従うと100%失敗する！聞いてはいけないクソなアドバイス9選というテーマで話をしていく。「他の英語系YouTuberからこんなアドバイスをもらってやってるのですが、全然うまくいきません。これって正しいですか？」とか「英語のスクールの教師からこう言われましたが本当ですか？」といった相談をもらうことがある。もちろん、正しいアドバイスもあるけど「うわ、それやったら100%失敗するわ」ってダメダメなアドバイスも実はかなり多い。
分かる人には鼻毛一気に抜ける勢いで理解できると思うけど、YouTubeの英語初心者向け動画は無理しないで休みながらでいいんだよ、とか好きなことだけしたらいいんだよみたいに一昔前のJ-POPの歌詞みたいにどれもこれもふわふわパンケーキより甘いアドバイスばかり。動画を出す側はお手軽で楽にそれでいて最短最速で身につくとタイトルとサムネイルの動画を出せば、視聴者は3日間何も食べてない池のコイみたいにパクパク口開けて突撃していくことを知っている。だから世の中には英語に限らず、初心者向けの動画はどれもこれもはちみつより甘く、嘘くさいものばかりになる。こういううそとでまかせばかり見た英語初心者ほど、「そうか英語って無理しないでやるものなんだ」「極意とか近道があるんだ」と舐めプして勉強を始めるから、いざ始めてみると厳しい現実とのギャップに心折れて挫折してしまう。
他の英語スクールや英語教育者は、この動画で話すようなことは厳しいことをいえない。なぜなら、視聴者はそういう動画を好まないから、お客さんを獲得できなくておまんま食い上げになる。甘いこと言うほうがウケが良い。だけど自分は違う。他の人が言わない、言いにくい、いや言えないことをバンバンいっていく。全部厳しくて冷たく聞こえるかもしれないけど、全て現実的なアドバイスばかりだと思ってる。ありもしないうそとでまかせばかりのファイナルファンタジーな勉強法を追求するか？それとも厳しくても現実的で地に足がついた再現性のある勉強法でやるか？それはあなたが自分で決めてくれ。自分は忖度もうそも言わない。この動画を見ることで一人でも多くの視聴者が夢から覚めて現実的に頑張れるよう願いを込めて始めていく。
全部で9個ある。覚悟はいいな？ではいこう。
目次
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「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、
「英語多読」だ。
「英語で人生を変えたい人」限定で動画講座を受講してくれ。
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1章 昭和の根性論は時代遅れ
従うと100%失敗する！聞いてはいけないアドバイス1つ目は、昭和の根性論は時代遅れ。
昨今の令和の風潮に、「コスパとタイパこそ大正義、長時間頑張ることは脳みそサラダチキンの筋肉バカのすること」というものがある。昭和の価値観を出すと見下され、嘲笑の的になりがち。こうした要領よく、無駄なくサクっと成功したい、という人々のニーズを表すように、YouTube動画のサムネイルとタイトルでお手軽勉強法、最短最速、魔法のような勉強法ばかりが踊り並びどれも再生数がとても多い。でもハッキリ言わせてもらいたい。愚直に頑張ること、根性論は本当に愚かなのか？
勉強の成果は次の公式で示すことができる。「成果＝質×量」。これは世の中の誰も否定することはできない。質を高める、これは大いに結構。思考停止で質の低い聞き流し英語とか、基礎もろくにないのに語学留学なんてどれだけ分量をこなしても効果がないことは一切否定しない。まずは質を高める努力が大前提というのは激しく同意、略して禿同と言わざるを得ない。でも、量をこなさずしていきなり高い質で勉強をスタートすることなんてできるのだろうか？過去動画、【これが結論】英語の勉強の「量と質」どっちが大事？で解説した通り、質を高めるには最初に量を手出しすることが絶対的に必要になる。
確かに一部の天才とか、高度な脳内シミュレーションが得意なものすごく優秀な人間に限れば、最初から高い質で取り組めるかもしれない。でもそれは普通の人には再現性はない。普通の人が出来ないことができる人は優秀とか天才と呼ばれる。再現性のないことを再現しようとしてもムダ。たとえると大谷翔平選手の野球の練習を真似するようなもの。天才のメソッドを凡人が踏襲してもムダ。ほとんどの場合は圧倒的に量も時間も足りない。現実を見よう。この動画を見ている99％の視聴者は普通の人だ。あなたも自分も天才ではない。天才ではない普通の人には、普通の人が取り組んで再現する勉強をする必要がある。
