今回は英語の勉強が止まらなくなる!ストレスフリー勉強法について解説します。
今らこの動画の結論をいいます。英語の勉強ができる人、できない人は元々優秀とか、年齢ではありません。英語の勉強を習慣化できる人、三日坊主の人の違いは意思の強さではありません。両者の違いはズバリ、ストレスの有無にあります。ええ~??ウソだろオイ。ストレス?そんな話聞いたことないけど? いやいや、ところがどっこい、ウソではなく本当の話です。ちゃんと信頼できる科学的根拠があります。今回の参考図書はこちら。科学的アプローチで勉強がとまらなくなる ストレスフリー勉強法。この本、久しぶりの大当たり。むちゃくちゃ面白かった。
実はこの著者、中学生の頃に勉強法にハマって、
著者がいうには学生なら学校の勉強、部活の先輩。社会人なら職場の人間関係や家族、仕事の内容や
でもさ、冷静に考えて今どき現代人の中でストレス抱えてない人なんている?「オレさー、ストレスがゼロ過ぎてさ、一周回って刺激のない退屈がストレスに感じてるんだよ。だからさ、毎日、強炭酸水をお風呂に入れてまんねんシュワー」ってそんなエクストリームな人いる?
誤解しないでほしいのは、ストレスは100%ダメってことじゃない。たとえば3ヶ月後に英検を受験する、こうした適度なプレッシャーは行動力アップになるよね?問題は良いストレス、悪いストレスをきっちり見極めて、悪いストレスを退治して勉強に集中できるようにしよう。勉強に集中できれば習慣化する。習慣化すれば、やり方さえ間違えていなければ英語は誰がやっても伸びていくよねとそういう話なんですね。
この動画を最後まで見て、英語の勉強を邪魔してきたストレスを理解し、撃退し、日々の英語学習に役立ててください。ちなみに技術の話は3章からしますが、その前座の話も非常に重要なので、できれば飛ばさず最後まで見てください。ではいく。
*下記はAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
>>>科学的アプローチで勉強がとまらなくなる ストレスフリー勉強法
目次
1章 英語の勉強を邪魔する隠れストレス
さて第1章では、英語の勉強を邪魔する隠れストレスについて解説をしていきましょう。
人間関係、仕事、家庭、色んなストレスを抱えていることを我々はしっかり認識しつつも、どことなく、ストレスはあっても仕方がないもの。適当に気晴らしをしてうまく付き合っていくもの。そんな考え方をしていたよね?ところが著者がいうにはこうした「わかりやすい、ストレスと認識できているもの」ではなく、ストレスと認識できていない真のストレス、こそが激ヤバという話なんですよ。えー?なにそれ。認識できていないストレスなんてあったの?「私は都内タワマンの80階に住んでいるものだが、地上とは異なる気圧や酸素濃度の影響でストレスを受けていたのでござるか?」ってそういう話じゃないから。それから都内のタワマンに80階建てはないから。
で、実はその隠れストレスの代表がスマホというんですよ。ぎゃー、キタコレ。なんとなくそうだと思ったけどやっぱりそうだった。ドイツにあるライプニッツレジリエンス研究所の研究によると、
特に若い人、学生はこのスマホストレスに強い影響を受けます。
そしてそんなストレスに超弱い若者、子供にとって最悪なのがSNSだ。いや、子供だけじゃなくて中高年の英語学習者もSNS情報は害悪だからね。
でも他の人からは見えないよね。そういう情報。だから、そういうウソとデタラメ情報を真実を思い込んで「あの人はわずかな期間で成功したのにそれに引き換え自分なんてアホボケカスうつだしのう」ってなるんだよね。もったいない。でも事実は違う。99%の人間は凡人、英語は長期戦でしか身につかないです。黒坂は受講生を指導してきて、常人離れして成功した人は一人も見たことがありません。今でこそ英検1級合格、TOEIC900点後半を取るような人も時間がかかってるのを知っています。ムダなので他者比較はやめましょう。他者比較は価格ドットコムでパソコンを買う時だけにしてください。
