オレだ。
突然質問をするけど40代、50代と聞くとどんなイメージがある?仕事では責任が増える中間管理職でストレスと残業は増えたけど収入は増えない。いやいや、7割は課長にすらなれないってデータ見たよ。段々体力も落ちてきた。子供の学費や塾で支出が増えて気持ちに余裕がない。夫婦の会話は恋愛ではなくお金ばかり。笑顔が消えてギスギスした毎日。とてもとても今から英語を勉強しよう、新しいことを始めようなんて気になれない。まあざっくりこういうイメージだと思う。ああ、年取りたくねえなと思ってる人は多いハズ。けどハッキリいう。こういうネガティブなイメージを持っている人は今すぐ考え方を変えてもらいたい。なぜかというと、40代は人生の後半戦とか終盤などではなく、むしろ始まり、ここからが人生の本番なのだから。もちろん、50代60代も同じ。おいそこ、勝手に人生を終わらせるな!始めるんだよ今からよ!そういう話をしたい。
さて、今回取り上げるのはいれぶんさんが書かれた「40代から手に入れる最高の生き方」という書籍だ。この本の内容を取り上げながら、40代以降の中年英語学習者向けに、やる気全開で英語を頑張れるあなたに変身させる話をしていく。本書によると、世の中には成功するためのノウハウとか裏ワザ、近道話ばかりが転がっているけど、大事なのはそこじゃない。40代から人生花開かせるためには、ノウハウよりもコツが重要。ノウハウなんて今どき検索すればすぐ出てくるので誰でも知ってる。あなたもとっくに英語学習のノウハウは絶対見聞きしてる。だけど、困ってる悩んでいるのは、それが実践できないから、そうだよな?実践できないのはなぜだろう?それはあなたが実践するためのコツを知らないから。でも大丈夫、コツを解説していく。あなたこの動画を見るメリットは間違いなく今からでも英語学習は遅くない。むしろ今からが最高のスタートラインだということが理解できる。また、挫折続きとか過去にうまく行った経験なんて何一つないという人も実はそれすらも強みにあるという話をしていくので、ぜひ最後までみていってくれ。
今回の動画は次の内容でお届けする。
40代以降が人生の本番がスタートする
過去の成功体験がないことを喜びなさい
英語を途中でやめるのはもったいない
英語の勉強はシンプルであれ
人生は自分で舵取りをしろ
英語学習も出会いが人生を変える
自分を未熟だと知れ
自分を整える
万全な体調を作る
何事にも寛容になれ
ではいく。
目次
40代以降が人生の本番がスタートする
著者によると、40代以降からが人生の本番がスタートするといっている。ええっ?人生の絶頂期は10代じゃないの?20代じゃないの?多分、あなたもそう思ったと思う。中には小学生までは楽しかったけど、その後の人生は暗黒状態だったという人もいるだろう。でも冷静に考えてみよう。世の中で成功者として取り上げられている人って、実は40代以降の人ばかりじゃない?ビジネスの経営者とか投資家とか大物タレントとか。中には20代の時点でブレイクした!という人もいるにはいるけど、そういう人をよく見るとブレイクするきっかけは20代だったけど、40代、50代以降にさらに大ヒットしてる人多くない?ご多分に漏れず、黒坂自身が現在40代なんだけど、間違いなく人生今が一番の絶頂期だと自信を持って言える。自分は別に大成功者とかではないけど、20代、30代で思い描いていた以上に自分自身が満足する人生を送ることが出来ていると思ってる。まあ、自己満足なんだけどそれでも今が一番楽しいのは間違いない。だから自分自身の経験からも40代以降が人生の本番というのは断言できる。
では次になぜ大ブレイクは40代以降に起きているか?について考えてみよう。それは10代から30代までは研修期間だったからというのが著者からの答えなんだ。確かに、これはよく分かる。というのも、10代は勉強とか恋愛、20代は社会人として駆け回り、30代でようやく少しずつ仕事に慣れたり、はじめて家庭を持ったりあたふた状態というのがほとんど。一通り人生のライフイベントを経験し終えるのが40代なんだよな。つまり、一通り人生で起こり得る研修期間を終えるから、40代からが真のスタートラインということなんだ。
