「こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
英語学習と切っても切り離せないものが
暗記
です。
「キタッー、暗記だお…オイラがもっとも”自分の頭の悪さ”を自覚する分野だお…無理だお、やる前からあきらめモード全開だお…」
「いやいや、やる前から諦めんの早すぎだろ…。暗記に若さや才能は絶対的な要素じゃない。むしろ、暗記に対する正しい理解だ!」
言うまでもなく、英語学習で必要は暗記とは
英単語の暗記
ですよね。
やる夫のように暗記に対して、
苦手意識を持っている人も少なくないでしょう。
でも大丈夫!
暗記は正しく理解すればまったく怖くはありません!
今回紹介する方法を使えば、
楽して
楽しく
辛くなく
効率的に
英単語を脳にぶちこむ事ができます。
まるで「楽して稼ぐ」ってな情報商材のキャッチフレーズみたいですが、
私は本気ですので、ぜひついてきてください!
あなたを英単語の暗記の苦しみから開放して差し上げましょう。
目次
暗記は「覚えよう」としたら負け
まずは多くの人が持っている
「暗記に対しての間違った理解」
をこなごなに破壊するところから始めましょう!
「え?多くの人が間違った理解をしているって?なんだおなんだお!?」
はい、それは「暗記は暗記しようとしたら負け」ってことです。
「はぁ!?ふざけんな!暗記しようとするから暗記できるんだお! 騙された!金返せ!!」
いやいや、あなた私に1円も払ってませんやんw
「暗記は覚えようとしたら負け」
って私が言うのには理由があるのですよ。
それは、「暗記に意志の強さは関係ない」という事実があるからです。
実は暗記は「関心」と「反復」という2つの要素で決まります。
ですので、
「よし!覚えるぞ!!なんとしても覚えるぞ!!」
と身を乗り出すように取り組んでも
まったく意味がないってことです。
関心のあることは一瞬で覚え、二度と忘れない
人の脳は強い関心とインパクトがあるものは、
一瞬で覚えて、二度と忘れないという特徴があります。
あなたには好きな人がいますか?
または憧れの人はいますでしょうか?
その人がポロッと発言したことをいつまでも覚えていたりしませんか?
なぜかというと、関心とインパクトがあるものは脳が重要な記憶として捉えるからです。
私にはあります。
今の奥さんと彼女として付き合っている時代にこんなやり取りがありました。
↓
「私は将来、ファーストクラスに乗って旅行にいけるような人生を送りたいな♪」
「いやあ、自分は一介のサラリーマンだしそんなお金は…」
「ファーストクラスに乗れるように稼げばいいじゃない♪ 一緒に頑張ろう♪♪ 起業して稼ぎましょう!」
「自信ねえなあ…。起業なんて怖いし、どうすればいいかよく分からんし…。」
「大丈夫! 起業は楽しいし、あなたが考えるほど難しいものじゃないわ♪ 私があなたをお金持ちにしてあげる♡」
このやり取りで私は
「あ、この人と結婚したいな」
って思いましたw
彼女とのたった一回のわずか数秒間のやり取りでしたが、
今でもその時の雰囲気、歩いていた場所、会話の内容の一言一句を全部正確に記憶しています。
よし!覚えよう!!と思って覚えたわけではありません。
「これは重要な情報だから頑張って覚えよう!」
なんて鼻息荒く意気込まなくても構いません!
「これは重要な記憶だ!」
と脳が認識したら、忘れないように長期記憶に放り込んでくれます。
まずは、
「暗記に意思の強さは必要ない」
という事がお分かりいただけたでしょうか。
人間の脳は会えば会うほど好きになる性質がある
でも英単語一つ一つに対してこんな衝撃を受けることはありませんよねw
「perhaps(多分)…うわーパーハップスだってスゲー!! オラワクワクすっぞ!!」
「extraordinary(並外れた)…ぐぎゃー!!エクストラオーディナリーなバーニングアターーーック!!」
いやいやw
英単語の暗記にそんなムダにハイテンションにはなれませんw
「じゃあどうすればいい? …ところでキサマの生体エネルギーを吸収させてくれないか?」
ってことなんですが、その答えは
「反復する」
です。
それも一度や二度ではなく、10回、20回と反復しましょう。
「うわ~…反復つまらないから苦手だお…」
って思った人は大丈夫w
まずはしっかりと話を聞いて理解をしてください。
いいですか?
人間の脳は何度も繰り返し入力されるものを
重要な情報
と認識します。
これはあなたも、そして私の脳にも備わっている「本能」です。
「なんかそれ聞いたことがあるお! やっぱり復習は大事だということか?」
はい、そのとおりです。
英語上達の本質は「復習する」ということにあります。
人は何度も会い、ともに時間を過ごす相手を好きになる性質を持っています。
心理学でいう、
「単純接触効果」
というのですが、
1日8時間一緒に過ごす
よりも
1日1時間一緒に過ごすことを8回繰り返す
方が相手を好きになるのです。
重要なのは触れている時間ではなく、回数ってことです。
英単語も同じです。
1単語に触れている時間を長くするのではなく、
とにかくものすごい回数何度も出会うことで
無理なく、自然に暗記できます。
英単語は繰り返し読めば自然に覚える
よく、英単語を「書いて覚えよう」とする人がいますが、
これは脳科学的に言えば間違った記憶法です。
たとえばですが、
rudimentary(初歩的な・原始的な)
という単語があるとしましょう。
この単語結構覚えにくいんですよねw
長いし、発音しづらい(ちなみにルーディメンタリーと発音します)し、
あまり出てこない単語ですからあまりお見かけすることもありません。
「よし、それじゃ頑張って手で書いて覚えよう!」
って思う人もいるのですが、
それをすると尋常じゃなく時間がかかります。
で、1つの単語にかける時間が長いと、
何度も遭遇する反復回数が少なくなってしまうので、
単純接触効果が得られなくなり、
結果記憶できなくなります…。
「じゃあ一体、どうすればいいんだってばよ?」
はい、その答えは
「自然な文脈で何回も遭遇する」
ということです。
その方が圧倒的に早く、確実に、無理なく、そして深く記憶することができます!
