オレだ。
「英語力を活用して、クラウドで仕事をこなして鬼稼ぐ!」
もしもこのことに興味があるなら、
今回の記事が鬼のように有益なはずだ。
でもその際にメチャメチャ心配なのが、
「自分のようなザコの英語力で、できるか不安すぎる…。」
というものだろう。
TOEICはやっぱり満点じゃないとダメ?
英検1級もってて普通?
色んな思考が交錯することだろう。
例によっていきなり、この記事で伝えたいことの結論を最初に渡す。
↓
「英語力を活かしてクラウドで稼ぐ!」という時に「TOEICは何点必要?」と反射的に不安になる人も多いと思う。
…けど、結論的にそんなものはいらない。仕事を依頼する側が求めるのは「正確な成果物を早く、低コストで納品すること」。
TOEICスコアより過去の実務経験PRの方が100倍効くよ。
— 黒坂 岳央@本業:主夫|趣味:仕事とゲーム (@takeokurosaka) March 4, 2021
目次
この記事の信頼性
人は実績のないやつの言うことは聞かねえ。
だからオレは自分の実績を晒す。
コレを見て、オレの話が信用に足るかどうかを判断してくれ。
↓
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
オレはビジネスをする上で、
日常的にクラウドソーシングで
仕事を依頼している。
同時に仕事を受けて、それをこなす立場でもあるんだ。
仕事を受ける側、依頼する側の両方の気持ちがすごくよくわかるから、
「経験者」としての立場で、生々しい話を語っていく。
「このオッサンの話を聞く価値ありそうだ」
と感じたら、ぜひこのまま読み進めてくれ。
「上には上がいる…」と思い込むワナ
「これからクラウドで英語力を使って稼いでいこう!」
そう思う人を阻むのは、実は自分自身の心理だったりするんだよな。
「お客さんが自分より英語力が上だったらどうしよう…」
「英語力がすごいライバル多すぎ…」
分かる。
物怖じするよな普通は。
そう感じたら、もう一歩たりとも前へ踏み出そうとは思えない。
だけど安心してくれ。
大丈夫だ。
どんな人にでもチャンスはある。
仕事をお願いする決め手は「高いスキル」じゃない
オレはクラウドで仕事をこなすのと同時に、
お金を払って仕事をガンガン依頼する立場なのでよく分かるんだけど、
「この人にお願いしたい」
と感じるのは、相手のスキルの高さだけじゃないんだ。
もちろん、同じようなオファーがあって、
横並びの場合はスキルの高さは決め手になることはあるよ。
…だけどな、それ以上に大事な要素は山ほどある。
「過去の実績で悪い評価がたくさんつけられていないか?」
「土日祝も動いてくれるのか?」
「納品した後もサポートしてくれそうか?」
「聞いたことにスパッと答えてくれる、気持ちいいコミュニケーションをしてくれるか?」
オレはこのあたりを最重要項目として見てるよ。
だから、応募者が未経験者であっても、
「この案件ならお任せください。3万円の予算で5日間以内と出されていますが、2万円で3日間でやります」
とか言われたら心は動くよな。
「相場より早く安く済むし、コミュニケーションも快適だからやってもらおうかな」
このノリで仕事をお願いしたことは何度もある。
実際、そういう人に仕事を投げて、
素晴らしい仕上がりだったことはいくらでもあるからな。
むしろ高飛車な態度で、
「オイ、オレはこの金額以上じゃないと受けねえからよ!」
って高いフィーを要求してくるベテラン勢より、
一生懸命さが伝わる駆け出しの人にお願いしたい、
そう思うのが人間心理よ。
当たり前だけど、この心理はオレだけじゃないと思うぜ。
あなたよりお客さんがスキルが上でも問題なし
そして、お客さんの方が
自分よりスキルが上でも
まったくノープロ。
ビビるな。大丈夫だ。
なぜって、クラウドで仕事を投げるのは「自分ができないから」という理由より、
「やろうと思えば自分でできるけど、他のことに時間を使いたいからお金を払ってでも誰かにやってもらう」
という事情によることも多いんだ。
たとえば、メディア会社はライターをクラウドで募集していたりするけど、
あなたの書いた記事を編集する編集者の方が、筆力が高いことなんてザラにある。
けど、「0→1」にする仕事には時間がかかるから、
そこを代行してもらいたくて、仕事を募集しているんだ。
オレ的には、希望の8割のクオリティで
上げてくれるならOKだと思ってる。
納品された仕事をこちらでチェックし、
足りない点を埋めてもらって8割を9割、10割に仕上げてもらえば完了だ。
クラウドで英語の仕事を取るのに必要な英検やTOEICスコア
さて、いよいよここから本題を語っていく。
ズバリ、クラウドで英語力を活かして稼いでいくには、
TOEICスコアや英検はどのくらい必要なのか?
