【初心者向け】英語学習1年目に読んでおきたかった神本 トップ10

今回は【初心者向け】英語学習1年目に読んでおきたかった神本 トップ10について解説していく。出版不況とか読書離れが叫ばれる現代だけど、世の中にはまだまだあなたの知らない神本が眠っている。

「人生は自分ひとりで変わらない。たった一人の恩師、たった一冊の良書との出会いによって変わる」という言葉があるけど、これはまったく大げさではなく本当にいい本との出会いは人生を変えてくれる。黒坂は20代からの10年間で3000冊読書をしたけど、人生の節目節目で何度も何度も素晴らしい本との出会いで人生を救われた経験をした。

でもさすがにこの3000冊全部を紹介すると6000時間以上かかるので現実的ではない。そこで黒坂のビッグデータの中から「英語学習者は必ずこの10冊を読んでおけ」と心から勧めたい本に厳選してお届けする。もしも自分がタイムスリップして、英語学習に苦しんでいる時期に戻ることができるなら、迷わずこの10冊だけでも脳死状態で読めと勧めるものだけを厳選した。選出したポイントは2つ、1つ目は現在の英語力に限らず英語を勉強したい人には役に立つけど、特に英語学習初心者に読んでもらいたいこと、そしてもう1つはこのチャンネルの過去動画で書籍紹介で取り上げていることだ。

いきなり1位から順番に取り上げていく。ではいこう。

 

1位:超勉強法

英語学習1年目に読んでおきたかった神本、1位は超勉強法。

自堕落でカイジそのものの生活を送っていた黒坂の人生を、勤勉の勉強家にひっくり返して英語力をつけてくれるきっかけになったおすすめの1冊。

この本はそもそもなぜ我々は勉強するべきか?ということを教えてくれる。「んなもんいらねえ、英語力を伸ばす方法を教えろやゴルァ」と思うかも知れないけど、ここがブレると技術だけ知って勉強を始めても100%途中で止まる。英語の勉強をする時はテクニックばかりを追いかけるのではなく、そもそも英語の勉強をする目的をしっかり認識しておくことで途中でブレずに最後まで走り切る強さを得ることができる。

さて、昆虫をはじめとするあらゆる生物は遺伝子ですべてが決まる。こいつ、いきなり生物の話を始めたと驚かずにまあ聞いてほしい。馬は生まれつき一生馬にしかならないし、サラブレッドで活躍するかどうかは生後の訓練より元々持っている遺伝子でほぼ100%決まる。ところが、我々人間は学習によって人生はいくらでも変えられる。ママのお腹にいる時から、外界の音の中から母親の声を選んで聞くなど、生まれる前から学習に特化した特殊な生き物が人間なんだ。「せやかて、人生は遺伝子ガチャで決まるっしょ」と反発する人もいると思う。確かに遺伝子や実家の太さの影響は無視できない大きさはあるのは知ってる。だけど、反発を恐れずにいえば「いやいや、ガチャにビビって戦う前から戦意喪失するなんて、さすがにザコすぎないか?」とスリッパでバシコーンと後頭部をはたいてやりたい。何を隠そう、自分は盛大にガチャに外れた側の人間だ。実家の太さではなく、むしろ細さを自慢してきたし、就活時に就職氷河期とリーマンショックを両方食らうナイトメアな体験をしたけど、そんな自分が学習によって道を切り開いたという自負がある。

この本は人間は何歳からでも勉強をすることで人生を変えることができるし、むしろどれだけ実家が太くても遺伝子に恵まれても無勉強で世の中を勝ち続けられるほど競争社会は甘くない、何歳になっても勉強し続けることが最も重要だよと教えてくれる。英語の勉強についても、生まれつきの頭の良さとか年齢ばかり気にする人は非常に多い。正直、そういう人が「怠惰な私でもスクールに入れば、布団叩きでケツを叩いて半強制的に引っ張っていってくれる!」みたいに受身の姿勢で勉強を始めても絶対最後まで走りきれない。悪いが布団叩きはあなたのケツを叩くものではなく、布団を叩いてホコリを取るものだとマジレスさせてもらう。

勉強の途中で、「このままやってもうまくいかないのではないか」と不安になるし、そもそも勉強の目的や意欲について何も知識がなくて始めても継続する技術がないから。でも、何歳からでも人間は学習によって人生を切り開けるという本質を心から理解できれば、一度は諦めた英語の夢もまた走る勇気が湧いてくるはず。正直、1000円ちょっとでこんなに有益な気づきが得られるなんてとんでもないことだと思う。自分はこの本に出会っていなかったら、確実に悪い方に人生を送っていたと断言できるので、本当にこの一冊の本との出会いで救われたと感じる。

