「もう40代、50代だけどやっぱり英語を諦めきれない」
「中高年からの英語やり直しだけど、絶対に成功する方法を知りたい」
毎日、このようなお問い合わせを大型タンカーでンジャメナから届いている。今回は英語力をゼロスタートから、ビジネスレベルまで確実にブチ上げていく超具体的な英語の学習戦略を解説したい。この動画チャンネルの視聴者のほとんどが40-50代で、黒坂が指導している英語多読のスクール受講生もこの年代が一番多い。つまり、黒坂は誰よりもこの年代の英語指導のプロだと自分でも思ってる。40-50代の英語学習初心者をたくさん指導してきて、彼らがぶつかる英語学習の壁や悩みは知り尽くした黒坂がその知識と経験を活かして、動画を見るだけで何をどうしたらいいのかが分かるようにした。40-50代からの英語学習者は若い人と比べて何を気をつけるべきか?長期的に勉強を継続する上で挫折しないようにするには?巷で言われる一撃でペラペラ1ヶ月でペラペラみたいな非現実的な詐欺話ではなく、現実的かつ具体的に何をどの順番でどうやって勉強すればいいか?このあたりの話を全部正直に解説したのがこの動画だ。正直、この動画はマジで有料級のものだと思う。だから今見ているあなたも鼻くそほじりながらではなく、真剣に聞いてほしい。
今回の動画は次のような構成になってる。
40-50代の英語学習戦略
英語4技能をどの順番で勉強するか?
1.英単語
2.英熟語
3.英文法
4.リーディング
5.リスニング
6.ライティング
7.スピーキング
では1つずつ解説しよう。
目次
40-50代の英語学習戦略
まずは英語学習の戦略を解説していこう。最初から「このテキストを使ってこうやって勉強して~」と具体的な話をしても、「いや待て。なんでこのテキストなの?あっちのがいいんじゃないの?」とか「え?最初に英単語の勉強?最終目標の英会話を最後にやるのはなぜ?」みたいに視聴者側は納得できない。あなたがこれまで英語の勉強を何度挑戦しても途中で挫折していたのは、まさしくこの迷いが原因で「本当にこのまま自分は頑張って成功できるのだろうか?」と疑いの気持ちが生まれていたから放り出していたんだ。だから最初は戦略を話す。戦略を理解できればあなたは「なるほど。だからこのテキストを使ってこの順番でこのくらいの分量をやればいいのか!」となる。そうすればいざ走り始めても迷いはなくなるので、ドンドン快適に進む。快適に進むから挫折しない。挫折しないから継続し、継続するから伸びていく。もうわかったな?面倒くさがらずにまずは黙って戦略を聞いてくれ。
この章で話すことは次の通りだ。
ゴールはビジネス英語レベル
毎日2-3時間勉強
では順番に解説していく。
ゴールはビジネス英語レベル
まずはゴールを明確にしよう。ここが不明確だと話にならない。「海外旅行の時に店員さんに堂々と英語で挨拶をしたい」と「友達にペラペラ英会話披露してドヤりたい」と「在宅翻訳家になって、会社辞めてマイペースに働きたい」というのとでは目指す英語力レベルが全然違うからな。さて、結論的にあなたはビジネス英語レベルを目指すべきなんだ。「ええっ!?黒坂さん、そんな大それた目標を、鼻くそレベルの英語力しかない自分が目指していいんでしょうか?」聞こえてきたぞ、そんな声が。なぜビジネス英語レベルなのか?その根拠をここから話す。
