初心者向け英英辞典入門・英語学習者が使うべき4つのメリット【オススメも紹介!】

オレだ。

 

世の中の英語講師の中には、

 

「英英辞典を使え!メリットしかないから使え!」

「カッコつけて、英英辞典を使うのはむしろ弊害もある」

 

みたいに賛成派と反対派にわかれていたりする。それを聞いて、

 

「結局、どっちなん?」

 

と不安になる人もいる。

使うべきか?使わないべきか?その判断がつかずに迷っている人もいるはず。

 

 

結論

オレからこの記事で伝えたい結論を受け取ってくれ。

 

オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。

TOEIC985点、英検1級を取得。

米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。

今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。

 

英英辞典には、確かにクッソでかい

メリットがあるのは事実。

今、自分も使ってるしな。

 

けど、オレは初心者の段階ではいきなり使うべきではないと思っているし、

英和辞典を使うより若干テクニカルな部分がある。

 

そこを踏まえて、メリットもデメリットもお話するので、

ぜひ最後まで聞いてもらいたい。

 

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英英辞典を使うべき4つのメリット

まずは気になるメリットについて取り上げていこう。

ぶっちゃけ、英英辞典を使うことは、英和辞典にはないメリットがある。

 

現在、英語を勉強しているあなたは、

中級者・上級者レベルになったら

「英和辞典」から「英英辞典へ」

に辞書の切り替えをしてくれ。

 

英語力をアップさせたい英語学習者だけじゃないぞ。

ビジネスで英語を使う「英語ユーザー」も同じなんだ。

 

ここからは具体的にそのメリットを取り上げていく。

 

1.思考に日本語を入れない脳内英語モードを維持

まずはこれ。

 

英語を理解する時には、

できるだけ英語モードを維持してほしいんだ。

 

ちょいと難しい言い方をしちゃうけど、

オレたちの頭の中の脳みそには「言語野」と呼ばれる箇所がある。

その言語野の中に、日本語を使う時と英語を使う時とで、

活性化する場所が違うと言われてる。

 

つまり、英語を使う時に途中で日本語が入ると、スイッチの切り替えが発生するんだ。

 

これをすると、頭の中で言葉が複数の言語間を行ったり来たりと、ムダなタイムラグが出てしまう。

 

でも、英英辞典を使えば、

言語間の切り替えのラグをなくせるって話。

 

ちなみに「英語脳は存在する、しない」と学者内でも

議論がわれており、現時点で100%の結論は出てない。

 

けど、中級者、上級者の英語ユーザーはたいてい、

言語を切り替える感覚を持ってるものなんだ。

もちろんオレも含めてな。

 

結論的に、英語を使う時は英語モードを維持した方が

ドタマの中の情報処理のパフォーマンスが高くなるので、英英辞典を使おうぜって話。

 

<参考>英語脳については、過去記事でアホンダラなレベルで詳しく語ったので見ておいて。

【独学で鍛えろ】大人からの英語学習者が「英語脳」を作る流れを教える

2021年2月21日

 

2.英語を逐一翻訳せずイメージで理解できる

英語学習の初心者の段階だと、英語を読んでいて分からない文章があった場合、英和辞典を引くよな?

 

英和辞典を使うことで、「英語→日本語→イメージ」という流れになっているんだ。

 

つまり、逐一(ちくいち)英語と日本語を行ったり来たりという処理が入るわけだ。

 

けど、英英辞典なら英単語の意味を調べる時にも、頭の中は全部英文で処理をするし、

解説を読んでイメージを湧かせることができるんだ。

 

結果、覚えた英単語を見て、

頭の中に映像を作ることができるって話。

 

【hesitate】

meaning : to pause before saying or doing something because you are nervous or not sure

example : Kay hesitated for a moment and then said ‘yes’.

引用元:ロングマン英英辞典 https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/hesitate

 

例文まで読むと、思わずKayがウッと答えに詰まって、

躊躇しているイメージまで思い浮かぶはず。

この一連の流れをすべて英語で処理できるのは、明らかにメリットだよな。

やっぱ英英辞典オススメ。

 

3.英語圏ネイティブと同じレベルにニュアンスが理解できる

英語ネイティブと、オレたち純ジャパでは英単語に対するイメージが違ってる。

英英辞典を使うことで、英語圏ネイティブの認識に近づけるんだ。

 

たとえば、英語の勉強をしていく中で、

 

revise

amend

modify

 

という英単語が出てくる。Weblio辞典で調べてみたらこんな感じ。

revise 改訂する、訂正する、校閲する、修正する、変更する、復習する

amend 修正する、(欠点などを取り除いて)改める

modify 修正する、(部分的に)変更する、緩和する、加減する、(部分的に)改造する、修飾する

▲日本語訳はWeblio辞典より引用

 

結局、この3つとも「修正する」と書いてあるから、

「どれも同じやんけw」と「修正すること」というイメージで理解してしまう。

 

けど、英語圏のネイティブは

これらの英単語のニュアンスの違いを

明確にわけているんだ。

 

revise

to change something because of new information or ideas

(新しい情報やアイデアのために何かを変えること)

