「こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
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「英語といえば華やかな英会話だお!」
「英語はペラペラ話せてナンボだお!」
こうした会話偏重主義は、日本人英語学習者の中でものすごく根強い考えです。
でもね、この会話偏重主義こそが
日本人の英語力を下げる諸悪の根源です。
フフ、ウソだと思うでしょ?w でもそれは本当の話です。
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「へー、その根拠を聞かせてもらうお!」
今回は会話偏重主義を抜け出せれば、
あなたが英語学習の成功に近づく事ができる、そんな話をします。
目次
英会話スクールがない時代も、英語ができる人はいた
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ネットでなんでも手に入る今と違って、明治時代とか、大正時代には
英会話スクールとか、語学留学制度って身近なものではなかったですよね?
昔は英会話ではなく、辞書を使って
淡々と英文読解をして英語力を高めるしかありませんでした。
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「あーあ、かわいそうだお。英会話スクールもないなんて不便だお!」
と思われるかもしれませんねw
しかし、当時の日本人の中にも海外に渡って英語で研究をしたり、
論文を発表したりしていた人はいくらでもいました。
野口英世さんもその一人です。
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「あ?呼んだか?オレのことだぞw」
この事実こそ、英会話スクールや留学なんてなくても、
「英語は独学で頑張ればできるようになる」
という事の何よりの証明ですよね?
時は流れ、いつしかYouTubeが登場し、
英会話スクールがバンバン登場し、
留学も安価に手軽にいけるようになりました。
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ものすごく便利になったはずの世の中なのに、
未だに日本人の英語力は向上していません。
日本人が真に英語の必要性に気づいていない、
というのも大きな理由です。
↓(過去記事。しっかり見ておいてよ!)
しかし、あえてもう一つ理由をあげるならば
「日本人がドンドン英会話偏重主義になってしまった」
という原因があります。
今回、私が語っているのはこの部分の話です。
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誤解のないようにいっておきますが、私は
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「英会話はまったくのムダだ」
と言っているわけではありません。
しっかりと英語の基礎力をつけ、英語ができるようになった段階で
はじめて英会話の練習をスタートさせれば一気に上達します。
総合的な英語力アップにものすごくプラスに働くと思っています。
でもね、ロクに文法や単語が頭に入っていない初心者が
英語力を身につけようと思った時にまっさきに
「よし、英語をやるぜ!まずは英会話だ」
ってのが良くないと言っているわけです。
英会話スクールや留学エージェントが英会話を勧める理由
私がこれだけ熱く
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「初心者は英会話するな!」
っていってもなかなか信じてもらえないでしょう。
なぜかというと、世の中は
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「英会話!英会話!!」
と私以上に大きな声で主張する人たちがいるからです。
それは英会話スクールや、留学エージェントたちです。
彼らは大きな資本に物を言わせて、莫大な広告費をかけ
「英会話こそ必要だ!」と訴えまくっているのです。
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でもね、ここで落ち着いて考えてみましょう。
なぜ、彼らは英会話こそ重要だ!
と言っているのでしょうか?
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「英会話は必要だぜい!! 英語多読は消毒だー! ヒャッハー!!」
その理由、あなたは分かるでしょうか?
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↑↑↑
ほら、こんな風に彼らが肩パットを装備して、
釘バットに火炎放射器を持って
主張しまくっているのをあなたも見たことがあるはずです。
その答えはすごく簡単じゃないですか?
ズバリ、お金が稼げるからです。
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「オイオイ!そこまでいっちゃ命の危険に関わるぜ…!」
(言ったのはオイラじゃなくて黒坂だお…!)
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ご存知の通り、英会話スクールはたくさんの講師を雇っています。
東京や大阪の駅前の一等地に学校を構えています。
その上ギャラがむちゃくちゃ高いタレントを使って、
TVCMなどのメディアでガンガン宣伝しまくっていますよね?