それを理解するための具体例を出そう。普通の人は会社で1日8時間、月金で毎日仕事をして3年くらいやってようやく一人前になる。会社で一人前のビジネスマンになるだけの分量をこなすには 2年、3年の時間がかかる。英語学習も同じ。開始して数ヶ月で成功しようなんて考えないでくれ。いつもいっている通り、初心者はまず、最初の3ヶ月、半年は勉強の習慣をつけること、とにかくやめないことを目標に頑張ろう。でも、それをいってもほとんど聞いてもらえない。多くの人はいきなりでかい成果を求め、そうならなかった場合にすぐに放り出す。英語学習で成功するという、普通じゃない結果を求めながら、なぜか普通以下の勉強時間と分量で取り組んでいる。意味わからない。普通を抜け出したいなら、普通じゃない努力が絶対にいる。その最たるものが時間を投下して、長期間頑張るということ。だから差し出せよ。目先の娯楽を一時的に捨ててでも勉強しろよ。恵比寿のおしゃれなカフェにある3階建てのスイーツ食べてる場合じゃねえよ。もっと勉強時間を投下しろよ。もう少し時間があれば、じゃねえよ。今やってる英語学習につながらないムダを全部やめて全部英語に使えよ。
「ざけんな、お前みたいに暇人じゃねえんだよ」そうやって反発する気持ちはわかる。社会人、主婦の学習者は一日の中で勉強に使える時間の制約が厳しい。でも限られた時間でも長期間続ければ長時間の勉強に化ける。黒坂は現役の学習者だった頃、潤沢な時間を持っているわけではなかった。独身ではあったけど週5で毎日8時間コールセンターで働いてた。でも勉強に覚醒してからは持てる時間のすべてを勉強に投資した。当時、やりたかったことは全て封印した。誰もが携帯電話を持っていた時代だったし、自分自身が携帯電話会社に派遣社員やってた。お前は連絡がつきにくいねんと友達から言われても断固携帯を持たなかった。ゲーム機も全部手放した。友達とも分かれた。すべては勉強する時間を確保するためだ。
もう一度いう。英語で成功したければ長時間、長期間の努力が絶対的に必要になる。純粋に勉強を頑張るというだけでなく、あれこれ試行錯誤する過程にもすべてに時間が必要。長時間、そして長期間頑張るには何が必要か？最後は皆さんが大嫌いな昭和の気合根性だと思ってる。英語はスマートにお手軽にできる性質のものではない。昭和の根性論をバカにしていい人は、要領よくスマートかつコスパよく結果を叩き出せるようになってからほざきましょう。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、
「英語多読」だ。
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2章 孤独に頑張れない人は勉強仲間を作れ
従うと100%失敗する！聞いてはいけないアドバイス2つ目は、孤独に頑張れない人は勉強仲間を作れ。
「一人が無理なら学習仲間を作れ」「仲間と励ましあえ、情報交換をしろ」あちこちでありふれた大変聞き心地いいセリフが日本列島を覆い尽くしている。勉強で困ったりモチベがなくなったら仲間と励まし合う。これはとてもキラキラ美しいイメージが湧いてくる。でもハッキリいう。目を覚ませ、全て幻想だ。仲間を作るとむしろ逆になることの方が多い。仲間と馴れ合うより孤独に頑張ってくれ。
誤解のないようにいうと、自分は100%完全孤独になれとは言わない。過去動画、英語の勉強で孤独感を乗り越える具体的な方法で解説した通り、たとえば英語学習においてメンターは非常に強力な味方になってくれる。自分が現役学習者だった頃、不安を感じた時、自分を信じられなくなった時、度々超勉強法や歴史上の偉人の伝記を読み直していた。対面でなくても、直接会話しなくても、書籍越しで励ましてくれる。背中で成功哲学を語ってくれる。それで何度も何度も立ち上がることができた。だから他人の存在を否定はしない。
問題は自分の足で歩むつもりはなく、誰かにおんぶにだっこでお世話してほしいという、パンパース二枚履きで介護される気満々のおじいちゃんが多いってこと。「ホッホッホッ、これでワシの尿もれも安心じゃ」ってやかましわ。
