり、コンピュータは日本語を全部聞き終わってから、英語で訳し始めるのだ。例えば文書やEメールなど非リアルタイムの翻訳であれば、こうしたタイムラグがあっても使えるだろう。でも、リアルタイムの会話や会議ではタイムラグはストレスになる。

また、AIの翻訳を阻害しないワードチョイスも求められますから、どうしても気を使います。人間同士の直接の言葉のやり取りの前には、AIのニューラル機械翻訳は言語の構造上の問題と、抽象的な言葉の翻訳の限界、また会話の度にいちいち翻訳機を取り出す手間は超えられない壁なのです。

AIによるニューラル機械翻訳全盛期が到来しても、英語が使える価値はなくなることはないのです。

 

英語は使い倒して身につける

これはずっと言われていることですが、英語は徹頭徹尾、使って使って使い倒して身につけるものです。しかし、それをいうと多くの人は「たくさん英会話をやることでしょ?」と考えてしまいます。しかし、ただ考えなしに数をこなせば良いというものではありません。「ご機嫌いかが?」「今日はいい天気だね」といった英会話スクールの提供する人工的で、ぬるい英語環境に使っていては、いつまでも時価総額を高めるような英語力は身につきません。それに時間もかかりすぎますし、レッスン代という費用も莫大なものになります。極めて投資対効果の悪い学習方法だと感じます。

私の著書、中学レベルの僕が「読むだけ勉強法」で英語をペラペラ話せるようになった!で提唱する英語学習法は、「とにかく英語は読んで読んで読みまくる」というもの。もちろん、「頭を空っぽにしてただ読むだけでいい」というのではなく、最短最速で力を付けられるようなリーディングをする必要があります。詳しくは著書の中で詳しく解説をしているのですが、会話でも読みでも「とにかく実践で英語を使いまくれ!」という点では同じです。ホリエモンの言葉を借りれば「英語も多動力でつけろ!」ということでしょうか。

 

まとめ

・英語力というタグを身に付けて、時価総額を高める。
・AIニューラル機械翻訳の到来後も、英語力の価値は消えない。
・英語はとにかく使い倒せ。

英語の価値はこれからも消えることはなく、価値ある自己投資として向き合うべき、ということを理解するだけでも本書は読む価値のある素晴らしいものだと思います。堀江貴文さん、素晴らしい本をありがとうございます!

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