SNSだけじゃない。胸糞ニュース、不安を煽る害悪情報、日本オワコン論、こういうのは一切見るのをやめましょう。ほとんどは根拠がなく、数字が出てこず、見る人の危機感を煽ってPV稼ぎをして、人々の将来の希望を餌にお金儲けだけが目的のクズ極まりない情報なんて見ても百害あって一利なし。この動画を見て少しでも英語力を伸ばしたいという成長意欲が高いあなたは、きっと忙しいでしょう。貴重な貴重な限られた時間をこんな100%マイナスにしかならない情報を見ることに使うべきじゃないですよね。限らえた時間は自分の英語力を伸ばすこと、愛する家族が幸せになること、人生が良くなることだけに使いましょう。
2章 ストレスが英語の勉強を潰す
第2章、ストレスがいかに英語の勉強のじゃまになっており、あなたの勉強の習慣化、英語の成長を邪魔していたのか?これについて解説をしていきます。おい、具体的な技術の話はどこへいった?待って待って。まずはストレスのヤバさをしっかり理解して。そうしたら、それじゃ本気でストレスを退治せなあきまへんがな、って腰を上げるから。でもここを飛ばして技術だけ話しても、あなたには真剣さが宿らないから話聞いて終わり、行動に結びつきません。だから話を聞いていってください。大丈夫、めっちゃ面白いから。
さて、英語力を伸ばすにはテクニック、技術、方法論こそがすべてと考える人は非常に多いです。ライバルを蹴散らし、血で血を洗う厳しい競争のビジネスと違って、確かに有効な方法論で長期間取り組めば全員が成功できるというお花畑な世界が英語学習ですよね?でも問題は、教わった方法論で長期間できないという話です。確かにー。「100%確実にダイエットする方法は摂取カロリー>消費カロリー」こんなこと、小学生でも知っていますが中年以降の肥満率は約40%。あれれ?みんな太り気味だよね? 結果にコミットすることで有名なあのライザップにシェイプアッププログラム プラスというコースがありますが、4ヶ月で100万円以上かかります。とてもお高いのに大変盛況のようです。みんな痩せ方は分かっているのになぜ? 答えは簡単。やり方が分かっても実践できないから。 そうだよね。世の中、ノウハウコレクターばっかりですが、頭でっかちで全然実践ができません。ジム通いが1年間継続できるのはわずか4%以下(Sperandei S, J Sci Med Sport, 2016)。だからテクニックばっかり追いかけてもそれを実践できるマインドが仕上がってないと無意味なんですよね。
実は勉強が嫌いな人は世の中にいません。成績が伸びない人も、「頑張れるものなら頑張りたい」とか「英語が継続できないけど、できるように自分を変えたい」と言います。つまり、やる気もちゃんとある。それなのに継続できないのは、何かしら勉強嫌いにさせる環境が大きな要因と言うことになりませんか?確かに。さて、ここから本題に入りましょう。ここからマジで話が面白いから。
著者いわく、成績が良い人、悪い人の差は勉強に対するスト
その一方で、成績が良い学習者はとにかくストレスがないと言うんですよ。成績が伸びない学習者は英語の勉強がストレスになっていたのに対して、成績がいい学習者は、英語の勉強のプロセスそのものを楽しんでいると言う共通点があります。「おい!そんなこと当たり前だろうが!だって勉強ができる優等生は頭が良いからストレスなんて感じないだろうさ。でもオレたち凡人は勉強ができないからストレスが貯まるんだよ。ハイスペックと平々凡々の俺達を比較してもてあそぶのも大概にせえや!」そうやって怒りの声が聞こえておりますが、落ち着いてください。しっかり声が聞こえております。 成績が良い学習者は、英語力が全然ない初心者の段階から楽しんでいるという特徴を持ちます。だから頭が生まれつきいい、悪いじゃなくて「ストレス感応度の差」と言えるんですよね。