まず、40-50代だと今からワーキングホリデーにでかけたり、憧れのサンタクロースに会うために冬のフィンランドにいっちゃうぞー!みたいなふわふわパンケーキみたいな目標では頑張れない。この年代の多くは会社で働いていたり、子育てで忙しい人がほとんどだ。そういう人にとって英語を学びたいという動機は「一日でも早く英語を仕事で活用する」、間違いなくこれが一番本気になれる動機で間違いない。会社員、子育て主婦がビジネス英語レベルを身に着けたら、転職、昇進、在宅ワークなど英語を仕事で使うチャンスをゲットできる。そうなれば間違いなく人生が変わる。いや、人生を変えるために英語をやれ。
「いやいや、やっぱり自分みたいな初心者にビジネス英語なんてムリポ」と思わないでほしい。「ビジネス英語レベルは難しい」と多くの人が勘違いしているけど、ハッキリいってビジネス英語レベルはあなたが考えているほど難しくない。もちろん、上を目指せばキリはないけど、個人的に英検準1級合格レベル、もしくはTOEIC800点以上取れれば、英語で仕事をする入り口に立てる。そうなれば後は、英語で小さな仕事を経験しながらさらに英語力をブラッシュアップすればいい。給料をもらいながら英語力を高めていけば、「英語を学ぶ」から「英語で稼ぐ」に変わる。一日も早くこの段階を目指してくれ。その逆にネイティブのアメリカ人同士の会話に参加するとか、ハリウッド映画やTEDトーク動画のどれを見ても字幕無しで完璧に理解できるネイティブレベルは結構難しいし時間がそれなりにかかる。さらに、これらはあんまり実用性がないから、辛くなっても踏ん張って頑張れない。いいな?あなたが目指すべきはビジネス英語一択だ。異論は認めない。気になる学習にかかる期間だけど、過去の受講生を見てきてビジネス英語レベルまでは早い人で1年、ほとんどは2年位かかると思ってくれ。逆に言えば、マンツーマンコースの受講生でいえば2年以上かけてもビジネス英語レベルに到達しなかったのは一人もいないので、2年きっちりやれればあなたも到達できると断言する。
毎日2-3時間勉強
次は毎日2時間、可能なら3時間勉強する時間を確保してくれということだ。え?忙しいって?そんなことはもう知ってる。その上で確保しろって話だ。できないかもーじゃない、甘ったれんな死ぬ気で確保するんだよ。
「時間がない」という人のほとんどは、今の生活を崩さずにさらに英語の勉強をしようと考えてる。甘えんな捨てるんだよ。会社のクソしょうもない飲み会とか、友達と遊ぶとか、趣味でBBQいくとかそういうのは全部やめろ。そして朝早く起きて出勤前に勉強、通勤電車内で勉強、職場の休憩時間に勉強。時間をかき集めれば、どんな人でも大体2時間は作れるはずだ。
忙しい40-50代の時間の作り方については、過去の動画で死ぬほど具体的に解説してるからこちらを見てくれ。
【限りある時間の使い方】忙しくて英語の勉強時間がない社会人へ|今すぐやれる自分に変身!
時々言われるのは「黒坂さん、自分は忙しくてどうしても30分くらいしかないけど、できませんか?」みたいな話だ。ごめん、ムリポ。自分は超能力者じゃないから、できることとできないことがある。30分しか時間がない人は成功させられない。まずは一日2時間前後の時間を作れる状態になってから戻ってきて。
英語4技能をどの順番で勉強するか?