これってハンパなく経費がかかります。
留学エージェントだって同じようなことをやっています。
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「今年は英会話の宣伝に1億かけたぜ~! ワイルドだろぉ~!?」
なぜんなことできるかというと、
それだけガッツリ投資をしても、
ヨユーで回収できるくらいに英会話産業が儲かるからです。
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私なんて最初に半年分のチケットを
まとめて購入したのに、
2-3回通ってフェードアウトしましたからねw
そういうお客がいると笑いが止まらないんですよねw
(まあ勝手にフェードアウトしたの自分だけどw)
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お金をかけない英語多読という学習法の方が効果が確かなのに、
そういうものほど隅っこに追いやられているのです。
私が提唱している学習法を考えてみてください。
学習に必要な費用はたったの1万円ですよ?w
お金がかからなすぎて、まったく商売にならないんですよねw
ナンテコッタイ…。
正しいメソッドで英語多読で英語力を身につければ、
成果が出ることが約束されています。
世の中にも多くの言語学者や、その他教育研究者から
英語多読の効果は実証されています。
ですので無用なお金をかけず、ただただやれば身につくのです。
しかしながら、英会話には数百万円掛ける人はいても、
この英語多読にお金を掛ける人はあまりいません。
結果的に英語多読による英語学習法は
「稼ぐビジネス」
として成り立たず、
結果的にビジネスにする業者もあまりおらず、
いたとしても英会話スクールほど、バシバシ広告宣伝を打つことができないので
英語多読はガチで効果がある学習法であるにも関わらず、
目立たずにひっそりと隅っこで輝いているわけです。
分かります?このめちゃめちゃ辛い皮肉を?w
私はマジで熱く主張している理由は、
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「目を覚ませ!英会話の訓練なんてするより100万倍コスパよくて、効果もあるんだぜ!」
ってことなんですよ。
話が若干逸れましたが、
「英語学習=英会話」という構図が出来上がっているのは、
業者が儲かるビジネスだからです。
でも、広告がバンバン打たれているからと言って、効果があるわけではありません。
この事を今一度認識してもらいたいと思います。
学校の英語の授業で英語力が身につかない理由
それからね、よくこんな事をいう人がいますよね?
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「義務教育で10年も英語を勉強しても話せるようにならないってばよ。
これは会話が足りないからだってばよ!」
と。
フザケとる!
学校のせいにすんな!
といいたくなりますw
ここであなたに真実をお伝えしましょう。
足りないのは英会話の練習ではなく、
「英語の学習時間」であるということを。
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日本人が英語を習得するには3000時間必要と言われています。
中学・高校での英語の授業は
50分×週4回×35週間×6年(中学・高校)50分×840回
ですから、700時間という計算になります。
もう一度いいます。
日本人が英語を習得するには3000時間必要です。
中・高校での英語の勉強時間は700時間です。
…全然足りない、ですよねw
自宅で勉強する時間を合わせても足りなすぎません?w
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「日本の学校ガー! カリキュラムガー! 文法ガー! 文部科学省ガー! 安倍政権ガー!」
と学校へ不満をぶつける前に、そもそも
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「アホか、勉強時間足りねーっつーの」
という話です。
英語を使えるようにするのに
必要とされる分量の4分の1もやってないのに、
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「英語ができないのは英会話をやっていないからだ! 日本は開国してくださいヨー! 米国は利上げするゾー! ホットドッグうまいゾー!」
って騒ぎ立てるのはおかしな話じゃないですかw
ですので、学校の教育が悪いと思わないでほしいんですよ。
文法偏重?読解偏重?
いえいえ、偏重も何も
「学習量が足りなすぎる」
って話なわけです。
中学・高校の勉強をしっかりすれば英語力だって必ず高まります。
間違っているのはカリキュラムというより、
勉強時間の少なさを認識できていない点なのです。
基礎力なくして、英会話はありえない
私は常々、次のように主張しています。
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「英語は単語・文法・長文読解が大事ですよ!」
と。
なぜならこれらは英語力の根幹をなす、
「基礎中の基礎」だからです。
基礎力なくして成長はありえません。
それなのに基礎を飛ばして、英会話だけを練習する…。
これが「どれだけ効果の薄い学習法なのか?」
を今一度しっかりと理解してほしいのです。
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基礎力を侮る人が量産されてしまうのは、
英語の基礎力をおざなりにするような発言をする人のせいです。
彼らの主張は、
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「おー!見つけた見つけた♪ ここにいたんだね、探したよー♪ 今日はね、いいものをあなたに持ってきたアルヨ? …おっと、うっかり故郷の言葉が(ゴニョゴニョ…)。 英語は生き物。ただ使えば上達するんだから、勉強なんてしなくてもいいんだよ。ささ、ここに30万円を出せば英語力が身につくセットがある。なあに、英語力さえ身につけば一瞬でペイできるから心配するなってw 決断ができない人間はダメだよ。早く!今すぐ買おう!そして人生をアップデートしよう!」
みたいな感じです。
「本当にトチ狂った主張だな」
と私はいつも感じています。
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もう一度いいます。
基礎力なくして英語の上達はありえません。
基礎力なくして、英会話だけをどれだけ続けても成長はありません。
いつまで経ってもブロークンで、しどろもどろで外国人が一度では理解できず、
話している本人も「これ一生継続しても上達しないな」
と感じるような英会話になるだけです。
母国語でも会話能力に大きな差がある
考えてみてください。
私達日本人でも、言語の運用能力にものすごく大きな違いがありますよね?
