89歳で英語とプログラミングの独学、国連とApple本社へいった話/独学のススメ

オレだ。今回は89歳で英語とプログラミングの独学、国連とApple本社へいった話について解説する。

「もう年だから今さら英語をやっても遅いでしょうか?」これまで数え切れないほど頂いてきたこの質問に対して、いやいやまったく遅くないよと返してきた。「英語に年齢は関係ない理由を脳科学的な見地から豊富なエビデンスを元に証明します」ということで、いくつも解説動画をあげてきたけど、それでも翌日には「もう60歳超えてますけど間に合いますか?」「当方、40代に突入した中年で新しいことがだんだん頭に入らなくなってきていますが今からでも大丈夫ですか?」と質問がやってくる。お前らええ加減にせんかい。何歳からでもできるというとるがな!とこめかみに青筋を立ててキレ気味に説明をしてきた。

 

そんな「もう手遅れなのでは勢」を秒で黙らせて二度と「もう遅い」と思わせない最高の証拠が手に入った。聞いてくれ。それがこの本、若宮正子(わかみや まさこ)さんが書かれた「やりたいことの見つけかた 89歳、気ままに独学」だ。この本は大ヒットした「独学のススメ 頑張らない!定年後 の学び方10か条」の改訂版なんだけどすごい話だった。先日、若宮さんに「先生、ここらで一つ、ウジウジと悩むもう遅い勢どもの目を覚まさせるために一発ドカンとぶちかましてやってくだせえ」としっかり頼んでおいた。

 

さて、著者の経歴はすごい。独学でプログラミングを身につけ、アメリカのApple本社に招かれてAppleのCEOティム・クックに直接シニア世代がスマホに感じている課題について話したり、英語も独学で学んで国連で英語でのスピーチをこなしている。「はいはい、どうせこの人は東大卒、ハーバードMBAなんでしょ? 親ガチャ成功勢なんでしょ? 慶応幼稚舎で培養されたサラブレッドなんでしょ? 帰国子女なんでしょ? 宝くじで3億円あたったんでしょ? お前さ、いつもハイパー優等生連れてきて儚い夢を見せてオレ達を騙そうたってそうはいかn…」違う。高卒……著者は東大でもハーバードでもなく、高卒。

 

え?うそ?ちょっと待って。高卒なの?もしかして灘高か開成高校とか?いえ、違います。ちなみに灘校も開成も男子校だからねw 著者は今89歳だが、80歳を超えてから一気に人生が変わったと言われている。ええー?80歳超えて人生激変って話聞いたことある?ないよね?この話は聞く価値があるよ。あなたの勉強のやる気魂に確実に火を付けるから。

 

若宮さんはプログラミングを80歳以降に独学でスタートして、iPhoneのアプリ開発をして、アメリカのメディアに取り上げられてApple本社にいった。国連での英語スピーチも別にCIAとかFBI直伝の特別な訓練とかは受けてない。英語も独学で英検準1級も取った。それで国連までいった。うそだろオイ。きっと、嘘松や。お前は嘘松に騙されているんや! 違う違う。本当の話ね。著者いわく人生が最も激変したのは82歳からといってる。だから89歳より若い人は今後、「新しく学ぶにはもう年を取りすぎた」という戯言は二度とおほざきにならないようにしてくれ。

 

この動画では何歳になっても勉強するのに遅すぎることはないということや、様々な学習スタイルの中で教室で座学で学ぶより、独学が最もおすすめということなどがすべてわかるようになっているのでぜひ最後まで見てくれ。

1章 82歳から独学で人生が激変した話
2章 高齢者が独学で成功するための技術

ではいく。

 

 

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1章 82歳から独学で人生が激変した話

2024年7月に本書が出た時点で著者は89歳だ。そんな著者が冒頭でこのような書き出しから始める。「何歳になっても常に勉強しよう」と。なぜか?理由はシンプル、世の中はどんどん変化しているから若い時に学んだ知識の中にはとっくに陳腐化して納豆みたいに糸を引いている状態もあるはず。ここで問題はお勉強と聞くと「うわ、しんど。だっる」と否定的な感覚を持つ人も多い。なぜなら、我々は学校や家庭で無理やり勉強を強制された経験があるから。だから「勉強」というワードを聞くだけで、遊びたいのを我慢して無理やり教師や親から勉強させられた、あの地獄のようにつまらない日々が脳裏に浮かんでしまう。

 

