今回は【40代/50代初心者向け】英語リスニングが速くて聞き取れない時の勉強法というテーマを解説します。このチャンネルのコメント欄や個別に質問が多いのが「リスニングが難しい。できるようになる気がしない」という悩みです。この動画を見ていただくことでリスニングが難しく感じる理由と、具体的な勉強法を解説しますのでぜひ最後までご視聴ください。
さて、英語の勉強を頑張っていると「確かにリーディングはコツコツ続ければ、着実に伸びる感覚はする。でもリスニングは英語耳みたいな才能の概念で自分の年老いた耳では聞けるようになる気が全くしない。英語が聞き取れなすぎて自分の耳を引きちぎりたくなってきた」とパニックになっている人は多いと思います。でも結論を先に言えば、まったく心配いりません。リスニングが伸びない理由は明確に原因があって、その原因を解消する勉強をすれば誰でも何歳でも、再現性高く確実にリスニング力を伸ばすことができます。ウソだろまじかよ。
現在、英語を勉強していてなかなかリスニングが伸びない。もしくは昔からリスニングに苦手意識があってこれから身につけていくことに不安を感じている人はこの動画見逃したら損ですよ。ではいく。
目次
1章 英語リスニングが難しく感じる3つの理由
さて、1章ではそもそも、英語リスニングがリーディングに比べて、なんだかやたらと難しく感じる3つの理由について解説しましょう。
原因1.リーディングと違って速度調整ができない
リスニングが難しく感じる原因1つ目は、リーディングと違って速度調整ができないから。
リーディングは文字情報なので、自分のペースでじっくり読めます。簡単で一読してわかるところはスイスイ読み進めていく一方で、難しくて初見ではわかりにくい箇所は読むスピードを落としてじっくりと繰り返し何度も読んだり、時にはお尻から返り読みしたり学習者のペースで読むことができますよね。確かに。難しい英文でも調べたり、何度も読み直しているうちに自然に理解できたわー、って人もいると思います。
ところが、リスニングは違います。こちらは話し手の速度についていかないといけません。ここがリーディングとの最大の違いです。リーディングをするにもよちよち歩き、時には立ち止まって辞書で調べたりして読んでいる人がバーっとマシンガントークをされたら、海外の見知らぬ土地で大事なスマホを落としたレベルに呆然自若になります。うわ絶望しかない。リスニングは速度調節ができないので難しく感じます。
原因2.音声情報なので聞いたそばから消える
リスニングが難しく感じる原因2つ目は、音声情報なので聞いたそばから消えるから。
リーディングは文字なので映像として視覚から情報を読み取って理解します。視覚情報なので、その場を一歩も動かずあなたの読解が完了するまでじっと待ってくれています。たとえると一歩も動かないキーパーがいるゴールにボールを蹴り込むようなもんですね。妨害されないのでシュートが下手くそでも何回かやり直せばいつかゴールを決められます。そんなアホな試合は普通ありませんが、初心者の英語リーディングは力がつくまでそういうシュート練習をしてもいい。
でもリスニングは違います。リスニングは音声なので聴覚から情報を聞き取って理解します。聴覚情報なので、聞いた瞬間から情報が消えていくので後からじっくりと見返すこともできません。英会話の時に何回も何回も同じ内容を聞き直すことは現実的ではないですし、英検やTOEICでは1回しか放送されませんので必ず一発聞きで理解しなければいけません。同じ話をPardon?で聞き直すと、仏の顔した優しいジョン先生も段々苛つきを隠せなくなってきますよね。この自分のペースでは聞けない、必ず一発で理解してやり直しが聞かない、という点がリスニングの理解を難しくします。先程の例で言えば、初心者が早口のネイティブ英語を聞き取るのは、スーパーグレートゴールキーパーの若林からゴールを奪うくらい難しくなります。
原因3.ネイティブの発音が正確でない
リスニングが難しく感じる原因3つ目は、ネイティブの発音が正確でないから。
