オレだ。
大手の英語スクールだと、絶対にありえないと思うけど
黒坂がやっている英語多読スクールでは、
入会してもらいたくない人は入会をお断りすることがあるんだ。
「テメエこのクズ野郎! 上から目線でケシカラン!」
と瞬間湯沸かし器な人もいると思う。
その気持ちは分かる、けど待ってくれ。
オレにも言い分があって、「その人を嫌いだから」というより、
「入会させると相手が不幸になるから」という意味合いもあるんだ。
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
この記事でオレが話したい内容は、
・世の中には英語多読に向かないタイプの人もいる。
・なぜ、入会をお断りするというクレイジーなことをするのか?
こうしたことをすべて語っていく。
この記事はネットでテキトーにググって出てきた情報を寄せ集めたのではなく、
オレ自身が現役英語ユーザーとして体験談やデータを交えた一次情報なので割と有益だと思うよ。
目次
入会をお断りするクレイジーな理由
従業員が1億人くらいいる大手スクールと違って、
うちみたいに、集客、事務処理、制作、サポートまで
すべて一人だけでやっているところに
メチャメチャ手がかかる人が入ってしまうと、
他の受講生さんのサポートにも影響してしまうんだ。
そしてこれはオレサイドの事情だけど、
もう1つは入会するその人のためでもある。
せっかくお金をかけて入会していただいても、
「ああ、この人は成功できないな」
そうハッキリと感じられた場合は、
相手のお金と時間をムダにさせないためにも
ハッキリとお断りしているんだ。
そりゃ、入会してくれればオレにはお金が入るし、
キレイゴト抜きでいえば、これはビジネスであり、
お金のためにやっているのは否定しない。
けど、目先のお金のためだけにうまくいかない人まで無理に入会させて、
お金だけもぎ取っていくスタイルはしたくないんだ。
オレがビジネスで英語を教えている理由は、
「サポート頂いた結果、うまくいきました!」
「おかげで英語力身につきました!」
という感謝の声を集めたくてやってる部分がかなり大きい。
オレは感謝されないビジネスは、たとえ儲かるとしてもやりたくないんだ。
たとえば部屋の壁にボタンが生えてきて、それを押すと1万円札が出るという
摩訶不思議アドベンチャーなボタンがあったとしよう。
あなたは押すだろうか?
そら、オレだって最初の頃は押す、多分連打するw
だけど、そんなもんつまらなすぎてすぐ飽きて押さなくなるだろう。そゆこと。
つまらなくても儲かればいいというなら、資産運用だけで十分。
オレにとってビジネスは、楽しくて感謝されないとやる意味がないんだ。
ちな、あのリッツカールトンホテルだって、
お客さんをメチャメチャ選んでいることで有名なんで見ておいてw
リッツカールトンホテルは、「お客様は紳士と淑女であれ」と言っている。入り口をあえて狭めに作っているのも、お客さんを絞り込みの現れ。
「こっちはお金払ってる客だよ」ってクレーマーな態度の人は求めてないということ。
お客さん側にも作法が求められることを、忘れてはいけない。 pic.twitter.com/OzC1UnJCgU
— 黒坂 岳央@英語多読講師・経営者・作家 (@takeokurosaka) August 21, 2021
…じゃ、ここからは具体的にどういう人をお断りしているのか?
それについて話していこう。
決断力がない人は成功しない
過去に英語多読に入会相談のメールが来て、最終的に入会を決意するまで
1ヶ月以上数え切れないほど悩みや相談を送られ、迷いに迷っていた男性がいる。
オレは頑張って返信を続け、最終的に
「入会を決意しました!」と言われたけどこの方はお断りした。
オレはあまりにも決断力がない人はお断りしてる。
なぜってシンプルにそういう人はたとえ入会しても成功できないからな。
もちろん、入会前に迷うことはあると思うし、そういう時は気軽に相談してくれ。
オレもちゃんと真摯に相談に応じる。
だけどものには限度がある。
1ヶ月以上ウジウジと細かすぎることに悩む人は何事も大成できない。
英語の勉強は明確にやりたいことを自分で決めて、
英語で人生をより豊かにしたい、という強い動機がないと絶対に成功できない。
言っておくが英語の勉強をする上でも、決断力はいるんだ。
英検やTOEICを受験するタイミングの決断とか、
英語力を活かせる転職先を探すとかな。
決断力がないなら、そういう時に良い判断ができない。
結局、英語力も英語を活かせる仕事に手に入らないと思ってる。
決断力がない人は英語をやっても成功しないので、
お寺の滝に打たれて修行するところからやり直してくれ。
疑い深い人は成功しない
世の中には疑い深い人もいて、過剰な人はお断りさせてもらってる。
実例で言えば、女性でYouTubeやブログを見て、
多読に興味を持って問い合わせをくれた方がいた。