しかし、著者はこういう。独学とお勉強は別物、大人からの学習者がやるべきは独学やで、と。え?独学=お勉強じゃないの?そう思ったと思う。独学とお勉強の違いは主体的にやるか、強制されるかが大きく違う。強制される勉強は地獄。でも独学は知りたい、できるようになりたいという欲求を叶える行為だから楽しい。著者は英語もプログラミングも独学で好奇心に惹かれて学んだから身についたという。頑張ったから実現したのではなく、独学を楽しんで好きなことをやっていたら気がつけばとんでもない場所に自分が立っていたことに気づいたという。

 

著者は高卒で銀行員として働き、定年まで勤め上げた普通のサラリーマン。パソコンに触れたのも定年後に同居の親の介護をしながら、独学でのめり込んでいった。そしてプログラミングにデビューしたのは、定年後から20年も後の80歳を超えてからだった。まじかよ、80歳からプログラミングデビュー?普通じゃないよね?一体何を作ったのか?それがひな壇というスマホゲームだった。え?いきなりスマホゲーム?なんで?それはゲームと言えば若者向けばかりだと気づいたから。反射神経が求められる素早い動きが求められるゲームは世の中に多いけど、お年寄りでも楽しめる、勝てるゲームがあってもいいじゃないか。そう考えて制作した。

 

でもプログラミングなんて何からやっていいかわからない。それはこの著者も同じだ。若宮さんは「小学生でもわかるiPhoneアプリの作り方」という本を参考にした。しかし参考書を読んでその時はなんとなく理解できても、実際にアプリを作るとなるとわからないことだらけ。普通、豆腐メンタル歴40年選手なら秒で諦めるよね?ええー、なにこれ難しすぎワロタ。もうどうやっていいかわからないよ。もうだめぽうつだしのう。こうやってすーぐ投げ出してしまう。でも著者は簡単には諦めなかった。

著者はプログラミングのコードを見様見真似で書いてみたけど、あまりにめちゃくちゃ。それを見たプログラミングに詳しい友達が驚いた。「あんたはプログラマになりたいんか?それともプログラミングはどうでもよくて、ひな壇のアプリを作りたいだけななんか?どないやねん」と聞かれたので、「私はアプリを完成させたい」と返事をした。でも、普通のアプリのプログラムとしてはボロボロなので、Appleにアプリの登録の審査をする時に拒否されてしまうか、と言われた。独学で見様見真似でやったので、そのくらいめちゃくちゃ。まるでジャイアンが編んだマフラーみたいにツギハギだらけのコードで悪戦苦闘しあんがら、なんとかアプリを最後まで完成させた。するととんでもないことになった。一体何が起こったのか?

 

シニア世代が操作しやすいように工夫したことを評価され、最高齢のアプリ開発者としてアメリカのメディアで世界中に紹介され、そして2017年6月のApple社のイベントに招待された。このアップルのイベントはいっておくけど、ジャイアンの歌のリサイタルみたいなしょうもないレベルじゃない。ジャイアンごめん。Appleが毎年、AppleとかMacなどの新商品を発表するWorldwide Developers Conference、略してWWDC、日本語でいうと世界開発者会議のこと。スティーブ・ジョブズの有名なプレゼンもこのイベントで行われていた。著者はAppleの現CEOのティム・クック氏とお話をして、あなたは私たちにとってとても勇気づけられる存在だと褒めてもらった。やばくない?ツギハギだらけのアプリを自作して、友達から「あんたー、何がしたいねん」と盛大なツッコミを受けるけど、構わずアプリを申請したら審査に通っただけでなく、アメリカのメディアで紹介されて一躍時の人になり、全世界が注目するAppleのイベントに登壇してCEOに褒められるってなかなかないぞ。しかも80歳を超えて。

 

ここからは黒坂の見解だけど、著者がこれだけすごい結果につながったのは正直言ってこのアプリが世界をひっくり返すような革新的なサービスだったから、じゃないと思う。80歳から独学でプログラミングを始めて、最後まで完成させるという他の人がやらないこと、やれないことをしたから注目を浴びて取り上げられた。多くの人が時間の経過で枯れるに任せる中で、独学で諦めずに新しい挑戦を継続して最後まで作りきったそのフロンティアスピリッツに心を動かされたからこそ大きな反響を呼んだと思ってる。

 

あなたは今、何歳だろうか?いや、答えなくても良い。きっと89歳より若いはず。人生は何歳からでも遅くはない。これまで数え切れないほど黒坂がデータやエビデンスを元に話してきたけど、若宮さんの偉業を聞いて過去に話してきた何倍も勇気づけられたんじゃないかなと思う。独学の可能性、学ぶことに年齢は関係ないことをしっかり理解できたら次へいこう。

 

