【2025年最新】おすすめのレベル別英語ニュースサイト25選!英語多読リーディングに!(スマホアプリ/初心者)

今回は英語多読リーディング素材!無料で使えるおすすめの英語ニュースサイト25選というテーマでお話をしていきます。これまで英語多読素材に最適なのは英字新聞だと一貫してお伝えしてきました。ニュースサイトは無料でスマホ一台でいつでもどこでもアクセスできる一方で、有料で自宅に届く新聞と比べると読むための外圧、強制力がありませんからね。でもどうしても時代の流れというか、「新聞紙?天ぷらの揚げ油の処理に使う専用アイテムでしょ?」とか「昭和時代に父親が新聞を読みながら朝食を取っていた古代文明の一つでしょ?」こういう新聞を知らない令和キッズも増えてきたので、この動画で子供向けから超上級者レベルまで幅広く使える英語多読に最適なニュースサイトを解説します。

ちなみに英語ニュースサイトと英字新聞の違いや特徴、毎日リーディングすることのメリットや勉強法については過去動画ですべて詳細に解説していますのでこちらもあわせてぜひ見ておいてください。その上でこの動画を見ることで英字新聞、英語ニュース読解のメリット、勉強法、ついでに宇宙の面積まですべてを理解することができます。

【2024年 初心者向け】英字新聞の多読リーディングの独学勉強法・完全解説(ジャパンタイムズ/無料/オンライン/選び方/どこで買える)

そしてただ解説するだけでは視聴者はどれを選べばいいか迷うと思うので、あなたの代わりにどのサイトがベストかを黒坂がバシッと結論を出します。黒坂はメディアの仕事もしているので毎日仕事で読んでいますし、記事を書く側の立場でもあるので英語力が伸びるというだけでなく、効率的で有益な情報収集の観点でもおすすめのサイトの結論を出します。ではいこう。

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1章 子供向け/超初心者レベル・英語ニュースサイト

さて、1章では子供向け、もしくは超初心者向けのニュースサイトを紹介します。初心者と子供向けの違いは、英語の難易度の違いというより、記事の内容の違いです。子供向けのニュースサイトは難しい政治、経済記事が少なく、「季節を感じる素敵な夏休みの過ごし方」みたいな教育的な記事も多めとなっています。あくまで子供向けなので、大の大人が読むには一般的ニュースサイトほど目新しい発見は多くはありません。が、英語、記事の内容ともに最も難易度がやさしくなっているので英語も国語力もまだまだ超がつく初心者レベル、という人は覗いてみる価値はあると思います。

最初に結論を言うと、複数あるニュースサイトの中で、DOGO Newsが一番おすすめです。理由は3つあります。理由の1つ目は英語ニュースサイトでありながら、英語を外国語として学ぶ日本人が読みやすい英語で書かれているということ。理由の2つ目はSimplifiedを選ぶことで、英語だけでなく記事の内容も子供が読んでも理解できるくらいやさしく書かれていること。理由の3つ目は記事を読むたびにコメント欄に感想を書き込むことで、英作文の練習にもなります。

このサイトは全体的にアメリカニュース多めではありますが、ワールドニュースでは日本のニンテンドーミュージアムが取り上げられていたりして、世界のニュースにも触れられます。ではその他のニュースサイトも含めて比較しながら解説をしていきます。

1. TIME for Kids

世界的なインテリ誌として有名なあのアメリカのタイム社が発行する、子供向けニュースメディアです。

記事はニュースもありますが、全体的に教育的な内容が多く、環境問題、科学、歴史、社会問題など幅広いジャンルをカバーしています。内容がネイティブの子供向けに書かれていて、英語もシンプルで理解しやすく簡単な単語が使われているので、子供だけでなく、英語学習初心者向けです。子供向け記事の中でもさらに4つに細かくレベル分けがされているので、英語レベルに応じて使いやすくなっています。

