今回はTOEIC L&Rテスト 文で覚える単熟語スコア600/800 正しい効果的な使い方と勉強法を完全解説ロードマップとしてお届けする。英検対策テキストで非常に有名な旺文社から2024年7月に文で覚える単熟語、略して文単のTOEICテスト版が登場した。いやあ、驚いた。旺文社といえば、英検協会から委託されて英検の問題を作成している会社。旺文社からはこれまで数多くの英検過去問を含めて、対策テキストを出してきたことは誰もが知っていると思う。そんな英検＝旺文社というイメージの企業からとうとうTOEICテキストを出してきた。果たしてこの本は買う価値があるかどうか？気になってる人も多いと思う。
最初に買う価値があるかどうかをいうと、文単のTOEIC スコア800のテキストは「買い」というのが黒坂からの結論。なぜそう思ったのか？買いというけど、必須なのか？それともあれば尚よしというレベル感なのか？初心者も使うべきか？どんな勉強法で使えば良いのか？このあたりの話をすべてわかりやすく解説するのでぜひ最後まで見てくれ。今回の動画は次の内容でお届けする。
1章 文で覚える単熟語TOEICスコア600/800の特徴とレベル別解説
2章 文で覚える単熟語TOEIC版の正しい効果的な使い方と勉強法
3章 スコア600と800はどっち買えばいい？初心者は？
ではいく。
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>>>TOEIC L&Rテスト 文で覚える単熟語 SCORE600 監修：藤枝 暁生さん
>>>TOEIC L&Rテスト 文で覚える単熟語 SCORE800 監修：藤枝 暁生さん
目次
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「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、
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1章 文で覚える単熟語TOEICスコア600/800の特徴とレベル別解説
さて、まず第1章では「文単のTOEICテスト版はどんな特徴があるのか？どんなテキストか？」ということについて解説する。この動画を見ているあなたも気になってはいるけど、お財布を開いてレジでお金を出して買う理由を確認したいはず。結論、文単のTOEICテスト版を自分がおすすめしたい3つの理由がある。
1.監修者がTOEICプロの藤枝 暁生氏
2.長文の中で英単語/英熟語を暗記できる
3.英語音声を使ってリスニング対策になる
4.TOEIC試験に出題されるテーマ
じゃそれぞれ深掘りしてそれぞれ解説していこう。
1.監修者がTOEICプロの藤枝 暁生氏
正直、これはむちゃくちゃ重要なポイントなんだ。その根拠を今から解説する。
ご存知の通り、世の中には星の数ほどTOEIC本はあるけど、正直TOEIC和書は品質がゴッドが降臨する神レベルから、ケツ拭く方の紙レベルまで千差万別。その理由はズバリ、TOEIC本は儲かるから。日本の語学ビジネス市場は2022年時点で約7,806億円。2023年のデータで日本の受験者数が多い資格ランキングは1位が英検で420万人、2位が運転免許証の260万人、3位がTOEICで209万人。ざっとこんな状態なんで、とりあえずTOEICと名前をつけとけば、本試験とかけ離れた難易度の問題や、決して出題されない英単語を収録したゲリ便の本でも、書店に並べたそばからバンバン売れていく。ご存知の通り、TOEICは問題が門外不出となっていて、多くの出版社がウソと妄想とファンタジーを元に問題集を作っているという地獄のような状態になっている。でもね、適当に作ったクソの役に立たないテキストでもバンバン出すんだよね。だってバカスカ売れるから。もう儲かりすぎて笑いが止まりません。もうね、ハッキリいってやろうか？あえて言おう、カスであると。
だから自分が初めてこの本が出るって聞いた時、ごめん一瞬だけ、本当に一瞬だけ旺文社、大丈夫か？って心配したよ。だって君、ずっと英検一筋のテキスト出す会社やん？もしかして金儲けに走ってしまったん？って。お前そんな奴じゃなかったよな。 何があった？オレでよかったら話聞こか？いまのお前は、その…言いにくいんだけど、その目が円マークになってるんじゃないか？と。こわごわ手に取ったよ。でもね、大丈夫だった。みんな、聞いてくれ旺文社は大丈夫だ。