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2章 高齢者が独学で成功するための技術

さて、2章では高齢者が独学で成功するための技術について解説をしたい。

1.シニアには失敗経験こそ宝物
2.独学ではノルマや期間目標を立てるな
3.学ぶ楽しさは失う辛さを超える
4.英語は間違えるほど伸びる
5.現代は最高に独学しやすい時代
6.独学する対象の決め方

 

1.シニアには失敗経験こそ宝物

著者は失敗をしたくないなんて言わないで欲しい。失敗は成功の何倍もの学びをもたらしてくれる。失敗を避けるのはもったいないといっている。

 

最近は子供を失敗させない親が増えている。あらかじめ失敗の芽を取り除き、子供がつまずかないように、しっかり障害物を取り払って「さあ、ここを歩きなさい」ときれいに舗装された道を歩かせる。最近の統計データでは、大学受験では浪人生が減ってることが明らかになってる。その理由は少子化の影響もあるだろうけど、それ以上に「大学はたくさんあるので、選ばなければ必ずどこかに合格できる。身の丈に合わない受験で失敗して嫌な思いをするのは怖いから、確実に入学できるところに入りたい」という失敗経験がないことから来ていると自分は思う。

 

正直、これは本人の人生を考えると間違いなくマイナスになる教育だと思う。若い頃に失敗を避けてきたので、大人になったらメンツもあって余計に失敗を恐れるようになる。でもどんなに気をつけていても仕事では失敗は避けられない。失敗慣れしていないから、想定外のことにいきなり致命的な失敗をかまして、その挫折から社会が怖くなって引きこもったり逃げるように退職してしまう。そうなればもう二度と挑戦しなくなって人生の発展性が閉じられてしまう。それよりは、子供のうちにたくさんの失敗を積み重ねて慣れていったほうがいいじゃないか?と思う。

 

若宮さんいわく、お年寄りは特に失敗経験こそ宝物だという。シニアの中には、スマホやパソコンに苦手意識を持っていつも決まった操作しかしない人は多いという。「だって下手にあちこちいじって壊れたら大変じゃないか」こういう話だ。でも電子機器はビルの屋上から落としたりするなど、物理的に壊さない限りそうそう壊れない。そもそも電子機器に限らず、独学をする上で失敗する事は非常に大事なプロセスで、失敗することでこそ学べることは多くなる。著者はある日、スマホの画面をあちこち触っていたら急に文字が大きくなってしまったという。そこで元に戻そうとして、歯車マークの設定を調べてみると、文字の拡大縮小の設定にたどり着いた。「なるほど、文字が細かくて見にくい時はここで大きくできるんだ」と一つ賢くなった。失敗を恐れず、よくわからないままにあちこち画面をいじっていたからこそ、この機能に気づくことができた。もしも新しいことを避けて、同じ操作しかしなければこの学習はなかった。失敗や困ったことがない人の方がスマートに見えるけど、実は勉強量が圧倒的に少なくなってしまう。だからシニアこそ失敗をたくさんした方が良い。

 

2.独学ではノルマや期間目標を立てるな

著者はシニアの独学でノルマやスケジュールで自分を縛るなといっている。なぜかというと、ノルマやスケジュールを作った時点でやらされ感や義務感が生まれるから。元々、人生を豊かに、知的好奇心に惹かれて楽しもうと始めたことなのに、いつの間にかいついつまでにここまで達成することが目的にすり替わっている。自分で始めた物語なのに、いつの間にか社会的に好ましいノルマが王座の椅子に座っていて、そいつから「今月は300万円売上を作ってこい」と社長のように命令されて、汗をかいて走り回る自分がいる。なんでやねん。お前いつの間にそこに座っとるねん、そこは元々ワシの席や!と言い返したくなってしまう。

 

そもそも、なぜ多くの学習者がノルマやスケジュールを自分に課して、ロープでぐるぐるまきに自分を縛って、ムチで自分をしばいてドMゲームをスタートさせてしまうのだろうか?ノルマを設定するのが好きな人は、真面目でがんばりやさんというイメージがあるけど実際は違う。完璧主義であるべき論に縛られているタイプであることが多いんだ。そもそも、彼らが作り出すノルマはほとんどの場合は他の学習者の平均値とか、プロの意見を派遣会社みたいに右から左に流して自分に当てはめている場合がほとんど。自分の今の学力や、一日に使える時間も何も考慮しないから再現性も何もなく、ひたすら理想論で自分を縛り付けてそこから外れると自分をドタマかち割り氷する。これが完璧主義、あるべき論者でなければなんというだろう。そしてなぜそんな縛りゲーをプレイしたがるかというと、真面目でえらいからではなく、自分の頭でしっかり考えるのが面倒くさいから。世間的にこれぞ理想とされるレールに乗っかっている方が安心で、自分で何も考えなくて済むので楽ができると信じてスタートする。でも結局、楽に見えても実際は最もしんどくて再現性がないゲームをプレイしてる。よく言えば真面目、悪く言うと何も考えておらず、素直でなく融通が利かない頑固親父みたいなタイプだ。