仲間とは本来、対等な関係のはず。なぜ、人任せなのか？なぜ、自分がその場に立ち尽くして他人に引っ張ってもらおうと思うのか？英語学習は挑戦だ。大衆を抜け出して挑戦者になろうちう人が受け身の姿勢って矛盾してる。ここに張り紙するなって張り紙貼るなってくらい矛盾してる。どうしても仲間とワチャワチャつるみたければ、英語力を身につけるという非凡な挑戦はやめて青山のカフェでスコーンをかじっておいたほうがいい。いや、それでも諦めきれない、自分は絶対に英語を手に入れたいというなら孤独に慣れてコツコツ長期で知識を積み重ねるという覚悟を決めてくれ。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
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3章 実現したい英語の夢を口に出そう
従うと100%失敗する！聞いてはいけないアドバイス3つ目は、実現したい英語の夢を口に出そう。
「夢を口に出すことで現実化する」
「夢を熱く語る人は魅力的」
世の中、学生や会社員、キング牧師からクワガタまで、みんな夢を語ろう夢！夢！I have a dreamってノリだ。昨今、全国のスタバでも「不労所得を作りましょう」って夢を語って謎の勧誘をする人が増えたとか。英語の勉強は孤独になりがち、誰かにわかってほしくてついこんなことをしたいと言いたくなる気持ちはわかる。だけどハッキリいって止めた方がいい。理由はシンプル、夢を邪魔するドリームキラーが大量に湧いてくるから。自分自身、英語の夢を周囲にいったら敵が増えた。
「やめとけ。英語なんてもう遅い。英語ができるビジネスマンはすでに飽和してる。おけいこにうつつを抜かすヒマがあれば働け。」
こういうセリフを散々言われてきた。今なら「英語ユーザーが増えているという確固たる統計データがない。加えて、英語のニーズが拡大しているのは様々な指標から明らかであり、マクロで需要が供給を上回る長期トレンドで具体的にどう飽和しているのか？」と秒で論破できるけど、当時、自信がなく不安を抱えていた自分には、心えぐられるクソアドバイスだったなと思う。特にしんどかったのは、コールセンターで27歳の男が働いていたんだけど「自分は英語ができるようになったけど、今こうして派遣をやってる。世の中は甘くない。何も経験も実績がない人にチャンスはない。悪いことは言わないからやめとけ」こう言われてマジでトラウマになった。不安すぎて何度も悪夢を見た。でもあの時の自分、周囲のドリームキラーをすべてフルシカトして偉い！と褒めてあげたい。
英語の夢を語っても、誰からも応援も理解もされず、ネガティブなことばかり言われ続けてきたので途中で夢を話すことをやめた。他人にわかってもらいたい、共感してほしい、褒めてほしいという気持ちはすべて捨てた。そしていざ、英語力を身につけて就職したと聞きつけるとドリームキラーは手のひら返しがやばかった。「いやあ君はやるやつだと思っていた。すごいな！尊敬する。」いやいや、君たちから否定された言葉はすべてしっかり覚えているぞ。
受講生からも悩み相談を聞く。英語力を身に着けて単価の高い仕事をしたいと家族にいったら、旦那の実家から「息子が仕事で頑張っているのに優雅にお稽古？」と言われた。旦那からは「勉強より家事やってくれない？」と言われる。呪いの言葉を浴びて自信を失って始めようとしたけど、やっぱりやめた人もいた。わかってもらいたい気持ちはわかる。よく理解できる。でもやめろ。話すな。だまっておけ。
ドリームキラーは悪気はない。挑戦しない人は挑戦者が敵に見えてる。FFでいうバーサク状態、風来のシレン6でいう、混乱の巻物を使った状態。目の前の挑戦者が頑張って結果を出すのを見るというのは、何も頑張らず、何も挑戦しない自分への否定に感じる。じゃあお前も頑張ればいいじゃんと思うけど、彼らは別の選択肢を選ぶ。それはすなわち、頑張らない自分を正当化するために、そういう人は言葉巧みに足を引っ張るってこと。控えめに言ってクソすぎる。本人にその自覚はないけど、潜在的な反乱分子として攻撃を始めてしまう。
だから英語の夢は他人に語るな。だまっておけ。夢を話すのは実績を出してから、わかってくれる人をよく見極めてからでもいい。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
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「英語多読」だ。
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4章 英語力さえあれば人生変わる
従うと100%失敗する！聞いてはいけないアドバイス4つ目は、英語力さえあれば人生変わる。