 

2位:超独学法

英語学習1年目に読んでおきたかった神本、2位は超独学法。

40代以降の年代にとって勉強をする、スキルアップをすると聞くと教室で教師から講義形式で教わるというイメージを持っている人も少なくない。スクール形式の学習には大金がかかるので、勉強をするにはスクールの充実した都市圏に住み、教育資金を投資できる大金が必要と諦めている人もいる。特に英語の勉強といえば英会話実践訓練と広告で札束ビンタを食らってる人も多いから、はじめから独学というスタイルを選択肢に入れない傾向が強い。

でも時代は完全に変わった。もはや、知識を授かるだけならスクールも教師も必要はない。記事や動画はいくらでも無料でネットで出てくるし、英語がわかれば海外の一流大学は無料でネット上で講義を公開している。このような時代は「独学はお金がない人が仕方がなくやるしかない」という後ろ向きのイメージではなく、むしろ効率的で他の学習者の進行を待たずに、ドンドン自主的に進めていけるスタイル、これからの時代はすべての人が独学の達人を目指すべきだという認識こそが正しい。

そのことを歴史、異文化、教育学の観点で解説したのがこの本。「独学は無限の可能性を持っている」というグッと心を掴まれる出だしから始まり、独学がいかに優れた学習スタイルか?独学は技術であり、独学ができる人は一生成長し続けることができどうしてもついてしまう格差の上流に行くことができると独学の素晴らしさを説いている。

忙しくてスクールに通えなかったり、生活が苦しくて勉強する経済的余裕がない人は劣等感を覚える必要なんてまったくない。ここでバケツいっぱいのフリスク一気食いで目を覚ましてクレメンス。あらゆる制約は人をクリエイティブにする。お金や時間の余裕がないからこそ、独学で道を切り開くことができる。

 

3位:英語上達完全マップ

英語学習1年目に読んでおきたかった神本、3位は英語上達完全マップ。

いつの時代も英語学習界隈には「たった1ヶ月で英検に合格」とか「楽して英単語を暗記する」みたいなウソとデタラメで煽り、英語学習の悩みやコンプレックスを刺激して課金させるものが非常に多い。今はおかしな学習法は一瞬で炎上するし、学習者側も情報リテラシーが高まったので睡眠学習とか、聞き流し勉強法みたいな秒で詐欺詐欺ProMaxとわかる教材は姿を消した。でも一昔前は解説系YouTuberもいなかったので今以上にデタラメ教材がボロ儲けしていた。

しかし、今から20年前の2004年に突如現れたのが英語上達完全マップというサイトだ。後に書籍化されたこの学習法を一言で言えば「英語のリアル」を正しく教えてくれる。英語学習初心者にとって、「英語がペラペラ話せる状態」なんて、まるで目の前でドラゴンを召喚する魔法のように感じられるかもしれない。どうしても遠い存在でまったく実感がわかない英語ができる状態なので、英語力を身につけるとっておきの裏技、とか魔法みたいな物理法則を全無視したトンデモ理論に飛びついてしまう。

そんな迷える英語の子羊に対して、本当に英語力ゼロから上級者までの道のりを示してくれるマップがこの本だ。辛口だけど真実をズバリついてくれる。「日本人は読み書きはできても会話ができない。基礎や読み書きはもういいから、英会話実践訓練に集中しよう」という世間の風潮がとんでもないズレた認識だと反論する。「まったく違う。日本人は会話力は絶望的で、読み書きはおろか、英文法も骨粗しょう症患者のようにガタガタな状態。会話以前にまずは基礎を鍛える必要がある。英会話は基礎やインプットの後で仕上げにやるもの」という極めて正しい評価をしてくれている。

この本で言われていることは英語学習の本質そのもの。黒坂の提唱する英語多読はもちろん、それ以外の学習メソッドで英語の勉強をしているすべての日本人が知るべき英語の勉強の本質を学べる。特に英語のリーディングパートについては、「パラグラフリーディング、速読術みたいな小手先のテクニックばかり意識せず、まずはゆっくりでもいいから正確にリーディング読める状態を作れ。精読に慣れたら自然に速読になる」とか「英語上級者ほど、アウトプット偏重以前に膨大な大量リーディングの多読に英語力を支えられている」と激しく同意、略して禿同としか言いようがない解説をされている。