「頻出単語」は文字通り、アチラコチラの文中に頻出しますから、
読解訓練をする上で自然に何度も何度も目にするうちに
意識しなくても自然に覚えてしまいます。
難解な単語でめったに出会わないものについては、
私は「例文」を検索していくつかのパターンを繰り返し読むようにしていましたね。
↓
例文1.
He does not have even a rudimentary knowledge of English grammar.
(彼は英文法については初歩の知識すらない.)
例文2.
After all, the sanitation and the agriculture of today are still in the rudimentary stage.
(なんと言っても、今日の衛生状態と農業はまだ未熟な段階でしかありません。)
英文引用元:Weblio
この例文を見る限り、
rudimentaryはちょっとお固めの
学術的な文中で使われていますよね?
そしてrudimentaryの後の名詞の形容詞であることが分かります。
このように「単語の暗記」はとにかく自然な文中の中で接触回数を増やす、
「反復学習」こそが最強
というのがお分かりいただけたでしょうか?
私が著書の中で、
「開拓」したテーマを「復習」しましょう!
と言っていたのはこの単純接触効果を狙って自然に記憶するためです。
一冊の単語帳を何度も何度も、繰り返し繰り返し読み直すことで
自然に楽して英単語を頭に永遠に刻み込むことが出来るのです。
一度溶かしたハチミツは固まるのが早くなる
ハチミツって低温では硬いじゃないですか?
カチコチに固まってしまったハチミツを柔らかくするためには
温める必要がありますよね?
「いきなりハチミツの話が始まったお? 一体何のことだお?」
まあ、最後まで話し聞いてw
んでね、ハチミツは温めるとぐにゃりと柔らかくなり、冷えるとまた固まります。
でもね、一度溶かしたハチミツは固くなるのが早くなります。
なぜかというと、
溶けたハチミツの中に「核(コア)」ができることで、
再結晶を促進するんですよ。
ですので、一度溶けたハチミツは固まるのが早くなります。
「わかったお!ハチミツと記憶の関係が似ているという話だお?」
はい、お察しの通りです。
記憶も同じ!
一度でもチラ見した単語は、たとえその後忘れてしまっても
二度目、三度目、四度目と思い出す回数を経るたびに
どんどん早く、確実に、深く思い出せるようになります。
それはハチミツのように「記憶の再結晶」が起きるからです。
一度目:うーん、どこかで見た気がするけど思い出せない…。
二度目:あー、この単語確か3つくらい意味があったよな。最初の方のページで見たやつだ…。
三度目:反意語と類義語は全部覚えているけど、なんていったっけなー。発音だけ忘れたわ。
みたいな感じで四度、五度とみればもはや完全に長期記憶に放り込まれて忘れなくなります。
「さよう。忘れることを恐れることはない。ワシなんて時々タラちゃんの名前も、夕食を食べたかどうかも覚えていない(どやあ)」
いや、お前のそれアルツなんで病院にいってくださいw
それと1本残った髪の毛が未練がましいのでさっさと切れw
いいですか?忘れることを恐れないでください!
何度忘れても何度も見ればそれでいいのです。
回数を重ねる過程で、必ず記憶は定着します。
記憶力とはペンキの刷毛
記憶力ってペンキのハケと同じなんですよね。
木の板にペンキで色をぬる場合、
一度できれいになることはありません。
何度も何度も塗り直すことで、
やがてかすれたところにもしっかりと色が入って
きれいに塗ることができます!
「まあゴリゴリ塗り続ければ必ずきれいに色は入るだろうな。」
はい、これは記憶のメカニズムととても似ているんですよね!
印象的な単語は一度目で覚えられても、
似たような発音のものや、
抽象的な意味の単語はやっぱりなかなか覚えられません!
でもね。
何度も反復していくうちに
次第にぼやけていた記憶がしっかりとしたものになっていきます!
これは色ムラがなくなり、しっかりとペンキの色が入ったのと同じ状態です。
私が言いたいことが分かりますね?
英単語も何度も何度も反復して読み直し、
記憶を塗り直して欲しいのです。
そうすればいつかは必ず、完璧に色が入って忘れない状態になります。
数にビビるな!大事なのは「理解」だ!
私は英語の必要な語彙力を最低で5000語、
英語多読を経て1万語くらいを身につけてほしいと言っています。
「うわ無理だわー。むちゃいわないでよー。5000とか年老いたオジサンの脳みそには到底入り切らないよー」
と感じたかもしれませんが、
大丈夫、数にビビらないでください。
今回紹介をした反復暗記法を使えば、
無理なく自然に覚えることができます。
何歳でも誰でも5000語、
1万程度なら反復するだけで自然に入れることができます!
「まあ何回も挑戦していいよ、ってならいけそうだお!」
数にビビらず、
1つの単語に時間をかけすぎず、
覚えようと意気込まず、
気軽に何回も何回も単語に出会う回数を重ねていきましょう!
それをやって暗記できない人なんてこの世の中に誰もいません。
大事なのは正しい暗記法を理解することです!
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