さて、次は英語4技能をどの順番で勉強するか?について解説していく。
あなたが英語力ゼロからビジネス英語レベルに行くまでには、これらのスキルを身に着けてくれ。英単語、英熟語、英文法、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング。そして身につける順番は今並べたとおりにやるんだ。「あれ?英会話スクールでは日本人はインプットばかりで、アウトプットをやらないから会話ができない!とにかく英会話実践訓練をやりましょう!っていってるけど?」みたいな感覚を覚えた人は、そろそろ目を覚ませ。英会話スクールが言ったこの台詞の本音を4文字に翻訳してやる。「金くれ」だ。これはもう散々、過去動画で語り尽くしてるけどアウトプットとはインプットしたことを出す練習のこと。出すものがなければ何もできない。当たり前。人の心を動かす雄弁なトークができる人は、ものすごいインプットをしてる人だけ。勉強したことない人にトークの練習だけさせてもスカスカ、グダグダのトークになるだけ。日本人はアウトプット以前に英語のインプットがほぼゼロ。だからアウトプットはもちろん、インプット「も」まったくできない。もう目を覚ませ。あなたがアウトプットできないのはインプットしてないからだ。とにかくインプットを先にしろって話。英会話学校のマーケティングに乗せられるな。あなたの周囲にオンライン英会話、語学留学で実践訓練だけをして英語上級者になった人、一人でもいる?それが答え。状況証拠はどんなロジカルな説明より説得力がある。
話を戻す。英語はまず英単語からやれ。なぜか?同じ英語の基礎である英熟語や英文法を学ぶにも、英単語力がいるから。英熟語は英単語の組み合わせだよな?たとえばfor the first time はじめて、という英熟語を理解するにはfirstもtimeも意味を知っておく必要がある。だからその前に英単語の勉強をしないと英熟語ができない。じゃあ英文法は?英文法の英単語の知識がいる。英文法は日本語のだけでなく、短い英語センテンスが書いてあってそれに対して「このtoは不定詞で~」みたいに解説されてるよな?つまり、英文法を学ぶ上でも最低限の英単語力が必要。結論、まずやるべきはとにかく英単語、これがないと文字通り話にならない。次は英熟語。その理由は英文法を勉強する上では英単語も英熟語「も」いるから。英単語、英熟語、英文法を学んだら英語の基礎が完成する。家の建設でたとえると、ようやく土台ができた状態だ。土台の上に住むための家を建てていこう。次にやるのはリーディング、つまり多読だ。なぜか?それは英語4技能でリーディングが一番簡単だから。リーディングは自分のペースでじっくり読める。簡単な部分は飛ばして難しい部分は時間をかけられる。リスニングはネイティブの読み上げ速度で強制的に進む上に、音だから聞いた瞬間消える。書いてる単語と音はかなり違うので、見て分かる単語も聞くと分からないことは多い。ライティングとスピーキングは言わずもがな、アウトプットなのでまずインプットができないとお話にならない。ということで、一番簡単なリーディングをしっかりやっていこう。リーディングをしっかり続ければ、徐々に正確にそして速く読めるようになる。この状態を作ることで、イチイチ日本語を介さず英語を英語のまま理解できる英語脳が育つ。スピーディーかつ正確に英語を理解できる状態を作ったら、次はリスニングをする。これで目と耳、両方から英語が理解できる状態を作れる。インプットの完成度を高めたらその後はライティングを訓練。ライティングをスピーキングより先にやる理由は、簡単だから。ライティングは発音を気にする必要がなく、自分のペースでかける。また、マイクロソフトwordやGoogleドキュメントを使えば、間違っていたら指摘してくれるので自分で改善できる。そして最後にスピーキングだ。スピーキングは口から瞬間的に英作文をするようなものなので、ここまでの訓練がしっかりできていればやればやるほどドンドン伸びていく。これで英語4技能が全部揃う。