「良さそうだけど、オンラインだけで完結するのが不安。
ちゃんと対面で教わったり、一度お会いしてみないと騙されないか心配」
というんだ。また、
「多読についてこうおっしゃっておられましたけど、
本当に信用して大丈夫でしょうか?」
みたいにドエライ警戒されてしまったんだw
「絶対に騙されたくない」という気持ちはわからなくもない。
世の中、たしかに胡散臭い商売をするやつが多すぎるからなw
もしかしたらその人からすると、
オレも怪しいオッサンに見えているのかもしれない。
別に怪しいと感じる気持ちは否定しないよw
けど、あまりに警戒しすぎる人は逆の視点を持ってほしいんだ。
「オンラインだけでなく、リアルでフォローしてほしい」
というのは、地方に住んでるオレにはかなり無茶なオファーをしている話だし、
「お前を信用していいか?」
と言われるけど、逆にオレからするとそんな疑い深い人を受講生に迎えてしまったら、
入会後にあれやこれやと細かくクレームつけられないか不安でお断りしたくなるんよ。
そして疑い深さというのは、あらゆる場面で発揮される。
英語多読をやっている時に、少しでも思うようにいかなければ
「自分はこの人に騙されているのではないか?」
「本当にこのメソッドでいいのか?」
と疑心暗鬼になる。
ひぐらしのなく頃にに例えるなら、雛見沢症候群を発症した状態だ。
そんな状態で長期間に渡ってコツコツ勉強なんてできるはずないんだ。
もちろん、普通に勉強していて誰しも、
不安や先行き不透明さに襲われることはあるしそれは否定しない。
オレは受講生さんのサポートをするのが仕事なので、
受講生さんの不安や問題を取り除くことに日々頑張っているんだ。
だけど、問題解決のためのQ&Aや解説動画を載せているのに、
「心配だ心配だ」と言われ続けると、
さすがに他の受講生さんへのサポートに悪影響するし、
そういう人は確実に伸び悩むのは分かりきっている。
なので悪いけどお断りさせてもらう。サーセン。
ネガティブすぎる人は成功しない
人は誰しも、心の奥底に闇を抱えて生きている。
といっても、死神のTシャツを着てるとか、
闇属性とかそういう中二病的な話ではなくて、ネガティブ思考ってこと。
多少、ネガティブな思考に襲われることは否定しない。
オレもネガティブな気持ちになることはある。
だけど、それが手に負えないレベルの過剰な場合だと、
入会をお断りするようにしているんだ。
過去にネガティブな人を入れてしまったことで、スゲー困ったことがあったんだ。
その方は口から出る言葉が、とにかくネガティブで
「思うように暗記できないから、腹が立つからテキストを破って投げつけた」
「自分はきっと生まれた時から不幸になる呪いを受けていて、一生成功しないことが最初から決まっている」
みたいなことを言い続けていた。
最初はオレも頑張って「前向きな思考に切り替えた方がいい」と諭していた。
けど、受講生さん限定のグループコンサルティングの場で、
他の人を不快にさせる発言を連発したので出禁にさせてもらった。
後日、「ああいう頑張っている人が集まる場で、
努力する人を不安にさせることはしないで」と厳しく伝えたけど、
本人には何が悪いのか、まったく理解してもらえなかった。
それ以降、同じような闇属性の持ち主は、
他の受講生さんに悪影響になるので入会をお断りするようにしているんだ。
<関連記事>その人はこの記事にも登場した。反面教師にしたい方はどぞ。
↓
個人的にネガティブすぎる人の問題点としては
感謝を感じる気持ちが足りない点だと思ってる。
英語学習と感謝は何も関係ないように思えるけど、そんなことはないからな?
たとえば英単語を1ヶ月1000語覚えた時に、感謝が感じられる人なら、
「やったー!1ヶ月で随分と力を付けたぞ!この調子で頑張ろう」という人もいるし、
「ダメだ。最終的に5000語覚えないとダメなのに、こんなペースじゃいつまでも終わらない」
とか言い出す人にわかれる。そういう人は5000語覚えても
「いやいや、まだまだ英文法もあるし先が思いやられる」みたいにうじうじ言い始める。
申し訳ないけど、ネガティブすぎる人は英語学習の前に感謝の気持ちを持つためにも、
道徳の教科書でごんぎつねを読み直してきてほしい。
思考がネガティブだと、人生をポジティブにする英語学習で成功することは無理ゲーだろう。
基本的には頑張りたいという人はウェルカム、こちらも精一杯応援をしたい。
けど、入会してもらっても成果が出ないことが明白だと
こちらはお金をもらって挫折する人を作ってしまうだけなんでお断りさせてもらう。
ビジネスというのは、お金と商品、サービスを交換する行為と考えていて、
こちらはお金を受け取ったら、相手に成果を出してもらう責任が生じる。
それができないことが明確にわかる場合はお断りをしてるって話なんだ。
参考にならないかもしれないけど、面白いと感じたら幸い。
コメントを残す