「英語力さえ付けば自分は幸せになれる。」「英語があれば人生が変わる。」これを信じて頑張っている人もいると思う。多くの人は満たされない辛く、苦しい現実の逃避先に英語力という新たなフロンティアを求める。自分の人生は今は不幸であり、幸福になるためには新しいなにかが必要と考える。
でもはっきりいう。英語力を手に入れた「だけ」では人生は変わらないし、幸せになることはできない。誤解のないようにしたいのは、自分はいつも過去動画でいっていることを否定していない。ダメなのは英語力を手に入れることが目的化してしまうこと。英語はツール、活用しなければ意味がない。畑がないのに、稲刈り機をフルローンで買うくらい意味がない。「昨日さー、会社の帰りにスーパーによったら稲刈り機に半額シールが貼られて安かったから思わず買っちゃったよ」「ちょっとあなた！稲刈り機なんて買ってどうするの？うちには畑はないのよ」「大丈夫、うちは駅徒歩20分と遠いだろ？明日からこの稲刈り機で駅まで通勤するよ」英語力を手に入れたのにまったく活用しないまま終わるのはこのくらいもったいない。
考えてみてくれ。人生や世の中を変えるのは常に力だ。経済力、ビジネス力、交渉力、政治力、軍事力、知力、体力、そして英語力。このすべてに共通するのは力がついていること。残酷な真実に、力なき者は常に他者から直接的、間接的に奪われる側にまわるということ。英語力があれば人生を変えられる。選択肢を増やせる。クソッタレな現実に中指立てて幸福をつかめるきっかけになりえる。これ自体は正しい。でもそれは手に入れた力を上手に使って始めて実現するんだ。もう一度いう。英語力を得るのはゴールではなく、あくまで手段に過ぎない。ステップ1.英語力を手に入れる。ステップ2.手に入れた英語力で人生を変える。このステップ2までやりきって始めて人生は変わるし、幸福をつかめる。英語力を手に入れるのは第2ラウンドの始まりに過ぎない。手に入れた英語力をどう活用するか？そこからが本当にスタートだ。せっかく手に入れた英語力を宝の持ち腐れにしないでくれ。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
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5章 楽しいこと好きなことなら勉強が続けられる
従うと100%失敗する！聞いてはいけないアドバイス5つ目は、楽しいこと好きなことなら勉強が続けられる。
「勉強は楽しくやりましょう」「好きなことから始めればしんどくないので続けられますよ」頭の中ハッピーセットのハッピー村の住人はこういうたわごとを本気で信じている。しんどいことから逃げとるだけやないかい。英語学習をやりはじめの人や、何年も勉強だけは続けてるけどまったく伸びていない万年初心者がやっている共通点。それはやるべきことを一切せずにやりたいことばかりやっているということだ。
もちろん、本人が想定される結果に納得しているなら否定しない。下手でも伸びなくてもただただ外国人と英会話している時間が最高の至福。伸ばさなくてもいい。勉強は消費でやっている。そういう人に自分はマウントを取りたいとは思ってない。好きにやればいい。だけど、英語力を伸ばしたい、初心者ではなく実践的な英語力でビジネスで活用して収入アップや、出会いのチャンスを広げたり、情報力を高めたいというまだまだ人生これからの若い世代は消費ではなく、投資でやっていると思う。問題はビジネス英語力をつけたい、投資として英語を頑張っている。目先の楽しさより結果を出したい。そういう人にハッキリいう。やりたいことは今すぐ全部やめて、やるべきことだけをやろう。
英会話が目的なのだから、英会話をひたすらやる。今すぐやめて地味な英文法の勉強や英単語や英熟語の暗記をしよう。少しでも英語に慣れるため、興味のある映画やドラマ視聴で楽しみながら英語をする。娯楽と勉強は混ぜるな危険。海外ドラマや映画ではなくNHKラジオ英会話を地味に頑張ろう。「地味で派手さのない勉強だと継続できない」という人もいると思う。残念ながらそういう人は覚悟が足りないのでそもそもの考えを変えないと成功できない。
成功者は毎日変化に満ちていて、まるでジェットコースターを後ろ向きに乗るように慌ただしい日々のイメージがあるがそうじゃない。地味で単調だけど、習慣化と環境整備と創意工夫で継続して効果的な勉強を淡々と年単位で積み重ねる。これが英語学習における。いや、ビジネス、人生そのものの成功するための条件。もう一度いう。やりたいことはしないで。やるべきことだけをしよう。どれだけやりたいことでも思うように伸びなければ、つまらないし嫌いになる。でもその逆に、成長する実感を感じるようになれば、やるべきことが楽しく、好きになってくる。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