目移りするほどいろんな学習法に迷う事が多い令和の今こそ、ゴールへの地図を持つためにしっかり読んでおきたい一冊。

 

4位:上達の法則

英語学習1年目に読んでおきたかった神本、4位は上達の法則。

この本は一生脱初心者ができない人と、どんな分野でもスルスルと上級者に上り詰める人の差を科学的に分析したもの。英語学習はもちろん、将棋、テニス、自動車の運転、どんな分野でも通用する「上達するための法則」とは一体何で、何が重要でどう押さえれば効率的に脱初心者ができるのか?ということを技術的に説明してくれている。

本書の素晴らしい点は、「上級者の視点」を余すことなく共有してくれていること。上級者になると疲れにくい、ミスが少ない、1を知って10を学ぶ、変化に強い、スキルが衰えにくい、やる気が落ちなくなるなど、ざっと3000万個くらいメリットがある。こうした初心者が全く見えない雲の上の上級者の視点を冷静に教わると同時に、どうすればその上級者に到れるかを示してくれる。初心者の内から上級者の世界を見ることで、自然にそこに至る道筋が浮かび上がるので絶対に読んでおいて損はない一冊。

5位:英語は10000時間でモノになる

英語学習1年目に読んでおきたかった神本、5位は英語は10000時間でモノになる。

本書は習うより慣れろの重要性を説いている。英語の勉強をして基礎を身に着けた後は、1万時間を投下してインプットで多読多聴、アウトプットで膨大にライティング、スピーキングをすることで英語力をものにできると言っている。

1万時間勉強、というと気が遠くなりそうだし人によっては「いやいや、1万時間も投資できる余裕もないし、仮にそこまで頑張って英語を活用できないリスクがあると想像すると怖くてできない」という反応もあると思う。もちろん、本書はそんな誰もが抱く不安を台風の日の傘のように吹っ飛ばしてくれる。ここで言う1万時間とは、忙しい日常生活に別途時間を確保して机に向かう必要はないよと言っている。そうではなく、日常生活を英語で過ごせという提案なんだ。

毎日読む日経新聞やYahooニュースの代わりにJapan Timesを読む。日本語のニュースを聞き流す代わりに、NHK英語ニュースを英語で多聴する。日本企業ではなく、外資系やグローバル企業で毎日仕事で英語を使う。YouTube動画は日本語ではなく、英語圏のものを見る。洋書を読んで英語でレビューを投稿して、著者や他の読者と英語で交流する。外国人の友だちを作って英会話を楽しむ。あれ?肉体は日本にあるけど、脳みそは完全に英語圏にいるよね?そう、著者はこの状態を脳内留学と呼んでいる。毎日勉強時間を確保して必死に努力をするのではなく、日常生活すべてを英語にすることで細胞のミトコンドリアレベルに英語を染み込ませて自然に上級者になろうという提案をしている。

「そんな、今の初心者の段階では到底そんなレベルなんて想像できないよ」と思われるかも知れない。多くの初心者が挫折する理由の一つに「今から英語を勉強してたとえものになっても、活用法がわからない」というものがあるけど、この大きな不安材料を完全に破壊できる意義は大変大きい。そう、英語力を身に着けたら日常すべてを英語で過ごすことで情報力アップ、ビジネス戦闘力アップ、コミュニケーション力アップ、人脈アップと様々なメリットの恩恵を受けられる。英語を勉強しない理由なんてどこにもない。

 

6位:東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法

英語学習1年目に読んでおきたかった神本、6位は東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法。

東大法学部首席卒業、財務省勤務を経てハーバードロースクール、東大博士号取得。これだけ聞くと人間やめたターミネーターにしか思えない。この経歴だけを聞くと「スーパー天才の私が、地上のゴミムシどもに教える一秒で一生忘れない神速暗記術」みたいなことを言い出しそうなイメージがあるかもしれない。でも違う。実はめちゃめちゃ地味で堅実。スーパーエリートがやっていた勉強法は極めてシンプルで、テキストを7回繰り返して読むというもの。

著書は本書の中でこういう。私は天才ではないと。いやいや、いかにも子供部屋おじさんが掲示板に書き込みそうな「僕が考えた最強の天才」みたいな神ってる経歴してそれはねえよw と思ったかも知れない。でも東大や財務省にはどうやっても勝てない天才をたくさん見てきたので、自分が天才でないことはよく理解していると言っている。なるほど。そうだよね。優秀な人がいる場所に身をおいているんだから、当然上には上がいるわけで我々凡人以上に天才の圧倒的すごさに挫折した経験があるはず。