TOEIC本で大事なのは「どこの会社が出版しているか？」よりも「誰が書いているか？」ってこと。その点、この本の監修はTOEICプロ中のプロ。グルメ会の巨匠といえば美味しんぼの山岡士郎と海原雄山だけど、TOEICの巨匠といえばTEX加藤さんとこの本の制作に携わっている藤枝 暁生（ふじえたあきお）さんだ。
このテキストの監修者の藤枝さんは2007年3月から100回以上TOEICの連続受験を継続中。もちろん、独学で990点満点取得済。自身で開催しているTOEIC学習会では参加者から900点越え・990点満点達成者が続出したという伝説を持ってる。そして旺文社からは過去にTOEIC対策本として、TOEIC L&Rテスト 860点奪取の方法というテキストが出ていてその本の著者が藤枝さん。ちなみにこの860点奪取のテキストは英語力向上の本というより、TOEICで860点以上取るためのテクニック本という色合いが濃い。こっちのテキストを使えば、確かにTOEICスコアは伸びる、だが英語力を伸ばしたり英検やTOEFL、英会話力アップにつながるかといえばどうか？という本でもある。細けえことはいいんだよ、オレはどんな手を使ってもいいから1秒でも早くTOEICスコアアップしたいって人には最高の本だと思う。
話を文単TOEIC版に戻そう。このテキストはTOEICプロ中のプロの監修した本なので、どこの誰が書いたかよくわからんケッタイななんちゃってTOEICテキストではない点は非常にポイントが高いし、一気に信用度が高まった。これは買いだわ。藤枝さんは本業ではリスクアセスメント、つまりリスク分析の仕事をされている立場だ。間違ってもトチ狂った低品質の本を出してしまって、ご自身の評判をリスクに晒すような人ではないはずだ。
2.長文の中で英単語/英熟語を暗記できる
これはZ会の速読英単語シリーズや速読速聴シリーズでもおなじみの「文脈主義」を採用しているってこと。これはめちゃめちゃでかいメリットだ。過去動画でTOEICの語彙力アップをするなら、脳死状態で金フレの上位互換である金の1000問 税込1,089円をフルローンで買えという話をした。
【2023年最新|全7冊】TOEIC TEST出る単特急シリーズの効果的な使い方と勉強法完全解説 【銀フレ/金フレ/金センテンス/金熟語/黒フレ/暗黒フレ/金の1000問】
TOEIC頻出の英単語を収録という点では正直、このテキストより優れたものはないと思うけど一つ欠点がある。それは英文が短いので、長文の文脈を通じた暗記がし辛いという点。金のセンテンスというテキストは文章が長くなっているけど、それでもまだまだ短文に感じる。
その点、文単TOEIC版ではスコア600で100ワード以上、スコア800で200ワード以上の比較的長い英文が収録されているので繰り返し反復リーディングをする過程で、自然に英単語や英熟語を頭にインプットすることができる作りになっている。この点は非常にポイントが高い。
3.英語音声を使ってリスニング対策になる
文単TOEIC版は、専用サイトや「英語の友」というアプリを使って、PCやスマホで英語音声を再生できる。同じテキストを繰り返しリーディングをして内容を頭に入れた後、さらに英語音声を聞こう。それをすることで英語力アップにつながる。具体的に言うと、漢字の暗記と同じで、読み方がわからない英単語は暗記しにくので英語音声で発音を確認すると覚えやすい。また、テキストを開いて目でリーディングをしながら耳からリスニングを繰り返すことで、最終的にはネイティブの読み上げ速度に慣れることでリスニング対策になる。人によってはシャドウイングをすれば更に英会話訓練の予行演習になる。テキストを読んで終わり、ではなく英語音声でリスニング対策、スピーキング訓練と1粒で3度美味しい使い方ができるのが文単TOEIC版の3つ目のメリットだ。
4.TOEIC試験に出題されるテーマ
文単TOEIC版では藤枝さんがテキストのコラム執筆と監修を担当している。出題テーマに対して「TOEICでは新入社員に社内ツアーをする問題が出ることがあります」とコメントがつけられているなど、実際に出題されるテーマを出していることが伝わってくる。その他、メディア・宣伝・アナウンスとか求人採用・イベントなどTOEICで狙われやすいテーマ別に学ぶことができるので、本書を使って勉強することで直接TOEICスコアアップにつながる勉強になる。
加えて、本書はTOEICでハイスコアを取るためならエクソシストに魂を売り渡す勢いのテクニック全押しではなく、あくまでTOEICの出題内容にそった勉強をする過程で、英語力そのものもアップできる作りになっている点でもおすすめしたい。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、