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6章 せっかくなら目指せ！ネイティブ英語
従うと100%失敗する！聞いてはいけないアドバイス6つ目は、せっかくなら目指せ！ネイティブ英語。
昨今、あちこちでネイティブ英語、ネイティブ英語言われすぎてうそとでまかせがはびこりまくってる。「まるでネイティブ英語のバーゲンセール状態だな」ってベジータも言ってたけど、誰でもとっておきの秘密の方法で勉強すれば確実に手に入るもののように錯覚してる。いやいやスーパーの大根じゃないから、そんなに簡単に手に入るかい！
残酷な事実として、冷静に論理的に考えればネイティブ英語は普通の人には手に入らないことがわかる。平均的なアメリカ人の語彙力は約5万から6万語、大学院卒、ビジネスエリートなど教養のある場合は10万語くらいといわれる。英検1級は国内最高峰の語彙力を必要とする英語試験だけど、1万語以上。まず、語彙力の時点で平均的なアメリカ人に遠く及ばない。これ以上の語彙力をつけようとすると、自分が知らない英単語を多く収録した英単語帳が存在しない。となると、何十年もかけて取得する必要がある。確かにほとんどの人にとって、英語は重要なスキルではある。だけど人生は短いし、他にやるべきことはたくさんある。何十年も他の活動を控えてフルコミットできる人は、言語学者とか英語講師くらいで普通の人には当てはまらない。よって、普通の人には手に入る代物ではないという論法が成り立つ。
加えて英語の発音。これは英語に触れる年齢や才能が強く影響する。自分はこれまで数多くの帰国子女や親が外国人、海外生活が長い人と会話してきた。彼らの発音はあまりにも違う。3歳から20歳までアメリカに住んでいた女性は、目を閉じて聞いたらアメリカ人とまったく違いが分からない。でも、16歳から同じく、アメリカに住んで40歳で帰国した男性は、ものすごく日本語訛りのでも非常に流暢な英語を話す。ワシントンの大学院で修士号を持ち、何十年もアメリカに住んでプロの通訳の女性はやはり日本語訛りだけど、英語は非常にうまい。
ネイティブ英語、を考えると語彙力と発音をどうにかする問題が立ちはだかる。今話した状況を考慮すると、とてもとても誰でも身につくとか、とっておきの魔法の方法なんてあるとは思えない。あるならすぐにでも特許を取得するべき。一瞬で富豪になれる。多くの人が考えるネイティブ英語は大抵の場合、ビジネス英語ですらない。そもそも、ネイティブ英語なんて要らない。日本人にとって英語はエクセルやワードと同じツール。あなたはエクセルの全機能の10%程度しか知らなくても、十分エクセル使いとして重宝されるビジネスマンになれる。それと同じでネイティブ英語なんかより、専門用語を英語で対応できるビジネス英語を目指すべき。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
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7章 最初に英語の目標を立てましょう
従うと100%失敗する！聞いてはいけないアドバイス7つ目は、最初に英語の目標を立てましょう。「英語に興味関心はあるけど、英語で叶えない夢がなくて困っています」すごく多いけど、そういう人に伝えたい。大丈夫、英語力を手に入れるまで大層な夢なんてないのが普通だし別にそんなもんなくても成功する。
黒坂は英語で叶えたい夢があった。国際的な舞台で英語を使ってビジネスをしたい。その夢は東京の外資系企業で働いた時に確かにかなった。夢を実現したといえば聞こえはいい。だけど、この夢を叶えた時にわかったことは「自分が10年以上追いかけてきた夢は、本当は欲しいものではなかった」という残酷な現実。仕事が楽しくない。成長意欲がどうやっても湧いてこない。会社は充実した福利厚生と有給消化率100%で残業も制限され、理想的なホワイト起業。周囲のビジネスマンはいい人ばかりで向上心の高い理想的な環境だった。だからこそ、自分にとって地獄だった。