…ぶっちゃけ、要らないとオレは思ってる。
だって依頼する側の立場に立つと、仕事ができるかどうかは
TOEICや英検じゃまったく分からないから。
クラウドで英語力を活かす仕事は、大体決まってる。
・翻訳
・字幕
・講師業
・海外とのコミュニケーション
・代行業務
この辺りだろう。
確かにこれらの仕事では英語力が求められる。
…けど、英検やTOEICで測れる英語力なんて
「試験の問題を正確に、スピーディーに解けるか?」
「基礎力があるか?」
ということでしかない。
それは仕事を依頼する側が一番良くわかっていることなんだ。
でも、翻訳をする上では、どんな素材が飛び出すかわからないんだ。
「仮想通貨のホワイトペーパーの翻訳をお願いします」
という案件が適任なのは、TOEICが満点の人ではなくて
仮想通貨業界に精通している人の方なんだ。
「通販で海外のお客さまからの問い合わせ対応をお願いします」
というサポート業務だと、英検1級ホルダーではなく、
過去に通販業界でサポートをした経験者の方が、
きちんとお客さま対応ができそうな印象を与えられる。
確かに英語力は必要だよな。そこは否定しない。
「すいません。to不定詞は苦手なので」
とかクライアントには言えないよなw
だけど、英語で仕事を一生懸命こなせるなら、
「将来、クラウドで稼ぐために!」
という理由だけで、英検やTOEICを取るのはやめろ。
こうした資格は、英語力を高めるため、現在の英語力を確認するため、
そして目標を決めてそれを達成するために掲げるべきだからなんだ。
必要なのは、分からないことを調べながら、英語で仕事を遂行する力。
それから、仕事を依頼するクライアントの気持ちをつかめるかどうかなんだ。
あまり肩肘張ることは止めてくれ。
まずは小さな経験を積み上げていく
クラウドソーシングでこれから稼ごうと駆け出しの人がやりがちなのは、
いきなりデカい企業の単価が高い案件を覗いて、絶望するってパターンだ。
だいたい、次のような思考回路を経てあぼーんが様式美。↓
1.お! 1件で50万円!! これはヤベエ2ヶ月分の給与になるやんけ!
2.うおー、ネットショップの翻訳か! これならできそう!
3.…って、うわー応募者が30人もいる。どいつもこいつも英語力高杉ワロエナイ…(そっ閉じ
こういう思考回路を辿るのがオチだ。
やめろ。いきなり大金を追うな。そりゃちょっと強欲すぎるってw
いいか? 何事にも、ステップアップが必要なんだ。
いきなり1件50万円の案件なんて、
経験豊富で専業のベテランフリーランス勢にくれてやれ。
高額案件はカネがかかっていることもあって、
仕事を投げる側も当然メチャ高いクオリティを求めてくるし、
大型案件はこなすのに時間がかかるから、会社員には時間の成約があって到底ムリだ。
あなたが会社員で仕事の傍らで稼ぐなら、
まずは1件1000円とか、2000円の小さな案件で数をこなして経験を積むんだ。
もっと、地に足がついた戦略で行こう。
ぶっちゃけ、この経験はお金を出しても買えない価値がある。
経験を積めば、もっと高単価の仕事にも応募していけるし
実力と実績と自信がついたら、もはや割引なんてしなくても仕事はガンガン取れる。
なんなら、向こうから指名が入ってくるようになる。
黒坂も最初は1案件1,500円からスタート
これは過去に何度も言っていることだけど、
オレもビジネスジャーナリストとして受け取る報酬は、最初はそんなに高くなかった。
1記事1,500円だったんだ。
…けど、「こんなチンケなはした金かよ」なんて思わなかったよ。
1,500円でも、記事を書いたら喜んでくれたのが嬉しかった。
たくさん記事を書いて自信をつけたので、積極的にメディア寄稿をスタートさせて、
5,000円→10,000円→30,000円→55,000円
とステップアップしていったんだ。
テレビ出演や講演依頼も、最初の頃は
「出演報酬ゼロ」ってこともあったけど、
ここ最近は出演料をキッチリ頂けるようになった。
実績がついてきたからな。
だから最初は小さな案件で実績をつけるんだ。
以上だ。
会社でキッチリ仕事をこなせる人でも、
「クラウドで稼ぐ」ということについては、
自信が全然なかったり、いきなりどでかい案件に応募しちゃったりする。
そんな人は今回の記事を見直して、地に足がついた活動をしてくれればうれしい。
応援しているぜ。
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