著者はこういう「慣れるから」と。そう、英語も人生も「壮大な慣れ」なんだ。英語力も、人前で話すプレゼン力も、パソコンスキルも、文章を書くのも全部全部「慣れという場数」が最重要だ。「はぁ?ここへ来てとっておきのスキルとか聞けると思ったら場数とかこのクソジジイめ舐めてるのか」とか「とっておきのノウハウとか近道じゃないと、40代からのんびりスタートしてたらさらに遅れを取るだろうが」と怒り出す人もいるかもしれない。いいや、舐めてるのはあなたの方だ。慣れとか場数の力を舐めるなよ。黒坂は2017年からビジネス記事を書き始めて、メディアに寄稿したのはトータルで1000記事以上、英語ブログだけでも400記事くらいある。これ以外にもたくさんあるから、総トータルだと2000記事以上は絶対に書いてる。今年で6年だから1日1記事ペースで書き続けてきた計算になる。YouTube動画はこのチャンネル以外にもオールイングリッシュで話す海外向けチャンネルなど複数持っていて、トータルで1000動画以上出してきた。これだけやればそりゃどんな人でも話し方は上達するわ。イチローは、野球選手として非常に多くの試合に出場した。彼は、日本プロ野球、メジャーリーグあわせて合計3,929試合に出場した。それから芸術で有名なピカソは油絵、版画やエッチング、挿絵、彫刻や陶器など約15万点もの作品を作り、世界で最も多作な美術家であるとギネスブックに認定されている。
慣れとか場数は凄まじい力がある。慣れや場数が人生を作る。時間をかけて慣れればどんな人でも絶対に上達する。黒坂は自分で言うのも何だけど、本を読むのが早いし、書くの早いと思う。「あなたはいいな文章に強くて」と親族から言われて「この本、分厚くて読むのが大変だからあなたが代わりに読んで内容をわかりやすく教えて」とか言われたこともある。いやいやふざけんじゃねえよ。自分がどれほど場数を踏んできたか。本を読むのが上達したければ死ぬほど読めよバカ。自分は20代から30代にかけて3000冊以上読書した。できるようになりたければ、遊ぶ時間とかダラダラと非生産的な時間を過ごす代わりに場数を踏めよといいたい。
すごい結果を出す経営者は過去に失敗や苦労が多い話は多いよな?10代、20代でうまくいかず40代でブレイクして大成功!みたいなイメージ。でも彼らは途中から生まれつきの能力が高まったわけではなく、これまで培った慣れと場数がようやく形になって軌道に乗ったというだけ。大器は晩成。コツコツ愚直に努力を積み重ねる。誰よりも長く継続する。そうすることでしか何事も成功はあり得ない。自分は他の人より遅い。なかなか芽が出ないと悩む人は、成功者を見て彼らがやってきた場数をこなすつもりでとにかくコツコツ場数を稼いでいこう。
それからこれは本書には書かれていない話だけど、黒坂個人的には種まきの概念もあると思う。野菜とか果物を育てた経験者ならわかると思うけど、果実は種まきをしないと絶対に実らない。トマトの実を育てて食べたいなら、収穫するずっと前に種をまき水や肥料をやって時間をかけないと実はつかない。黒坂が今、英語を教えたり英語力を活用して仕事ができているのは、20代の時に英語の勉強をして、30代で会社で英語の使用経験を積んだからこそ、今ようやく果実を味わえっている段階なんだ。つまり、種まき時代がなければ何も始まらないということ。
「ええっ!ということは40代の時点で英語力がないともう手遅れってこと?やっぱり20代とか30代のうちに英語力を身に着けておかないとダメってこと?」と不安になった人もいるかもしれない。大丈夫、それについては問題ないというのが答えだ。その根拠をこの後話す。
過去の成功体験がないことを喜びなさい