学校の教材として使われることも多く、教育的なテーマや読解力を養うための内容が豊富です。

注意点として英語の難易度は低めですが、基本的にはアメリカの内容が中心で、アメリカの文化や社会に基づいた内容が多め。加えてニュースより教育的な読みものが多めなので、日本国内のニュースや時事ニュースを求める人向けではありません。ベストな読者は中学生の英語学習者でしょう。

 

2. DOGO News

DOGO Newsは英語を外国語として学ぶ人向けのニュースサイトです。記事はリーディングレベルを難しい「Original」と簡単な「Simplified」から選べます。最初に「Simplified」を読んで内容を掴んだ上で「Original」を読むのもおすすめ。難しい単語は青文字でハイライトされていて、クリックで意味や発音記号を確認できるようになっています。

DOGO Newsの特徴はコメント欄があって、記事を読んだ他のユーザーのコメントを閲覧できることです。日本語の和訳や解説はないので、コメントの中には難しいと感じるかもしれません。しかし、大人が利用するSNSと違って、過激で子供が見るのにふさわしくないようなお下劣なコメントも少な目で、子供たちが意見を共有する場としても記事を読んで感想を英作文する場としては最適だと思います。

時事ニュースだけでなく、サイエンスや環境問題など知的教養を深める記事もあってなかなか読み応えがあります。子供向け、とはいいつつも記事の内容は小学校低学年が読むには少し難易度は高めなので、英語が得意な小学校5-6年生、もしくは中学生以上の英語リーディング素材として活用するのがおすすめです。

 

3. News for Kids

News for Kidsは、ニュース記事を子ども向けに編集しているサイトです。記事の英文は一文が子供向けにしてはやや長めですが、写真やグラフなど図解多めなので内容が理解しやすいです。「8歳以上」「10歳以上」「12歳以上」と年齢別でレベルに合った記事を検索することも可能です。記事の内容はわかりやすいのですが、英語レベルは日本人の子供には他のサイトより少し難し目ので注意が必要です。

特徴としては難しい単語は黄色でハイライトされていて、わかりやすい言葉で解説されているので辞書無しでスイスイ読めるように工夫されています。

 

4. BBC Newsround

英国の公共放送局であるBBCが提供する子供向けニュース番組です。世界の主要な出来事からイギリス国内の話題、科学やエンタメまで幅広くカバーしています。各記事にコメント欄があり、他のユーザーのリアルなコメントをチェックできます。

記事だけでなく、3分前後の短い動画も用意されていて理解を助けてくれます。リーディングに加えて、リスニング練習にも適しています。イギリス英語の発音や表現に触れたい人におすすめです。記事も短くシンプルにまとめられているので、短時間でサクサク読めます。

注意点として、イギリス英語が中心なので、アメリカ英語に慣れている場合には一部表現が異なる可能性があります。

 

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2章 初心者レベル・英語ニュースサイト

さて、2章は初心者レベル・英語ニュースサイトを紹介します。

最初に結論を言うと、「やさしく読める英語ニュース」ここからスタートして、The Japan Times Alphaへステップアップ、これが一番おすすめです。英語多読をする上で重要なポイントは、とにかく理解を伴いながら正確に読むことです。よく巷で言われる「わからない箇所は辞書を使わず推測しましょう」みたいなけったいなウソ話に惑わされてはいけません。これを言うやつ、全員がアホの確変モード突入状態で間違いありません。必ず、今のあなたのMAXの英語力の一段下のレベルを選ぶようにしてください。

そこでいうと「やさしく読める英語ニュース」は読みやすさ、英語の難易度は一番やさしいのは間違いありません。なので、まずここからスタートして、毎日時間を決めて英語ニュースを読む習慣を作りましょう。わからない箇所は推測せず、しっかり調べながら読むようにしてくださいね。とはいえ、辞書なしでも読めるよう読みやすい構成、難しい単語には丁寧な解説がついていますので、初心者のスマホやタブレットがあれば大丈夫です。

精読リーディング力がついたら、徐々に高速化してきて速読になるので最後にJapan times alphaで毎日ニュースを読む習慣を作りましょう。ここまでいけば、もはや英語の勉強、という感覚ではなく、これまであなたがやっていたYahooニュースを見たり、ニュースサイトを読むという習慣を英語ニュース記事でこなす感覚になります。