天才でない自分が天才と並ぶには、努力の質では勝負にならないので努力の量を差し出すしかないという。といってもテキストを100万回読み直せと言われたらターミネーター待ったなしになりそうだけど、そんなに回数は要らない。7回、たった7回でいい。「7回か、7回なら自分にもできそう」この最初のハードルの低さが本書ヒットのきっかけになった。もちろん、脳みそアウストラロピテクスで、考えなしに7回読めばすべてが完全に頭に入る、なんて言わない。読み方にはコツがあって、1回目はサーチライト読み、3回目はレーザービーム読み、みたいな読み方の技術を身に着けた上で読んでねという話。

本書を読んで個人的に響いたのは、効率的な読み方の技術以上に「繰り返し同じテキストを読めば、誰でも何歳でも全体的な内容が自然に頭に入る」という再現性の高さが素晴らしいと感じる。夜神月みたいな天才でも、ナタやツルハシ振り回す暴走族でも、ゲートボールが趣味のおじいさんでも誰がやっても全員に再現性がある。1回より2回、3回より4回繰り返し読めば着実に知識は入っていく。我々天才でない凡人ほど、たった1回見て「こんなの難しい。覚えられるわけがない」と千歳飴を食べそこねた子供みたいに地面に転がって騒ぎ立てる。いやいや努力の基準値が低すぎクソワロタと自分で思わないの?スーパー天才的な結果を叩き出した著者でも7回は読もうと言っているのだから、我々凡人は10回、20回は平気な顔で読まないでどうするの?スーパーエリート以下の努力量でなかなか覚えられないよというメンタル幼稚園児は、おしめを卒業するところから人生やり直せといいたい。

 

7位:終わらす技術

英語学習1年目に読んでおきたかった神本、7位は終わらす技術

本書の内容を一言でいうと、完璧主義ではなく完了主義になれってこと。英語の勉強でいえば、永遠に初心者を抜けられない人は、完璧になるまでずっと同じ場所で足踏みをし続けてる。分厚いテキストは最初の10ページは記憶がしっかり定着してるけど、それ以降は完璧になるまで止まってるから全然頭に入ってない。もっといい方法はないかと、いろんな勉強法やテキストに手を出してどれも中途半端。単語の暗記を始めたと思ったら、そういえば文法もやらないととあっちいったりこっちいったりしてしまう。

今いったすべての課題を解決してくれるのが完了主義。1つ1つを着実に終わらせる。1つを終わらせると次の課題がやってくるので、それもまた確実に終わらせる。これを繰り返しながら確実に最後まで終わらせる。一度最後まで終わらせたものを2周、3周と周回することは新規でやるより簡単だし、着実に頭に知識が定着する。完璧を目指すのではなく、完了した状態を目指す方が論理的に得だよという話だ。

英語以外でも同じ話が言える。偉大なる芸術家、映画監督、漫画家、クリエイターの共通点は多作であるということ。ピカソは最も多作な作家として、ギネスに認定されている。約78年の芸術家人生を通じて、約15万点の作品を制作した。単純計算で毎日5つの作品を78年作り続けた計算になる。途中で投げ出さず、1つ1つの作品を完了させた中で、ヒットしたのがゲルニカや、老いたギター弾きだった。でもその一方で、決して日の目を見ることがなかったたくさんの作品もある。じゃあそれらがムダだったかというとそんなことはなく、少数のヒットは膨大な多作の結果生まれている。一発目でゲルニカは描けないって話。同じく、エジソンが白熱電球を発明したのは、膨大な試作品を完了させ続けた結果なんだ。一発目で白熱電球は作れなかった。成功の前提にたくさんの完了済の試作品が必須だと理解しよう。

黒坂も多作を心がけてる。これまで動画や記事をたくさん作ってきたけど、その時に意識しているのは「自信がなくても、完全じゃなくても、とにかく最後までやりきって作品として世の中に出すこと」。もちろん、気合を入れて何度もリライトして出した記事や、1ヶ月以上企画を練って撮影した動画が全然見てもらえなかったり、辛辣な評価を受けることだってある。だけどその逆に軽い気持ちで出した作品が、思わず大きな反響があったりすることもある。大事なのはまず目の前の一つを最後まで終わらせること。

 