著者は「これまで芽が出ない人は幸せだ。20代、30代で大変な思いをしてきた人。なかなか芽が出ない人は喜びなさい。そういう人は40代で成功する準備が整った状態だ」というんだ。はぁ!?失敗続きだった自分をバカにしてるのか?と思うかもしれないけど、実はそうじゃない。最初にいったでしょ?うまくいかない経験こそが研修期間だったんだと。会社で働いた人なら誰しも研修期間ってあったと思う。自分がコールセンターで働いている時は、先輩オペレーターがお客さん役になって受け答えの練習相手になってくれた。スーパーでバイトをしている時は、品出しとかいらっしゃいませの声の出し方を教わった。考えてみてもらいたいけど、この練習の段階でうまくいかなかったからってイチイチ落ち込む?いやいや、落ち込まないよな。だって練習をしないとうまくならないし、最初からうまくいかないことはあなたもよく分かってる。ここで大事なのは、うまくいかない経験の先に熟練していくという確信を持てるかどうかだ。つまり失敗の延長線上に成功が保証されているなら、人は失敗に落ち込むことはない。話を英語に戻すけど、若い頃英語の勉強でたくさん失敗した人は喜んだ方がいい。たくさんの失敗経験があるからこそ、その同じ失敗を回避することで今度はうまくいく可能性が高くなるんだ。
さらに失敗続きということはもう一つメリットがある。それは「最短最速即日で成功する」というのはほとんどの場合はウソか誇張で、本来英語学習の成長はゆっくりしかあり得ないということをしっかり理解できる。だから焦らず時間をかけてコツコツじっくりやろうと考えることができるんだ。でも逆は要注意。たとえば器用でなんでも要領がいい人ほど意外と英語学習で脆かったりする。実際にそういう人を過去に何度も見てきた。これまでの経歴は素晴らしく、大きな失敗もなく要領よくこなせる小利口な人ほど、短期決戦で要領よくサクッと結果を出す勝ち方しかしてこなかったので、英語学習で時間をかけながら長期戦で勝負することに慣れておらず、速習ばかり追い求めて自滅するのは何度も見てきた。
はい、ここでようやく前の章の話をするけど、40代の時点で英語力がなくても種まきしてこなかったなと言う人も気にしなくてもいい。今からじっくり身につけていけばいい。20代、30代で身につかなかった理由は研修期間だったから。今この動画をここまで見ているような40代、50代以降の人はようやく人生で本気で英語をやろうと実感出来ているはず。逆にいえばこれまでは今ほど切実に本気で必要じゃなかった、もしくはその必要性をまだ理解できなかっただけと考えることができるよな?仕事で必要になったとか、育児の手を離れて時間の余裕が得られたとか、子供が英語力を持ったから自分も負けじと身につけようと本気になったとかそういう事情があるはず。今必要なら、今から身につければいい。いったよな?40代は始まりのタイミングだと。40代にもう遅いもまだ早いも保留もない。今すぐ始めるか?それとも永遠にやらないか?これを決断する年代が40代だ。いつか海外に出て好きな活動をしてみたい?海外の情報に触れて他の人に差をつけたい?英語力を使った仕事をしたい?今すぐやろう。不足している力があるなら、走りながら身につけよう。40代は即断即決!だ。
英語を途中でやめるのはもったいない
次は途中でやめるのはもったいない!という話をしよう。「黒坂さん、自分だってコツコツ積み上げる重要性は頭では分かってます。でもいつも途中で手が止まるんですよ」という人は多い。気持ちはわかる。なぜそうなるかを教えよう。それは先が見えない状態で始めてしまうからだ。自分が努力して向かってる方向が正しいか分からなければ、誰しも最初は元気でも絶対に段々不安になってくる。そうなると次は辞める理由を探し始める。「こんなことをやっても時間のムダではないか?」「やっぱり40代以降で英語力を身につけるなんて無理だったのだ」と。そしてやめるべき理由を作ったら、次は自分を正当化しだす。そして挫折。はい、これまで100億回以上見てきた黄金の挫折パターンがこちら。あなたも人生で確実にこのパターンを経験しているはず。だけど、勝負はここで決まる。投げ出したい気持ちをぐっと堪え、踏みとどまて「コンティニュー」を選べる人だけが成功する。
