【初心者は騙されるな】海外ドラマや映画を見る勉強法では英語力は伸びないと証明する(Netflix/フレンズ/リスニング/スピーキング)

今回は初心者は騙されるな!海外ドラマや映画を見る勉強法では英語力は伸びないと証明するというテーマで話をしていく。なぜこんな話をするかというと、最近「映画や海外ドラマを見て勉強してますが、伸びてる実感がありません。このまま続けるべきですか?」って問い合わせを立て続けにもらったから。自分も昔、「僕は海外ドラマにハマって英語力を伸ばしたのでおすすめだよ!」と英語教師から言われたことがあったので「継続する根性がない自分でもただ映画やドラマを見るだけならできるかも!」って考えて飛びつきたくなる気持ちはまあわからなくもない。誰だってしんどいのは嫌ですもの。楽して成功したいですもの。気持ちはわかる。

でも「やめとけ」の4文字が黒坂からの結論。特に英語を勉強してる段階の初心者、中級者はどれだけやっても非効率で時間の無駄になる可能性が極めて高い。なんなら英語上級者にもおすすめしない。「Netflixの子供向け番組がいい!」「フレンズならスラングも少なめで聞き取りやすい!」こういったもっともらしく感じる提案もすべてフルシカトでOK。安易に楽しげで楽そうなものに逃げず、正面から基礎とインプットを積み上げることを受け入れた方が遥かに効率的と断言する。この説明だけだと納得できないと思うし、面倒っちい英語警察から怒られそうなので論理的にNGな理由を解説していく。今回の動画は次の内容でお届けする。

1章 ドラマや映画視聴で英語力が伸びない4つの理由
2章 英語上級者なら海外ドラマや映画で伸びるのか?

ではいく。

 

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1章 ドラマや映画視聴で英語力が伸びない4つの理由

さて、第1章ではドラマや映画視聴で英語力が伸びない4つの理由について論理的に解説していく。数が多いのでムダなくサクサクいこう。

 

理由1.理解のない反復になるから

ドラマや映画視聴で英語力が伸びない1の理由は、理解のない反復になるからだ。

黒坂が過去動画で壊れたラジオみたいに繰り返しいってきた英語が上達する大前提って何だった?そう、「英語は理解できる内容を反復することで上達し知識として積み上がっていく」だったよな?英語ネイティブが視聴することを前提に制作され、英文法、英単語、英熟語、スラング、異文化理解などの理解がない初心者が海外ドラマや映画を見て理解が伴いますか?うん、ならないよね?なるなら、その人は初心者ではないよね?脳科学の世界で言われていることは、理解が伴わないものを見聞きしても、知識として蓄積せず脳は英語音声を雑音として捨ててしまう。ということは?そう、理解の伴う反復という前提が崩れていませんか?それだと伸びないよね?という結論になるよな。終わり。5才児でも理解できる話だった。

「おいこらかってに終わらせるんじゃねえ。ちょっと待ってよ。でもあの英語教師や英語系インフルエンサーは海外ドラマや映画を見まくって上達したっていってるよ」そんな反論があると思う。そういった主張を信じたい気持ちはわかる。それが正しければ、もう苦しんで英語学習を頑張る必要はないもんな。でもな、世の中に甘い話はないんだよ。その人をよくよく見てくれ。彼らは本当に英語力がない初心者の段階から、本当に本当に海外ドラマや映画視聴”だけ”で伸ばしたの?…違う、絶対違うよな。最初にしっかり英語を勉強して、英語を見聞きして理解できる状態を作った上でたくさん視聴して英語表現を伸ばした、こういう話じゃない?確かに。「自分は海外ドラマや映画を見て英語力を伸ばしました」って人は「(英語が理解できる状態をしっかり作った上で)自分は海外ドラマや映画を見て英語力を伸ばしました」って()の部分を飛ばして主張しているんだ。でも彼らも意図的に初心者をだまそうとしているわけじゃないと思うよ。英語ユーザー全員が初心者に英語を教えるスキルがあるわけではないしな。諸悪の根源はメディア、彼らはキャッチーでアクセスが取れる成功事例を取り上げたいメディアのネタにされているだけ。いろんな雑誌で取り上げられる英語特集を読んでいてもそういう構図が見えるし、なんあら自分は雑誌を読む立場というより、記事を書いて寄稿したり、インタビューを受ける立場なので「キャッチーなネタにされてる」という事情が分かってしまうんだ。