8位:ロングゲーム

英語学習1年目に読んでおきたかった神本、8位はロングゲーム。

この本を一言でいうと、世の中のあらゆる挑戦は短期ではなく長期戦で戦いなさいということ。フルマラソンを全力ダッシュする人がいたら、みんなその人のことをペース配分を考えないバカだと思うはず。でもみんな英語学習の立場になると、まさにバカにして笑っていた人がまんま、ペース配分という同じミスをやらかす。英語学習は誰がどうやっても、年単位の時間がかかる長期戦。それなのにたかだか1回や2回、数週間やって思うような結果が出ないと大騒ぎして放り出す人が9割。何かあるとティファールも腰を抜かす勢いですぐ脳みそ沸騰する人たちにいいたい。あなたはそもそもゲームの勝ち方をわかってやってますか?と。硬いあずきバーでドタマかち割って冷静さを取り戻してくれるのがこの一冊だ。

どんなものでもタイムアタックにすると難しくなる。50mを最後まで完走しろと言われたら、未満児から杖ついたおじいちゃんまで全員ゴールできるけど、7秒以内に走れと言われたらいきなり難易度がぶち上がる。資産運用でいえば、20年、30年の長期投資で利益を出せと言われたらめちゃめちゃイージーだけど、2日、3日以内に確実に利益を出せと言われるとプロトレーダーでもむちゃくちゃ難しくなる。英語学習も同じ。2年、3年でやれと言われたら何歳でも仕事や育児をしながらでも、現実的に十分到達可能だけど、2ヶ月、3ヶ月以内にこの単語帳の単語を暗記しろと言われたら完全に人を選ぶ。

だから「いつまでにこのテキストを終わらせる」、英語学習で期間目標は決めるな。100%、絶対にその通りにいかないから。あらゆる挑戦で最も再現性高いのは長期で努力を継続すること。そして最も難しいのはその継続をすること。期間目標を決める行為は、ただでさえ難易度の高い努力の継続に、自ら時限爆弾を仕掛けるくらいアホな戦略。人事を尽くして天命を待つ。毎日、スキマ時間をかき集めてコツコツ積み重ね、質の高い努力になるように勉強法を何度も繰り返して学び直したら論理的に考えて、成功は時間の問題と言えるはず。毎日コツコツじっくり続けていこう。

 

9位:絶対悲観主義

英語学習1年目に読んでおきたかった神本、9位は絶対悲観主義。

英語学習者は「やる以上は絶対に成功しなければ」と強烈な成功への呪縛で自らをがんじがらめにしてしまう。だから勉強をスタートすると失敗の数や失ったもの、できないものばかり選んで数えてしまう。「せっかく時間を使って頑張ったのに単語を忘れている。まだまだやらないといけないことは無数にあるのに、入口で躓いている自分。ああ、情けない」そういう感じ。でも冷静に考えたらこれは感情的過ぎるしまったくロジカルではない。確かに前覚えた単語を忘れたらショックかも知れないけど、なぜあなたはフェアに覚えた単語の数もカウントしないのですか?といいたい。覚えてない単語が10個ある、忘れてしまった単語が10個あると失ったもの、ないものばかり数えるくせに、なぜすでに暗記が完了した500個、1000個の単語を数えない?あなたがターミネーターなら、「覚えた単語1000個、暗記未完了の単語10個、忘れた単語10個、トータルでは覚えた単語が980個で優勢。勉強した意義は大いにあった。投下した時間と労力はすでに十分報われている」と論理的に考えるはず。

ではなぜそうならないか?それはあなたを含めて、ほとんどの人間は中途半端な悲観主義だから。悲観主義なので物事の悪いことばかり見つけることにかけてはウォーリーを探せ並みに本気になり、せっかく授かった想像力という才能をまだ何も起きてない未来を悲観一色に考えて嘆き悲しみ続けることに使ってしまう。まさしく才能の無駄遣い。そのくせ、成功への期待値は尋常じゃなく高く、「今どき、普通は年収1000万円くらいはもらえるっしょ」と労働市場の感覚がバグった子供部屋おじさんの就活並みに高望みになる。いやいや意味が変わらない。

やったことがない領域は、思い通りにならないことは当たり前であり普通。挑戦者はさっさとそのことに慣れろとこの本は教えてくれる。絶対悲観主義といっても、ひたすらネガティブにウジウジ考えろというのではない。一言で言えば、やる前からムダに期待するなってこと。中途半端に悲観主義でそのくせワンチャン天から千載一遇のチャンスが降ってくるかもという生粋のギャンブラー思考を止めて、日々やるべきことを淡々とやれという話だ。英語は感情で攻略するゲームじゃない。感情を排除できた人からゴールできるゲームだ。

