こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
※Twitterアカウント @takeokurosaka
日本は世界的に見てとても豊かな国です。餓死や夜道を歩いて荷物を強奪される心配から開放されており、失業してもたちまちホームレスになることもなく、いくつもセーフティネットが設けられています。生まれた時から身分が固定されている国がある一方で、日本は学習によって人生の可能性を切り開くことが出来る「チャンスの国」なのです。
だからこそ、私はあなたに伝えたい事があります。それは「このチャンスの国で経済的にも、心も豊かに生きていくために、今こそ真剣に英語を学ぶ決意をして欲しい」というメッセージです。少しばかり厳しい話もありますが、あなたにとって必要な話も含まれていますので、ぜひ最後まで読んでください。
目次
「出来たらいい」から「出来ないと損する」に変わる
私は普段、あまり煽る言葉を書かないようにしています。
「英会話ができなければグローバル化の波に乗れませんよ!」
「ある日、上司が外国人になった時に備えて」
と英会話スクールや英語教材の販売者は煽っていますが、私は無用な煽りは読む人を不安にさせるだけなのでなるべく避けたいと思っています。
ですが、必要なことは言わなければいけないなと思い、お伝えしたい事があります。それは「英語はできたらいい」から、「英語ができないと損をする」に状況が変わりつつあるということです。少し煽りに感じるかもしれませんが、極めて重要なことです。
昔、タイプライターを使って文書を作るのを職業とする「タイピスト」という仕事がありました。今はWORDとPCがあるのでその職業はなくなってしまいました。電話交換手も携帯電話の普及でなくなりましたよね。このように時代がアップデートすると、消えていく職業が出てきてしまうのです。今後、人工知能の台頭によって税理士やコールセンターといった仕事が消えていくと言われています。
そうなると仕事のあり方が変わります。労働集約的に一生懸命手を動かすのではなく、アイデアや情報を組み合わせるなど頭脳集約型の働き方をする人が求められるのです。そうなると、人によってものすごく差がついてしまうのです。労働集約的な働き方の世界では、人の100倍、1000倍効率的に働くことは難しいですが、頭脳集約型の世界はまさに知恵の使い方で圧倒的な差がついてしまいます。
頭脳集約型は情報やアイデア、発想力などクリエイティビティが勝敗を決する世界です。そしてこの世界では英語が出来る、できないはとてつもない差になってしまうのです。なんせWebの情報量一つとっても、日本語が2.9%であるのに対し、英語は25.5%を超えておりその差は圧倒的です。同じキーワードでも、量と質の面で英語が読めるだけで圧倒的に優位に立つことが出来るわけです。いや、そちらに立てなければ大きく損をしているといっても過言ではないでしょう。
英語ができなければアクセスできない世界がある
東南アジアが英語が得意な理由を「英語ができれば地元企業より待遇の良い外資系に就職できる。また、自国メディアから得られる情報より、アメリカやイギリスなどのメディア情報を理解するために必要だから」と主張する専門家もいます。日本に住んでいれば、日本語で手に入らないものは何もないように思えます。つまり、日本で暮らしている日本人のほとんどは英語がなくても不自由なく生活が出来ていたわけです。「母国語で高度な医学の知識を得られるのは日本とドイツくらいだ」と言っている人もおり、英語でないと学べない学問もないのです。
ところが、ITの台頭で事情が変わってきました。日本にいて仕事や投資をはじめ、英語ができなければ手に入れられないものが出てきたのです。それは「情報」や「サービス」なのです。私の弟は東京のシンクタンクで人工知能の開発に携わるデータサイエンティストの仕事をしています。ビッグデータ分析や、人工知能に関わる最新の情報は英語でなければ手に入らず、毎日英語のWebサイトにアクセスし、外国人研究者と仕事を進めているといっています。
また、私は株やFX、不動産に仮想通貨といった投資をしていますが、海外不動産投資や仮想通貨の先端の情報はまさに英語でなければ手に入りません。また、同じ情報でも日本語では「詐欺だ!」「気をつけろ!」と騒いでいるのに対して、英語圏のサイトでは中央銀行や大手銀行、研究者たちが真剣に議論していたりと、ものすごい温度差を感じることがあります。国内の仮想通貨取引所で提供されていないサービスも、海外の取引所では無料でとても使いやすく、高性能なものが提供されていたりするのです。
英語ができなければアクセスできない世界があります。そしてこれまでは「英語ができれば得をするんだけど…」という位置づけだったものが、「英語ができないと大きな損をする」という世界へと変わっていくのです。
英語が出来る、のハードルは高くない
「いやいや、脅すような話をするけど、まだまだほとんどの人には関係ない話でしょ」
と思うかもしれませんが、世界はすごい速度で動いているのです。グローバル化の流れを止めることはもう誰にも出来ません。英語ができなければ職業の選択肢が狭まり、英語ができなければ情報力に質と量で差がついてしまう世界へもう足を踏み入れているのです。
「そうはいっても今更英語なんて」
と思うかもしれませんね。でも、あまり気負わなくてもいいと思っています。なぜなら「英語は読むことにこそ真価がある」からであり、読解する力なら国内にいて仕事をしながら才能も年齢も関係なく誰にでも取得することが出来るからです。
英語でWebニュースを読む、情報を集める、専門家に問い合わせるといったことは、英文が読めれば全部こなすことができます。その英文読解は多読で身につけることができます。ですので、英語の必要性を今こそ理解し、損をしてしまうことのないように早めに身に付けて頂くことをオススメします。
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