同じ英語音声でも、英検やTOEIC、お硬い英語ニュースの音声はものすごくクリアで発音もフォーマルで聞き取りやすいですよね。ここでいう正確、という意味はちょっと違っていてそんなフォーマル英語も必ずしも「書かれている英文通りに発音されない」ことがよくあります。一言一句同じように発音をする日本語になれた日本人からすると「発音詐欺ヤメレ」といいたくなりますが、慣れるしかありません。ざっくり英語の音の特徴は次の4つがあります。
1つ目は音のつながり。「Thank you」を「サンク ユー」と発音する人はいないと思います。これはthankの「k」とyouの「y」が繋がってサンキューと発音します。
2つ目は音の変化。battleは「バトル」ではなく「バロゥ」に聞こえます。「t」の破裂音の前に、舌が「l」に向かい始めるのでテキストを見て連想したのと違った音に聞こえます。
3つ目は音の消失。語尾の破裂音はよく消えます。「want to」→「ワンットゥー」はwantのtが聞こえませんし、I’m going toのgoingのgも聞こえないのでゴーインッになります。
4つ目は音の強弱。What are you doing?(君は何をしているんだ?)この場合はwhatを強く、doingを遅く発音します。英語のイントネーションには強弱があり、弱い発音は音も短く、聴き取りが難しいです。冠詞や前置詞も聞き取りにくい傾向があります。
以上3つの原因で英語のリスニングはリーディングに比べて、そもそも難易度が高いです。過去動画で解説した通り、英語の勉強には守るべき順番があってそれが1.リーディング、2.リスニング、3.ライティング、4.スピーキングです。ところが世の中のスクールの多くは最も難しく、1から3が全部できる前提で取り組む英語スキルの総合競技であるスピーキングから最初に始めようといっています。ここまでの動画を見た人なら、彼らの主張がどれだけイカれているかがよく分かると思います。たとえるとろくにシュートもパスも出来ない状態で、「サッカーの試合に出まくることで試合を通じて上達しようぜ」といっているくらい頭イカれてます。英語の勉強で「英会話実践訓練からやるのが近道」というのがなんとなく正しく感じてしまいがちですが、サッカーで考えると頭大丈夫ですか?といいたくなる主張だとわかるはずです。
【最も効率的】英語4技能「読む/聞く/書く/話す」の正しい勉強の順番(リーディング/リスニング/ライティング/スピーキング)
2章 努力しても英語リスニングが伸び悩む3つの原因
さて、1章ではリスニングが難しい理由を解説しましたが、第2章では努力しても英語リスニングが伸び悩む3つの原因について解説します。
原因1:正しい発音を知らない
リスニングが伸び悩む原因1つ目は、正しい発音を知らない。
英語の発音は日本人には馴染みがない事が多いですよね。先日、映画を見ていてWhat are we going to do next?といっていました。今のわかりましたか?What are we going to do next?答えは「これからどうする?」ですね。今画面に出しているように英語字幕を表示させたらなんてことない簡単な英文ですね。what=何、are we going to do=私達がすること、next=次にですから、私達は次に何をする?です。でも英語音声になると、いきなり姿形が変わります。大豆を煮込んでにがり入れたら、豆腐に変身するみたいなもんですね。お前、最初豆やったやんけ、いくらなんでも姿変わり過ぎや!といいたくなりますが、こういうことが英語ではよくあります。going toはgonnaという発音に変わることを知らないと聞き取れないですね。
原因2:脳内処理が追いついていない
リスニングが伸び悩む原因2つ目は、脳内処理が追いついていない。
リスニングが苦手な人はよくこういいます。「いやあ、リーディングはなんとかなりますがリスニングは手も足も出なくて」と。でもよく見ると、彼らはリーディングも全然なんとかなっていません。そもそも、リーディングができる状態とは辞書を片手に調べたり、何度も読み返したりみたいな読み方をしてなんとなく意味がふんわりわかる、というものではないです。そうではなく、初見の英文を一読して正確に理解できる、というレベルがリーディングできるという状態です。