 

1. やさしく読める英語ニュース

日本人の英語学習者向けに書かれたニュースメディアで、特に初心者にも理解しやすいシンプルな英語で構成されています。主に日本の出来事や、国際的なニュースが簡単な単語で書かれており、日本語の解説も含まれているため、英語の初心者に適しています。

英文だけでなく、和訳もついてくるのでまず和訳を読んで内容を理解した上で英語を読むと頭に入りやすいでしょう。さらに重要単語の解説もあるので辞書無し、手ぶらでどこでも読めます。

国内英語ニュースサイトの中でも最も難易度がやさしくなっているので、英語に不慣れな学習者や、初めてニュースを英語で読みたい方におすすめです。日本のニュースが中心なので、内容に馴染みがあり、ストレスなく学べるのも利点です。

英語を多読する素材としては素晴らしいのですが、個人的に少し気になるのがニュースの内容です。一般的なニュースと同様に、痛ましい事件や、気持ちが後ろ向きになるネガティブなニュースも掲載されています。1章の子供向けニュースサイトであれば、そうした悲しみブルーな記事はあらかじめフィルタリングされているので、精神衛生上、嫌なニュースはあまり目に入れたくないという、黒坂のようなニュースダイエット中の人は注意が必要です。

 

2. VOA Learning English

アメリカの公共放送「Voice of America(VOA)」が運営する英語学習者向けのニュースメディアです。時事ニュースだけでなく、科学や健康、文化など多様なトピックが提供され、語彙や文法が簡略化されています。冬に気分が憂鬱になるのを防ぐ方法などが紹介されていて、役に立つ情報の読み物として興味深く楽しめます。

音声リスニングも提供されていて、ハッキリと発音していてゆっくり目なアメリカ英語で聞き取りやすく、初心者から中級者にかけてのリスニング練習にも向いています。また、重要単語は英英辞典のように簡単な英語で解説もされており、英検2級レベルの学習者にちょうどいい難易度設定だと思います。

 

3. News in Levels

世界中のニュースを、英語のレベル別(1~3)で学習できるサイトです。レベル1は簡単な英語で、レベルが上がるごとに語彙と文法が増えていきます。たとえばfloods洪水の被害を伝える記事について言えば、レベル1ではbig floods、レベル2ではheavy floods、レベル3ではsevere floodsやmassive floodsといった具合にfloods、洪水の被害の度合いを示す語彙の難易度が上がっていきます。ビデオ付きのニュースも多く、視覚と聴覚の両方で学習できるのが特徴です。

おすすめの使い方としては、まずレベル1で英語多読習慣を作って、少しずつレベルを上げるというものです。

 

4. The Japan Times Alpha Online

日本の「The Japan Times」が発行する、英語学習者向けのオンライン英字新聞です。時事ニュースや日本国内の話題が中心で、語彙リストや日本語訳もついているため、日本人学習者にとって使いやすい設計になっています。

日本のニュースを英語で読みたい人、あるいは英語での時事トピックを学びたい初心者におすすめです。記事のレベルは初級から中級程度で、英語の学習に役立つコラムもあります。

英語多読リーディングを頑張っている人の一つの目標がここです。現在、日本語のニュースを毎日読んでいる人は多いと思いますが、理想はThe Japan Times Alphaを英語で毎日読み続けることで自然に語彙力を増やし、時事ニュースに強くなる習慣を身に着けましょう。継続して読み続けることで、「英語の勉強」という感覚は抜けて、「日本に住みながら英語の脳内留学」という感じで日常生活の一部を英語で送るというイメージになります。ちなみに英語の脳内留学については過去動画で詳細を解説していますので、こちらもあわせてご視聴ください。