どうすればいいか?次はその解説法をお伝えしよう。2つある。1つ目は成長曲線を理解することだ。ほとんどの人は頑張ったらその成果を即ほしいという傲慢と図々しさに満ちている。過去動画でも見せてきたけど、このグラフを見てほしい。ほとんどの人が考える成長曲線と実際の成長曲線の間にはすごく大きな差がある。多くの人は「1時間働いたのだから時給1000円をください。成果を確実に速やかに自分に与えたまえ!」という感覚で英語の勉強をする。だからダメなのだ。バイトはそれでいいかもしれないけど、英語の勉強を舐めるな。英語の勉強は学習者にとっての起業と同じ。成果はあなたが思っているより後から遅れてやってくる。多くの人の考える成長曲線と、正しい成長曲線には大きな大きなギャップが有る。英語の勉強をする前にこのギャップを理解してから始めよう。そうすればすぐさま成果が与えられなくても投げ出すことをせずに済む。
そしてもう1つは勉強法の理解を深めること。多くの人は表面だけ勉強法を知ったら、深く理解しないで勇み足で始めてしまう。だから教わっているのとズレたやり方で勉強してしまい、思ったように結果が出なかったり、途中でやり方がわからなくなってやめてしまう。これも過去動画で100万回はいってきたけど、英語学習初心者は英語の勉強法の勉強をしなさいと。なぜそのテキストをその順番でそのように使うんですか?あっちの勉強法の方が効率よくないですか?と他人から質問されて不安になったり、感情が振り回されているようではダメだ。そうじゃなくて、「いえこれにはこういう理由があって」みたいに明確な根拠付きで自信を持って堂々と即答できるくらい勉強法を理解しよう。そうすれば英語の勉強の途中で不安になることはなくなる。スタートからゴールまでの道筋が見えると挫折しなくなる。なぜなら後は進めば必ずゴールがあると安心できるから。迷わない人は強く、自信がつく。ゴールが見えているから、途中で諦めない強い忍耐力が生まれる。このまま進んで成功しないかもしれない、その不安は常に無知から生まれている。だったら勉強法の勉強をしてその無知を追い払おう、という話だ。
英語の勉強はシンプルであれ
次はシンプルであれという話をする。シンプルというと、バカにする人も多いと思う。世の中は複雑なことを話す人が賢い人であり、複雑な勉強こそが効果的で、複雑なサービスをありがたがる脳の思考が複雑骨折してる人が大量発生してる。だから黒坂が「英語学習は反復が命だよ」とか「リーディングを軸にやろう」とシンプルなメッセージを伝えるとそのまま理解してくれない人が出る。「そんな単純に英語が身につくわけがない」とか思って、もっと複雑なことを探しに行ってしまう。黒坂流の勉強も取り入れるし、他の講師の流派AもBもCもDも全部取り込んで複雑怪奇なフランケンシュタインみたいな英語学習法を作り上げてせっせと頑張る人がいる。絶対に黒坂流でやれとは言わないけど、流派が違うとお互いに足を引っ張り合うので英語の勉強法を選ぶ時はシンプルにどれか1つがいいと思う。たとえば黒坂は「基礎が大事。インプットはリーディングをしろ」といってるけど、スクールは「英会話実践訓練が大事」と全然違うことをいっているし、人によっては「英語は漫画で学ぶのが一番」という。全部合体したらどうなる?忙しいあなたが持っている限られた時間でどれもこれも中途半端につまみ食いをする。全部重要だと言われるから、優先順位がつけられず、毎回勉強するたびに「今日は何をどのくらいやればいいか?」で迷いまくり。自分でわざわざシンプルなものを複雑にして挫折するのはもうやめよう。
世の中で本質的なものは常にシンプル。当時、世界最高性能だった日本のガラケーが世界の勝負に負けて、代わりにシンプルなiPhoneが世界トップになったよな?なんでもそう。シンプル・イズ・ベスト。30代までは人生経験も浅いこともあって、何でも複雑に捉えがち。だけど研修期間が終わったら40代以降は思考もシンプルにする必要がある。なぜかというと、難しくすればするほど負担が大きくなる。仕事は複雑なものこそ価値が高いと考えて、元々シンプルだったものをわざわざ自分で複雑にしてしまう人もいる。会社員の人なら顎の骨外れる勢いで理解できると思うけど、無能な上司をヒマにすると余計な仕事を作り始め、複雑にしたがる。これもムダに複雑さをありがたがる思考から来ている。おいしい料理は味付けがシンプル、塩のみでOK。ケチャップとマヨネーズと醤油とウスターソースと味覇混ぜた味付けなんてゲテモノでしかない。勉強も人生もシンプルにいこう。
人生は自分で舵取りをしろ