考えて見れば当然ですよね。勉強をしていて、知識がない段階から面白がって学べる人はストレスを感じにくいです。そういう人は当然、勉強をしても苦痛を感じませんからたくさんの分量をこなすことができます。分量をこなせば、当然どんどん成績が伸びていきます。そして重要なのはここ。勉強のストレスを感じていた方に朗報、それは環境や創意工夫でストレスを感じなくなるということです。おい!まさにそういう話を待っていたんだ早く聞かせてくれ。はい、落ち着いて落ち着いて。その話は次の章でじっくりと解説しましょう。ついてきてください。
3章 科学的根拠付きのストレスフリー英語勉強法
第3章、科学的根拠付きのストレスフリー英語勉強法について解説をしていきます。この章がこの動画で一番重要! 脳科学、心理学の研究で極めて再現性の高い具体的な勉強法について紹介していきます。
1.英語の勉強の目標、目的を持て
ストレスフリー英語勉強法の1つ目、勉強の目的を作ること。なぜあなたは英語の勉強をしているのですか?その勉強で何を実現させたいですか?こういう話です。
なんとなく、英検に合格したいとか、TOEICスコアがほしいというざっくりした目標や目的を持っている人はいますが、それを
よりわかりやすい資料、デザインを意識した資料、時短を意識した仕事を使用とは思わないですよね?そう、目的がないとやらされ感が降臨して強いストレスを感じて人は頑張れなくなります。その逆に考えてみて。目的があるだけで勉強のやる気って自然に高まりますよね?日々の勉強でしっかりやる気がある人って、目的が明確にあって今日、明日の勉強がその目的を達成するのに完全に直結しているという実感があるからモリモリ頑張れるんですよね。
2.英語学習はSMARTに成功する
ストレスフリー英語勉強法の2つ目、SMARTをインストールしろ。どういうこと?iPhoneアプリにそういうのありましたっけ?違います。脳みそにインストールしてください。英語の勉強をストレスフリーで頑張るためのフレームワークがあります。それがSMART、スマートです。一つずつ解説していきましょう。
SMARTの1つ目のSはSpecific具体的にする。ふんわりぼんやりではなく、目的、目標はとにかく具体的にしよう。英語を話せたらなんとなくかっこいい、これでがんばれる人がいない理由は具体的じゃないからです。たとえば、英検に合格するという目標も全パート90%以上の正答率で余裕で合格する、一気に具体的になりましたね。
SMARTの3つ目のAはAchievable 達成可能。高い目標を持つことは素晴らしいですが、あまりに現在地と距離があるとストレスを感じてやる気が出ません。「熊本から青森までドライブをしよう」 やめてください、しんでしまいます。でも「熊本から博多までドライブしよう」これなら現実的ですよね。英語の勉強も同じ。たまに「英語力ゼロですが、3年以内に英検1級合格を目指して頑張ります」という人がいますが、あまりにゴールまでの距離が遠すぎて挫折率が高いですね。そうではなく「英語力ゼロですが、まずはこの一年で英単語と英熟語の基礎レベルを身に着けます」これなら手を伸ばせば届く範囲なのでやる気が出ますね。
SMARTの4つ目のRはRelevant関連性。英検に合格するという目標を立てたのに、連立方程式の勉強をする人はいませんよね?日々の英語学習が夢の実現に直結しているかを確認するようにしましょう。今の勉強が夢の実現と関係してないと感じると人は強いストレスを感じてしまいます。
「あのさあ、英単語の暗記しろっていうけど、オレがやりたいのはペラペラ英会話なんだけど。いつまでこのしょうもない勉強しないとダメなの?」謎の被害者意識MAXになって放り出します。でも勉強頑張る人は、ペラペラ英会話の構成要素が英単語、英熟語、英文法という原子で成り立っていることをちゃんと理解して勉強するから、日々の地味な英単語の暗記をアホらしいと思わず、実現したい夢をトントンかなづちで叩いて建設している感覚があるから楽しく頑張れるんですよ。なるほどな、見方が変わるだけでストレスが消えて楽しくなるという話は目からウロコだよね。
