オレだ。
英語多読のオンラインスクールで受講生さんとやり取りをしていると、
「40代で英語やり直し組ですが、やっぱり若い時より記憶力も落ちますね…」
「もっと若い頃から勉強すればよかった」
と、悲壮感漂うメッセージをもらうことがある。
安心しろ。結論から言えば
中年期からの勉強でもまったく問題ない。
英語多読のオンラインスクールの受講生さんは、
50代から勉強を初めて英検準1級、1級をゲットしたり、
TOEIC800点、900点オーバーの人はいくらでもいる。
オレからこの記事で伝えたい結論を受け取ってくれ。
↓
40代、50代の英語学習者から、若くないことへの嘆きを言われることがある。多くの場合は誤解。論理的に年齢は不利にはならない。
【中年学習者がやりがちな4つの誤解】
・「年齢」は英語学習上のハンディになる
・独学で英語力は身につかない
・40代以降で始めても遅い
・10代・20代より不利である— 黒坂 岳央@本業:主夫|趣味:仕事とゲーム (@takeokurosaka) July 12, 2021
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
「語学の勉強に年齢は関係ない」という英語教師も多いけど、
だいたいイキリ倒してるミュージシャンの歌詞くらい薄っぺらくて
「ホンマかいな」って感じている人もいるはず。
でもオレは違う。
あなたの脳みそが上下逆さまになる勢いで、納得感のある根拠を用意した。
夢と希望を持って勉強したい人は、ぜひ最後まで読んでくれ。
目次
誤解1.「年齢」は英語学習上のハンディになる
中年学習者なら、これまで英語の勉強中に3億回くらいは考えたことがあるのが、
「若くないから勉強が不利になる」。
まあ、その気持ちはショックで一瞬で髪の毛が紫色になるレベルに理解できる。
英語学習者なら10人中9人は、できればママのお腹の中に戻って
1日16時間くらい英語の絵本読み聞かせからやり直したい
って思ったことがあるという国連が実施した調査データがあるくらいなんだ。
でも結論、これはまったくハンディにはならないと思っていいので安心してくれ。
勉強をする上での能力は、
年齢とともにそこまで
ドラスティックに落ちることはないことが
あらゆる脳科学や、心理学で明らかになっている。
逆に「歳をとったら英語の勉強は不利になる」って思い込んでいる人は、
該当する科学的なデータを探して、ぜひオレの家まで冷蔵チルド便で郵送してくれ。
多分ないけどw
「せやかて、若いときより確実に記憶力落ちてるんですけど?」
そんな体感レベルで、衰えを感じている人もいるのは知ってる。
「中年期になって勉強をやり直してるけど、やっぱり現役の頃と比べて、記憶力落ちてる…」
そういう人がやっているのは、
「最も英語を勉強した大学受験期と今を比較すると、今の方が能力が落ちている気がする」
ということなんだ。
でもこれ冷静に考えるとおかしな話と思わないか?
「ドラえもんと孫悟空って本気で戦ったらどっちが強い?」って質問レベルに
そもそもの比較対象がおかしいって話。
思い出してくれ。あなたが現役で英語を必死に勉強をしていた時は、
毎日英単語の暗記や、文法書を読んで勉強していたはず。
でも中年期から久しぶりに
英語の勉強をした人は、
数十年間勉強そのものから
遠ざかっていたことになるよな?
いきなり勉強をしようと思っても、ブランクあり過ぎって話。
そりゃたくさん英単語も忘れているし、勉強のやり方というかコツも忘れてるって話よ。
元トライアスロンの大会に出るほどの人が、80歳になってウォーミングアップなしで
久しぶりにいきなりトライアスロン大会に出場して、
現役時代レベルの記録を叩き出すくらいムチャな話。
まずは久しぶりに英語の勉強をするわけだから、リハビリをするノリで取り組んでくれ。
勉強を再開したら、徐々に勉強の勘を取り戻していくはず。
誤解2.独学で英語力は身につかない
英語は独学で身につけられるし、ビジネス英語は独学でしか身に着けられない。
これは独学で英語力を身に着けたオレ自身が、
頭の上からしっぽの先まで信じ込んでる信条なんだ。
そして同じことを英語多読のオンラインスクールで受講生さんに実現してもらってる。
<参考>「英語は独学で英語を身につけられる」という話はこちらの記事で解説!
↓
「せやかて、英語力は海外で一日中英語を使う経験を8万年くらいないと身につかないんでしょ?」
って誤解する人が大量発生中なんだけど、日本に住んで独学で身につけられるのは間違いない。
多分、黒坂自身がそれをやったとか、受講生さんもやり遂げたと言っても
「どうせ成功した人はIQ53万くらいある、元々頭がいい人なんでしょ?」
って疑り深い人もいると思う。
けど、考えてみてくれ。語学留学や英会話スクールが手に届かなかった
明治時代の日本の偉人たちも独学で英語力を身に着けて、
諸外国との交渉や学問で大きな成功を納めている事実があるんだ。
これこそ、「日本から出ずに独学で英語力が身につく」という状況証拠だと思う。
英語学習の成功を「英語の4技能を高め、仕事や学問で支障がないレベルに達する」
と定義するなら、次のステップで実現できるんだ。
1.英語の基礎力、語彙力と英文法を身につける。
2.英語を多読して大量に良質なインプットをする。
3.インプットした英語を英作文や英会話でアウトプットする。
夏休みにカブトムシの昆虫採集を勤しむ、
少年のピュアハートレベルにシンプルなプロセスで英語力なんてあっさり身につく。
ちなみに独学できるのは
「英文法」「英単語」
だけじゃないからな?
