オレだ。
「英語多読をすることで、英語を英語のまま理解できる回路を育てろ」
オレは何度も何度も、繰り返しこのような主張をしている。
そしてオレはこの回路のことを
便宜上「英語脳」と呼んでいる。
だが、聞いている人によっては
「ちょww 英語脳ってなんスかww イルミナティとか、宇宙の波動とか、言霊みたいな怪しげなアレですか?ww」
と、存在に胡散臭さを感じている人もいるだろう。
まあ分かる。世の中、カネが絡むものには胡散臭いものだらけだよなw
怪しいよなあ、英語脳って。
今回のこの記事で言いたいことは次のツイートに詰め込んだ。
見てくれ。
英語を英語のまま理解できる回路を育てよう。
英語多読をすると「これは日本語でこういう意味で、これは関係代名詞だから…」とイチイチ脳内で日本語の思考をしなくなっていく。英語を見て、サラッとそのまま意味を理解できるようになる。
この状態は独学での英語多読で作るのが最強!
— 黒坂 岳央@本業:主夫|趣味:仕事とゲーム (@takeokurosaka) February 19, 2021
今回の記事では、フワッとした話だけではなく、
データや実体験の話を交えて、
小卒の人でも理解できるようわかりやすく解説する。
ついてきてくれ。
目次
この記事の信頼性
人は実績のないやつの言うことは聞かねえ。
だからオレは自分の実績を晒す。
コレを見て、オレの話が信用に足るかどうかを判断してくれ。
↓
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
「英語脳」なんて聞くと、なんだか胡散臭さを感じるかもだけど、
表現の違いはあれど、英語を英語のまま理解できる状態は間違いなく存在するんだ。
…何より、オレ自身が身を持って「英語を英語のまま理解する」ことで
英検やTOEICを受援したり、海外大学留学を経て英語で仕事をしてきた。
「このオッサンの話を聞く価値ありそうだ」
と感じたら、ぜひこのまま読み進めてくれ。
「英語脳」は存在するのか?それともウソか?
「英語脳って言うけど、どうせ”水素水やマイナスイオンが体にいい”みたいにそれっぽいことを述べて、
テメエはオレから英語レッスン代を奪い取ろうとするアホンダラな商売人なんだろ?」
そう疑っている人もいると思う。
まずは英語脳が本当に存在するかどうか、について語っていく。
世界的に権威のある科学雑誌「Nature」に1997年に掲載された脳科学の論文によると、
脳内で「母国語(日本語)」と「外国語(英語)」
を処理する領域にハッキリと違いが出たとされている。
これは英語学習をすることで
「英語を英語のまま理解できる回路」
を後から作れるという話なんだ。
この画像を見てくれ。
脳の中で英語と日本語で使う部位に違いがあるというものだ。
↓
画像引用元:NHK・クローズアップ現代「どうすれば英語が話せるか」より
…でもな、この「英語脳」の存在について
「待った!」をかける人も世の中にいる。
科学的な進歩によって「英語脳の存在は覆された」とか
英語脳を研究していた学者が論文を取り下げたとされている。
「もはや”英語脳”という言葉は、英語教育を販売する業者しか使わない」
という人もいるんだ。
要するに脳科学的な定義で研究者同士が揉めている段階にあるってこと。
でもな、オレが個人的に様々な情報を調べまくった結果、行き着いた結論は
「英語を英語のまま理解できる回路は存在する」
というものなんだ。
その状態を「英語脳」と表するか、他の言葉を使うかは人それぞれでいいと思う。
単に表現の違いでしかないし、しょせんは言葉遊びだ。
オレは毎回「英語を英語のまま理解する、思考する回路」
と表現するのがダルいから「英語脳」って呼んでいる。
その結果、脳科学にうるさいヤツからツッコミを受けてもいい。
好きにさせてくれ。
結論的に、英語学習者が英語ができるようになれば、呼び方はどうでもいいんだ。
オレはテメエらの言葉遊びに付き合うつもりはない。
とりあえず「英語を英語のまま理解できる状態を作る」
ってのは存在する、これを目指そう。
英単語や英文法などの基礎力が英語脳の土台になる
さて、英語脳を作るには
「英単語」「英文法」「発音」
の3大要素が土台になってくるんだ。
まずは英単語、これが分からないと話が始まらないよな。
Don’t worry. You’ll just sail through.