次は人生は自分で舵取りをしろという話をする。若い頃はなかなかこの舵取りが難しい。学校では先生や先輩のいうことを聞かないとダメだし、会社では若手なので上司や先輩のいうことを聞くのが普通だ。だから流されることに慣れてしまうと、いざ40代以降になって自分で舵を取るのが不安になる人もいる。「40代以降に英語の勉強をするのが遅いという声が多いですが、どうでしょうか?」とか「自分はこういう状況なのですが、英語をやったほうがいいと思いますか?」黒坂に判断を委ねてくる人もかなり多い笑 いいか?考えを変えてくれ。実は自分で舵取りをするのはとてもメリットが多いんだ。まずストレスが減る。上司や先輩の指示で受け身で仕事をして失敗するとあなたはどういう感情になる?間違いなく納得できないし、苛つくはずだ。オイこのクソ無能上司が、テメエもっとまともな指示出せよバカかよと。でも、自分から能動的に仕事をするなら納得感があるよな?あちゃー、ミスをしてしまったでもまだ時間があるから全然挽回できる!みたいな感じで。だから英語の勉強をするべきかどうかは、黒坂に判断を委ねるのではなくあなたが自分で決めてくれ。それに主導権が自分にあると創意工夫が生まれる。自分で操縦桿を握っているから、少しでもより良い方向に進みたいとスキルアップや知識を仕入れようと頑張れる。このプロセスはとても楽しい。
昨今「無理をするな」という言葉がはびこりまくってる。薄っぺらくてしょうもないクソの役にも立たないキレイゴトばかりで本当にうっせえなといつも思う。でも受動的な無理、これは確かにするべきじゃないよな。たとえば上司のケツを拭くために残業させらえるのはしんどい。内心では「テメエの効率の悪い仕事のせいで残業につきあわされてマジでうぜーぜ。はよ天に召されろよこの空気デブが」と思いながらも「部長ぉおお!一生ついていきますぅー!」って靴をペロペロ舐め続ければ、誰でも気持ちが絶対にネガティブになる。やめよう、オッサンの靴ペロペロナメナメ選手権で上位入賞することに価値はないんだ。だけど同じ無理でも価値がある無理はある。それは能動的、自主的な無理だ。こっちは価値がある。英語学習の序盤は正直、楽じゃない。どのページを見ても分からないことだらけ。不安もたくさんある。だから最初だけでいいから能動的、自主的な無理をしよう。ダイエットでも筋トレでも最初から最後まで楽しいことが続くなんてありえない。楽しげなイメージのある好きな人との恋愛だって、好きだからこそ相手と気持ちのすれ違いがしんどかったりする。なんでもそう。しんどいことが何もない活動なんてない。英語も最初だけは無理しよう。でも勉強のコツがわかって、習慣化してくれば途中から無理ではなくなる。最初だけ頑張ろう。
いいか?あなたの人生の主役はあなただ。人生は一度しか生きられない、時計の針も元に戻せない。だったら納得のいく生き方をしよう。英語がやりたいんでしょ?だったら外野の「今更英語なんて止めておいた方がいいんじゃない?」なんてうるさいノイズに中指立ててフルシカトで進もう。
英語学習も出会いが人生を変える
次は英語学習も出会いが人生を変えるという話をしよう。まず理解しておくべきは、出会いは数ではなく圧倒的に質だということだ。突然尋ねるけど、あなたの周囲にものすごく英語ができる人は複数人いるだろうか?いや答えなくていいもう知ってる。答えは0、そうだよな?え?なぜわかったか?それは人間というのは周囲の人間の平均で作られるからなんだ。めちゃめちゃ有名な話に、スマホで連絡をよく取り合う上位5人の平均年収とあなたの年収は一致するというものがある。これは間違いなく正しい。会社でも平社員は平社員同士仲いいし、課長は他の部署の課長同士で飲む。社長は社長としか付き合わない。平社員と社長がサシ飲みするってないよな?優等生と金属バット振り回してる暴走族が意気投合してサシ飲みもないよな。人間は同じレベルでしか付き合えないんだ。もちろん、英語も同じ。今あなたが英語ができないということは、周囲の人間も出来ないということなんだ。逆に英語ができる人は外資系企業とか日系グローバル企業とか海外で働いているから、周囲も英語ができる人ばかりだ。黒坂が外資系企業で働いている時は、外国人だらけだったし、翻訳通訳の人とか、海外の大学院を出た人とかばかりだった。