こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
あなたは「日系グローバル企業で働く」ということにどんなイメージを持っていますか?
どことなく、商社マンのイメージが強いのではないでしょうか?
でも商社以外でも、世界のマーケットで稼ぐ日本企業はたくさんあります。
キヤノン
ソニー
味の素
キッコーマン
トヨタ自動車
住友化学
どの会社も必ずその名を一度は聞いたことがある有名企業ばかりです。
この他にはゲーム会社も海外売上比率がかなり高いですね。
私も何社かゲーム会社の海外勤務案件で面接にいって話を聞いたことがありました。
さて、日系グローバルと言えば気になるのが外資系との違いです。
実は日系グローバルで働くのは、外資系には絶対にない大きなメリットが3つあります。
早速お話していきましょう!
目次
一番の醍醐味は海外勤務
日系グローバルで働くことの最大のポイントは「海外勤務前提」ということです。
これは人によってメリット、デメリットと分かれるかもしれませんね。
このサイトに良く足を運んでいただいているあなたにとっては、間違いなく「メリット」と感じることでしょう。
「英語力を身に付けて、自分の成長につながって、お給料もたくさんもらって、世界の広がりを見たい!」
この気持ちはすごくよく分かります。
そのために英語を頑張ってきたのですから。
さて、話を戻しますが外資系に入社しても、一部の会社を除き役職のないスタッフクラスの社員に海外勤務のチャンスは多くはありません。
なぜかってアメリカやヨーロッパに本社を置く会社が、日本にオフィスを持ってきているのは「日本で売るため」ですからね。
ですが、日系グローバルは違います。
日本でもバリバリ商品やサービスを販売しているわけですが、
海外にも積極展開して売っているのです。
誰もが知っているキヤノンはなんと売上高の8割を海外で稼ぎだしています。
従業員は全世界で20万人、そのうち日本で働くのは7万人ですからものすごいグローバル企業なわけです。
世界中、どこを旅しても観光客はみんなキヤノンかニコンの一眼レフカメラを持っていますよね?
キヤノンは日本企業というより、グローバル企業といった方がしっくりくるくらいです。
グローバル企業には「海外トレーニー制度」と呼ばれる仕組みがあって、
新卒・中途採用された社員は「英語力・異文化理解・国際感覚」を身に付けるために、
海外赴任をするチャンスが与えられるのです。
会社でお給料を受け取りつつ、海外に住んで働くチャンスがあるというのは、
お金を払って留学やワーホリへ参加する人にとっては、喉から手が出るほど羨ましい経験ではありませんか?
日系グローバルに入社することの最大の醍醐味はなんといっても、この海外勤務なのです。
私の大学の同級生も日系グローバルに入社し、
長い間アメリカのシリコンバレーに住んでいます。
シリコンバレーは生活費が高いことで有名で、1LDKのアパートで月20万円を超えます。
会社から行けば生活費も出してもらい、お給料ももらえます。
海外生活をしたい人にはまさに最高の環境です。
社費で留学出来てしまう
これも外資系ではほとんどみられないのですが、
日系グローバルの中には社費で留学が出来てMBAを取得できる制度の会社もあります。
これすごくないですか?
普通、海外MBA留学をしようとすると、有名私立大学だと1000万円くらいするケースもありますからね。
しかもその間はキャリアは中断、卒業後も再就職の保証はないのです。
それを会社のキャリアは継続したまま、会社がお金を払ってくれるのですからとんでもない話ですよね!?
私は外資系だったのですが、「MBAを取ろうと思うのですが…」と上司に相談をしたら、
「海外なら休職していってきなさい。国内なら土日で通えるところへ」
と言われましたね(笑)。
キャリアが中断しないだけマシでしたが、もちろん1円も支給されません。
そこへいくと、日系グローバルは社員に優しいなあと思いますね。
ビジネスパートナーのAさんは銀行に勤めていましたが、
実際に社内留学制度を使ってアメリカの有名私立MBAを取得しましたので、とてもうらやましさを感じたものです。
留学制度があることで有名なのはソニーですね。
ソニーの公式サイトによると、
会社から社費で留学派遣する候補者を年に一度公募しています。行き先・テーマ・留学後のプランを考え、上司の推薦を得て自ら手を挙げる仕組みです。海外大学の研究室を中心に1年間、最先端技術・知識に触れ、高い専門性と人間力に磨きをかけるチャレンジです。ソニーは早くから留学生派遣を始めており、これまでに400名以上の社員が留学しています。
引用元:ソニー
とあり、留学制度が整っていることをPRしています。また、
人材の募集情報を毎月更新して社内に公開しています。応募条件を満たしていれば、自ら手を挙げることができる、新しい仕事へのチャレンジを支援していく仕組みです。また、現在ではこの制度をグローバルに展開し、全世界のソニーグループ社員が世界各国の求人に応募できるようになっています。
引用元:ソニー
とあり、留学制度とともに社内公募制度を利用して、グローバルに働ける機会が提供されていることが分かります。
こういうのを見ると、話はたくさん聞いてきましたが日系グローバルでグローバルに働く経験をしてみたかったなと思いますね(笑)。
育ってから出発させてくれる
これも本当に優しいと思うのですが、
日系グローバルはちゃんと国内でグローバル人材として育ってから出発させてくれる傾向があります。
外資系だと「即戦力、必要なものは現場で盗み取れ」みたいなところがあって、
懇切丁寧にきっちり時間をとって教えてくれることはあまりありません。
チャンスは自分でデキるようになった人が全部持っていってしまいます。
ですので、みんな自助努力を必死にやるのが外資系のスタイルです。
しかし、日系グローバルは個人のキャリア支援も整った会社が多いです。
例えばトヨタ自動車のケースだと、配属先の部署でOJTや研修があってきっちり育ってくれます。
また、海外研修も整っていて、入社して7-8年目に海外駐在員として赴任させてもらえるのです。
逆に言えば、まずは国内でしっかりと育って、それから出発というものです。
終身雇用が崩壊したと言われて久しいですが、日系グローバルは会社の規模も大きく、
離職率も低いでしょうからじっくり社員を育成する姿勢が残っているように思えます。
ガチガチの外資系を経験してきた私には、これも本当に羨ましい限りですね…。
以上日系グローバルで働く3つのメリットでした。
私は普段、このサイトの中で「外資系いいぞ!」と熱く主張をしていますが、
日系グローバルも外資系にはない働くメリットがあります。
両方の面をチェックして検討してみて下さい。
あなたもいつかは外資系で働いてみたいという夢がありませんか?
「いやいや、英語力もおぼつかないしまだまだ先…」
そのように思っている人にこそ、知ってもらいたいことがあります。
それは「外資系転職は長期戦」ということです。
なぜなら良い転職を実現するためには、英語力を磨いたり自分の市場価値を見直すなど色々と準備が必要だからです。
失敗しない外資系転職マニュアルを作成しました。
この1ページに外資系転職で成功するためのノウハウと情報を詰め込んでいます。
「まだまだこれから」
そんな人にこそ早めに目を通して来るべき外資系転職のXデーを万全な状態で迎えてもらいたいと思います。
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