【2025年最新】速読英単語シリーズ 正しい効果的な使い方と勉強法を完全解説ロードマップ/中学版/入門編/必修編/上級編/英熟語

今回は2025年最新版、速読英単語シリーズの全5冊のテキストの紹介と、英単語力がアップする効果的な勉強法を完全解説ロードマップとしてお届けする。おすすめの英単語帳については、色んな人が色んなテキストをおすすめしてるけど、世の中に数ある英単語帳の中で中高年からの英語やり直し組に最もおすすめしたいと思ってる。その理由を一言で言うと「最も学習効率が良いから」。この動画で最も効率がいい誰がやってもしっかり英単語、英熟語の暗記をすることで、脱初心者、基礎レベルを終えるための勉強法を解説していく。

あなたがこの動画を見るメリットとしては、5冊ある速単シリーズはそれぞれ何が違うのか?この5冊の中でどれを買えばいいか?という明確な答えがわかるだけでなく、この書籍のポテンシャルを最大限引き出す正しい使い方がわかる。それと同時に、「おすすめしない」という世間で言われている意見に対する正しい理解もできるようになる。また、速単シリーズは直近でテキストが新たにリニューアルされたので、2025年最新版の情報として取り上げます。あなたは貴重な時間をかけて見る価値は絶対にあるので、ぜひ最後まで見てくれ。では始めよう。

 

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1章 2025年最新テキストのレベル別解説

このシリーズは5冊あって、それぞれ収録語彙数、英文の難易度なんかが違ってくる。まずは全体像を見てもらいたい。一番難易度が低いのが中学版で一番難しいのが上級編で全部で5冊。

最初に結論からいうと、この動画のメインの視聴者、大人になった社会人や主婦の立場で英語学習をやり直しをする人たちで黒坂流の学習メソッドで学ぶという条件なら、「必修編」「英熟語」使うのはこの2冊だけでいい。なぜそう思ったのか?それぞれのテキストの特徴は?について解説していく。

 

1.速読英単語 中学版[改訂版]

この本は小学校英語から中学英語までを網羅したテキストです。総収録語彙数が約2,300語でこれはざっくり英検3級の約2,100語、それから文部科学省の学習指導要領で小学校600-700語、中学校1,600~1,800語、合わせて2,200~2,500語と同じくらいです。数字を見るだけでも、小中学校英語を完全カバーするテキスト、といえます。

小学校、中学校英語テキストの多くはかなりの短文英語で構成されていますが、科学や生物などの興味深いテーマを60本収録しています。子供でもこの1冊を使って独学で英語力を磨くことができる構成になっていますから、 公立高校志望者や中学レベルを総復習したい人向けの一冊と言えます。

 

2.速読英単語 入門編[改訂第3版]

この本は中学版から少し難易度が上がって、高校1~2年生までが対象。中学英語が未習得の場合は難しいので、本書を手に取っていい人は中学版のテキストをクリアしていることが条件で共通テストや高校入試の準備をしたい学生向け。

 

3.速読英単語 必修編[改訂第8版]

本書は近年の入試問題(約1,000万語)を分析して、総収録語彙数は3300語。この1冊で入試に出現する単語の95%をマスターでき、英検2級合格も可能。これまで文法や語彙などの基礎を積み上げてきた学生が使用するなら、大学受験生や高校英語までカバーできるテキスト。

ただし、この動画で後ほど解説する英単語の暗記に特化する黒坂流の勉強法で取り組むことで、大人になってからの英語やりなおし初心者の学習に最も最適な一冊になる詳しくは後ほど。

【2025年3月発売】初心者レベル向け 速読英単語改訂第8版を独学で効率的に暗記できる勉強法のロードマップ完全解説

 

4.速読英単語 上級編[改訂第5版]

本書の特徴を一言でいうと、難関大学受験に特化した英単語帳。近年の入試問題や各種データベースを分析し、東大、京大、早稲田、慶應、上智などの難関大学を目指すなら抑えるべき語彙を厳選して作られています。そのため、難関大学を受験する学生には必須のテキストで実際に人気も高いです。

ただその一方で、社会人の英語学習ということで考えた場合には、英検2級以上、準1級以下という少し中途半端な位置づけで、TOEIC対策としては問題の作りが異なるので大学受験以外には少し使いづらいという印象。

 

5.速読英熟語[改訂版]