【40代/50代】英語は10000時間でモノになる|日本人英語学習者のブレイクスルーやっぱり英語多読は最強だった 著:橋本 大也さん

5. 朝日ウイークリーデジタル

朝日新聞社が提供する週刊のオンライン版で、日本国内外のニュースや特集を英語で提供しています。特に日本の文化や社会、政治に関する内容が多いです。日本の最新のニュースを週単位でスピーディーにチェックしたい人や、日本の社会情勢や文化についての詳細なレポートを読みたい方に向いています。日本語の記事に比べて情報量が限られており、深い分析や細かな情報を求める場合には他のメディアを併用することをおすすめします。また、英語は他の中級者向けサイトと比べると、日本人の英語学習者を意識して作られている分、やさしめで読みやすくなっています。記事によってはago と before の単語の使い方の違いといった英語学習の解説コラムもつけられていて読み続けることで英語多読リーディング力アップになります。

 

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3章 中級者レベル・英語ニュースサイト

では3章は中級者レベル・英語ニュースサイトを紹介します。

最初に結論を言うと、個人的にはNHK WORLD-JAPANを推したいですね。理由は取り扱うニュースの範囲が非常に広く、中にはNHK番組の内容を英語で解説するものもあります。また、多くの記事に日本人キャスターによる英語解説もついてくるので英語リーディングだけでなく、視覚と聴覚でもインプットができます。確かに内容は難しめなのですが、中級者以上となると英検準1級、1級レベル、TOEICでいえば800点以上くらいを想定しているので、全く刃が立たないということはないと思います。

そしてNHK以外のニュースサイトはどれもほとんど変わりません。毎日新聞、読売新聞、ジャパンタイムズと配信元の会社の違いはありますが、どれも大きく違いはないので、それぞれのサイトを覗いて興味がありそうな記事、読みやすい記事をピックアップしてとにかく毎日のリーディング習慣を作ることをおすすめします。

 

1. NHK WORLD-JAPAN

NHKが運営する国際向けニュースサービスです。日本の社会、文化、経済、政治に関する情報を海外の視聴者に伝えることを目的としています。ユニークな活用法としては、NHK WORLD-JAPANのXアカウントの投稿を見ることで、外国人が日本のどんなニュースに関心を持っているのか?という反響をチェックすることができます。

日本の最新情報や文化を世界の視点から学びたい方に最適で、時事ニュースだけでなくサイエンスやサブカル、エンタメなど取り扱う話題が豊富で飽きることがありません。一方で英語はかなり難易度が高めなので中・上級者向けとなっています。

 

2. The Japan Times

「The Japan Times」は、英字新聞として日本国内外のニュース、政治、経済、文化などを広範に報じる日本の主要な英語メディアの一つです。日本に関する詳細な分析や、国際的な視点での日本報道を見ることができます。特にビジネス、政治、国際関係に関する記事が充実しています。日本のニュースに関心のある外国人もよく読んでいます。特に日本の政治や経済に関心がある読者におすすめです。ただし、記事の内容はかなり専門的で、英語もネイティブスピーカーが読むことを前提に書かれていますから難易度はかなり高いです。中級者になりたてほやほやの学習者がいきなりJapan timesに手を出すと、噴水のように鼻血を出して後頭部から倒れることになるので、まずはalphaから始めることをおすすめします。

 

3. The Japan News

英字新聞「ジャパン・ニュース」が読売新聞が配信するサイトで、日本国内外の重要なニュースを英語で提供しています。日本の政治、経済、社会、文化に関するトピックを中心に報じています。日本の最新ニュースを英語で読みたい方、特に日本の社会や政治に関心がある方に向いています。日本国内の話題に焦点を当てているため、国際的な視点が必要な場合にはやや偏りが感じられることがあります。また、英語学習者向けに書かれていないので、難易度はかなり高いです。

 

4. The Mainichi

毎日新聞が提供する英字新聞で、日本国内外のニュースを英語で報じています。日本の政治、経済、社会、文化に関する報道が中心です。 日本の社会や政治について英語で理解を深めたい方に最適です。特に日本国内の出来事に関する英語記事を求める方に向いています。他の英字メディアと同様に、政治的に偏った内容が含まれる場合があり、異なる視点を得るためには複数のメディアをチェックすることをおすすめします。