なので、「リーディングは出来ますが、リスニングは苦手で」という人に英語字幕付きで聞いてもまったくついていけません。なぜなら彼らは英語の音がネックになっているのではなく、英語の脳内処理が遅すぎて速度についていけてないのが原因だから。その証拠に英語字幕を表示しているなら、その時点で英語の音声が聞き取れない問題はすでに解消していますが、それでも分からない。ということは、問題は英語の音ではなく、脳内の処理速度を速くする必要があるということですね。
原因3:そもそも理解できるレベルでない
リスニングが伸び悩む原因3つ目は、そもそも理解できるレベルでない。
これむちゃくちゃ見落としがちなのですが、リスニングが苦手な場合、その聞いている素材のレベルが学習者のレベルを遥かに超えていて努力して何度も聞き直したり、多聴すれば伸ばせるという段階にないということなんですよね。社会人の新卒を毎回、会議に出席させれば徐々に内容についていけるようになりますが、幼稚園児を会議に参加させても永遠についていけるようにはなりませんよね?その原因はシンプル、今の自分の実力とかけ離れた環境に放り込むと、人間の脳は入ってくる情報が理解できないストレスを嫌います。そうなると雑音として処理して、完全に情報をシャットアウトしてしまうんですね。ある程度、実力が近くないと伸びるという現象が起きないので、今の実力より高すぎる素材を使っても時間のムダでしかありません。
世の中には「ドラマで勉強しろ、好きな映画を使え」とか「海外にいって英語に浸かれば嫌でも伸びる」「ネイティブは赤ちゃんでも英語がわかる」みたいに「とにかく多聴すればいいんだよ筋肉筋肉」みたいな主張が多いですが、この主張の問題点は基礎もインプットもない状態でハイレベルな環境にいっても脳が情報を遮断するので全く伸びないという、すべての人間が持つ脳機能を無視している点にあります。
映画やドラマ、海外生活で伸びる人は今の実力より少し上の環境に身を置いている、もしくは幼少期の非常に限られたタイミングだけについての話です。そして赤ちゃんが英語力を伸ばせる理由は、両親が24時間体制で意味がわかるまでマンツーマン状態でフィードバックをして、「聞こえた音声を理解できる状態」の膨大な反復インプットをする環境で何年も過ごすからです。科学的再現性を無視したよくわからん教師の意見を真に受けると人生の貴重な時間をムダに使わされるので気をつけましょう。
3章 リスニングできない時にやりがちな間違った勉強
ではいよいよ3章で第2章では努力しても英語リスニングが伸び悩む3つの原因について解説します。ここで紹介する勉強を何万時間やろうともリスニング力はピクリとも動かないので絶対にやらないように気をつけましょう。
1.多聴
やっても無意味はリスニング勉強法1つ目は、多聴です。
「リスニングが苦手→よしたくさん聞こう」と闇雲に頑張る人はすごく多いですが、それをしてもマジで無意味です。すでに2章でお話をした通り、たとえば英語の正しい音を理解しないままたくさん聞いても、脳は入ってくる英語音声を雑音、ノイズとしてせっせと捨て続けます。意味のある音声として理解を伴うリスニングになっていなければ、穴の空いたバケツにせっせと水を注ぐのと全く同じ構図なので、理解の伴うリスニングを反復して力をつけた上で多聴することが重要ですね。多聴自体に意味がないわけではなく、理解の伴わない多聴がゴミカスということです。
2.音読
やっても無意味はリスニング勉強法2つ目は、音読です。
「自分が発音できる英語は聞き取りもできる→よしリスニング力を伸ばすために音読をしよう」この発想はわからなくもないです。そして黒坂もシャドウイングを勧めていて、英語の発音練習自体に効果はちゃんとあります。
「自分が発音できる音声は聞き取れる」は確かに正しいです。しかし、その一方で「自分が発音できない音声も聞き取れる」は矛盾せず成立します。たとえば英語の発音が上手ではないですが、しっかりと相手の英語を正しく聞き取れる人なんていくらでもいますよね?具体的にいうとシンガポール、インド、中国の英語はかなりアメリカ英語と違いますが、国際的な場で激しいディスカッションや雄弁なプレゼンテーションなんていくらでもあります。