「英語多読」だ。
「英語で人生を変えたい人」限定で動画講座を受講してくれ。
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2章 文で覚える単熟語TOEIC版の正しい効果的な使い方と勉強法
では次は2章、文で覚える単熟語TOEIC版の正しい効果的な使い方と勉強法を解説していく。ここからの話がこの動画で一番重要になるのでぜひ最後まで見てくれ。結論、この文単TOEIC版を最大限、効果的、効率的に頭に入れるためには次の5ステップで取り組むのがおすすめだ。
1.開拓
2.反復リーディング
3.付箋貼り
4.リーディング＆リスニング
5.シャドウイング
ではいく。
1.開拓
まずは開拓だ。このシリーズは1ページ目の左側に英語本文、2ページ目の右側に日本語訳、3-4ページは英熟語の解説という英検の文単で馴染みのある構成になっている。まずは「開拓」。買ったばかりの新品のテキストに、書き込みをして使いやすいようにカスタマイズしましょうということ。赤太字の箇所は英熟語の意味が掲載されているけど、特にピックアップされていない細黒字の部分の分からない英単語と英熟語がある。たとえばこのページにあるwide variety ofは赤太字にはなってないけど、パッと見で思い出せる自信がないとする。その場合はテキスト右側の日本語訳ページの余白に「豊富な」という意味を書いておく。そうすれば辞書なしでテキスト1冊あれば、どこでも勉強できる状態を作る。右側ページを見ればすぐに答えがわかるのでおすすめ。
2.反復リーディング
次に反復リーディング。開拓が終わったら後は反復で何度も読む。その際、読み方としては英単語を見て、日本語の意味を思い出す。思い出せなかったらすぐに右側ページの日本語の答えを見る、ということを繰り返すやり方。英熟語だけでなく英単語も暗記をする。
1単語、1熟語を見て日本語の意味を思い出すのにかける時間はMAXで10秒間。それ以上時間をかけずにとにかくスピーディーに読んでいく。こうすることで短期間に何度も同じ英文にアタックすることができる。人間の脳は繰り返し入力される情報に対して「これは重要な情報」というタグをつける。それを活用して、とにかくスピーディーに反復でリーディングする。
これはエビングハウスの忘却曲線という図なんだけど、一度暗記した内容を時間を置いて再度インプットすると思い出せる。忘れる→思い出す。これを繰り返すと徐々に内容がしっかり暗記できて知識として定着する。だからよく「一度暗記したことを忘れてショック」という人がいるがおかしな話で、勉強はして知識をつける過程で忘れることを前提に戦略を組むのが普通。忘れてもまた思い出せばいい。しかも忘れたと本人はいってるけど、100%完全に消滅することはなくて、記憶の核というか小さな粒が残る。反復する過程で徐々にその粒を雪だるま式に大きく太らせていけばいい。
3.付箋貼り
3つ目は付箋貼り。反復リーディングをする過程で知識として定着したところとそうでないところにわかれてくる。ひたすらNO.1から全章繰り返すのは効率が悪いので、1つの長文の中で覚えていない英単語、英熟語が5個以内になった長文は合格とし、それ以外の覚えていない単語と熟語が多いページには付箋を貼っていこう。全ページ同じことをして、付箋を立てることができれば今度はその付箋が立っているページだけ反復する。こうすることで暗記度が低いページだけを集中的に反復できるから効率的になる。内容の暗記が進んで覚えてない単語と熟語が5個以内になったらそのページは付箋を取る。全ページ付箋が取れたら次へ進もう。
4.リーディング＆リスニング
4つ目は反復リーディングをして、半分以上英単語を暗記できた章については、英語音声を使ってリスニングをする。その際、テキストを開いて目で英文を追いながら耳からリスニングをする。反復リーディングのやりこみが足りない場合はリスニングをする際の英語音声が速すぎて置いてけぼり状態になったりする。その場合は最初に英文を黙読で普通にリーディング。その後にリーディング＆リスニングをすればいい。多くの学習者がイメージするところの耳だけでリスニングはやらなくていい。こちらの過去動画で解説した通り、英語はまずはリーディングありき。リーディングができなければリスニングは絶対にできない。初心者の段階ではリーディングがおぼつかないので、むりにリスニングができる状態を目指すと逆に遠回りになる。だからあくまでリーディング＆リスニングという考え方を持とう。