だからあなたが何も行動を起こさず、今の環境に身を置き続けても人生は何も変わらない。じゃあどうすればいいか?結論、第3の居場所を作ってくれ。ほとんどの人にとって第1の居場所は家庭、第2の居場所が職場や学校、これで終わりだ。でもこのコミュニティってめちゃめちゃ狭い。学校は似たような学力の人が集まるし、会社も似たようなキャリアやスキル、経験の持ち主が集まる。だからこそ、あなたの英語の考え方とか価値観をブチ壊して大幅アップデートするために、第3の居場所を作ってくれという話だ。それはどこか?というと英語学習のコミュニティだ。今どき、その気になれば無料でいくらでも手に入る。大規模なコミュニティとかでなくてもいい。なんなら英語の勉強を教えてくれる尊敬できる教師とか、現役で英語を使って活躍するビジネスマンとかでもいい。
黒坂も第3の場所を持ってた。会社員の頃、会社の人間とは全然話が合わなかった。いろんな会社で働いていい人もいたけど、話題の多くは社内の人間関係ばっかり。部長は月曜日の朝は機嫌が悪いから、企画は金曜日の夕方がいいとか、社長は女ったらしでどうだとか、実は課長は家で奥さんの尻に敷かれてるとかそういうのにうんざりしていた。お前ら向上心はないのかと、アボガドかとバナナかと小一時間問い詰めたい。もっとビジネススキルをあげようとか、市場価値を高めるにはどうすればいいとかそういう話が聞きたかった。そういう話ができる人もいたけど、やっぱり大多数が受け身でゴシップ話ばっかりであんまり仲良くしたいと思わないことも多かった。過去に一度だけ仲のいい同僚と飲み会に行って「実は今、週末起業に挑戦してて」みたいな話をしたらものすごくドン引きされた。なにそれ君は会社で一生懸命働いていたと思ったらこそこそそんなことしてたの?みたいな会社の裏切り者というか、反乱分子扱いを受けた。それ以降はもう会社の人間に起業の話をするのはやめた。だから第3の場所としてブログとか、YouTubeで起業してビジネスを成功させた社長の話ばっかりみてた。それから英語の勉強を一人で頑張っている時も周囲から理解が得られなかったし、やっぱり他の人の悪口とか愚痴ばっかりでうんざりすることも多かった。なので日本人で海外経験無しで独学で英語力を身に着けた人の話を繰り返し読んでた。その中には日本人の歴史の偉人もいた。一人で英語の勉強を独学するのはとても心細かったけど、本を読んで成功事例を見るたびによし!やれる!と思い直していた。
英語を頑張る上では家庭や職場以外の第3の場所を作ろう。今の時代、そういう場所は簡単に見つけられる。
自分を未熟だと知れ
次は自分を未熟だと知れという話をする。あなたはこれまで英語がやりたいと思った。でも出来なかった。それはなぜか考えたことがあるだろうか?答えは簡単、あなたが持っていた理想と現実のギャップが大きすぎたから。理想と現実は大きいほどショックが大きくなる。マッチングアプリ上でめちゃめちゃイケメンに見えたけど、会いに行ったら鼻毛がはみ出まくってて、アンパンマンの服着て、魔人ブウみたいなデブだったら誰でもビビるはず。英語学習を開始してすぐにペラペラ話せるようになる理想で始めると、そうなるまでにおもったより時間がかかる現実でぶっ倒れることになる。ということは、このギャップを小さくすれば成功できるよな。だったら今すぐ小さくしようぜという話。あなたが挫折する前、「これをやれば自分はすぐに成功できる」と心の底から思い込んで始めていた。でもそれは傲慢だ。何度も言った通り、40代は始まりのタイミング。始まりということは一年生になったということだ。自分を一年生だと理解して始めよう。あなたが小学一年生の頃って、いきなり学校で無双できると思ってたか?そうじゃないよな?ドキドキと不安だったはず。でもやってみたら意外とできる!この小さな成功体験を積み重ねて成長をしていくんだ。あなたはすでに研修期間が終わっているのだから、これまでの失敗経験を冷静に見つめ直そう。英語の勉強をスタートしていきなり思い描いでいた通りに即大成功できる、なんて思わないでくれ。過去にそれをやったら失敗してきたんだよな?だったら今回も同じことをすれば同じ失敗をする。やめよう。もっと謙虚に行こう。最初から即大成功できるなんて考えず、最初の努力でまず1%を作る。その1%を次は3%、5%、10%と少しずつ育てていく感覚で取り組もう。これを理解すれば「黒坂さん、言われる通りテキストを読んだけど2回目見たら結構忘れてしまっていてショックを受けています」なんて言わなくなるはずだ。