 

たとえば英語の勉強をする上で、1日3ページ進めようとか週に3時間やろうとかまずノルマを決めてそこに合わせようとする人が多い。だって、量や時間で管理しなければ自分はサボってしまうんだもんと考えるのだろう。しかしそれはあまり意味がないと思う。ノルマを決めた時点でそれは義務になってしまう。本来はやりたくて始めたはずなのに、ノルマがあるからやりたくなくてもやらないといけないと思うようになる。嫌々やるうちにせっかく好きで始めたことも嫌になってしまう。これはもったいない。

 

主体的な独学には本来、ノルマも期間目標も要らない。勉強の必要性を理解し、勉強のゴールから現在地のギャップを認識しつつ、今日やるタスクを毎日淡々と続けるだけだ。

 

3.学ぶ楽しさは失う辛さを超える

著者によると、年を取ると失う辛さの連続だという。髪の毛が抜ける。歯も抜ける。耳が遠くなる。目がかすむ。両親は他界し、友達も減っていく。一体、次は何を失うのか?この失う恐怖や苦痛との戦いが待っているという。うひゃー怖すぎる!

 

でも大丈夫、著者はしっかりと希望の光を照らしてくれる。それは獲得体験。なるほど。つまり、勉強をして知らなかったことを新しく学ぶ。技術を磨いて昨日できなかったことが今日できるようになる。これは小さな1をドンドン足していく作業で獲得し続ける。この獲得経験は失っていく苦痛を大きく上回る夢と希望がある。確かにこれは楽しいよね。

 

そして著者はこういう。獲得体験をもっと素直に喜びなさいと。たとえば英語で新しい単語を1つ覚える、日課になってる新しい散歩コースを新規開拓する。食べたことない料理を食べる。近所の人の挨拶する。こういう小さなことでいい。みんな失うことに過剰に反応して、獲得したことを過小評価するけど人生を楽しく明るく生きるなら、その逆こそがおすすめだという。わかるわー、たしかにね。英語の勉強も単語を忘れたことに大騒ぎするけど、それ以上に覚えたことに喜ぶ人ってあまりいないよね?人間はプラスよりマイナスに強く反応する本能があるけど、本能に振り回されっぱなしじゃもったいない。シニアの独学は大げさに楽しむことがコツなんだ。

 

4.英語は間違えるほど伸びる

著者が間違えることの大切さを痛感したのは、60代で英会話スクールに通って会話力を鍛えたときだった。そのスクールはかなりハイレベルだったようで、参加者の中には英検1級をめざすような上級者も通っていた。

 

優秀な生徒がたくさんいる中、スクールのクリスマス会で著者はその年のベストスチューデントに選ばれた。その理由を尋ねると、先生はこういった。「あなたはこの1年間、誰よりもたくさん間違えた。みんな間違えるのが恥ずかしいから、自信がない時は答えを控える。でもあなたは間違いを恐れず、堂々と発表した。これは3者にとってメリットがある。周りで聞いているクラスメイトは、この答えは間違いになるんだと学びになる。教師はこう教えると生徒が間違えてしまうと言う発見になる。そして何よりあなた自身はその間違いから学べる。だからこのクラスに最も貢献した生徒はあなただ」といった。素晴らしい話だよね。

 

「でもさあ、間違いだらけってやっぱり恥ずかしくない?間違えないほうが良くない?」そう感じた人もいるだろう。でも著者はその後国連で英語でスピーチを披露している。先程いった通り、iPhoneのアプリがヒットしてアメリカのニュースメディアから連絡をもらったときも英語で対応している。間違いが多いとダメ、ではなく間違いを恐れて成長のチャンスを失い続けているのが最もダメなんだ。

 

5.現代は最高に独学しやすい時代

著者は独学を勧めているけど、その理由の一つに「現代社会は最高に独学しやすい時代だから」という。

 