 

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4章 上級者レベル・英語ニュースサイト

4章は上級者レベル・英語ニュースサイトを紹介します。

ここからは英語学習者修了レベル、英検1級、TOEIC900点後半以上の人向けの内容です。英語が難しいというだけでなく、どれも外国人向けの英語サイトなので記事の英文は一切手加減はありません。初心者がサイトを開くと、入部初日からプロの大外刈りを食らうことになります。

最初に結論を言うと、個人的にはNikkei Asia、もしくはCNNがおすすめです。Nikkei Asiaは日本経済新聞社が運営しているのもあって、日本の記事の取り扱いも多めで、情報の質についても申し分ありません。また、純粋な英語力向上というだけでなく、アジア経済圏のトレンドやイノベーション情報も学べるので一般的な新聞やニュースサイトからは提供されない、情報レベルの高い記事を楽しむことができます。

それからCNNはアメリカ中心のニュースとなりますが、世界や日本に大きな影響を与えるアメリカの経済政策や政治動向などを学ぶなら、日本国内メディアより圧倒的におすすめです。正直、日本のテレビ局を中心に特定の政党に偏った偏重報道を感じることが多いですし、「日本にはどう影響するか?」という視点ばかりでグローバルで多面的な視野が育ちにくいと感じます。具体的にいえばアメリカ大統領選のときは特に、強い偏重報道があり海外メディアやSNS上と大きな違いを感じた人も少なくないのではないでしょうか。その点、CNNは日本のメディアより偏重報道は少ないですし、日本人にはない発想も学べるので多面的視点を掴んでおくにはいいと思います。加えて、YouTube動画も充実しているので、記事を読む前後に動画で予習、復習をすることで内容を深く学ぶことにもつながります。

 

1. Nikkei Asia

日本経済新聞社が運営するビジネス系英語ニュースメディアです。幅広い話題を扱う他のサイトに比べて、アジア市場に特化したサイトです。日本を含むアジアの企業動向、経済政策、貿易、技術革新についての分析が特徴で、アジアでビジネスを展開する企業の経営者や投資家に広く利用されています。日本やアジアに関連するビジネス英語を学びたい方にも良いリソースです。

注意点としてアジア市場の情報に強みがある一方、アメリカやヨーロッパの経済情報はやや少ない傾向があります。それから多くのコンテンツが有料ですが、一部は無料で閲覧可能となっています。

 

2.CNN

アメリカを拠点にした大手ニュースネットワークで、政治、社会問題、国際ニュース、エンタメ、スポーツなど、様々な分野に関する最新情報を提供しています。幅広いジャンルの最新情報を得たい方、特にアメリカや国際ニュースに関心がある方に適しています。時事ニュースに特化しているため、他のメディアよりも分析や解説が少ないことがあるので、ざっくりとニュースの概要を理解したい人向けです。YouTubeでもニュース動画を多数配信しており、特にLive配信は鮮度の高いニュースを求める人から高い支持を集めています。

興味深いことに、CNNのコメンテーターはお互いに自分の意見を主張して、言い争うこともあり時にはムキになってヒートアップする様子を視聴者が見て楽しむという部分もあります。

 

3. BBC

BBCはイギリスの公共放送局で、国際的な視点から多様なニュースを提供しています。世界各地の出来事をバランスよく報道し、特に政治、社会問題、国際情勢に強みがあります。イギリス英語に慣れる必要があります。BBCはよくアメリカのCNNと比較される事が多いですが、BBCは正統派で英語はやや堅めで落ち着いて真面目な雰囲気があります。イメージ、CNNがITベンチャーで働くツーブロックヘアのイキリ社員で、BBCが真面目一本槍な郵便局員みたいな違いがありますね。BBCはCNNと比べると報道は中立的なので、詳細な分析が少なめでニュートラルに情報を得たい人向けです。

 