SMARTの5つ目のTはTime-bound期限。
人は期限がないと挑戦をしません。「夏休みの宿題、提出期限は100年間です」こう言われたら、間違いなく誰もやってこないよね?8月31日と明確に期限があるからこそ、夏休みの終盤にお尻に火がついて本気で頑張れるんだよね?英語学習も中高年になって必死に頑張るのは、人生の残りの寿命という究極の期限が明確に意識するからじゃない?親や親戚、友達のお葬式に出るたびに「自分の人生も永遠じゃないんだ」と痛感して残りの人生を必死に生きようと考えるわけですね。
3.スペーシング効果
4.インターリーブ学習
ストレスフリー英語勉強法の4つ目、インターリーブ学習。時間の間隔をあえてあけて勉強すると記憶の定着に繋がり、忘れにくくなると話しました。むしろ、せっかく覚えた内容を忘れてしまうことを恐怖に感じて、短期間に同じ内容を繰り返しインプットするのは非効率であると科学的に証明されています。
だから英語の勉強、英単語の暗記をする時はあえて一旦忘れて思い出すという高騰テクニックが有効ということはもうわかりましたね?ところがこれは単に記憶の定着につながるだけでなく、
これを一言でいうと、つまみ食い学習法です。たとえば食べ放題、ホテルビュッフェにいった時も、好きだからといってひたすらスパゲティ食べる人いる?ローストビーフ食べる人いる?「オレはローストビーフが好きだから、このテーブルのローストビーフ10kgを食べ尽くすぜ」いや絶対ムリですやん。むしろ、全コーナーの料理を一口サイズずつすべてコンプリートする方が飽きずに食べられるよね?英語の勉強もこれと同じです。
どんなに集中力が高い人でも、同じ内容を長時間ぶっ通しで勉強すると、
5.エラボレーティブインテロゲーション
ストレスフリー英語勉強法の5つ目、エラボレーティブインテロゲーション。何やら難しい、最終奥義のような言葉ですが、シンプルに言えば深堀りのことです。
たとえば
さて、英語の勉強ではどんなケースが当てはまるでしょうか?ズバリ、語源。これですね。たとえば、「telescope」「telephone」「telework」「television」これらの単語の接頭語「tele」には、「遠くの」という意味があります。確かに、これらの単語はすべて遠くのという意味が込められていますよね。語源を調べて納得することで、深く記憶に刻まれます。知識の深堀りの良いところは記憶が定着するだけでなく、ストレスがないということです。勉強をする上でストレスが溜まる理由は、わからない部分を放置してしまうことにあります。わからない箇所を放置しても、自然にわかることはほぼないのでまた同じ単語や内容にぶつかってもわからないまま残ります。そうなると、勉強が進めば進むほどこのブラックボックスの箱がドンドン増えていって、理解できない内容が無限に増えていくので英語の成長と逆行してストレスも増えます。なので、その場では時間がかかっても面倒くさがらず、不明な単語や熟語は都度調べて完全理解しておきましょう。
6.自己肯定感
ストレスフリー英語勉強法の6つ目、自己肯定感です。
勉強は技術ゲームが10割と思われがちですが、実は半分…いや半分以上がメンタルゲームです。その証拠に、今の自分の実力より高い課題が来た時に自己肯定感が高い人は「成長するチャンス!」と腕まくりをして喜んで突撃しますが、自己肯定感が低い人はストレスを避け、それ以上自信を失うことが怖くて言い訳をして逃げ出します。英語学習の難しいところは、まだ成功していない今の段階で成功を信じて努力をする必要があるということです。「せやかて黒坂さん、その言葉はワイに効く。だって人生で何一つでかい成功なんてしたことないですもん」そういった声が聞こえてますね。ではどうすればいいか?いくつか方法があります。
2つ目は他人の成功を見る、です。人間は自分自身の成功でなくても、
4章 誰でもできる英語の勉強習慣化の技術
第4章、誰でもできる英語の勉強習慣化の技術について解説をしていきます。
