オレだ。
「英会話をする時は、間違いを恐れないでください」
そんな話を聞いたことがある人も多いだろう。
だけどな、オレはいつも思う。
このアドバイスっていつも
「説得力が足りない」んだよ。
「間違いを恐れるな」とだけ言われて、
「はい、もう恐れません!」
なんて思えるわけがねえよなw
アホかw キレイゴトはもういらねえw
誰しも、英会話でミスるのは怖いに決まってる。
なぜなら、日本人は周囲の目を異常に気にする国民性なんだ。
おっと、これはオレの「個人のかんそお」じゃねえぞ?
日本人は遺伝的に不安を感じやすい「セロトニントランスポーター遺伝子SS型」を
65%有していることがわかっている。
だからみんな、英会話でミスしたくないって気持ちを持っているのは当然の話なんだ。
安心しろ。その治療法についてオレはこの記事でガッツリ語った。
とりま、オレからの結論を先に渡しておこう。
↓
人生を変えるなら、「緊急性は低いが重要性の高いタスク」に注力しよう。
・英語学習
・資産運用
・転職や起業準備こうしたものは今すぐないと困るものではないけど、未来を作り出す自己投資。緊急性がないからついつい先送りするけど、自己投資を始めることで明るい未来がやってくる。
— 黒坂 岳央@本業:主夫|趣味:仕事とゲーム (@takeokurosaka) March 10, 2021
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
いっておくがオレだって間違いだらけだった。
けど都度都度、アップデートを経て今がある。
どこかで間違いを犯しまくりながら、
成長を重ねるステージがあってそこからは逃れられないんだ。
今回の記事では、そのことをガッツリお伝えしたい。ついてきてくれ。
目次
たくさん間違えた人は成功に最も近い
そもそも、あなたにしっかり理解してもらいたいことがある。それは、
「絶対に間違えたくない!」
と考えている人は、相当にムチャな思考をしているということなんだ。
世の中、どれだけ天才的な人間でも、生きていれば誰でも間違える。
なんなら日本人でも、日本語間違いまくりだからなw
「一朝一夕」
→正しくは「いっちょういっせき」だけど、「いっちょういちゆう」と読む人多すぎw(オレもたまにやる)
「頭痛が痛い」「馬から落馬する」
→二重表現ってのに引っかかるから誤用w
日本語でもみんな間違いまくりなのに、
外国語についてドエライ厳しくチェックするのって、
普通に考えてイミフ通り越して、頭イッちゃってるとオレは思う。
<参考>日本人の英語力向上を阻害するのは「嘲笑文化のせい」
↓
シリコンバレーでは、日々ドンドン新しいビジネスが起業していて、
その中で成功するのは一握り。
「成功するには、5回失敗をしてから」
「Fail fast! Fail often!(早く失敗しろ。頻繁に失敗しろ)」
といった文化があるくらいなんだ。
起業家も投資を受ける上で、
「自分はこんな挑戦、失敗をした。だが、こんな学びを得たぞw」
といかに失敗したか?という経験がPRになるような文化なんだ。
まったく失敗したことがない人より、
失敗から上手に学んだ人に投資を受けることができる。そんな文化。
語学学習も本質的にはこれと同じ。
どれだけ失敗してきたか?
そこから何を学んだか?
これが重要。
「英会話の実践訓練は、間違いながら上達するもの」
くらいに考えてくれ。
間違いを恐れている限り、能力は落ちる
そもそも、オレが「失敗にビビるんじゃねえよ」とお伝えしている理由は、
シンプルにビビっていると、人間は能力がクッソ落ち込むからなんだ。
手っ取り早くこのことを伝えるには、「人前で話す」という事例を用いたい。
あなたは大勢の前で話をした経験があるだろうか?
…いやあ、きっついよなw
たくさんの人の目玉がこちらを向いている状況だ。緊張しまくりだよな?
あなたの心の中は次のような声で埋め尽くされる。
「間違えるな。間違えるな。間違えると恥をかくぞ」
「怖い、ミスが怖い、バカにされるのが怖い」
わかる。オレも今は人前で話すのにすっかりなれたけど、
初めて講演に呼ばれて大勢の前で話をした時は、
ノドはカラカラ、指先はブルブル、足はガクガクで
まったく思い通りに話せなかった。
話したいと思っていたことの、10分の1も伝えることができなかったよ。アカン。
…もうご理解いただけたと思う。
何事もそうなんだけど、緊張していたら人間は能力がクッソ落ちる。
終わった後も自己嫌悪に陥り、もうやりたくないと嫌になってしまうだろう。
だから間違いを恐れている状態を、一秒でも早く脱出してくれ。
緊張を解くためにオレが本音をあなたに教えてやる。
ぶっちゃけ、他人はあなたにまったく関心はない。
どうでもいいと思っている。なぜなら、みんな興味があるのは自分自身だけだからだ。
あなたが英会話の時に間違いを犯しても、
その1分後は誰一人そのことを覚えてないってw あなたを除いてなw
他人が英会話でミスをした。
そんなのは、道に落ちてる石ころが丸かったか、
四角だったかレベルに小せえ話よ。
誰も気にしていないことに異常にビビるのはアホらしい。
それはあたかも、ありもしない幽霊にビビって風呂に入れないようなもんだ。
目を覚ませ。
間違えることで深く理解し、しっかり記憶する
人間は間違えることで深く理解し、しっかりと記憶に残る生き物なんだ。
オレは昔、アメリカの大学に留学した時に最初の頃に仲良くなった
現地の学生に書いたレポートを添削してもらったことがある。
その時に「I’m studying accounting to become professional accountant in the future」と書いた部分に対して
「ここにはcurrentlyを入れた方が、さらに文章が良くなる」
と言われて書き直した。
その結果、「I’m currently studying accounting to become professional accountant in the future」という文章に変わった。
このやり取りは数秒間の出来事だったけど、
10年以上経過した今でも濃厚に頭に残った。
また、大学の講義中に
「Does anyone know the answer to this question?