自分を整える
次は自分を整えるという話をする。え?黒坂さん、サウナに入れということですか?いやいや40代で成功したい人は、ルーチンを通じて自分を整えろってこと。英語学習のルーチンは朝早く起きて、開拓と反復リーディングをする。通勤電車に乗ったら長文リーディングをする。お昼休憩はリスニングの勉強をする。これを毎日毎日、月曜日から金曜日までロボットが流れ作業をするように続けるってこと。
「そんなことで整うの?」と思うかもしれないけど、人間の習慣化の力を侮ってはいけない。黒坂の事例でいうと早朝のルーチンがその後のタスクをスムーズにしてくれる、つまり整うと感じる。自分の場合は子供を学校に送り出す前に、書き物から一日が始まる。メディアに寄稿するビジネス記事を書いたり、英語ブログの記事を書く。学校と園に送り出したら、YouTube動画を撮る日は3-4本連続で撮影。お昼ご飯を食べたら撮影した動画の編集をしたり、トレッドミルでウォーキングをする。その後は問い合わせの返信をして夕方に仕事が終わり、その後は怒涛の家事ラッシュという感じ。たまに予定が狂って子供が体調不良で小児科に連れて行ったりして書き物ができないと、YouTube動画取ったり編集しようという気になれない。だから朝の書き物が自分にとって生命線。これをすると後のタスクがバシバシ流れていくイメージ。
今流行のサウナで整うのもいいけど、40代はシンプルなタスクを早起きしてバシバシこなしていこう。
万全な体調を作る
次は万全な体調を作るという話をしたい。40代は10代、20代に比べて体力が落ちてくる。夕方から翌日の朝までゲームとかカラオケをする人はいない。確かに若い頃に比べて体力は落ちたかもしれない。だけどその分、知恵がついた。40代以降は工夫して体力を温存し、万全な体調を作ろう。その一つが規則正しい生活。早寝早起きでいつも決まった時間に寝て決まった時間に起きる。睡眠時間は7-8時間しっかりとる。そして見過ごされがちなのが食事。実は食事はものすごく体力を使う。一日の体調を作るのは食事。糖質と脂質ばかりのジャンクフードやお菓子ばかり食べ、野菜もフルーツもないビタミンゼロ生活を続けるとどうしても病気にかかりやすくなるし、体調も悪くなる。極めつけが食べ過ぎ。10代、20代と同じ食事を続けたら、30代以降はあなたは確実に空気デブになる。黒坂は昔は大食いだった。吉野家の牛丼特盛2杯食べて、帰りにケーキ買って食べるとか普通だった。だけど今それをするとあっという間に生活習慣病になるし、低血糖症で意識は朦朧とし頭はフラフラで勉強や仕事どころではなくなる。
40代以降は食事や生活習慣を見直した方がいい。「別に今問題が起きてない」という人は知識不足なだけかもしれない。昼食後いつも居眠りと戦ってるとか、わけもなく不安やイライラに襲われたりとか、極めつけは歯周病。歯周病は痛みがないから気がついたら手遅れ状態になる場合もある。歯周病は顎の骨を溶かす病気で、溶けた骨は自力では治らない。入れ歯入れればいいじゃん?と思う人いるかもだけど、顎の骨が解けたら入れ歯もちゃんと入らない。また、認知症の発症と進行に強く関係しているので、マジで気をつけた方がいい。これは過去記事で書いたことがあるけど、60代が人生で失って後悔したものの1位が「歯の健康」。健康を害したら英語どころではなくなる。40代以降の健康はあって当たり前ではなく、努力して守るものだと思考を切り替えよう。英語の勉強は万全な体調と健康があって初めてできることだ。
何事にも寛容になれ