勉強の習慣化については、誰もがそのメリットを理解していると思います。最初に習慣化の本質をお話すると、習慣化に意思の強い、弱いはまったく関係ありません。どんな人でも必ず習慣化できます。その証拠にみんなスマホの習慣化に大成功しているじゃないですか?むしろ習慣化通り過ぎて依存症気味になっていると。だから「僕私は何一つ続かないダメ人間だ。きっと生まれつき習慣化遺伝子を持たないで生まれたんだ」みたいに考えるのは良くないですね。習慣化できないのはシンプルにやり方を知らないだけですから。
じゃあ、ここからは具体的に習慣化を作る方法について解説をしましょう。
1.ご褒美とセットにする
英語の勉強を習慣化する方法の1つ目は、ご褒美とセットにするです。英語の勉強をやらないといけないけど、習慣化できていないからやる気が起きない。これはつまり、勉強をやらないといけないという長期的メリットより、面倒くさいという目先の苦痛が大きいという構図ですよね?わかる、確かに。それならこの苦痛より大きいご褒美を用意すればいいじゃないの?え?どうやって?たとえば勉強を頑張ったらお菓子を食べていいみたいなルールを作る。ええー?そんな子供じみたことで効果あるの?あるんだよそれが。お菓子を食べる行為は脳内でドーパミン、快楽物質が出る。人間は快楽の誘惑には非常に弱い生き物なので、勉強は面倒くさいけどお菓子を食べる快楽の方が上回る事には大いに期待できる。
でもそんなこと続けてたら、お菓子の食べ過ぎで健康を害しない?まあするだろうね。え?そんなので大丈夫? うん、大丈夫。最初はお菓子というご褒美に釣られてしぶしぶ勉強を始めていた人も、継続していれば英語の勉強は習慣化できますよね?そうなるとお菓子がなくなっても、英語の勉強習慣ができるんですよね。なるほど確かに。これは盲点だよね。
2.トリガーを引く
英語の勉強を習慣化する方法の2つ目は、トリガーを引け。え?トリガー?トリガーってあの拳銃の引き金?そう、あのトリガー。人間は無意識の内にトリガーを引くことで、それがきっかけになってやる気に関係なく行動をするようになり、繰り返すことで習慣化して自然に体が動くようになります。
たとえばダイエットや健康のために甘いお菓子をやめたいのについ食べることをやめられない人は、仕事帰りのコンビニがトリガーになっています。うわー、確かに。翌日の弁当に入れる唐揚げだけ買いに来たのに、気がつけばプリンやチョコレートを両手に抱えて店から出てきてたよね?それを毎日繰り返してすっかり習慣になってしまったってわけよ。じゃあどうすればいいか?答えはシンプル、コンビニの前を通らないようにしてトリガーを引かない。つまり、帰宅ルートを変えてコンビニを目に入れない。もしくは財布を自宅においたり、PayPayアプリをアンインストールして買えない状態にすればいいです。
黒坂が英語の勉強を習慣化するトリガーを引く時は、電車に乗る時、職場の休憩室に入った時、帰宅後でした。もう無意識にテキストを開いて読み始めてしまう状態です。特に毎日通勤するサラリーマンはこの習慣化を作りやすいと思いませんか?だって、毎日同じ時間の同じ電車、同じ車両に乗るからその既存のルーティンに英語学習を乗せることであっという間に習慣化できます。
3.小さく始めて細く続ける
英語の勉強を習慣化する方法の3つ目は、小さく始めて細く続ける。ええー?でも私は意思の弱い人間で甘やかすと際限なくダメダメになるから、最初はビシビシしばき回さないと!そのように考える人はすごく多いですが、実は逆で習慣化する前ほど、なるべく小さい負荷で始めましょう。ポイントは「数」。これを小さくすればOK。一体、どういうこと?詳しく話しましょう。
筋トレをスタートする時は、いきなり重いダンベルを何十回も持ち上げようとすると即アウツ。先ほどいった通り1年ジム通いできる人が極端に少ない理由は、最初に張り切りすぎるからです。じゃあどうすればいいかというと、最初は1回。ええー?そんなに簡単でいいの?いい。でもね、1回やれば「せっかくだからもう1回あげとこ」ってなるよね?