…新たな情報などを加える「訂正」のニュアンス

 

amend

to correct or make small changes to something that is written or spoken

(書かれたものや話されたものを修正したり、小さな変更を加えたりする)

…書籍や辞書など印刷物の「訂正」のニュアンス

 

modify

to make small changes to something in order to improve it and make it more suitable or effective

(何かを改善し、より適した、または効果的なものにするために、何かに小さな変更を加えること)

…より良い「改善」のニュアンス

▲英語の定義はロングマン辞典より引用、日本語訳は筆者にて

となっている。

 

この3つの英単語をまるっと「修正」で認識するのと、

具体的なシーンごとに使い分けるイメージを持つことでは、

英作文や英会話で活用する上で差がつくよな?

 

英英辞典を通じて、英単語を覚えると

一切、日本語の意味を介さないで、

英語のイメージを直接頭に入れられるメリットがあるんだ。

 

4.英英辞典は例文のクオリティが高い

使用する辞書にもよるんだけどざっくりいって、

英英辞典の方が例文のクオリティが高い傾向にあると思う。

 

たとえば「大気・雰囲気」という意味の英単語である「atmosphere」だけど、

次のように英和辞典と英英辞典とでは、例文のクオリティが割と違う。

a sunless atmosphere 暗い雰囲気

a layer of the atmosphere 大気の層

a humid atmosphere しめっぽい空気

引用元:Weblio辞典

 

うーん、なんかイマイチだよなw

探せば他にも例文は出てくるけど、

ちゃんと主語と動詞から成る「英文」で読みたいと思うところ。

 

じゃあ今度はロングマン英英辞典を見てくれ。こんな感じ。

The hotel had a lovely relaxed atmosphere. ホテルはとてもリラックスした雰囲気だった。

The atmosphere at home was rather tense. 家庭内の雰囲気はかなり緊迫していた。

引用元:ロングマン英英辞典 https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/atmosphere

どや? こっちは読んでいて思わず、頭の中にイメージが湧いてくる感じだよな?

 

例文のクオリティは英英辞典のが良さげな傾向だから、

英語多読者はぜひとも、英英辞典を使うことを勧めたいぜ。

 

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こんな人は英英辞典を使うべきでない

さて、ここまでひたすら

 

「英英辞典、ぶっちゃけサイコーやで?」

 

と褒めちぎる感じできたけど、オススメしない人もいる。

世の中の物事はいい面も悪い面もあるのが普通なんだ。見てくれ。

 

1.英語学習初心者

まずはなんといっても、英語学習初心者はダメだ。

英英辞典は使うな。背伸びしても効率が悪すぎる。

 

英英辞典は英文で書かれているから、

そこで使われている英単語や英文法がわからないと

 

「分からない部分を調べている」

 

はずなのに、ますますわからなくなってしまう。

 

上述したロングマン英英辞典に出てきた、

 

because of(~の理由で)

improve(改善)

 

これらの言葉がわからないと、調べるもクソもなくなる。

 

英語力の基礎力を付けている、初心者の段階にいる人は

「英語脳をキープするため(キリッ)」

みたいな意識高いことはやめて、

最初の頃はサクサク英和辞典で調べてくれ。

 

英語の頻出英単語と、英文法をブチ込んで

英語多読をする段階になったら、その時に英英辞典を少しずつ使っていけばいい。

いきなり背伸びすんな。かえって非効率だ。

 

2.日英プロ通訳者、翻訳家

それから日本語と英語の橋渡し役であり、

プロの通訳者・翻訳家も英英辞典オンリーでは務まらない。

 

オレは外資系企業勤務をやっていた時期に、

プロの通訳者が国際会議で頑張ってくれていた現場にいたけど、

彼ら/彼女らは会議中は話の流れをぶっ壊さないために、

 

「できるだけシンプルに、短く正確に伝わる言葉選び」

 

がクッソ意識してるなと感じた。

このスキルをつけるには、英和辞典で日本人が伝わるワーディングチョイスが必須なんだ。

 

実際に体験した話だと、英語圏のネイティブが他の人が出したプランに対して

 

「It’s apples to oranges」

 

とツッコミを入れていたんだ。

 

このフレーズに対して、通訳者は

 

「それは比較できる問題ではありません」

 

と訳していたんだ。

 

素直に「上手だな」とオレは思ったよ。

 

ちなみにapple to orangeとは

 

「りんごとオレンジはどちらが優れているか?」

 

というような本来、比較が不可能な場合にツッコミを入れる時のフレーズなんだ。

 

 

直訳をすると、「それはりんごとオレンジの比較ですよ」ってなるから、

日本人にはイミフ過ぎるだろう。

それを素早く「比較不可能な議論」とわかりやすく伝えるスキル、これがプロだな。

 

プロの通訳者のように、二カ国の国の文化や言葉の違いを超えて

正確にスムーズに意思疎通の橋渡し役をするなら、

英英辞典だけでなく、むしろ英和辞典で

日本人が理解できる言葉を理解する必要があると思ってるぜ。

 