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「やべー、これマジスゲー、ガチでスゲー」
しか言えないボキャ貧な人は、どれだけ日常会話を重ねても、
豊かで創造的な言葉を操ることは永遠に出来ません。
これ、あなたは分かるでしょ?w
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知的な会話、聞いている人に心地よく、分かりやすい会話とは
論理的な文章構築能力や、豊かな語彙力に裏打ちされたものです。
本を一冊も読まず、語彙力を磨く努力をせず、
伝わりやすい言葉を選ぶ向上心を持たなければ、
いくら会話をしても永遠に上達することはないのです。
もちろん、これが外国語だとなおさらです。
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言葉を磨くにはどうすればよいのか?
それは基礎力を高める努力をすることです。
世の中のお金持ちや成功者は、
自分たちが使う言葉をとても大切にします。
微妙なニュアンスを伝えるには、高い語彙力や繊細な表現力を
持っていないと伝えられないことを知っているからです。
そのために読書をしたり、勉強をして知識をつけているわけです。
いいですか?これを見てください。
ワインですよね?
↓
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さて、あなたはこれが何色に見えますか?
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「赤だお!とにかく真っ赤だお! 赤すぎワロタァwww」
というのと、
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「熟成された赤レンガ色と、クラシックな深みのあるえんじ色のブレンドカラーだろう」
という方が伝わる情報量が全然違いますよね?
さて、今度はこのワインを飲んでみましょう。
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さあ、どんな味がしました?
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「クッソうまいお! 苦味がいい感じだお! ズバリ、クッソうめーwww」
というのと、
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「紙やすりを舌の上に乗せ、ギシギシするような迫り来るタンニンの苦味と、フレッシュなレモンの一番搾りがほんのり感じられる味わいだ。後から時間差で舌先にぶどうの甘さが広がるのがたまらないおいしさである。」
とまあ、後者の方が味わいが伝わりますよね?
語彙力、表現力を鍛えるには
日常会話だけをひたすらこなしても成長はないってことです。
語彙力や表現力が豊かな人は、
読書や勉強を通じて、語彙や文章構築能力という基礎力を鍛えているために、
年齢を重ねるほど会話能力を高めていくことが出来るのです。
会話は一番最後にやるべき
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英語が上達するプロセスも同じです。
やっぱり語彙、文法の知識をしっかりと身につけて、
英文読解力という基礎力が備わった上で会話の練習をすることで
やればやるほど上達する、ってフェーズに入ることができるんですよ。
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日常的に英文をたくさん読むから、語彙力がつき
素晴らしい文章のフレーズを自分のものにすることで
アウトプットの時に使って、ドンドン会話能力を高めていくことが出来ます。
「Hello!」「How are you?」てな日常会話だけで上達することはありません。
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あなたはいつまでもブロークンイングリッシュでいいんでしょうか?
いつまで「あー、これ以上やっても多分上達しねえな」って感覚を持ち続けますか?
毎回、一旦日本語で文章を考え、それを英訳してから話すスタイルを続けますか?
いやですよねw
であれば、絶対的に英語の基礎力を身につける必要があります。
そうすることで、最初は拙くても、
やればやるほどメキメキと上達する事ができるのです。
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これまで何度も言っていますが、
私は長文読解を中心とした学習で英語力を磨きました。
会話の練習に割いた労力は、英語学習全体の1割にも満たないものです。
会話の訓練をしたのは、
他の読み書き聞く技能が身についた一番最後でした。
が、英語をビジネスや投資で使い、海外にも長期滞在しましたが
英語で困ったことはありません。
基礎を磨いて、英会話をスタートすれば、
そのくらいのレベルには達することは誰にでもできるのです。
最後に
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成功している人って意外なほど、特殊なことは何もしていないんですよ。
単語、文法、長文読解…。
成果の出る学習法を日々、愚直に淡々と継続しているだけです。
そうして基礎力をメキメキ鍛えて、
鍛えた基礎力を軸にして英会話をするから、やればやるほど上達するわけです。
そしてそれを長期に渡って継続する…。
だから成果が出るんですよ。
いいですか?
できる人ほど基礎を大事にしています。
基礎を磨き上げることで、彼らは今のあなたが想像もしないほど
遠くの世界に行っているのです。
ですので、あなたも愚直にやれば必ずそこへ行くことができます。
私がそれを保証します。
もう一度、初心に帰って英語多読で
しっかりと基礎力を高める気持ちを持ってくださいね!
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