こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
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外資系のワーク・ライフ・バランスについては、どちらかと言えばポジティブなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
「夏休みに1ヶ月バカンスがあって、ヨーロッパを一周できると聞いた」
「有給消化率100%!?」
「逆にすごい残業が多いのでは?」
色んなウワサが飛び交っていますよね。結論を言えば「会社による」ですが、それでも日系にはない、外資系ならではの傾向があるのは事実です。
今回は、外資系のワーク・ライフ・バランスについて、外資就職というサイトの「外資系の福利厚生はよくない」という噂は本当か~社会人アンケート調査から見る福利厚生比較のデータを引用しながら解説します。
目次
日系との違いが見られる休日と有給休暇
まずは月の休日平均日数を見てみましょう。
毎月、土日は大体4回ありますからそれだけで8日間の休日です。
それに加えて、ゴールデンウィークや体育の日といった日本の祝日もあって、8日以上の休日になっているわけです。
日系と外資を比較すると、月0.4日休みが少ない計算となります。
年間だと4.8日の差になりますから、だいたい5日間くらい外資系の方が休日が少ないという計算になりますね。
これは意外にも残念な結果になりましたね…。
私の経験や、調べたところによるとお正月休みやゴールデンウィークが短かったりする場合が多いようです。
外資系はなんといっても、海の向こうに本社があります。
日本の祝日に関係なく動いていますので、無理からぬことかもしれません。
有給休暇は外資系が有利
しかし、有給休暇の取得日数で外資系が逆転します!
年間で4.3日間の差が生まれているのです。
大多数の日本人が一斉に休みを取る国民の祝日より、有給休暇をたくさん使える方が自分で好きな日に休む日を選択できるので有利と言えそうです。
そもそも日系の場合は、有給休暇が形骸化しているケースが少なくありません。
特に中小ベンチャーではその傾向があります。
私は昔、日系に勤めていた時は「有給休暇は病欠と冠婚葬祭のときしか使えないと思え」と言われたことがありました。
日系でも有給休暇が自由に取得できる会社ももちろんあるでしょうが、毎年有給休暇が失効していくのはとても残念な気持ちを持っていましたね。
ところが外資系にいる時は有給休暇消化率は100%で、毎年きれいに使い切っていました。
というか、使わないと上司が人事に呼び出され、「なぜ君の部署はこんなに有給消化率が低いのか?」と理由を聞かれるので、必死に「閑散期は安め!」といって使わせていたくらいです。
特に外資系の場合は日本だけでビジネスをやっているだけでなく、本国も関わります。アメリカ企業は「同じ人が休まずにずっと同じをしている状況をリスク」と見る文化があるので、職務を交代させたりすることがあります。有給を取らせて、その間に不正を隠したりしていないかチェックする会社もありますので、
「仕事が終わらないから!」
「休むと周囲に迷惑がかかるから!」
という私的な気持ちではなく、業務の一環として休みを取らされるのです。また、未消化の有給休暇は会社が買い取りをしている場合もあり、コスト高になるので休んでくれと言っている会社もあります。
長期休暇は外資系ならでは
外資系にも色んな会社があるので、一概には言えません。しかし、私が見てきた、働いてきた外資系では一年に1-2回バカンスを取得する人が多くいました。
私は会社員時代に週末起業をしたので、有給休暇はちょくちょく取得して仕事をしていたのですが、周囲の社員は結構バカンスを堪能していましたね。
「60代になる前に3週間のアフリカ旅行へいってくる」
「友人の結婚式がマレーシアであるから、ついでに1ヶ月観光してくる」
このような人はいくらでもいました。3週間、1ヶ月レベルの祝日となると日系ではなかなか難しいと思うのですが、外資系なら取得できる会社もあります。
「ヨーロッパ旅行が出来るのは学生時代か、定年後だけ。今のうちにいっておいたほうがいい」
と大学のマーケティングの講義で先生がいっていました。
でも、私は結婚してハネムーンをフランスとスペインに長期旅行へいってきました。
もちろん、日本から「ちょっとこの資料を作って欲しい」みちたいな依頼は一切ありません。
完全に仕事のことを忘れて羽根を伸ばすことが出来ましたね。
「仕事はもちろん大事だし、年齢ととともにキャリアを積みたい!だからといってプライベートを仕事でないがしろにもしたくない!」
というワーク・ライフ・バランスを充実させたい人にこそ、外資系をおすすめしたいと思います。
年間休日は少なめですが、有給休暇が自由に取れ、ロングバカンスを楽しめる会社もあります。
あなたもいつかは外資系で働いてみたいという夢がありませんか?
「いやいや、英語力もおぼつかないしまだまだ先…」
そのように思っている人にこそ、知ってもらいたいことがあります。
それは「外資系転職は長期戦」ということです。
なぜなら良い転職を実現するためには、英語力を磨いたり自分の市場価値を見直すなど色々と準備が必要だからです。
失敗しない外資系転職マニュアルを作成しました。
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