それまで上を目指して頑張ってきてようやくたどり着いた先が、楽しくない、残りの人生ずっとやりたいとは思わないなんて夢にも思わなかった。夢破れてフルーツビジネスで起業。ビジネス記事を書いたり、本を出版したりしている内に英語学習法をブログ、そして動画で出していった。なんという行き当たりばったり、なかなかの紆余曲折だよね。でも動画を出すと見てくれる人が増えてきた。毎日、朝起きると「わかりやすくて参考になります」とか「勇気が湧いた。ありがとう」「いつも動画を楽しみにしています」と感謝メッセージの雨あられ。もはや無料のキャバクラ状態。これは楽しいと思った。そしてこの時に思った「ああ、自分はこのために英語の勉強をしていたんだな」と感じた。でも英語を勉強している時に、まさか自分が英語学習系YouTuberになるなんて1ミリも思ってなかった。
だから言いたい。成功する前に目標は持っても、御大層な夢の設定なんて要らない。燃えるような熱い情熱は必ずしも成功の条件ではない。純粋に英語に興味関心がある。英語力を高めて人生の選択肢を広げたい。収入アップを目指したい。道具として活用したいという意欲と可能性を感じるなら、それでいいじゃないか。でかい夢なんてなくてもやってみよう。英語の成功を決める要素は夢の有無ではなく、効果の出る勉強法を効率的、長期的に続けることだけなのだから。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
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8章 理想の環境を整えてから勉強を始めよう
従うと100%失敗する！聞いてはいけないアドバイス8つ目は、理想の環境を整えてから勉強を始めよう。
「もっとまとまった時間があれば」「今やっている仕事が落ち着いたら勉強しよう」
多くの社会人英語学習者が、永遠に来るはずもない絶好のチャンスを待ち続けている。だが、その想像している絶好のチャンスは永遠にこない。むしろ、工夫すればなんとかなる今の状況より確実に悪くなる可能性の方が遥かに高い。これが多くの受講生と直接コミュニケーションを取りながらサポートをしてきた黒坂の見解。
仕事や家事育児をしながら、限られたスキマ時間を積み重ねて長期間で力をつけていく。これは多くの人には受け入れがたく、理想でない環境に思えるかもしれないけどこれが現実。「仕事が忙しくてなかなか時間が取れないのでまとまった時間を得たらやる」そういっていた人は勤務先が倒産して転職した先が毎日終電帰りで英語どころではなくなった。「子供がもう少し大きくなって手が離れたら勉強しよう」そういっていた人は代わりに親の介護が始まってますます時間がなくなってしまった。
英語の挑戦者の頭の上には常に見えないカウントダウンがあると思ってくれ。英語の勉強が許される時間には制限がある。「今は十分恵まれた環境でないから、落ち着いたらやろう」と考える人は、やろうと思えばできる今の状況が後から見たら絶好のタイミングだと知ることになる。やりたくても将来できなくなるときが来る。だから今できるなら、できる内にやるべき。
黒坂が現役の学習者だった頃、とても恵まれた環境とは言えなかった。実家はお金がなくて常に親戚がやってきてゴタゴタ喧嘩ばかりしていたし、コールセンター先では仕事がうまくいかないことが続いたり、クライアントの契約が切れて派遣元が変更になったり、周囲の人間から応援されているのではなく、英語なんて今さらやめとき。もっと手に食をつけたほうがええよと反対されていた。でも自分はやった。理想的な環境でなくても正しい方法論で続ければ必ず力になる。そして今考えるとあの時頑張って良かったと思ってる。勉強を始める絶好のタイミング、それは常に今すぐだ。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、
「英語多読」だ。
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9章 自己責任論は間違い！
従うと100%失敗する！聞いてはいけないアドバイス9つ目最後、自己責任論は間違い！
最近、国の政策とかビジネスの結果を語る上で「自己責任論はダメ」という風潮をよく耳にする。自分は就職氷河期世代かつ就活タイミングでリーマンショックの直撃を受けて、「自己責任論」で片付けられた側なので自己責任論がいかに冷たいかを肌感覚で理解してる。人生は得意不得意、実家が太い細い、時代の流れなど一言でいうとガチャの要素は否定できない。何が1つが噛み合わなければ、順風満帆だった人も坂道を転げ落ちるということは普通にありえる。だからこそ、自己責任論だけで弱者に蓋をして見えなくするのではなく、セーフティーネットで弱者を救済し、やり直すコンティニューのチャンスを与えるべきだと思う。