ここでいう「発音をするな」というのは「音読ばかりに時間を使いすぎるな」という意味でいっています。今の話、誤解せずに正確に理解できましたか?黒坂は英語の発音の効果を否定しているのではなく、英語学習全体の効率の話をしています。確かに発音を整える努力をムダとはいいません。でも40代以降の英語やり直し組が初心者の段階から完璧できれいな発音を手に入れるには、あまりにも時間がかかりすぎてしまい、実現する前にやる気か寿命が枯渇します。
もう一度いいますが、発音が完璧でなくても英語のリスニングは十分できます。それなら発音より先に優先する勉強はいくらでもあります。そしていつもいっているとおり、英語で大事なのはネイティブと聞き間違えるような発音ではなく、聞く価値のある話の中身です。発音がどれだけきれいでも、肝心の話の中身に価値がなければ相手から付き合うだけ時間のムダと思われて誰も話を聞いてくれませんし、そんな英語には何の価値もないです。
3.ながら聞き
やっても無意味はリスニング勉強法3つ目は、ながら聞きです。
これは本当に不思議なのですが、母国語と外国語との違いはながら聞きができるかどうかだと思っています。
母国語である日本語なら料理をしながら、車の運転をしながらでもラジオ感覚でながら聞きができます。でも英語となるととたんにこれが難しくなります。かなりの上級者でも英語のながら聞きでも理解度は極端に落ちてしまいます。
母国語は脳の中で自動的処理されるように高度に最適化されています。高い集中力を使わなくても、軽々ながら聞きをして理解できます。ですが、外国語は脳内の処理が完全に自動化されておらず、文法や単語の意味を理解するために集中をして理解する努力が求められます。これは日本人が英語を聞き取る時に限りません。アメリカ人が日本語を聞き取るとか、中国人がイタリア語を聞き取る時のようにあらゆる人に起きる現象、いわば外国語の限界値みたいなものです。母国語の日本語のレベルが10としたら、英語のレベルは上級者でも7とか8に留まって母国語のレベルを超えることは出来ません。ながら聞きのリスニングの学習効果は諦めて、リスニングを伸ばしたい時はリスニングに集中してやるようにしましょう。
4章 英語リスニングができるようになる勉強法
いよいよ最後、ここからが最重要です。ズバリ、英語リスニングができるようになる勉強法に付いて解説をしましょう。より具体的な話は過去動画、【レベル別】英語リスニングの科学的な効率勉強法で解説をしていますので、こちらもあわせて見ておいてください。
勉強法1:理解の伴うリスニングをする
リスニングを伸ばす勉強法1つ目は、理解の伴うリスニングをする。正直、優先度はこれが一番高いのでここからの話は特に集中して聞いて下さい。
やっても伸びないリスニング勉強法の典型例が「聞きっぱなし」ということです。「リスニングをした結果、わかる箇所もあるけど、わからない箇所も多かった。でもまあ続けていけばリスニング力は伸びてわかるようになるだろう。細けえことはいいんだよ」っていえいえ、それでは永遠に伸びません。分からないところを放置してもそこは永遠に分からないままです。ほんの少しレベルが上ということなら、回数をこなせば自然に理解が促進されてわかるようになりますが、ほとんどの場合はそうではない。つまり、分からない箇所を放置すると永遠にわからない。
じゃあどうすればいいか?答えは簡単。リスニングをしたら、必ず毎回英文スクリプトを確認して分からない箇所をすべてわかる状態にして、その上で何度もリスニングをすることです。分かる状態を作った時から、人間の脳は意味を持った音声と認識してノイズとして捨てなくなり知識として蓄積されます。
具体的にいうと英単語テキストを多読して英単語を暗記する時は、まず黙読でリーディングをして内容を理解する。その後に黙読リーディングをしながらリスニングをする。最初に黙読リーディングで内容が理解できる状態を作っておき、その上でリスニングで上塗りするので聞いている音声は意味を持った音として脳にインプットできます。もちろん、いつまでもこのように勉強するわけではなくレベルが上がれば、いきなり初見でリスニングをするという場面も出てきます。でもその時もリスニング後に英語スクリプトを見て分からない、聞き取れない箇所を確実に潰して内容を理解する状態を作るようにしましょう。