英作文や英会話実践訓練すらも、
教師なしでビジネス英会話レベルに引き上げることができるんだ。
<参考>NHKラジオの活用を始めとした英会話の独学法は、こちらの記事を参考にしてくれ。
↓
40代、50代から独学で
英語力を身につけることは、
何の支障もない。
英語学習は単純な暗記を効率的にこなして、
簡単な英文法を理解することを積み重ねるだけでいいからな。
ガンダムのプラモデルを組み立てるくらいの難易度でしかない。
んなもんのために、わざわざ数百万円かけて海外留学とかマジでいらねえ。
誤解3.40代以降で始めてももはや遅い
「英語力は若い間に活用しないと意味がない。中年期以降は活用の場がない」
と思い込んでいる人の数は、ざっくり世界人口の8割くらいと言われている。
確かに一昔前は、英語力を活用しようと思うと
会社員がビジネスキャリアアップで活かすくらいしか、
道がなかった。昔はこの理論は正しかったかもしれない。
けど、今は完全に時代が変わった。
政府までが副業を推進し、クラウドで自宅で仕事ができる時代になった今、
英語力を活用することに「年齢の壁」は完全に消えた。
これは社会の教科書のベルリンの壁崩壊の隣のページに、
ガッツリ掲載されているのであなたも知っているはず。
黒坂は会社員時代に、外資系企業勤務で英語力を活かして働いた。
そしてビジネスを起業した今でも、英語力を活用している。
・英語多読のオンラインスクールで受講生さんに英語を教えている。
・英語情報を得て、海外銘柄へ投資。
・英語ニュースを読み解き、ビジネス記事を執筆するジャーナリストの仕事。
・ビジネス講演に登壇して、海外の英語情報を活用。
・海外企業から、クラウドで英語の仕事を請け負う。
このように自宅の中で英語力を活用してるよ。
今は東京都内の会社に勤務しなくても、田舎の山奥に住みながら、
東京やアメリカに本社のある企業へネットで仕事を納品できる。
その気になればあなたがミイラになる手前の年齢でも、
どこに住んでいても英語を活用できる時代になったんだ。
特に会社員ではなく、クラウドで
仕事をするなら年齢はハンディにならない。
むしろ、過去のキャリアや専門知識がある分、若い年代より中高年の方の方が有利になるくらいだ。
だから中年期以降になったからといって、英語の勉強をやめるな。もったいないぞ?
誤解4.勉強の制約が多く、10代・20代より不利
「10代、20代は語学留学とか、外国人の友だちと知り合うとか選択肢が多かったけど、
中年期になると家庭をもったり、仕事が忙しかったりで選択肢がない」
そう考えて、歳をとってからの勉強が不利だと思っている人が、
ざっくり日本に3億人くらいいることが、内閣府の調査で明らかになっている。
けど、それは間違い。
視野の狭さが、ドラえもんに出てくる公園の土管レベルって話なだけなんだ。
単純記憶力や、純粋な体力は
たしかに衰えているかもしれない。
けど、エピソード記憶力、論理的思考、英語の必要性は中高年期の方が能力が高い。
さらに、英語多読はそうした中年期以降もハンディにならない学習法。
結論、中年期の人は英語多読で勉強すればオールおkって話。
むしろ、人生経験や過去の英語学習失敗経験がプラスに生きることもあるんだ。
たとえば、黒坂の元には
「語学留学に数年参加したけどまったく伸びなかった」
「英会話スクール、オンライン英会話を数年やったけど、力がつかなかった」
という人から連絡をもらうことがある。中には
「国際結婚、夫が海外駐在員で長い間、英語圏に住んでいるけど伸びない」
という海外在住の方がオンラインスクールで受講されるパターンもあるんだ。
「英会話実践訓練をしても、英語は100億年後も話せるようにならない」
を心底理解した人は、もはや他の英語学習法に浮気することなく、英語多読に集中してくれる。
迷いがない学習者はゴールまで一直線だから、勉強に集中でき春先のたけのこレベルに伸びるんだ。
そもそも、忙しい会社員や子育て中の主婦の立場で、長期留学や高額なスクール通いは現実的でないので、
余計な選択肢が減った分、ムダなことをするリスクもないといえるかもしれない。
以上見てわかった通り、中年期になっても英語学習にハンディはない。
だから夢と希望を持って日々の勉強にサクサク取り組んでくれ。
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