ここでよく考えてみよう。仮に理解が伴わなくても色々映画やドラマを趣味で見まくって英語力が伸びるという現実があるとすれば、映画評論家や海外ドラマにハマってる人は高い英語力あるはずじゃない?で、そんな事例ある?うん、ないんだよね?あなたもそんな話聞かなくない?映画評論家は映画の評論は大変うまいわけだけど、彼らは必ずしも英語上級者じゃないよな?確かに一部、英語が得意な映画評論家もいるとは思うけど、それは映画のおかげではなく本人が外国語を頑張った結果に過ぎないんだよ。自分の肌感覚でもそう思う。というのも、黒坂は父親の影響でゾンビとかエイリアンの映画にハマって、同じホラー映画を小さい頃に何十回も繰り返しみたけど、まったく英語力は伸びなかった。YesとかOKは子供の頃から聞き取れたけど、3語以上のセンテンスになると何一つ分からない。子供の頃は何十回見直しても「ホワーポー」としか聞こえなかったセリフがあるけど、最近久しぶりに見直したらWhy do you eat people?(なぜ人間を食べるのだ?)と一言一句、一発で聞き取って理解できた。子供の頃と今の自分の違いは、英語の知識の有無。知識は知っているか知らないかという二元論なので、知らなければ永遠に分からないが、一度知ってしまえば分かる状態になる。ドラマや映画を楽しんで見るだけでは、分かる状態を自然に獲得することはできない。子供の頃の若い脳みそで反復しても限界がある。よって、初心者が漫然と見るだけでは伸びないという結論になるってこと。

 

理由2.学習素材として適切ではない

ドラマや映画視聴で英語力が伸びない2の理由は、学習素材として適切ではないからだ。

ドラマや映画を通じて英語に触れるという話の場合、英語ニュースやリスニング教材と比べると密度が薄い。たとえば銃撃戦とかドライブのような会話がないシーンも多い。単語や表現、スラングなどで正確な英語でない場合も多い。確かに作品としてはものすごく面白くても、教材として優れているかというと必ずしもイコールではない。外国語学習で知識を血肉化するには、とにかく鬼の反復が必要なんだけど密度が薄い素材を繰り返し反復するには効率が良くないという問題がある。そして海外ドラマや映画を通じて英語力を伸ばしましょう!と提案している人の根拠としては「楽しみながら英語に触れられる」ということだと思うけど、この主張は2つの問題点を抱えている。1つ目は楽しみながらという点。同じ作品の同じセリフを何度も何度も反復するのは、誰がやっても飽きてくる。どれだけ好きな作品でも同じシーンを20回、30回見て楽しめる?自分は無理。3回目くらいから「もうええわお腹いっぱい」ってなる。レストランでローストビーフを5回連続で食べさられるようなもの。いくらローストビーフが好きでも、繰り返し同じものだと飽きる。

ハッキリいって自分からすると彼らのいう「苦痛の要素を避けて楽しんで英語を身につける」って主張が詭弁にしか聞こえない。膨大な反復を経て、壮大な慣れの先にしか英語上級者になる道は存在しないのに、楽をしよう、楽しくやろうってありもしないデタラメで惑わせてるだけ。それが英語初心者にとって本当に親切な提案なのか?というと自分は逆だと思う。むしろ、英語学習は最初は分からないことだらけだし、地道で地味な作業の連続だし、どうしても辛い要素はある。それが普通、それが現実。だから英語力がほしいなら覚悟を決めろ、それを受け入れられないなら青山で紅茶すすってスコーンでもかじっとけ。ん?それでもやりたい、英語ができるようになりたいって?おう、いいぜ。大丈夫、人間は慣れの動物、最初は苦痛でも繰り返す過程で徐々に成長を実感できればだんだん楽しくなってくる。単調さや地味さはやる気とか勢いではなく、習慣化の力で乗り越えよう。そのための技術知識はこのチャンネルに山程あるので好きなだけ持っていけ。個人的にはこういう現実的な提案の方がよほど親切で誠実だと思うけどどうかな?