と言われても「sail through」という英熟語を知らなければ、
何を言っているのかさっぱり分からないはずだ。
ちなみにsail throughとは「アッサリ成功する」という意味だから、この英文は
Don’t worry. You’ll just sail through.
(大丈夫! 君ならきっとうまくいくよ!)
という励ましの言葉なんだ。
そして英文法。
これは英語という言葉のルールなんだ。
バスケットはボールを足で蹴ったらダメ、
サッカーはボールを手で持ったらダメ。
スポーツにもルールがあるように、英語にもルールがあるんだよな。
英語のネイティブスピーカーは、
英語のルールに則ってあなたに英語を話してくる。
だからあなたも同じルールの上で、相手とのコミュニケーションに応じる必要があるんだ。
当然ながらこのルールを理解しなければ、相手の言うことはカスほど理解できないだろう。
You should have been there at 5PM.
という文章はメチャメチャ簡単な単語ばかりだけど、
「should + have +過去分詞」というルールを理解していない人は、
正しくこの英文を理解できないはず。
ちなみに
You should have been there at 5PM.
(あなたは5時にそこにいるべきだったのに)
という意味となり、「実際には5時にそこにはいなかった」という解釈が必要なんだ。
家はドロの上では建てられないから、グラつかない土台を作る基礎工事が必要なんだ。
それと同じで、
英語脳を作る上でも、
最初に土台として
英単語や英文法の知識をつけてくれ。
英語多読訓練で英語脳を鍛えろ
英単語、英文法の基礎力が備わったら、理屈の上では
どんな英文も読んだり、聞いて理解出来る状態になる。
でもこれでいきなり英会話を始めてはいけない。
まずはインプットの鬼の数稽古をこなしてくれ。
そうすることで、身につけた知識がガッツリ頑健になる。
人によっては「たくさんしゃべりなさい→うちのスクールに入会して鬼課金しろやw」
とスピーキングを推すけど、オレはオススメしない。
スピーキングを通じてインプットするのは
メチャメチャ効率が悪いんだ。
英会話をすると、毎回毎回、余計な雑談とかすでに使えるフレーズを練習したりさせられる。
まだまだ英文法や英単語が頭に入ったよちよち歩きの状態で頑張っても、カスほど伸びないだろう。
この段階でやることは英語の多読だ。
ハイパーにインプットをすることで、頭に入れた知識がガッツリ血肉化していく。
数をこなすことで「そういえば、単語ってどういう意味だっけ?」とか
「時制の一致だから…うーむ…」と引っかからなくなる。
英語を見ても、スイスイ頭の中で処理していけるようになる。
あなたに目指してもらいたいゴールはここだ。
ザックリ目標を言えば、10万語くらいは多読をしてくれ。
このくらいこなせば、あなたの英語脳はスピーディーかつ正確な処理ができるようになる。
<参考>何万語読めば、どのくらいの状態になるかはこの記事を参考にしてくれ。
↓
最後の仕上げに英会話実践訓練
多読が終わったら、最後の仕上げは英会話実践訓練をやってくれ。これで完結する。
多読を終えた段階だと、英語を英語のまま理解できる回路が出来上がっているので、
ネイティブスピーカーの話す内容や、リーディングする内容は全部しっかりわかる状態なんだ。
でも、書いたり話したりってアウトプットが弱い。
できたとしても、一言、二言出てくるのがやっとだろう。
この段階で一気にアウトプットを鍛えまくろう。
そしてこのアウトプットすらも、オレはあなたに独学してもらう。
言っておくけど、ムリに海外とか行かなくてもできるからなw
NHKラジオを使った英会話訓練、
瞬間英作文訓練、
それから英検の受験対策がキク。
しっかりとしたインプットをした上で、これをこなせば
まさしく鬼のようにあなたの英会話力は伸びていくだろう。
<参考>
以上だ。
今回紹介した流れに則って勉強すれば、
英語を英語のままスイスイ理解できる回路が出来上がる。
そうすれば、TOEICだろうが、英検だろうが、
海外留学、外資系勤務、クラウドソーシングでの仕事など、
何ひとつ出来ないことはない。
実際、オレは上記のすべてをこなしてきたので
個人的な経験値からも間違いない。
後はやるか、やらないかは自分次第だ。
頑張ってくれ!
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