本書の特徴は英語長文の中で英単語だけでなく、英熟語の暗記がしやすく作られたテキスト。過去動画では具体的にどんな点が優れているかを本音レビューしたけど、英熟語の勉強をするなら間違いなく必携の書。特に2024年に20年ぶりの大改訂があったことで収録語彙、英語長文の質、リスニング素材など様々な面で大幅パワーアップして従来の旧版のテキストに抱えていた数々の弱点を克服している。

加えて大学受験生だけでなく、英検、TOEIC、TOEFL、ビジネス英語などどんな英語学習目的にも対応できる必須の英熟語をカバーしてくれているので、幅広い学習者におすすめ。

【初心者おすすめの覚え方】人気の英熟語テキスト5冊の比較解説と力のつく勉強法ロードマップ(速読英熟語/解体英熟語/英熟語図鑑/英熟語ターゲット1000/丸暗記ゼロのイディオムマスター)

【2024年2月改訂版】初心者レベル向け 速読英熟語を独学で効率的に暗記できる勉強法のロードマップ完全解説

 

以上を踏まえて必修編、英熟語の2冊だけでいいというのが黒坂からの結論。ちなみに中学版や入門編、上級編は使わなくてもいいのか?というよくある質問については最後の章で詳しく解説しているのでよければそちらも併せてみてください。

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2章 速読英単語シリーズをおすすめする3つの理由

さて、では2章では「他の英単語帳に比べてこの速読英単語シリーズは何がいいのか?どんな特徴があるのか?」ということについて解説する。この動画を見ているあなたも気になってはいるけど、お財布を開いてレジでお金を出して買う理由を確認したいはず。結論、速読英単語シリーズを特に社会人英語学習者に対しておすすめしたい3つの理由を解説しよう。

1.長文の中で英単語を暗記できる
2.英語音声を使ってリスニング対策になる
3.興味深い論理的な内容

じゃそれぞれ深掘りする。

 

1.長文の中で英単語を暗記できる

まず、1つ目は英語の長文の中で英単語を暗記できるというメリットがある。その他の英単語帳の中には英単語と日本語、これが列挙されているだけのものや、例文がついていても短文過ぎるものもある。英語講師によっては「初心者には短文の方が使いやすい」という人もいるけど、黒坂個人的には違う意見を持っていて現在の英語力が高くない初心者であっても長文英語の文脈を通じて英単語を覚えるべきだと思ってる。だから重要なのは現在の英語力ではなく、むしろ学習者の年齢の方なんだ。

「apple=りんご」のように無味乾燥な機械的な暗記は、子供は得意。10代の若者なら英単語とその日本語の意味がリスト化されているものを力技でゴリ押しで覚えることはできる。だけど思春期を過ぎた大人の脳には入りづらくなる。じゃあ大人になった脳は英語学習ができなくなるのかというとそうじゃない。

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過去動画、中高年専用の英語学習法でも解説したけど、大人の脳は文脈や経験、論理的な理解を通じた記憶は印象に残りやすく、記憶に定着しやすい。子供はApple=りんごでも単語を覚えられるけど、大人は「For Americans, apple pie is a taste of mother’s cooking.(アメリカ人にとって、アップルパイはおふくろの味だ。)」とセンテンスにした方が覚えやすいはず。文脈にすることで「apple=りんご」だけでなく「taste of mother’s cooking=おふくろの味」なども自然に覚える。文脈を通じて覚えた記憶は長期的に保存されて忘れにくくなるので、脳の特性を活かして英文を通じて暗記をするべき。そこを踏まえると速読英単語シリーズはすべてのテキストで長文文脈で暗記するような作りになっているので、大学受験生だけでなくむしろ大人になってからの英語学習者や中高年の英語やり直し組にこそおすすめしたい。

 

2.英語音声を使ってリスニング対策になる

速読英単語シリーズには、英文を読み上げる音声がついてくる。同じテキストを繰り返しリーディングをして内容を頭に入れた後、さらに英語音声を聞こう。それをすることで英語力アップにつながる。具体的に言うと、漢字の暗記と同じで、読み方がわからない英単語は暗記しにくので英語音声で発音を確認すると覚えやすい。また、テキストを開いて目でリーディングをしながら耳からリスニングを繰り返すことで、最終的にはネイティブの読み上げ速度に慣れることでリスニング対策になる。人によってはシャドウイングをすれば更に英会話訓練の予行演習になる。テキストを読んで終わり、ではなく英語音声でリスニング対策、スピーキング訓練と1粒で3度美味しい使い方ができるのが速読英単語シリーズ2つ目のメリットだ。