戦略としては以上だ。おそらく今の話を聞いたあなたは「メチャメチャ具体的だけど、世間でおすすめされているものとかなり順番が違う気がする。本当にテメエのおすすめでうまくいくのか?」と疑っているかもしれない。でも大丈夫。このやり方で成功できると断言できる。その根拠を晒しておくと、自分自身がこの順番で英語力を独学で身につけたということと、自分のスクールの受講生さんも英語力ゼロから50代、60代で英検準1級、1級に合格、それからTOEIC800点、900点超えたり、英語で仕事をしたり海外移住したりと成果を出してもらっているから安心してくれ。それでも疑う人はいると思うので、改ざん不可能な合格証書やスコアなどの証拠画像付きで、実績をTwitterで紹介しているのでよかったら概要欄から見てくれ。他にも成功した受講生に動画に出演して、英検1級合格、TOEIC900点オーバーをもぎ取って流暢な英語力を披露してもらっているのでそれ見て。実績を出した過去のスクール受講生の先輩方はこれで成功してる。
【英語多読スクール受講生の実績】
オンラインスクールの受講生のこれまでの実績を投稿していきます。全部は掲載しきれないので一部だけ。— 黒坂 岳央@本業:主夫|趣味:仕事とゲーム (@takeokurosaka) August 15, 2022
では次の章からはいよいよ、具体的に勉強法を解説していく。次からの話が一番重要度が高いので絶対に飛ばし見をせず真剣に聞いてくれると嬉しい。ではいく。
1.英単語
まずは英単語の暗記からスタートしよう。「中学英語の基礎レベルもありませんが大丈夫でしょうか?」「英文法の知識ゼロでもできますか?」という声が聞こえて来そうだなw だけど大丈夫、結論1ミリも心配しなくていい。問題なくできる。というのも英単語の暗記に英文法の知識は要らないし、応用力も不要。とはいえ、無味乾燥にやっても頭に入らない。技術的に効率的な勉強法を解説していく。
使用するテキストは速読英単語必修編だ。いわゆる速単シリーズには中学編とか上級編があるけど、それを使うとかえって非効率になるので使用するのは必修編一択。理由は長くなるので過去動画を見てくれ。
新品で速読英単語必修編を買ってきたら、まずやることは開拓という作業だ。簡単にいうと辞書を持ち歩かなくても、イチイチ調べなくてもテキスト1冊だけでどこでも勉強できるように書き込んでカスタマイズしましょうということ。ここからの話は過去動画で死ぬほど具体的に解説してるので、そっちを見てくれ。今回は簡単に流れだけ話す。
不明な英単語やフレーズがあれば、事前に調べて書き込んでおけばいい。書き込みが完了したら、そのテキストを反復リーディングをしよう。とはいっても考えなしにひたすら読むだけでなく、テクニカルに進めていく。英文を理解しよう、英文法的に解釈しようということはせず、とにかく英単語を見る→日本語の意味を見るということを繰り返すだけ。英単語を思い出せなくても、5秒、10秒思い出せなかったらすぐ答えを見る。これをひたすら繰り返す。速読英単語必修編は70章あるので、1-5章までを3回反復リーディング、終わったら6-10章を3回反復リーディング。それが終わったら1-10章まで2回反復リーディング。合計5回反復リーディングが終わったら次は11-15章まで、みたいに短く刻みながらトータルすべての章を7-8割暗記できるくらいまでやる。反復回数は人によって違うけど、自分は20周くらいはした。20周というと背筋が寒くなった人もいるかもしれないけど、スピーディーにこなせば1章あたり10分とか長くても20分くらいで終わるから、実際にはそんなに時間はかからない。反復リーディングで大事なのは時間ではなく、回数。とにかくスピーディーにガンガン回数を重ねていく。人間の脳は何度もインプットされる情報に対して「これは重要な情報だから長期記憶の倉庫に入れよう」と判断される。これには年齢は関係ない。スクール受講生には最年長70歳以上の方もいるけど、しっかり暗記しながら進めている。記憶力とか年齢に関係なく誰でも確実に暗記できる。そして反復リーディングをする時は声を出して音読せず、黙読リーディングを心がけてくれ。今の話はこちらの動画を参考にしてくれ。
【最強の効率暗記法】最短で英単語や英文法を覚えられる勉強法のやり方 | 英検・TOEIC対策 | ノートに書く、音読は?