4.BuzzFeed

お硬いニュースメディアと違って、軽い読み物、エンタメやトレンド好きならBuzzFeedがおすすめ。インターネット発のニュースメディアで、ユニークな視点やエンタメ色強めです。SNSで反響を呼んでいるネタや、人々が共感しやすい内容を中心に、文化、ライフスタイル、ポップカルチャー、社会問題について扱っています。注意点として、時にセンセーショナルなタイトルや、深い分析よりも話題性に重点を置く記事が多いため、深く掘り下げた分析を求める方には向いていません。

 

5. Google News

Googleが報道しているのではなく、世界中のニュースサイトから最新の情報を収集し、ユーザーの興味関心の高いニュースを提供するサービスです。多様なメディアの視点を簡潔にまとめてアクセスできますので、幅広い情報源からのニュースを短時間で確認したい方に便利です。一方で情報が偏りがちになるので、幅広い情報を柔軟に取り入れて多面的な視点がほしい場合は使い方には注意が必要です。

 

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5章 超上級者レベル・英語ニュースサイト

5章 超上級者レベル・英語ニュースサイトを紹介します。正直、これ以降は普通の人は手を出す必要はないと思います。ここで紹介するサイトはどれも高級紙とかインテリ紙と呼ばれる知的なものばかりで、ビジネス英語上級者レベルに加えて、経済や金融、政治などの深い知識が必要になります。使用する英語レベルも、内容ともに世界最高レベルで、初心者が軽い気持ちでこうしたサイトを開くと、竹槍を片手にエイリアンとプレデターのガチンコ勝負に巻き込まれるような絶望感を味わうと思います。確かに現時点で英語学習初心者レベルの人には遠くに感じるかもしれませんが、「いつか自分もこのレベルに」という憧れに似た目標を持つのは悪いことではないと思います。

結論から言うと、個人的にBloombergが一番おすすめです。その理由はこのサイトは経済金融情報の質、量ともに世界最高峰であり、金融投資家や経済政策の動向を追う人にとって換えのきかないメディアだからです。最新情報が地球の裏側まで瞬時に共有されるSNS上でも、情報の真偽を確かめる術として「Bloombergで報じたかどうか」が決め手になります。それだけ情報の信頼性が高く、ウォール街のトレーダーは「朝起きたらBloombergで米国長期金利を見るところから朝が始まる」と言われています。ちなみに黒坂は子供が庭に植えたチューリップの花を見るところから朝が始まります。そんなどうでもいい話は置いておいて本編へ参りましょう。

 

1. The Wall Street Journal

The Wall Street Journalはアメリカ最大の発行部数を誇る、世界最大の経済新聞として有名です。取り扱うニュースはアメリカの金融・経済ニュースメディアで、株式市場、企業の動向、国際的な経済政策に関する報道が中心です。掲載記事は署名入りなので信頼性が高く、深い分析とリアルタイムの市場情報が特徴です。特に投資家や経済学を学んでいる方に有益な新聞です。英語は難易度が高く、加えて金融や経済の専門知識がないと理解が難しいです。

 

2.New York Times

アメリカでの発行部数はUSAトゥデイ、ウォール・ストリート・ジャーナルに次いで第3位の3大新聞の一角。政治、経済、文化、国際ニュースなど幅広いジャンルをカバーしており、深い分析と詳細な調査報道に定評があります。黒坂も雑誌に寄稿する記事でよく引用していたのがこのニューヨーク・タイムズです。

特にアメリカ国内の政治や社会問題についての分析は非常に学びが多く、日本のメディアで報道されている内容と真逆に取り上げられていたりして多面的な視点を持つのにおすすめです。

ただし、1記事がかなり長くて難しいので、ハードルがかなり高めです。たまらず、翻訳ソフトで日本語に変換しても難しくて「お前は何を言っているんだ」状態になった人も数しれず。英語力を伸ばすだけでなく、本格的なジャーナリズムに触れたい人、世界的な視点でニュースを理解したい方に最適です。

 