 

3.興味深い論理的な内容

そして3つ目は、英文の内容が興味深いこと。たとえば速読英単語必修編には自然科学や環境、社会問題など、知的好奇心を満たしてくれ、印象的で記憶に残りやすい英文が収録されている。どこにでもありふれた日常会話が収録されたテキストだと他のテキストと内容を混合したり、不自然なシチュエーションの英会話が入っていると内容が頭に残らないということが起きる。でも脳にとって新鮮で面白いと感じる内容ならしっかりと記憶に残る。

 

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3章 速読英単語シリーズの正しい効果的な使い方と勉強法

ここからの話がこの動画で一番重要になるのでぜひ最後まで見てください。速読英単語シリーズで解説済の方法ですでに知っている人もいるかもしれませんが、勉強法の復習がてらもう一度ここで確認しておきましょう。結論、この速読英熟語を最大限、効果的、効率的に頭に入れるためには次の5ステップで取り組むのがおすすめです。

 

1.開拓

2.反復リーディング

3.付箋貼り

4.リーディング&リスニング

5.シャドウイング

 

ではいく。

 

1.開拓

まずは開拓です。この書籍は1ページ目の左側に英語本文、2ページ目の右側に日本語訳、3-4ページは英熟語の解説という構成になっています。まずは「開拓」。買ったばかりの新品のテキストに、書き込みをして使いやすいようにカスタマイズしましょうということです。赤太字の箇所は英熟語の意味が掲載されていますが、特にピックアップされていない細黒字の部分の分からない英単語と英熟語、テキスト右側の日本語訳ページの余白に書いておきます。これをすることで辞書なしでテキスト1冊あれば、どこでも勉強できる状態を作ることができます。右側ページを見ればすぐに答えがわかるのでおすすめです。

 

 

2.反復リーディング

次に反復リーディング。開拓が終わったら後は反復で何度も読みます。その際、読み方としては英単語を見て、日本語の意味を思い出す。思い出せなかったらすぐに右側ページの日本語の答えを見る、ということを繰り返すやり方です。たとえばCan we create a waste-free sciety?という一行目の英文はcan できる we 私達は create 作る waste ゴミ、ムダみたいに一つずつ確認します。英単語だけでなく英熟語も暗記をしましょう。

1単語、1熟語を見て日本語の意味を思い出すのにかける時間はMAXで10秒間。それ以上時間をかけずにとにかくスピーディーに読んでいきます。こうすることで短期間に何度も同じ英文にアタックすることができます。人間の脳は繰り返し入力される情報に対して「これは重要な情報」というタグをつけます。それを活用して、とにかくスピーディーに反復でリーディングするわけですね。

これはエビングハウスの忘却曲線という図なんですが、一度暗記した内容を時間を置いて再度インプットすると思い出せます。忘れる→思い出す。これを繰り返すと徐々に内容がしっかり暗記できて知識として定着します。だからよく「一度暗記したことを忘れてショック」という人がいるがおかしな話で、勉強はして知識をつける過程で忘れることを前提に戦略を組むのが普通です。忘れてもまた思い出せばいい。しかも忘れたと本人はいっていますが、100%完全に消滅することはなくて、記憶の核というか小さな粒が残ります。反復する過程で徐々にその粒を雪だるま式に大きく太らせていけばいいのです。

 

3.付箋貼り

3つ目は付箋貼り。反復リーディングをする過程で知識として定着したところとそうでないところにわかれてきます。ひたすらNO.1から全章繰り返すのは効率が悪いので、1つの長文の中で覚えていない英単語、英熟語が5個以内になった長文は合格とし、それ以外の覚えていない単語と熟語が多いページには付箋を貼っていきましょう。全ページ同じことをして、付箋を立てることができれば今度はその付箋が立っているページだけ反復します。こうすることで暗記度が低いページだけを集中的に反復できるから効率的になります。内容の暗記が進んで覚えてない単語と熟語が5個以内になったらそのページは付箋を取ります。全ページ付箋が取れたら次へ進みましょう。

 