今いったことを全部わかった上で、前提を踏まえた上であえて言おう。それでも英語の結果はすべて自己責任だと。生まれつき才能があるないに悩んだり、勉強する時間が潤沢にあるないに苦悩したり、高性能な電子辞書を買う経済力があったりなかったりという悩みは誰もが持ってる。あらゆる成功、失敗をわける変数を論理的に分析すると「本人次第」という結論を変えることはできない。確かに多少、他者責任の要素はあるしゼロなんて言わない。でも、それでも本人次第としか言いようがない。
まず、英語の勉強は他人と競争しなくてもいい。これが婚活とかビジネス、投資とまったく性質が違う。他の挑戦は強者に勝たないと生き残れない。強者に対して弱い段階の自分が勝たないと行けないのは非常に辛い。でも勉強は勝負しなくてもいい。勝たなくてもいい。これはあまりにも大きな優位性になる。
そして英語の勉強は再現性が保証された勉強法があるってこと。たとえば、暗記は反復という真理を考えてみよう。誰がやっても、多少才能があってもなくても、何歳でも、男でも女でも1回より2回、2回より5回、5回より10回反復する方が記憶に残る。ということは、暗記を強化するには繰り返しインプットの回数を増やすという方法が使える。こうした効果的な方法論が無料で全公開されている時代、効果的な勉強を追求する態度で挑めばうそやでまかせに翻弄される瞬間はあっても、必ず正しい勉強法にたどり着ける。
最後に勉強は一人でできる。ビジネスは一人で出来ないことはあまりにも多い。あなたは椅子に座って、スマホを使って、ネット回線を通じて、YouTube動画を見ていると思う。でも椅子もスマホもネット回線インフラもYouTube運営も一人ではできない。巨大な倉庫と膨大な人材を使ってようやく稼働するという世界。「僕は次世代スマホを1人で作って世界中に販売するぞ」できまへん。ムリポ。できないんだよ。…だけど、勉強は一人でできる。仲間と協力する必要はない。机と椅子、テキストさえあればいつでもどこでも経済的に恵まれていなくても意欲さえあればできる。勉強は強者ではない我々に残された人生をひっくり返す最後の手段だ。
英語で成功するためには巨大な資本も人脈も才能も要らない。人類が共通して持っている時間という資源を使って、毎日勉強するだけ。ということは、成功、失敗をわける差は本人がやるか？やらないか？でしかないという結論になる。何度シミュレーションしても、多面的に思考して違った角度から考えてみても、この結論を変えることは出来なかった。英語力が身につかないのは全て自分のせい。こうなると心理的に受け入れがたい人はいるかもしれないけど、敵を作ってもいいからもう一度いう。あなたが英語に挫折してできないなら、それは100%あなた自身に責任がある。でも考えてみて。逆に自己責任は攻撃はないよ。むしろ救済なんだよ。仮に英語に巨額の資本力がいるから、自分だけの責任でないとすればできなくても気持ちは楽だけど、納得がいくだろうか？夢や希望が持てるだろうか？それをもう一度問い直してほしい。
今回は以上だ。世の中には2種類のアドバイスがある。有益で役に立つアドバイスと、聞いたらダメな破壊的でクソなアドバイスだ。問題はクソなアドバイスをする本人に悪いことをしているという自覚がないこと。他人にアドバイスをするのは誰にも振り向いてもらえないオッサンにとって、とてもとても気持ちがいい行為だ。なんでもガールズバーでスタッフに「親は、この仕事してるの知ってるの？」と謎の説教をする次に気持ちいいとか。まあ、自分ガールズバーいったことないんでよくしらんけど。アドバイスをする前提は、すでに自分が成功したり一定の実績や結果を出した上でするものだと思うけど、世の中にはドーパミンのドレイになってなんの実績も経験もないのに上から目線でインフルエンサーの切り抜き動画の内容を、まるで派遣会社みたいに右から左へ流すだけの人も多い。だからアドバイスに挑戦を潰されないよう、聞く相手の力量はよく見たほうがいい。この黒坂のアドバイスだって鵜呑みにしないでほしい。自分なりに間違いないように慎重に作ったつもりだけど、他の人から見たらクソジジイのゴミアドバイスになっている可能性は否定できない。アドバイスはあくまで参考程度に。最後に選択するのは常にあなただ。成功を祈る。ほなまた。
名前は黒坂岳央（くろさかたけを）だ。
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