そして彼らの主張の2つ目の問題はドラマや映画を通じてたくさんの英語に触れられるという点。確かに英語には触れられる事実は否定しない。しかも作品を楽しみながらたくさん触れられる。で?って感じなんだよな。英語に触れることと、それを知識技術として吸収して、さらにスピーキングやライティングに反映させることは全く別の話。ただ英語に触れているだけでは成長しない。この話は過去動画、英語学習の「知ってる/分かる」を「できる」に変える技術で詳しく解説したとおりだ。英語にたくさん触れるだけじゃクソの役にも立たないんだよ。

【ペラペラ英会話したい初心者向け】英語学習の「知ってる/分かる」を「できる」に変える技術

確かに英語に慣れるというメリットはあるかもしれないけど、それなら別に普通に勉強する過程でちゃんと理解できる内容の英語にたくさん触れて、知識が積み上がる方が英語力がちゃんと伸びる分遥かによくない?ってことなんだよな。英語を伸ばしたいんだよね?英語に触れてる事自体がたまらなく快感なんだー!って人は別かもしれないけど、英語を伸ばしたい人は最初から伸びる英語に触れる量を増やすべき。

 

理由3.英語フレーズを覚えても活用できない

ドラマや映画視聴で英語力が伸びない3の理由は、英語フレーズを覚えても活用できないってことだ。

時間と労力を使って海外ドラマや映画を見て理由は英語力が伸びるというメリットを求めてのことだと思う。これをいってしまうと身も蓋もないけど、どれだけ最低限ストーリーを終える程度の理解を伴って視聴してもそれだけで役に立つ英語に繋げられないんだよ。「英語は日本語と違って敬語が存在しない。最低限、通じればミンチ肉みたいにぐちゃぐちゃなブロークンイングリッシュでもOK!とにかく話す場数を稼げ」みたいな主張がすごく多いけど、これは絶対に真に受けてはいけないと思う。

英語は時として、日本語以上に言い回しや距離感、使用する単語に気を使わないと大きなトラブルになる。特にそれが顕著になるのがビジネス英語。上司と部下、取引先のような一定の距離感、スラング、差別にあたる表現に抵触しないように気をつけるべき。過去動画、中学英語で十分?どこまでペラペラ英会話できる?を検証してみたでも解説した通り、ビジネス英語には敬語や丁寧な言い回しはたくさんある。たとえば問題を解消するお願い事をする時にPlease fix this problem.なんて言ってはいけない。確かに意味は通じるけど、声のトーンや関係性によって丁寧な命令形にしか聞こえない。その代わりに、Could you please address this issue?みたいな言い回しがいい。疑問形にする、could you please?で聞く、fix修復の代わりにaddress取り組むという単語に変えることでより丁寧でフォーマルな言い方になる。こうした判断をすることに英語力が必要になる。

【40代/50代の初心者向け】中学英語で十分?どこまでペラペラ英会話できる?を検証してみた【ネイティブ/英文法/英単語/やり直し英語】

でもドラマや映画を見た初心者がそんな高度な判断ができるかは難しい。We need to talk(話がある)というセリフがドラマや映画のシリアスな場面で使われることがあるけど、この言葉はカップルだと別れ話をしたり、ビジネスなら解雇宣告などに続くケースが多い。「ちょっと話したいことがある」とあなたが上司から言われたらおしっこちびりそうになると思うけど、このフレーズは割とそれに近い。そういった背景を知らず通じればええにゃろがい精神で英語ネイティブに「We need to talk」と気軽にいうのは絶対良くない。ドラマや映画から拾ったフレーズの中でどれをどういう場面で使うべき、使ってはいけないべきか初心者には判断がつかない。よって、英語フレーズを覚えても活用できない。

 

理由4.スピーキングなどのアウトプットにつながらない

ドラマや映画視聴で英語力が伸びない4の理由は、スピーキングなどのアウトプットにつながらない。

当たり前過ぎるけど、英語4技能を身につけるにはインプットして終わりではなくアウトプット訓練を積み重ねる必要がある。だから「海外ドラマや映画をたくさん見れば英会話力もバク上げ」みたいな主張はすべてでまかせなので信じてはいけない。ものすごく厳密にいえば、ゼロではない。ドラマや映画で知ったフレーズを英会話で使うということはできる。過去動画、英語4技能「読む/聞く/書く/話す」の正しい勉強の順番で解説した通り、インプットした内容をアウトプットにも反映させることでアウトプットにも効果が波及していると言えなくもない

【最も効率的】英語4技能「読む/聞く/書く/話す」の正しい勉強の順番(リーディング/リスニング/ライティング/スピーキング)