【最も効率的】英語4技能「読む/聞く/書く/話す」の正しい勉強の順番（リーディング/リスニング/ライティング/スピーキング）
これで目で覚えた英単語を耳からリスニングをすることで暗記の定着になることと、正しい発音の勉強になる。さらにリスニング対策にもなるのでメリットが多い。
5.シャドウイング
最後にシャドウイング。ここまでできれば理想的ではあるものの、シャドウイングはかなり難易度が高いし、自分はTOEICスコアだけ手に入ればいいから別に英会話はすぐ伸ばさなくてもいいわ、という人は無理にやらなくてもいい。
でもシャドウイングをすると、単語や英文の暗記につながるので、本書の内容をしっかり頭に叩き込みたいよという人向けにやり方を解説する。ステップ4でリスニングの完成度を高めたら、最後の仕上げにシャドウイングをする。シャドウイングには段階があっていきなりテキストを見ず、耳から聞こえてきた英語音声をシャドウイングするということはできなくてもいい。あくまで本書をシャドウイングする目的は内容を頭にいれることにある。シャドウイングの具体的なやり方についてはボリュームが非常に長くなるので、過去動画で詳しく解説しているのでこちらもあわせて確認をしておこう。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
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3章スコア600と800はどっち買えばいい？初心者は？
文単TOEIC版は2冊あって、それぞれ収録語彙数、英文の難易度なんかが違ってくる。結論からいうとこの動画の視聴者の大半、つまり大人から英語学習をやり直しをする人たちはスコア800だけ買えばいい。スコア600は無理に買わなくてもOK。その根拠をここから解説していこう。
大は小を兼ねるという言葉があるけど、これはそのまんまTOEICにも当てはまる。つまり、スコア800のテキストにはスコア600の内容もカバーできるので最初からスコア800で勉強することでわざわざ600を買う必要はないということ。
これが英検だとまた話が違ってくる。英検の場合は級ごとに出題される英単語や内容、難易度も全然違う。なので、2級がほしいなら2級に特化した勉強をするべきだし、1級がほしいなら1級の勉強をすればいい。でもTOEICにレベル分けはない。イメージ、オリンピック水泳選手も幼稚園児も一緒のプールで競技してるようなものだから、収録範囲が広いテキストを買う方がコスパも効率もいいってこと。それなら最初からスコア800を買って勉強すれば、600点以上狙えるわけでスコア600は要らないよねという話になる。
そして英語の基礎レベルも危うい初心者は買わなくて良い。本書を必要とする英語力でいえば、TOEIC600点なら英検2級合格以上、TOEIC800点以上なら英検準1級合格以上で、両方とも初心者には届かない。ここでいう初心者の定義としては、英文法や英単語の基礎力も不足している点があってそこもブラッシュアップが必要、というイメージなのでそうした人は「初心者の自分もこのテキストをやり込むだけでTOEIC800点以上取れるかも」と浮気心を出さず、まずは基礎をしっかりやりましょうという話。
その逆に先ほどいったとおり、英検準1級合格以上のレベルの人はこのテキストを買う必要はない。というのも、英検準1級の出題内容が突破できるならTOEIC800点以上は取ることができるので、そうした人が必要なのは後はTOEICの過去問を解いて試験形式に慣れたり、長文リーディングやリスニングが苦手なら弱点を補強することに特化した勉強をする事を勧めたい。
まとめると、文単TOEIC版はスコア800一択ということ。加えて、本書がドストレートにハマる学習者は、現在英検2級合格以上したが、英検ではなくあくまでTOEICスコアアップを狙いたい。勉強法は文脈主義で取り組みたいという人が手に取るべき一冊。それ以上、それ以下の英語力の人はちょっと対象外かなというのが黒坂の意見だ。
今回は以上だ。少しでも参考になれば幸い。
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名前は黒坂岳央（くろさかたけを）だ。
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