「自分は挫折して苦労したから、子どもには英語力を」という親が幼児教育に失敗する理由と解決法

オレだ。

最近、オレのブログの記事を読んだ読者さんから

「ウチの子どもに英語力を付けたいけど、どうしたらいい? てめえの英語多読は使えるのん?」

という問い合わせを頂くことがある。

 

その気持ち、同じ親としてハゲるほど分かる。

 

日本だけじゃないけど、

幼児教育熱はすさまじいものがあるよな。

色んな習い事がある中でも、

特に人気なのが「英語学習」なんだ。

 

「愛する我が子に英語力を授けたい」

そんなあなたの気持ちに共感はするけど、待ってくれ。

 

一生懸命、子供に英語を教えたい親が見落としている重要なポイントがある。

オレからの結論は次のとおりだ。受け取ってくれ。

 

結論

子供に英語力を授けたいなら、

べらぼうに学費が高い塾に通わせるより、

 

親が英語を勉強するのが

一番大事だとオレは思ってる。

 

成功させたい人は、下記の内容を実践してくれ。

 

オレはしょうもない個人の感想文を述べて、

あなたが納得しないことはわかってる。

論理的に、説得力のある話をしていく。

ぜひ、このまま話を聞いてくれ。

 

 

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「私はいつになったら英語ができるようになるの?」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」

そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。

あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、

「英語多読」だ。
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この記事の信頼性

人は実績のないやつの言うことは聞かねえ。

だからオレは自分の実績を晒す。

コレを見て、オレの話が信用に足るかどうかを判断してくれ。

この記事を書いたオッサンの正体

オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。

TOEIC985点、英検1級を取得。

米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。

今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。

 

オレはこどおじのように見えて、なにげに4歳の子供がいる。

 

自分の子供を実験台にして、これまで色んな英語学習法を試してきた。

 

・洋書絵本

・海外YouTube動画

・こどもチャレンジ英語

 

その中で良かったことや気づいたこと、

幼児教育についての書籍や知識もガツガツ仕入れてきたので

それなりに役に立つ話はできるはずだ。

 

「このオッサンの話を聞く価値ありそうだ」

と感じたら、ぜひこのまま読み進めてくれ。

 

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親は子供の学習能力に期待しすぎるな

「子どもは若い頭を持っていて、好奇心旺盛だからバンバン自発的に学んでいくはず」

 

そう思い込む親は少なくない。

でもな、それは違う。

ハッキリいって、それは子どもに過剰な期待をし過ぎだって。

 

シンプルに子どもというのは

「未熟な大人」

という位置づけの存在に過ぎないんだ。

 

「子供だから記憶力が凄い!」

「子供だから吸収力高い!」

 

というのは、プラスの面しか見ていない視野の狭い意見に感じるんだ。

 

子供は興味のないことには

1ミリも集中しない。

「将来、英語は役に立つから」

と必要性を説いても、聞く耳を持たない。

 

自分が面白いと思ったものに、トコトンハマるってだけの生物なんだ。

 

だからこそ、必要性ではなく、「好奇心と面白さ」

これを備えた学習環境を用意しなくちゃいけないよな。

 

だけど、多くの親がやりがちなのは、

 

「利用者が多い教材だから」

「先生の質が高いから」

 

という表面的な理由に引かれて、親の目線で子供がやりたくもない教材やレッスンを押し付けちゃう。

やめてクレメンス。

 

うちは子供に見せてせがまれたから、

こどもチャレンジの英語をやらせたが秒速で投げ出したw

どれだけ教材が良くても、興味を持たれなければ無価値だ。

 

「親は英語学習に関与せず、教師任せ、教材任せ」

 

これで子供がモリモリ勉強すると考えるのはやめてクレメンス。

カネと時間を失うだけだ。何より、押し付けられた子供がかわいそうだ。

 

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子どもだからこそ、英語学習は簡単ではない

「子供だからこそ、英語学習は簡単ではない」

オレはそう思ってる。

 

中学生、高校生に英語の必要性を訴えるなら、

「志望校入りたいなら、英語やれ。モテたいなら英語やれ」

といえばいい。やるやつはやる。

 

「ブラック企業じゃなくて、大手ホワイトでキャリアスタートしたいなら英語やっとけ」

ブラック企業にビビる大学生には、こう言っておけばいいだろう。

 

大人からの英語学習者には

「カネほしいなら英語やれ」

そういえば頑張り始める。

 

シンプルに

「英語は自分の人生に必要」

って心底思えば人は本気で動くんだ。

 

けどな、子供にはこの

「必要性を訴える作戦」

がカスほど効かない。

 

ま、当たり前だよなw

子供は1秒先の未来すら予想することを拒んで、

徹底的に「今、この瞬間」に生きる動物だ。

「英語をやれば将来役に立つぞ!」

と言われても、「楽しくないからイラネ」と返ってくるだけだ。

 

となると、英語学習をさせるには、「楽しく学習させる作戦」これしか通用しない。

楽しい英語学習の要素は、

 

・理解できる

・興味がある

 

この2つの条件を満たさなくちゃいけないよな?