著者は75歳からピアノを始めた。しかし実は子供の頃からピアノに憧れていた。なぜなら著者は子供の頃、弾いてみたいと思っていた時に第二次世界大戦に突入してピアノどころではなくなってしまったから。でもピアノと言って日本の家庭事情でなかなか始めづらいという人もいると思う。でもiPadの楽器アプリがあれば本物の楽器でなくても手を出せる。著者は琴のアプリを使って練習しているそうだ。人工知能についても触れ、「わからないことを教えてくれる先生」という認識だ。英語で困った時にはGoogle翻訳を使いこなして独学を進めている。AIに仕事を奪われるよー、AIヤバい怖い不安助けてママー、ってスネ夫な人には耳の痛い話ではないだろうか。

 

6.独学する対象の決め方

独学を始めようと言われてもやりたいことが何もないと言う悩みを抱えている人も多いと思う。オススメは周りの人が喜んでくれることだ。自分ができることそしてそれが他の人が喜ぶことの接点を探す。他の人に喜ばれたり、感謝したりすれば嬉しくて、もっと頑張ろうと言う気持ちになり、それが自分のやりたいことに変わる。自分はこれ、すごくよく分かる。自分なりに英語の勉強に苦労してなんとか多読で身につけたわけだけど、今は自分がやってきた英語の勉強法をこうして動画にして解説する過程で、動画の撮影や編集、トーク技術などこれまでやったことがない技術を独学することにつながってる。こうしていろんな本を紹介するようになったのも、話すネタ切れで困って困って苦肉の策で生み出したコンテンツの一つだ。

 

世の中、若い人ばかりが社会を引っ張ってるイメージがあるけど、著者いわくそんなことはないという。たとえば、シニアを対象にした楽しい電子工作セミナーを開催した時に非常に受けた良かったという。自分の仕事の知識や技術は会社を退職したらもう必要ない、と思う人もいるけど、少し工夫すれば自分の人生で培った知識や技術はきっと活用できる場がある。若宮さんが具体的に構想しているのは、学童保育向けの体験セミナー。学童保育というのは、放課後に両親が仕事をしてる間、子供預かってくれる場所なんだけど、子供の学びになるような有意義な体験をさせてくれるところが求められてる。そりゃそうだ。自分の身近にある学童保育は、狭い教室に子供を閉じ込めて宿題や読書をさせるだけの場所になってて「つまらないから行きたくない」という子供は多い。でも、そんな学童保育で電子工作教室みたいな企画をすれば大人気になることは間違いないと自信を見せる。これは自分もそう思う。自分の子供の教育に興味がない親は世の中にいない。自分の場合は、教育を任せたいと思える環境が見つけられなかったので、親である自分が子供に直接教育していて、今は子供とプログラミングの勉強をしてる。もしも学童でそういう技術が学べるところがあれば、多少高くても任せたいと考える親は確実にいる。

 

さて、この本を読んで思ったことは、シニアはネットでドンドン発信すればいいと思う。それは毎日英語の勉強をしている学習記録でもいいし、世の中のおかしなことに物申す意見でも良い。または、自分がこれまでの人生で経験してきた仕事の知識や技術をわかりやすく解説するものでもいい。なぜって世の中発信者は若い人ばかりだから。だからこそチャンス。そんな中で、若宮さんのように高齢者で発信すれば、多くのシニアにとってのロールモデルになるし、もしかしたら若宮さんのようにメディアや大企業にピックアップされて仕事へとつながっていく可能性だってある。著者は自分史の作成を考えたことがあり、色々企画を練っていたら80歳以降に人生がすさまじく変化していったので、改訂が追いつかない状態になってしまったという。そう、人生に遅すぎることはない。これをあなたの人生で実現させるための唯一の方法、それは自分で遅すぎると決めつけないこと。子供はみんな、もう遅いとは考えない。それは若いからというより、そのような偏見がないから。仮にあなたの眼の前の若い人が「もう今からじゃ人生を変えるのは遅い」と引きこもるならあなたは「もったいない」と感じるはず。でも、人生を早々に諦める若者と、年を取りすぎているからと諦めている人の根本的理由は同じ、それは人生を変えるにはもう遅いという間違った思い込みに過ぎない。年齢が若くても大学受験で志望校に行けなかったら人生オワタと感じて絶望する人もいる。冷静に考えたら何一つ終わってないのにね。そしてあなたの足についた鉄球は実はもう外れてる。そう、この動画を最後まで見たことで、あなたの足の鉄球はすでに消滅した。あなたの眼の前にある道は2つ。1つ目は未だに鉄球がついたままだと思い込みんでその場に座り込んだまま年を取り続けるか?もしくはすでに外れた鉄球を見て、今すぐ人生を充実させるために行動を開始するか?どちらを選択するかはあなた次第。必要なことはすべて伝えた。後はあなたが自分で決めてくれ。ほなまた。

 

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