勉強法2:リーディングを伸ばす
リスニングを伸ばす勉強法2つ目は、リーディングを伸ばす。
というとおそらく反発があると思います。いやいや伸ばしたいのはリーディングではなく、リスニングなんだが?と。でも先程言いましたよね?ほとんどの人がリスニングできない原因は英語の脳内処理が追いつかないからである、と。英語の脳内処理を速くする方法は理解できる英文を何度も反復することで、脳内に英文の型を作ることで、1単語あたりの理解するためのエネルギーを省力化することです。
たとえると始めて自動車を乗る時を想像してみましょう。シートベルトを締める、座席シートの位置を変える。ミラーの角度を調整する。ガソリンの残量を見る。1つ1つの作業手順に膨大なエネルギーを使うので、走り出した後もガクガクして落ち着きませんし、乗り終えるとクタクタになります。ところが運転に慣れると今言った運転に必要な細かいプロセスはすべて無意識で全自動で鼻歌交じりでできるようになります。集中しなくても気が付けば全部完璧に出来ています。これは運転に必要な作業の型が頭の中に出来て、その手順を順番になぞっていくことで省エネになったということです。
英語もこの考え方が適用できます。リーディングとリスニングといっても所詮は同じ英語です。リーディングのスキルアップをすると、英文の型が頭に入るのでどれだけ長文でも初見で一読するだけでスイスイ読めます。英字新聞の読み始めは1週間で1ページしか読めなかったのが、慣れてくれば1週間で全部読みきれる様になるのと同じです。
リーディングのスキルアップをして、いちいち英単語、英熟語を必死に思い出さなくても瞬間的に意味がわかる。英文法を調べなくてもすぐ理解ができる。こうなれば脳内処理はドンドン高速化していくので、ネイティブが読み上げる英語を聞いてリアルタイムに理解できます。一言一句完璧に発音されなくても、欠けた音情報の推測が働くことで英語全体として言っている意味を正確に理解できるようになります。
勉強法3:多聴する
リスニングを伸ばす勉強法3つ目、最後は多聴することです。
闇雲にただリスニングをしてもカスほど伸びないと言いましたが、理解が伴うリスニングをするなら分量をたくさんこなすことで間違いなく実力アップします。最後はとにかく場数です。英検でもTOEICでも過去問のリスニング問題を解いて、問題の解説を読み、正解・不正解だけでなくなぜこの選択肢がまるでほかが×なのか?というところまでしっかり入念にやり込めば間違いなくスコアアップします。また、英語字幕を表示させながら、英語の動画ニュースとかYouTube動画の視聴を継続する習慣を作れば、理解の伴うリスニングの分量を増やせますので半年、1年後は飛躍的にリスニング力が伸びていることは間違いありません。
先ほどネイティブも一言一句完璧に発音しないといいました。これも多聴という場数で突破できる壁です。日本語でコンビニ店員が「あざす」といえば「ありがとうございます」と言っているとわかりますね。英語でも同じです。たとえば英語のコールセンターの挨拶、会話はほぼテンプレ化していますので、音情報が一部欠けていても脳内で簡単に補完して理解できます。Hello! Thank you for calling ABC company this is Takeo speaking and How may I help you? お礼の挨拶、会社名、担当者名、ご要件は?ほぼこの流れなので多少一部聞き落としても分かってしまう。よく最後にanything else?他には?と聞かれることも多いので、はっきり一言一句発音していなくても意味が通る。これらはすべて多聴することでリスニングの総合力を高めるという努力になります。
今回は以上です。リスニングはリーディングと違って英語の音声情報なので受け身で漫然とやっていると、勉強を頑張った気になってるけど実際には脳がノイズとして情報を捨て続けて無意味な時間になってしまってるケースも非常に多いです。なのでちゃんと知識として蓄積してスキルアップするやり方で勉強をするように意識して取り組んでいきましょう。
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