英単語を黙読で反復リーディングをしたら、次はテキストを開いて黙読の反復リーディングをしながらリスニングをしよう。こうすることで目と耳の両方からインプットするのでより深く英単語を覚えられるだろう。仕上げにシャドウイングをすればさらに効果的だ。
2.英熟語
英単語の暗記ができたら、次は英熟語の暗記だ。使用するテキストは速読英熟語を勧めたい。やり方は基本的に速読英単語と同じで、開拓と反復リーディングをやることで暗記しよう。これまでの英語の指導経験上、英単語の暗記は得意でも英熟語は苦手という人は多い傾向にある。たしかに英熟語は覚えにくいものも結構ある。そこで最近おすすめしているのは、速読英熟語を使って勉強した上でどうしても覚えにくい英熟語については「英熟語図鑑」というテキストを併用することを勧めたい。ここでの注意点としてはあくまで、この英熟語図鑑は速読英熟語を使って勉強した上でどうしても覚えにくいものにだけ、辞書的に調べて脳の記憶の奥底にブチ込むという使い方だ。間違っても、最初の1冊目に英熟語図鑑を使うということはやめてクレメンス。なぜそうなのか?また英熟語図鑑の使い方についてはこちらの過去動画を参照してくれ。
英熟語図鑑の効果的な使い方完全解説(音声無料ダウンロード付き/語数)【初心者レベル~大学受験まで】
そして英熟語を勉強始めたら、その傍らですでに暗記度を7-8割に引き上げた英単語の復習もしよう。目安の割合は英熟語の勉強8割、英単語の復習1-2割という感じ。これで英熟語の勉強をしながら、英単語を忘れてしまうことを防止できるんだ。英熟語の暗記が7-8割になったら次は英文法をやろう。
3.英文法
次は英文法だ。英文法の勉強に9割の時間を使いながら、これまでやった英単語と英熟語の復習にも1割の時間を使って忘れないようにしてくれ。
さて、英文法の勉強は「エバーグリーン」と「大学受験スーパーゼミ 全解説 頻出英文法・語法問題 1000」。もし可能なら、「文法の基礎力を身につけるトレーニング (「総合英語Evergreen」完全準拠文法問題集) 」の3冊を準備してくれ。英文法の勉強の流れは、1.まずは英文法書のエバーグリーンを何度も通読して全体像を頭に入れる。2.エバーグリーン準拠問題集を解いて理解を深める。3.仕上げに頻出英文法・語法問題 1000を何度も解く。という流れで取り組んでくれ。そして注意してもらいたいのは、これまではとにかく暗記力で英単語と英熟語を突破してきたけど、ここからは意識を切り替えて理解を高めるように取り組んでほしいんだ。英文法は暗記する箇所もあるけど、大部分は理解が必要になる。そのためには、1.英文法書で理屈を学ぶ。2.問題を解いて知っている→分かるに変える。このステップをしつこく反復して理解を深めてくれ。
そして注意点として、仕上げは完璧でも雑でもダメだということ。8割主義で行こう。理由を解説する。英文法はボリュームが多いので、勉強には時間がかかる。だから人によっては雑に進めて雑に終わらせようとしてしまいがちだ。でもこれをやるとこの先のリーディングやリスニングをやる時に、英文法不足で分からなくなって結局この先で足を引っ張られる。だから雑にするな。丁寧にやれ。そして完璧も目指さなくていい。英文法はどれだけ勉強しても最後は活きた英文や英会話の中で仕上げるしかない。理屈だけ頭に入っても、実際の英語文脈の中で理解度を高めるのが一番だ。だから8割終わったら英文法のお勉強をやめて、実践的なインプット訓練に移ろう。英単語、英熟語、英文法が終わったこの時点で、あなたは語彙力が4100語、英文法力がある状態だ。理屈の上では英単語さえわかれば、あらゆる英文を読める土台ができている。次にやるべきはリーディングだ。
4.リーディング