3.Bloomberg

ブルームバーグの最大の強みは、迅速かつ正確なデータ、ニュースにあります。市場データや企業情報、リアルタイムの経済ニュースに強みがあり、投資家やビジネスパーソンで知らない人は誰もいないほど高い知名度を誇っています。経済や金融に関する専門用語が多いため、金融トレーダーや投資家、政治家や経営者から絶大な支持を得ています。経済や金融情報は「Bloombergで報道されたこと」が事実上のお墨付きになっているほど信頼されています。

 

4.Newsweek

Newsweek は、アメリカ発の総合ニュースメディアで、国内外の政治、経済、社会、テクノロジー、エンタメなど幅広いトピックを網羅しています。独自の視点での分析記事や深掘りした特集が多く、影響力のある国際的なメディアのひとつです。日本国内向けの Newsweek Japan もあるのが特徴です。雑誌版は大きめの図書館に置いていることが多いです。世界情勢について幅広い視点を持ちたい方や、特に日本の立場からも国際ニュースを捉えたい方におすすめです。また、専門的な分析が充実しているため、グローバルなニュースと見解を英語で学びたい読者に向いています。

記事によっては、アメリカや欧米中心の西側諸国視点が強く出ることがあるので、バランスを保つためには他のメディアと併用することが推奨されます。また、記事の内容や語彙はやや高度であるため、初心者には少し難しいと感じる場合があります。

 

5. TIME

TIMEは政治、経済、ビジネス、科学、芸術、文化など、幅広い分野の最新ニュースと深い分析を、読みやすい文章と美しい写真で提供しているニュース週刊誌です。日本では入手しにくいニュースを、TIME独自の見解・視点で学べます。週刊誌形式で、内容が深いので、ネイティブスピーカーの中でもインテリ層に好まれます。

 

6. The Economist

The Economistは経済、政治、アート、ビジネス、テクノロジーなど幅広い分野を扱っており、世界を俯瞰する広い視野で、データに基づいた分析を行っています。掲載されている記事はどれも非常にクオリティが高く、深い分析や洞察で特にグローバルな視点での報道に定評があります。 国際的な経済や政治問題を深く理解したい方に最適です。企業のトップマネジメントやエグゼクティブ、金融関連業従事者から厚い信頼と支持を得ています。

「エコノミスト」の読者は世界平均で87%が男性で、平均年齢が47歳。購読者の平均年間所得は17万5000ドル、1ドル150円だと(約2,625万円)というデータもあるらしいです。なので、「オレってエコノミストの読者なんだぜ」を翻訳すると「オレ高収入エリートビジネスマンなんだぜ」になるので合コンで激モテするという都市伝説も。信じるかどうかはあなた次第です。

 

7.Financial Times

Financial Timesは紙版がサーモンピンクが特徴的で、「ピンクアン」と呼ばれています。カフェで新聞を読み、小脇に抱えて歩くだけで、「この人は金融エリートだ」と一目で分かるサインのようになっています。特に発行元のイギリスは階級社会であり、英語のアクセントで出身階層を値踏みすると言われます。高級腕時計でお金持ちPRをするように、サーモンピンクの新聞でインテリPRをするという小話もあります。もちろん、ネット上でオンライン記事を読むことができます。

Financial timesは世界的に有名な経済新聞で、金融市場、ビジネス、企業戦略、国際経済などについて詳細な報道を行っています。特に、金融や経済の専門家やビジネスパーソンに向けの記事が中心です。そのため、専門的な内容が多くインテリ紙だけあって難易度は難しいです。

ちなみに1年間の購読に新聞と電子版両方プランで140,000円(税込)もかかるので、アラブの石油王レベルの経済力が必要になります。でも、このような高度なインテリ誌をスイスイ読みこなして、ビジネスや投資に活用できるような人は高い購読料をペイ出来てしまうでしょう。

 

今回は以上です。英語学習の最終目的を、英字新聞や英語ニュースサイトを毎日スラスラ読み解くことと考えている人は少なくないと思います。一口に英語ニュースサイトといっても、難易度、ニュースの内容、視点など本当に様々多様性に溢れていますので、ぜひ英語力レベルに応じてこの動画を見直した上で自分に最適なサイトを見つけて楽しんでみてください。

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