4.リーディング&リスニング

4つ目は反復リーディングをして、半分以上英単語を暗記できた章については、英語音声を使ってリスニングをします。その際、テキストを開いて目で英文を追いながら耳からリスニングをします。音声の読み上げ速度はスロースピードとナチュラルスピードの2種類がありますが、ナチュラルスピード一択。理由はスローで始めてしまうと今度はナチュラルに切り替えるタイミングを図らないといけないという新たな判断、決断が必要になるし、繰り返しリスニングすれば速度に慣れてついていけるからです。

だから最初からナチュラルでやるのがよく、どうしても聞き取りが難しい箇所だけスローを使うのがおすすめです。で、反復リーディングのやりこみが足りない場合はリスニングをする際の英語音声が速すぎて置いてけぼり状態になったりします。その場合は最初に英文を黙読で普通にリーディング。その後にリーディング&リスニングをすればいいでしょう。多くの学習者がイメージするところの耳だけでリスニングはやらなくてOKです。

こちらの過去動画で解説した通り、英語はまずはリーディングありき。リーディングができなければリスニングは絶対にできません。初心者の段階ではリーディングがおぼつかないので、むりにリスニングができる状態を目指すと逆に遠回りになります。だからあくまでリーディング&リスニングという考え方を持ちましょう。

これで目で覚えた英単語を耳からリスニングをすることで暗記の定着になることと、正しい発音の勉強になります。さらにリスニング対策にもなるのでメリットが多いです。

 

5.シャドウイング

最後にシャドウイング。ここまでできれば理想的ではあるものの、シャドウイングはかなり難易度が高くて初心者は英語を発音する口の筋肉が育っていなかったり、リスニングの完成度がまだまだ低かったりすることが多いのでここから先はやりこめば行けそうと感じる人だけでOKです。

これはやってもついていけなさそうだとか、口だけ動いてるけど肝心の内容が頭にぜんぜん入ってきてないと思うならやめた方がいいです。なぜなら英語の勉強は「内容の理解できることを反復することで知識に定着化する」という前提があるから。この前提ルールを無視してろくに意味を介さずに英語をスピーキング訓練をしても何の効果もなく時間の無駄になるのでここは気をつけてほしいです。

たまに英会話ができるようになりたい焦る気持ちが強すぎて実りのない努力をやらかしてしま人がいます。そこを踏まえて頑張ればシャドウイングできる人向けに一応やり方を解説します。

4でリスニングの完成度を高めたら、最後の仕上げにシャドウイングです。シャドウイングには段階があっていきなりテキストを見ず、耳から聞こえてきた英語音声をシャドウイングするということは初心者にはできません。なので、まずは「.(ピリオド)」までで短く区切りながら練習するのがおすすめです。ピリオドで区切って一文単位でスイスイスピーキングできる状態ができたら全体を通してやることでスムーズなシャドウイングの完成になります。詳細はシャドウイングのやり方の過去動画を見てください。

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4章 速読英単語シリーズで視聴者からよくある質問

それでは日々、動画視聴者から頂く速読英単語シリーズで視聴者からよくある質問について解説していく。

 

質問1.中学版、入門編からやった方がいいのでは?

自分が「社会人英語学習者は速単必修編と英熟語の2冊だけで十分」という話をすると、「えー、でもやっぱりもっと簡単な中学編や入門編からやったほうがいいのでは?」とか「レベルアップをする上で上級編も必要じゃない?」といった質問ももらう。それでも要らないと考えている。その理由・根拠をお話しよう。

中学版は、中1レベルから公立高校入試レベルの長文が収録され、入門編は一段上の難関私立高校レベルから共通テストレベルの長文が収録されている。収録されている英単語の半数がかぶっており、まず「2冊とも買って両方使う」ということは英単語の重複分が非効率になる。そして、これは英語の勉強法にもよるけど、黒坂が提唱するように「初心者はまず長文を通じた英単語、英熟語の暗記から始めよう」というメソッドに則ってやるなら、必ずしも「中学版→入門編→必修編」という具合に1つずつステップを踏む必要はない。脱初心者に必要な英単語、英熟語のほとんどをカバーできる必修編だけやれば、必要な知識の8割以上をカバーできる。確かに速単必修編になく、中学版、入門編に収録されている単語や熟語もあるけど、あくまで頻出かつ重要度の高い語彙はしっかりカバーされており、今後勉強をする上でわずかに漏れた単語はその先で個別に暗記していけばよく、わざわざプラス2冊を買ってマスターすることを追求し始めるのは「せっかくならもれなく全部カバーしたい」というまさしく完璧主義的な思考そのもので、あくまで理屈の上では有効だが、人間心理を踏まえた現実的に見れば継続が難しくなるという事実を考慮するとおすすめしない。