ステップ1-3まで終わったら、リーディングに移ろう。この時点で英検2級の過去問で語彙問題とリーディング問題を解いてみてくれ。時間は無制限、過去問は英検公式サイトから無料ダウンロードして印刷すればゼロ円でできる。最初は半分も取れないかもしれないけど、これまで勉強した知識が8割完成していたら何度も解けば、9割は丸が付く状態を作れる。そしてこの時点で英文法や英単語、英熟語の知識の穴に気づくことができるから、必要に応じて復習をしておこう。
そして次は英検準1級合格を目指して勉強をスタートしてくれ。なぜなら英検準1級はビジネス英語レベルの入り口に相当するものであり、合格できればTOEICで800点以上、少なく見積もっても700点後半は確実に取れる実力になる。英検準1級のリーディング問題は、海外の雑誌やニュース記事から抜粋されているものもあるので、問題を解く過程で将来的に英語ニュースや英字新聞、英語雑誌を読む訓練になるんだ。しかも日本語訳つき、丁寧な解説もついてくる。やるしかない。使うテキストは文で覚える単熟語、略して文単と英検でる順パス単、略してパス単。それから英検準1級過去問の3冊だ。今紹介した順番にやっていこう。詳細は過去動画を見てくれ。
まずは文単。やることは基本的に速読英単語と速読英熟語と同じ。開拓と反復リーディングをする。英語長文を通じて英単語と英熟語を覚えたら、次にパス単でその暗記度を定着させ、最後に過去問で実践問題を解きながらさらに語彙力を強化しよう。この作業をすることで、語彙力は8000語前後にまで高まる上に、英語長文を大量に読むことになるリーディングの訓練になる。ちなみにリーディング力は「精読→速読→多読」というステップを刻むというイメージを持ってくれ。精読とは精密に読むこと。当たり前だけど、ゆっくり丁寧に読んでもわからないものは速く読めない。まずはどんな英文も正確に読める下地を作るために、不明な単語は都度調べ文構造がわからなければ英文法書を見直して精読をしよう。ゆっくり丁寧に英語を英語のまま読める状態を作ったら、後は分量を増やしていく。そうすれば自然に正確に速く読める状態になり、多読であらゆる分野の英語をスイスイ読める状態になっていく。今のステップはこの動画がおすすめだ。
正直、英検準1級レベルのリーディングを訓練すれば、英字新聞や英語のウェブニュースも英語のまま読んで理解できるようになる。そのための素材に英検準1級はものすごくおすすめしたい。
5.リスニング
英検準1級レベルの英語リーディングを鍛えたら、次はリスニングをやろう。最初に言った通り、リスニングはリーディングより難しい。だからまずリーディングができる状態を作ってから、リスニングをするというのは効率的なんだ。英語学習者がリスニングできない理由は2つしかない。1.音が聞けてない。2.話す速度に理解が追いつかない。そして90%以上の原因が2なんだけど、ほとんどの英語学習者は「自分がリスニングできないのは英語の音を理解できていないからだ」と大量のリスニングをやらかしてしまう。やめろ。意味がない。あなたがやるべきはリスニング速度にリアルタイムに追いついて分かる英語脳を作る必要があるんだ。そのためにはやたらとリスニングをやり散らかすより、とにかくスピーディーにリーディングできる状態を作ってくれ。今の話はこちらの動画がおすすめだ。
リスニング力をアップするおすすめの素材は英検準1級過去問のリスニング問題だ。その他にも速読速超シリーズcoreとか、CNN News English、後はNHKラジオ英会話などがある。どれを使ってもいいけど、リスニングを頑張ってちゃんと成長していくためには「分からない箇所を放置しない」「同じ音源を繰り返し聞き、解説を丁寧に読んでしっかり理解する」ということなんだ。人間の脳は分からない情報を入れても、ノイズとして捨ててしまう。だから分からないまま100億時間聞いてもまったく意味がない。リスニングもリーディングと同じく、とにかく理解しながら進めていこう。
【多聴リスニング】CNN English Expressの効果的な使い方/勉強法の完全解説講座【英検/TOEIC対策/ネイティブ英語】