若い人に意識調査をすると、たいてい40代、50代以降の中高年は「不機嫌ですぐ怒る」という印象があるという回答が多い。完璧じゃないことを許そう。これは人間関係でも英語学習でも同じ。完璧を求めると人生はとてもしんどくなる。人間関係についていえば、自分が完璧であろうとする人ほど、他人にも完璧を求めがちだよな?人生経験を積んできた人ならわかると思う。自分に甘い人は他人にも甘いし、自分に厳しい人は他人にも厳しいんだ。確かに完璧さが求められる仕事はある。たとえば、世界トップを争うアスリートたちは競技は完璧でないとダメだ。けど、本来人間は完璧から程遠い存在だ。人生の生き方に完璧はいらない。80点、いや70点主義でいい。自分自身が完璧でないことを理解し、他人にもそして英語学習にも完璧を求めるのはやめよう。
これは過去動画で語ったけど、完璧主義ではなく完了主義を目指そう。100点満点以外は失敗!100%取れるまでダメ!という感覚でやるとしんどい。だけど、「今日は3ページ進めるところまでやろう」という完了主義なら誰でもできる。そして今日はしっかり勉強を完了、明日も完了、その次も完了と続けば楽しくなってくる。自分自身との約束を守るので自信がつく。自信という字は「自分を信じる」と書くことから分かる通り、自信とは決めたことをきっちり守ることで生まれるもの。完璧主義になると約束を守れない日が続くのでしんどくなる。だから寛容になろう。
本書で面白い話があるんだけど、著者は40代になってからモテるようになったという。モテる、といっても恋愛ではなく人としてモテるということ。同性からも「あなたのそういう考えが好きだ」「あなたのファンだ」という人が現れるようになったらしい。著者はその変化を「人の気持ちを汲み取れるようになったから」と自己分析している。人生生きていたらこういう経験ってないか?自分は親切心のつもりで相手に指摘したら逆ギレされたみたいな感じだ。「せっかく教えてやったのに!」と腹を立てた経験があるはず。これなにが悪かったのか?結論、問題は言い方だと思う。「正しくないよ」と指摘することは簡単だけど、難しいのは相手に気持ちよくその指摘を聞いてもらう言い方だよな。人間関係では相手からしてもらったら自分も返してあげる、という感覚を捨てて「先に自分がGiveする」という考えを持てという。よくあるのは「君が先に挨拶したまえ、そうしたら吾輩も挨拶を返してしんぜよう」みたいな感じだな。でも本来は自分から笑顔を見せるのがいい。英語圏ではいい人間関係を作るコツは、めちゃめちゃ上手な英語力ではなく、Hi!といいながら満面の笑顔の方が大事。笑顔は相手の心のガードを下げるんだ。黒坂は講演に呼ばれて登壇したり、自分でセミナーを開催するけど過去に無料で開催した時に参加者のおじさんが腕組んでムスッとしてこちらを見下ろすような感じで来られたことがあった。「キミィ、面白いと噂だけどどれオレサマが評価してやるから話せよおら」みたいな感覚で、セミナー終了後はその感覚通り結構あれこれダメだしをされた経験があってよく話を聞くとそもそもセミナーに興味があって参加したのではないようだった。それ以降、無料でセミナーすると本気の人以外も参加してしまうので有料でしかやらないことにした。自分がセミナーをする時は笑顔で聞いてくれたり、頷いてくれる人を見ながら、その人を喜ばせようという感じでやってる。笑顔は心のガードを下げる力がある。
今回は以上だ。この本はハッとさせられる言葉に溢れていた。自分自身、昔から年を取ることに恐怖があって20代の時は40代以降って頭はボケて体力もなく、ゾンビみたいになってしまうんじゃないかと想像して震え上がっていた。40代以降は楽しいことなんてなにもないのだと。だからやりたいことを20代まででやり尽くして、40代以降細く長くひっそりと目立たず省エネで生きていこうと思ってた。でもなってみて分かった。40代以降は最高に仕事や勉強に向いてる。人生経験も積んでいいことも悪いこともわかる状態なので、自分の欲求に従ってやりたいことはワガママに楽しみ尽くすことができる年齢、それが40代なのだと。もしもこの動画を見て少しでもあなたが英語の勉強を今からでも遅くない。むしろここから盛り上げていく!という気持ちになってくれたら嬉しい。最後まで聞いてくれてアザス。ほなまた。
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