結論、目標は2つ持て。最低限目標とベスト目標。みんなベスト目標だけしか持たないから、忙しい日が続いたり疲れていて「また明日」と先送りにするから続かないんですよね?でも最低限目標、とりあえずこれだけやればOKという目標でやりましょう。英語がどうして億劫で手を付けられない日は、1分だけやりましょう。タイマーをセットして1分だけ。たった1分なら誰でもできますよね?そしてノー勉デーを1日も作らず、長期間継続していればやがて本当に英語の勉強を継続できるようになります。
著者が高校時代に数学の勉強をしていた時のエピソードにこういう話があります。その参考書はとにかく分厚くて、1冊何百ページもあるので重たいので、本を開くことが億劫に感じていたそうです。そこでやったことは、章ごとに裁断。たとえば30章なら、30冊の小さな小冊子に分割するイメージですね。そうすると、1章たったの数ページ、長くても10ページくらいしかないので気軽に手を付けられ、しかも軽いからどこにでも持ち運びが出来たという話です。なるほどね。
英語の勉強もこれと同じ考えです。英文法も700ページ1冊、で考えるから苦しくなるわけで1章20ページという1章単位なら頑張れますね。最初は小さい負荷ではじめ、慣れてくれば自然に終わるのが早くなるからドンドン量も増やすことができます。
そして「英語をやったほうがいいのは分かってるけど、習慣化以前にまず最初の一歩を踏むのに躊躇して早くも3年経過」みたいな人もいますよね。著者はそういう人にこのようにアドバイスをします。「あなたがやることは2つ。1.机に座る。 2.テキストを開く。 以上」と。え?なにそれ勉強してないから意味ないですやん?そう思ったかもしれない。でもそんなことはないですよ。これは「行動の模倣」と言って習慣化したい行動の真似をするだけで、その行動への抵抗感が減
5章 英語学習のメンタル管理
第5章、英語学習のメンタル管理について解説をしていきます。
英語の勉強のストレスの原因で最も良くないのは、ズバリ「イライラする」「腹が立つ」という怒りの感情です。英語の勉強が思うように進まない、わからない箇所が多くてイライラする。こうした勉強そのものから生まれる怒りもあります。勉強だけではありません。日常生活をする上で上司とぶつかって腹を立てるとか、友達や家族が自分の話を理解してくれないとムカムカすることがあります。そんな怒りの感情のまま、高度な知的作業である勉強をすることは非常に難しくなりますね。
「でも黒坂さん、そうはいっても怒りの感情なしで生きていくのは難しい世知辛い世の中なんですわ」と思う気持ちはよく分かります。じゃあどうすればいいか?ここからは怒りの感情を上手に処理をして、ストレスフリーで勉強を頑張るための技術をお話しましょう。なんとなんと、アンガーマネジメントの授業をやってしまうんですね。怒りは生まれつきの性格ではなく、技術が10割です。自分自身、昔はティファールも腰を抜かすレベルの瞬間湯沸かし器に怒りっぽかったですが、今は怒らなくなりました。じゃあ具体的な方法を解説していきましょう。
1.10秒ルール
怒りを鎮める方法の1つ目は、10秒ルールです。昭和生まれの人なら誰でも知っているのが、3秒ルール。食べ物を地面に落としても3秒以内に拾えばばっちくないという非科学的な空想科学読本話ですね。実は似たようなルールが怒りの世界にもあります。それが怒りの10秒ルールです。
人間の怒りはブワッと高まって一気にピークに達し、その後は時間を置くと急激に静まるという特徴があります。ニュースで暴力事件とかあったら「カッとなって手を出してしまいました」みたいな話がありますが、それはこのピーク時に怒りを解放させてしまったことで起きる悲劇ですね。そこで腹が立ったら10秒数えましょう。とてもアホらしい話に聞こえますが、これは本当に驚くほど効果があります。人間の怒りはどれだけ苛烈なレベルでも、長時間持続させることが不可能です。怒りの賞味期限は夏場のいちごショートケーキより短いので、とにかく冷却時間を置くことです。
たとえば勉強が思うように進まなくて心底イライラした時は、一旦席を立って散歩にいきましょう。スマホタイマーで5分セットして出歩くと、5分後にはものすごく冷静になって「まあもういっちょやるか」とまた前向きな気持ちで取り組めます。この方法は職場でも使えますよ。上司から理不尽なお叱りを受けてブチ切れそうになったら、10秒間数えて深呼吸。これだけでも怒りのリミットブレイクのピークを平和に乗り越えることができます。
2.1年後を想像する
怒りを鎮める方法の2つ目は、1年後を想像するです。
1つ目に紹介した、腹が立ったら10秒待てというルールだけではまだまだ怒りやイライラはおさまりませんよね?その場合、1年後を想像してみましょう。あなたが瞬間的に感じた、すべてをぶん投げたくなるほどの怒り、絶対に許せないという憤り、1年後も同じですか?いや待てよ。冷静に考えたら今は腹立つけど、1年後は覚えてないぞ絶対。今から一年前、何に腹を立てていたかって思い出せないもんな。そう感じたら、怒りで何かを破壊するのはもったいないと思いますよね?