でも自分も偉そうなことは言わない。昔はガッツリ悲観主義だった。黒坂は人生で初めて週末起業する時は「きっとすぐに大儲けできるぞ。稼ぎ過ぎたら税金の支払い大変そうだな」みたいに考えたけど、まっっったくダメダメだった。初年度の収益は800万円くらいいくかなと思っていたけど、売上は0円。初年度はなんと、1円も稼げなかった。最初は見事に死ぬほど期待値が高かったからさすがにがっくり来た。でもその5年間は心を入れ替えて期待値ゼロで毎日やるべきことを必死にやり続けたら気がつけば本業の収入がなくなっても生きていけるようになったという感じ。完全脱サラしたのはそれから5年位先の話だ。

失敗する人は短期的にポジティブで長期的にネガティブ。有り金をすべて博打で溶かす養分思考の人は自分の将来は絶望的で何の希望もないと信じ込んでいる一方で、手元に1万円が入ったら「今後こそ大勝ちできる」と馬券を買ったり、パチンコ屋で玉をだす。その一方で成功する人は思考が真逆。長期はポジティブ、短期はネガティブに考える。短期はネガティブだから「まあやってすぐうまくいくわけがない。失敗もたくさんすると思うけど、腰を据えてじっくりいこうや」という思考で失敗してもイチイチ落ち込まない。なぜなら短期的にドカンと成功するなんて1ミリも期待してないから。でも長期的にはきっと自分はうまくいく。身になる勉強法で取り組んでいけば、論理的には成功は時間の問題だと確信を持って取り組む。短期的な結果に一喜一憂しないから長期で継続できる。こういう思考。

 

10位:DIE WITH ZERO

英語学習1年目に読んでおきたかった神本、10位はDIE WITH ZERO。

アメリカ人は亡くなる直前に最もお金持ちになる人が圧倒的に多く、若い頃から老後を見据えた準備なんて本当にくだらないから今すぐやめて、目の前の時間を精一杯生きろと説いた本。

この本は英語学習ではなく、人生論やマネー本に近いけど、学習者にも通じる点は非常に多い。すべての人間にとって人生の時間は限らえている。その時、その年齢でしかできないことはあまりにも多いのに、人はお金の力を過大に評価し、時間の力を過小評価しているために今という若さを使って、年を取った後のお金を優先してしまう。「今は忙しいけど落ち着いたらまた英語をやろう」そういってその後、英語をできた人なんて世の中にはいない。なぜなら今すぐなんとかできない人は、年を取って体力も衰え、親の介護が始まったらもっとできなくなるから。

肉体の衰えは運動で取り戻せるし、人間の脳は年をとっても衰えは思ったより小さいし、使えばまた能力を復活できる。最も恐ろしいのは、肉体が衰えること以上に気持ちが老化してしまうこと。医学的、脳科学的に人間は脳の感情や意欲を司る前頭葉から萎縮することがわかっている。やりたいことを先延ばしにして、将来の備えのために毎日ストレス漬けで夢も希望も持たない生活を続ける人ほど、ドンドン前頭葉が衰えていく。そうなれば、英語の勉強をやろうという気持ちそのものが消えてしまう。

人生はやった後悔は時間の経過で甘美な思い出に変わるけど、やらなかった後悔は時間の経過でドンドン後悔の気持ちが大きくなっていく。亡くなる瞬間に誰もが感じる悔いは「もっと挑戦しておけばよかった」というもの。いつまでもチャンスは待ってくれないし、あなたが今すぐやれないことは時間を置くともっとやれなくなる。だから今すぐ英語をやろう。

 

今回は以上だ。「今どきYouTubeの要約チャンネルがあるから本はコスパ悪い」という意見がすごく多い。でも実際に読書と動画は理解の入り方がケタが違う。加えて、動画よりテキスト媒体の方が情報量が圧倒的に多い。動画になっていない素晴らしい本はたくさんあるので、読書をすることで運命との出会いも確率が高まる。自分は運命の本とは数え切れないほど出会いを果たしてきたけど、人生を変えるような運命の動画との出会いは1度あるかないかくらい。人生を変えたければいい人と出会うか、いい本と出会うことを勧めたい。でもいい人と出会うには自分も相応のいい人でなければ相手にされないので、それなら読書を通じて出会った方が同じ時間を使うのでも期待値が大きいと思う。

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