でもスピーキングやライティングなどのアウトプットは実践訓練しないと、インプットした内容を反映させること自体ができない。この動画を見ているあなたは日本語が分かるから、お笑い芸人のトークを理解を伴いながら聞けると思う。でも聞いて分かることと話せることは全然違う。お笑い芸人のトークを聞いた後に、じゃあ不特定多数の人を前に彼らのような笑えるトークをしてくださいと言われても絶対にできない。多くの人は理解できた瞬間にできると勘違いしてしまうけど、分かるとできるの間にはとてつもなく長い距離がある。どれだけドラマや映画を見たところで、使えるアウトプットにはまったく届かない。

 

以上がドラマや映画視聴で英語力が伸びない4つの理由だ。異論、反論が来るのは想定しているし好きに送ってくれて構わないけど、「残念ー! オレは海外ドラマで英語力を身につけたぞ!ハイ論破」みたいなキッズことを言われても「知らんがなー」としか返しようがない。

 

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2章 英語上級者なら海外ドラマや映画で伸びるのか?

さて2章にいこう。この章では上級者なら海外ドラマや映画で伸びるのか?というテーマで英語の上級者を想定して話をしていく。手前味噌でおこがましいけど、黒坂は一応「英語上級者」と仮定して話をさせてもらいたい。もちろん、自分より上手い人は腐るほどいるし「お前よりあの先生の方がうまいぞ」と言われたらおっしゃるとおりとしか言いようがないけどそれを言い始めたらこれ以上何も話ができないので、黒坂程度のレベルで恐縮だけど自分の立ち位置から考えてみたい。

結論、英語上級者なら海外ドラマや映画で伸びるのか?という質問については「否定はしない。けど効率が悪い」というのが黒坂からの答えだ。なぜそう思うのか?に付いて根拠を解説していこう。上級者にとって英語力が伸びるという状態を「知らなかった言い回しや英単語を知ることで知識が拡大する」と定義すると、確かに伸びないといえば嘘になる。黒坂は海外ドラマはそんなに見ないけど、映画はめちゃめちゃ好きで古いものから新しいものまでちょくちょく見てる。時には平日昼間から映画館に足を運んで見に行くこともある。ただ、英語力を伸ばすという目的なら別の素材を使ったほうが遥かに良くないか?って思う。たとえば杉田敏の現代ビジネス英語という番組は時事ネタを取り扱っているので、社会、経済、ビジネス、テクノロジーなど多方面の知識とともに高度な英語の言い回しな表現も学べる。映画やドラマを見るより、遥かに英語力を伸ばすことができるし内容も知的好奇心を刺激してとても楽しい。

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何より英語力を伸ばしたいなら、英語を使う仕事をするのが一番いい。英語を使う外資系企業で働くとか、ビジネススキルを使ってリモートで海外の仕事をするとか、英語で海外にYouTube動画を発信するとお金をもらいながら英語のインプット、アウトプットを両方鍛えることができる。一粒で何度もおいしいので、効率面でいえば圧倒的に高い。

 

今回は以上だ。映画やドラマという娯楽を楽しみながら英語力も伸びるという主張の問題点は、効率や効果が無視されていること。いや伸びるのは伸びる。だけど、その伸び率や効果まで考慮されて提案しているのか?と聞きたくなる。娯楽は娯楽、外国語学習は外国語学習。混ぜるな危険。ドラゴン桜を見て「いやあ僕は将来、東大を受験しようと思いましてね。せっかくならドラマを見て楽しみながら合格に近づくなら最高と考えておりましてね」とか「僕はたくさんの読書を通じて国語力を伸ばそうと思っているよ。せっかく活字に触れるなら、漫画をたくさん読むよ」ってやつがいたらあなたがどう感じるかだ?自分はあなたが今聞いて感じたのと同じ感覚を、映画やドラマを見て英語を伸ばそうと主張する人に対して感じている。まあ他の人が何をいおうが自分には何の関係もないので、好きに主張してくれって感じだけど、冒頭にお話した通りドラマや映画をたくさん見て英語を伸ばそうと頑張ってますという問い合わせが多いので、迷ったらこの動画を見て黒坂の意見を参考にしてもらえたらと思う。他の人が好きに主張しているように自分も好きに主張させてもらった。誰を信じるかはあなた次第ということで、でももしも参考になったら幸い。ほなまた。

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