3.期待しすぎない
怒りを鎮める方法の3つ目は、期待しすぎないです。
これは本書ではなく、黒坂オリジナルの考えなんですが、人間の怒りのほとんどは期待への裏切りから来ています。食べログで点数が高かった店で失礼な接客をされて怒り心頭なのは、ものすごく期待値が高かったからですよね?もしも食べログで日本で一番低いスコアの飲食店なら、むしろ失礼な接客をされても腹が立たないどころか「さすがにここまでやばいと一周回って面白い」と笑いのネタにすらなりますよね?
仲の良い友達と思っていた相手が裏で悪口を言うとすさまじい怒りを感じるのは、そんなことをするやつじゃないはずという期待値があったからですよね?仲の悪いやつから陰口言われても「まああいつならそういうこといいそう」って思うので想定内の行動にそこまで怒りを感じることはないはずです。
英語の勉強で最短最速魔法のように秒速で成功、っていっていた勉強ですぐ成功しなかったら、発信者にアンチコメント書きたくなるほど腹立ちますよね?でも最初から時間がかかるよ、と言われていたら最初は少し手間取っても焦りはないですよね?
今の話でわかってもらえた通り、怒りっぽい人は相手への期待値が高すぎます。でも冷静に考えましょう。間違っているのはどっちでしょうか?相手でしょうか?いえ、完全にあなたなんですよ。待って怒らず話を最後まで聞いて。この世で変えられるのは未来と自分だけ。過去と他人は変えられません。なので人間関係についていえば、他人に少しでも期待することは間違っています。それがたとえ、夫婦関係でも同じです。
元々違う価値観、違う環境で生まれ育ったまったく赤の他人です。やってもらって当たり前、このくらいしてもらって当たり前。それは大いなる傲慢と勘違いです。こうした高すぎる期待があると損をするのは自分、なぜなら当然に相手は自分の思い通りには動きませんからしょっちゅうイライラすることになります。でも、期待値がゼロだと平和で楽しくなります。気を回してやってくれて嬉しいな。なんて気がきくんだ、ありがとう!こうなります。
英語の勉強も同じで、「3ヶ月以内に絶対に終わらせる」とどれだけ強く願っていても、思うようにいかないこともたくさんあります。そんな時、テキストやメソッドに怒りをぶつけても何の生産性もありませんし、毎日ストレスまみれで勉強することになるので効率もよくありませんね。しかもこの3ヶ月、という期間に何ら現実的、論理的な根拠はなく、ただただ自分が慌てて焦っている感情から生まれた妄想を戦略であるかのように勘違いしているだけです。
なので、英語学習ガチ初心者の最初の6ヶ月の最低限目標、それは「毎日英語の勉強を継続する」これにしましょう。この目標なら現実的です。どんなに忙しくても1分でも勉強すればいいからですね。でも毎日継続していれば、徐々に知識も定着してきますし抵抗感なく机に向かうことができるようになります。高い期待値もないので、思い通りに行かずに腹を立てることもありません。思いの外、スルスル進めば楽しく勉強できます。
4.英語の勉強をゲーム化する
怒りを鎮める方法の4つ目は、英語の勉強をゲーム化する。