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おすすめの英英辞典とスマホ・オンラインアプリ

世の中にはいろんな英英辞典がある。

できるだけ高性能で低コスト(なんなら無料)で使えるものがいいよな。よく分かる。

大丈夫、ガッツリ紹介していく。

 

「テメエの文章を読むのダルい。良さげなのサクッと教えろ」

 

って人は、脳死状態でロングマン英英辞典使えば外さないよ。

 

1.ロングマン現代英英辞典(LDOCE)

まずはこれ。英英辞典といえば、ロングマンだ。

ざっくり特徴をまとめた。見てくれ。

 

特徴

初心者に優しい。説明に使われる語彙は頻出の2000語で比較的簡単。

23万語と収録語数が多い(桐原書店)。

ノンネイティブの英語学習者向けに作られ、使いやすい。

 

「とにかく簡単で分かりやすいものがいい」

という人は、脳死状態でロングマン選んどけばおk。

 

オンライン版:Longman Online Dictionary

紙の辞書:https://amzn.to/3w95wn8

 

2.オックスフォード現代英英辞典(OALD)

こちらもロングマン同様に初心者に優しい英英辞典だ。

 

特徴

初心者に優しい。説明に使われる語彙は頻出の3000語で比較的簡単。

22万8000語と収録語数が多い(旺文社)。

ノンネイティブの英語学習者向けに作られ、使いやすい。

価格は高め。ま、しゃーない。

 

ロングマンと比較すると、求められる語彙力や

説明を読み解く英語力は若干難しめの傾向。

 

オンライン版:Oxford Learner’s Dictionaries

紙の辞書:https://amzn.to/3jzIJhx

 

3.ケンブリッジ英英辞典Cambridge Dictionaries Online

1と2に続き、こちらもメチャクソ使いやすい辞書。

 

特徴

初心者に優しい。説明に使われる語彙は頻出の3000語で比較的簡単。

オンライン版はアメリカ英語、イギリス英語など複数を簡単に引ける。

オンライン版は検索した語彙の関連ワードが出てくるので、芋づる式語彙学習ができる。

ノンネイティブの英語学習者向けに作られ、使いやすい。

ロングマン、オックスフォードと比べると若干説明の語彙が難しめ。

 

オンライン版:Cambridge Dictionaries Online

紙の辞書:https://amzn.to/3hku5Ip

 

4.Oxford English Dictionary(OED)

1-3はノンネイティブ英語学習者向けの英英辞典だったのに対して、

こちらは英語圏ネイティブ向けのもの。

 

特徴をまとめた。

 

特徴

説明に使われる語彙はノンネイティブには難しめなので、中・上級者向け。

62万語で世界最大級の辞書。

エグいことに語彙の歴史や、語源なども調べられる。オタク御用達の辞書。

 

Amazonでは、ハードカバータイプは

14万円というイッちゃってるプライスなんだけど、

「イギリスが生み出した、歴史的遺産」

と称されるほど。褒められ具合エグいなw

 

…って、すまん、紹介はしたけど多分あなたが使うことはない。

 

「人生やることがない。残りの人生、死ぬまで言葉を研究したい」

 

このレベルのガチ勢はいいかもしれない。

とりま、初心者は近づかなくてもおk。

 

紙の辞書:https://amzn.to/3dtvNpA

 

他の英英辞典のリンクも張っておく。興味あれば使って比較して選んで。

 

・Merriam-Webster Online

ウェブスターオンライン辞典。難しめ。

 

・The Free Dictionary

アメリカの広辞苑的存在。医療や法律など、ジャンル別辞書あり。ムズい。

 

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英英辞典は紙か?電子辞書か?

知らんw オレに聞くなw

 

…と言いたいところだけど、一応真面目に言うと人によるんだ。

ほら、読書だって今や紙の書籍とKindleのどちらがいいか?なんて

 

「んなもん分かるか。自分で決めろ」

 

ってスタンスだろ?それと同じよ。

 

とりあえず最大公約数的に受け入れやすい回答を出しておくなら、

効率がいいのは電子辞書だろう。オレは完全にこっち。

 

そもそも、英英辞典を使う目的は

 

「辞書を読書代わりにして、英語力を伸ばす」

 

という人は少数派なはずだ。そうではなく

 

「知らない時に秒速で答えを知る」

 

これだろう。それなら検索性に優れた電子辞書一択。

 

「辞書なら書き込みできる」という人がいるけど、

あくまでそれは辞書を何度も引いて反復する時に備える場合か、

辞書を読み物だと思ってる人だけだ。

 

答えを知るためだけに使うなら、書き込みをする価値はゼロ。

ほとんどの場合、せっかく書き込みをしても

その書き込みメモが役に立つ可能性はほぼゼロ、時間のムダになる。

 

英英辞典は万人には勧められない。

初心者は英和辞典を使うべきだけど、中級者以上になればまずはロングマン英英辞典から

デビューをして英語モードをキープしつつ、多読を楽しんでもらうといいだろう。

参考になれば幸い。

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