6.ライティング
ここまであなたは英語のインプットは完成した。読んでも聞いても英語を英語のまま理解できる状態だ。残されたタスクはアウトプット訓練、まずはライティングからスタートしよう。
ライティング、といっても闇雲にお気持ちをメモ書きに書いても伸びないし、そもそも「オイ待て、一体、何を書いたらええねん」と絶望してウルトラハイパー真空投げで放り出すことになる。書くのが難しいと感じる理由の99%は書く目的がないからなんだ。だったら書く目的を作りましょうよという話で、それが英検準1級のライティング問題を解いてくれってこと。英検準1級のライティング問題では「10代の若者はSNSを使うべきか?」とか「リモートワークはもっと広がるべき?」みたいな人によって意見が分かれることを書かされる。普段から自分の意見を出す訓練をしないと「そんなん知りまへんがな」しか言えなくなる。だから与えられたテーマについて、うんうんうなりながら頑張って書いていく訓練を積んでいけばいい。
ライティングの使用テキストは過去問の他には最短合格! 英検準1級 英作文問題完全制覇がおすすめだ。基本的に練習の流れは、1.自分でとにかく書いてみる。2.模範解答を見て、自分に足りない箇所を理解する。3.模範解答を意識してまた書く。これを繰り返すことで、徐々にしょぼかった英語ライティングが模範解答のレベルに近づいていくだろう。さらに詳しくどう勉強すればいいか?については過去動画を見てくれ。
7.スピーキング
最後にスピーキング訓練だ。ここまで勉強をしてきたことで、英語を英語のまま理解出来、さらに自分の意見を書く力がついていることになるよな?後はそれを口で出すことができれば、英語4技能は完成する。といっても、英会話スクールとかオンライン英会話で「昨日はよく眠れましたか?」とか「自己紹介して下さい」みたいなしょうもないことを喋り散らかしても、あなたが満足するように伸びない。あなたがやりたい英会話とは、自分が言いたい内容を即興で頭の中で英作文して組み立て、自分の口でペラペラ話す力、これだよな?これを鍛えるためにも、やっぱり英検準1級の問題はものすごく役に立つんだ。
英検準1級の二次試験では英語面接があって英語で状況説明をする試験と、自分の意見を問われる試験が出題される。自分の意見を言う訓練はすでに英語ライティングでやっているので、それを口で出す訓練をすればいい。英語の状況説明については、4コママンガを見て英語でナレーションしてみろゴルァという問題がでるので、型にはまった訓練をすることでどんな問題が出ても合格点を取れるだけのスピーキングが完成する。使用するテキストは英検準1級の過去問と、英検準1級 面接大特訓がおすすめだ。これをボロボロになるまで部屋で一人、練習しまくってくれ。練習の流れはライティングとほぼ同じだ。1.まずやってみる。2.模範解答を見る。3.模範解答を意識してまた自分でやってみる。これを繰り返すのみ。理想的には自分のスピーキングする音を録音することで、自分で聞いてみれば客観的に改善点が見えてくる。「発音がうまくできていないから、このフレーズを練習しよう」とか「言ってることが矛盾してたので気をつけよう」とかそんな感じ。これも詳しくは過去動画見て。
今回は以上だ。この動画で紹介した流れ、使用テキスト、完成度を意識して取り組んでもらえば、あなたが40代だろうが50代だろうが間違いなくビジネス英語レベルまで独学でたどり着ける。英語の勉強をする上で大事なのは、1.正しい勉強法で取り組む。2.勉強を継続する。この2つだけだ。あなたは今、1の正しい勉強法はしっかりわかった。迷いはない。後は継続するだけだ。一人で独学で長期的に英語の勉強を継続するコツは過去動画で解説しているので良かったら参考にしてみてくれ。クソ長い動画を最後まで見てくれてアザス。ほなまた。
コメントを残す