人間という生き物はゲームにハマるように出来ています。「せやかて、黒坂さん。ワイはスーパーマリオやドラクエ全然興味ありませんけど?」と思うかもしれません。いえいえ、ゲームと言ってもニンテンドースイッチやプレイステーションだけじゃないです。たとえば、恋愛も一つのゲームですね。意中の相手との駆け引きは時に、人生を丸ごとかけるような半端じゃないのめり込み方をします。パチンコやギャンブルもドハマリするゲームそのものですね。また、仕事中毒者にとっては仕事もゲームで、限らえた就業時間内に残業せず、いかに仕事を終わらせるか?という課題に取り組むゲームそのものです。
そんなゲームにハマりやすい人間心理を使って英語をゲーム化しましょう。自分をゲームの主人公に見立てて、英検合格、TOEICハイスコア、英語を使う仕事への就職といった大きな課題に挑戦する冒険者と考えるんですよ。そうすればどう?難しい問題を解いたり、わからない箇所を調べて力をつけていく過程はすべて経験値を稼いでレベルアップするクエストみたいなものに見えてきます。冷静に考えてドラクエで最初の村から一歩も出ず、スライムとスライムベスをヒノキの棒だけでレベル99にする人いる?んな人いなくない?やっぱりドンドン新しいダンジョンで強い敵を倒して、次の村で武器を買って強くなりながらラストダンジョンでレベル99にするのが普通じゃない?英語もそれと同じです。中学英語レベルの英単語だけでペラペラ英会話を目指そうとするのは、レベル10の勇者がラストダンジョンに向かうようなもの。どう考えても無謀、無策、ただのアホ。それがわかれば現実的に地道に基礎を身に着けて着実にレベルアップを目指しましょう。
それからゲームと同じで、英語の勉強を頑張ったら報酬を自分に与えましょう。英検5級から受けていってさ、合格するたびに豪華ディナーと映画鑑賞を設定したら絶対楽しいよね。黒坂は仕事を頑張ったら毎月1回、4DXで映画鑑賞するという自分へのご褒美を用意しています。今月も映画見に行くから気持ちよく楽しめるように仕事を頑張ろう、こういうゲーム感覚で毎日仕事を頑張っています。
今回は以上です。英語の勉強はストレスと密接に関係していた!という主張は驚くとともに納得しかない非常に面白い一冊でした。この動画で話をしたのは英語学習者でしたが、ビジネスマンとかも同じだと思うんですよね。仕事=ストレス、平日のクソ時間よ早く過ぎよ!と思っている人と、仕事が楽しくて仕方がない、土日が終わって早く月曜日カモン!という人とでは間違いなくビジネス戦闘力も結果も違ってきますよね。ありがたいことに黒坂は今、後者をやらせてもらっています。仕事が楽しい。でもこれは生まれつき、仕事が楽しい遺伝子を持って生まれたわけじゃありません。20代前半まで仕事は苦痛で休みの日を待ち焦がれる普通の人でした。
仕事が楽しくなったのは、ストレスを感じる要素を一つずつ取り除いていったからです。脱サラして独立したら嫌な人間関係はゼロになりました。やりたくない仕事は外注して、楽しい仕事だけやるようにしました。気がつけばストレスフリーな仕事だけが残りました。今でも困難や逆境も多いですが、全部攻略するべきクエストと思って楽しんで取り組んでいます。でもこれは別に黒坂が特別な人間だから出来たわけじゃないです。他の人にも必ず真似できます。そう、あなたにも。でも明日からいきなりはできません。ストレスフリーになるには技術が必要です。それまではやっぱり苦労を乗り越える必要がありますし、著者も黒坂も乗り越えました。次はあなたの番です。健闘を祈ります。ほなまた。
*下記はAmazonアソシエイトリンクを使用しています。
>>>科学的アプローチで勉強がとまらなくなる ストレスフリー勉強法
コメントを残す