もちろん、「自分は先祖代々から、英語の勉強は発音も文法も単語も英会話も全部同時並行で進めろと決まっている」みたいな人を捕まえて説得するつもりはないから別に好きにしてくれればいい。あくまで黒坂流メソッドで効率学習法を追求したいという人だけでOK。ただ、老婆心ながら言うとそのように全てをバランスよく、同時並行で完璧に1歩1歩積み上げる、みたいなやり方で義務教育時代から含めて10年くらい勉強した今でも成功しなかったからこそ、この動画を見ているわけで、そのような人が過去に失敗したのと同じやり方で挑戦しても、今後も失敗の再現性が高いと思う。「せっかくなら全部きっちりやりたい」というのはいわゆる「段階踏みたがり病」で、どんな分野でもそれをやって成功した人はほとんどいないことから、再現性はかなり難しいと思ってる。勉強の戦略は理屈も大事だが、人間には感情があるので現実的に実践、継続できなければ何の意味もないただの妄想。それよりも科学的に万人に再現性が期待できるやり方で、過去に成功した人が目に見えるメソッドで取り組んだほうが期待値が高いとは思う。最終判断は任せる。

 

質問2.上級編もやった方がいい?

速読英単語 上級編はすでに話した通り、東大早慶上智など難関大学受験者については、必ず極めておきたい一冊。難易度の位置づけとしては英検2級より英検準1級よりはやさしいという感じ。そのため、本書を強くおすすめしたいのは現在、大学受験を控える高校生で英検2級は合格済だが、準1級に合格するまではちょっと遠いという人。ただし、英語の勉強の目的が「英会話力アップ」とか「英語力アップをして英語の仕事がしたい」という社会人英語学習者であれば話は別で、速単必修編と速読英熟語を終えたらすぐ英検準1級対策テキストを使った方が英単語の網羅性や学習効率の面で優れている。以上のことから必ずしも上級編は不要というのが黒坂からの結論。

 

質問3.「速単シリーズはおすすめしない」という意見を見たのですが

SNSや書籍購入者レビューに速読英単語シリーズについて「おすすめしない」という意見がある。黒坂はこうした意見をいくつもたけど、簡単に内容を要約するとこんな感じ。

 

「英単語を全然知らない英語学習者には向かない。ほぼ語彙力がゼロに近い人が、長文を通じて英単語を覚えるのは現実的ではない。さらにこれを読むには英文法力も必要。やはり1つずつ中学レベルの簡単な英単語を覚えるところからスタートするべき」。

 

これは本当なのか?自分はそう思わない。その根拠を解説する。まず、語彙力ゼロの状態では分からない単語だらけというのは、どの英単語帳を使う上でも全く同じじゃない?かといって「apple=りんご」みたいに機械的でゴリ押しな暗記法は思春期を過ぎた人には脳の構造的に難しい。だから黒坂は「最初に開拓をしよう」と伝えたい。テキスト内に分からない単語の意味を予め余白に書いておき、復習の際にすぐ見ることができるようにカスタマイズしておくことでこの問題は解決する。

次に英文法力が必要だという意見について。結論としてこのテキストは「英単語を覚える」という目的に割り切って使用するべき。理想的には一言一句完璧に理解し、文構造もわかった上で読めればいいと思う。だけど日本人の英語学習者は「最初から100%の理想形にやろう」と考えてしまうからこそ、ほとんどの人が挫折する。「英単語が大事」「文構造理解も大事」「英文法はもっと大事」とあれこれ欲張って全部を手に入れようと始めるから、結局全て手に入れることなくその前に力尽きて挫折する。いきなり重くやろうとしすぎると失敗する。だから、英単語の暗記以外の目的はバッサリ捨ててしまい、まずはこのテキストで英単語を暗記する。英文法はその後に勉強することで、後からわかる状態を作ることをおすすめしたい。

よく言われるのが「人を選ぶ」「合う合わないがある」という意見だけど、個人的には好みの問題ではなく、このテキストの特性をちゃんと理解して力のつく勉強法ができているかどうか?に尽きると思ってる。

 

今回は以上となります。

 

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「英語多読」だ。

 

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