(誰かこの答えが分かる者はいるか?)」
と聞かれて、教室中がシーンとなったことがあった。
オレには答えはわかっていた。けど、一瞬だけヒヨった。
「間違えたらやべえよな。恥かくよな」
そう思い、答えるかどうか2-3秒間迷っていた。
先生は答えが出てくるのを諦め、さっと答えをいって次に進んだ。
…その答えは正しかった。ハッキリいってハンパじゃなく悔しかった。
その日以降、オレは考え方を変えた。
もしも間違えたとしても、その100万倍は苦しいことがある。それは
「答えがわかっているのに、
躊躇してチャンスを逃す」だ。
このように間違ったり、悔しい思いをしたことは
人間深く深く脳の奥底に刻み込まれる。
ああ、ガンガン間違えていこう。
間違いを恐れて何もしないということは、
気がついていないだけでハンパじゃない損失を出し続けているんだ。
だから間違えろ。むしろ、間違いまくってくれ。
内容がしっかりしていれば、間違っても伝わる
言っておくが、ネイティブでも英語は普通に間違うし、
それでも問題なく伝わるからな。
下記に、実際に目撃した間違った英語を取り上げよう。
・discussの後にabout
「Let’s discuss about the matter」
みたいに使われるけど、discussの後にaboutはつけない。
正しくは「Let’s discuss the matter」。
ぶっちゃけ、割とどうでもいい。誰もツッコまない。
・不可算名詞
オレは実際に「I have four to five coffees in a day」と
アメリカ人が言っていたのを聞いたことがある。
coffeeやteaは不可算名詞だから、複数形にしたければcup ofをしなくちゃいけない。
…が、このあたりはcup ofをつけるのが長くてダルいために、崩している人もいたりする。
・形容詞と副詞の間違い
「Please talk quiet」と言っているネイティブを見たことがある。
正しくは「Please talk quietly」だろう。
案の定、みんなスルーしていたw
巷でよく言われる、「これはネイティブは使わない!」みたいな話があって、
興味があって内容を見てみることがある。
確かにガチクソまずい間違いもある。
ビジネスをする上で使ったら、相手から不信を招くものもあるにははるんだ。
だけど、一方で
「割とどうでもいい」
ってものも少なくないと感じているんだ。
「あなたの英語フレーズ、間違ってるよw」
とウエメセでマウンティング取ってくるやつがいたら、
この画像を送ってあげるといい。
多少間違っていても、誰も気にしねーっつのwみたいな。
間違いを恐れなければ、場数を踏める
間違いを犯すことにビビらないメリットは、
なんといっても場数が踏めるってことだよな。
周囲の目を気にしすぎて、間違いを犯さないように考える人は歩数が少ない。
当たり前だよな? ビビっていたら場数が減る。
その逆に間違いにビビらず、ガツガツ進みながら改善していく人は
経験値が貯まるので早く成長できるっつー話なんだ。
オレがアメリカの大学にいた時に、衝撃を受けたエピソードをしたい。
とある生徒は先生からの問に対して手を挙げ、当てられた。
なんと、彼は当てられてから
その場で答えを考え始めたんだ。
いや、おかしいだろw
確証を持った答えがないのに、なぜ手を挙げたしww
でも、アメリカの大学ではこういう人は他にもいた。
最初はオレは度肝を抜かれたけど、
そういう人はバンバン間違えるけど、その後はたいてい
まともな答えを出すようにアップデートしていくんだよな。
間違いの中で経験を積んで上達していくやり方だ。これには感心させられた。
だからオレも途中からビビらなくなった。
バカにしたきゃ勝手にしろよw
帰国したらテメエらとはどうせおさらばよ。留学の恥はかきすて。
この勢いで講義に参加していたことで、
オレはみんなから覚えてもらえるようになったし、
ちゃんと単位を取得することができたぜ。
今回は以上だ。
英会話をする上で、いちいちビビるな。
どうせ他人なんて、あなたのことなんてしっかり見てないw
英語は…いや、英語に限らずあらゆる挑戦は、厚顔無恥になったやつが一番成長する。
ホラ、オレを見てくれよw
これまでビジネス記事を書いて、どんだけバカにされてきたと思ってるんだw
何度も炎上したし、何度も罵詈雑言を受けてきたけど、
それでも気にせずに書き続けてきた。
そのおかげで今はかなり筆力が高まったぜw やっぱ失敗してナンボよなw
参考になれば幸いだ。
もうイチイチ、ミスにビビるなよ。ハゲるぞw
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