 

うちの子はお正月にカルタにハマった。

 

カルタならルールもシンプル、アッサリ理解できるからなw

けど、麻雀を教えても間違いなく興味を示さないだろう。

なぜなら、麻雀のルールは子供には難しすぎて理解できないからだ。

 

そして大半の親にとって「楽しく英語学習する方法」なんて、

どうすればいいかわからないはず。

 

親が楽しい英語学習環境を作ってやるどころか、

「むしろ、そんな方法があるならオレが知りたいわw」と思っていることだろう。

 

子供に英語の必要性を訴えても通じない。

英語を理解させ、楽しい環境づくりがムズい。

 

この2つの事情から、ほとんどの親が子供に英語力を付けさせることに失敗しているんだ。

 

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親が英語ができないと、子供もできない理由

「自分は英語で苦労した、挫折した。だから子供には英語力を授けたい」

 

そんな親がいる。

 

けど、オレはハッキリあなたにいう。

この願望が叶うことはほぼない、と

 

あなたもなんとなく察しているはずだ。

言っておくがオレは

「親の遺伝子が優れていないと、子供に英語力なんて身につかない」

って意味じゃないからなw

 

そうじゃなくて、子供が言葉を覚えていく上では、

周囲のサポートが鬼のように重要だって話なんだ。

 

親が英語ができなければ、サポートは当然できないだろう。

 

子育てをしたことがある人なら分かるはず。

子供が言葉を覚えていくプロセスは、

要介護状態のジイさんへの世話の100倍は手間がかかるよな?

 

「キンキュウジタイってなに?」

「ガソリンと燃料とオイルってどう違う?」

 

一日中、鬼のように子供から質問を浴びせられてしまう。

その都度、「これはこういう意味な。覚えとけ」と教えている親もいるはずだ。

 

オレはこの記事を書いている時点で、4歳の子供に英語を教えている。

言っておくが、毎日鬼のように質問されるからなw

 

「indoor skydivingって日本でも遊べる?」

「アメリカは車でどのくらいかかる?」

「fuelとgasolineとoilってどう違う?」

 

オレは毎日、質問攻めを食らっている。

子供から質問を受けた時は、ちゃんと答えを教えるか、

答えのたどり着き方を教えないとダメだ。

 

なぜって子供は「理解できない→学習意欲を失う」になるからなw

そりゃそうだ。

誰しも、質問をした瞬間が、一番「もっと知りたい!」と思っている。

それなのに親に質問をしても、「分からない」とか「自分で調べようね」とか

テキトーに突っ返されたらやる気がウンコになるだろう。

 

教材任せ、先生任せでは子供の英語力は身につかない。

まずは親がリードできなくちゃ、子供に英語力が身につくことはないだろう。

 

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幼児は海外動画、小中学生には英語多読がオススメ

さて、ここまで割と厳しい話が続いたけど

一応はオレは自分の子供に英語を教えて、

今の時点ではかなりガッツリと英語にハマらせる事ができた。

 

最近はこんな感じだ。

 

オレは自分の子供を使った、数々の人体実験を経て、

子供の英語教育の結論を自分なりに持っているつもりだ。

 

ズバリ、幼児なら動画、

小・中学生は多読でおk。

 

ここからはその根拠を語っていく。

 

まず幼児は字が読めない。

うちの4歳の子供も日本語も英語も一文字も読めない。

でも動画なら分かる。

YouTube動画には無料で無数の有益な動画が転がっているんだ。

 

毎日、夢中になって見ているんだけど、

英語の発音はネイティブ英語の耳コピをしているから、かなり上手だ。

ドンドン英語フレーズを覚えていくので、

日本語と英語が交じるセンテンスなんだけど、

最近は英語の使用比率が高まってきているのを感じる。

 

小学生、中学生になれば英語多読でいいと思う。

その1つの事例が小学6年生でTOEIC980点を取得した藤田紅良々(くらら)さんだ。

 

<参考>くららさんの天才的な英語力は、過去の記事で取り上げているから見てくれ。

留学なし独学でTOEIC980点!藤田紅良々さんの英語多読勉強法は再現性があるかを解説する

2021年2月3日

 

幼児は動画、小学生・中学生は多読というのは、

最初にオレがいった「興味がある」「意味が理解できる」の

2条件を満たせるような素材を渡してあげればいい。

 

オレの長男は自動車とか、食に強い関心があるから

そういう子供向けの海外番組を見せたらガッツリハマった。

 

長男「パパ! indoor skydivingはヘルメットをつけて空を飛ぶんだよ」

 

てな感じで子供の方から動画を見た感想を教えてくれる。

それと同時に色んな質問を聞いてくるから、その都度答えてあげれば

「分かる」「楽しい」が増えてきてますますハマるという循環を作れるんだ。

 

オレからは以上だ。

 

子供の英語学習は、

どこまでいってもまずは親が

英語学習の環境づくりをしなくちゃいけない。

 

子供からの質問に対して、スパッと適切に答えられる知識が必要になってくる。

「自分が苦労したから、子供には英語をさせたい」

という親は待ってくれ。まずは自分が英語をやってくれ。

そうしないと子供に教えることはできない。

「子供は親から最も多くの学びを得る」

この原則を忘れないでくれ。

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